【R18】暴力戦士妹LV68がダンジョンボスの死に際の攻撃で永遠に目覚めない呪いをかけられた。僧侶兄LV23はこのチャンスに♡♡♡する

もう書かないって言ったよね?

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第3章

第88話⑦ピンチポイント②

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「では、出発は三日後だ。それまでは家で——」
「それは困ります」
「ちょっ⁉︎」

 勝手に出て来られると俺の方が困る。
 エルシアが荷台のカーテンを開けて出てきた。

「その服は研究所の方ですね。困るとはどういう意味ですか?」

 ほっ。でも、大丈夫みたいだ。エルシアが研究所の服に着替えている。
 普通にヨハネが荷台から出てきた制服女性として聞いている。

「実は死霊廃城はある期間だけ、特殊な現象が起こる事が報告されていまして。その期間を逃すと次がいつ起こるか分からないのです」
「つまりそれが今という事ですか?」
「はい、次が数カ月になるか数年後になるか、今回を逃すわけにはいかないのです」

 真剣な顔で話しているけど、絶対に嘘だと思う。
 本当だとしても、俺はもうお前を信用できない。

 家でのんびりする予定だったのに、急遽予定変更になってしまった。
 俺の愛馬とストロベリアス家の凛々しい馬に引かれた馬車二台で早速、死霊廃城に向かって出発した。

 俺が操術する馬車には妹とリラ、そして、エルシアが乗っている。
 あっちの広い豪華な馬車には、ヨハネとメイド二人が乗っている。
 エルシアにはあっちの豪華な馬車を勧めたが、俺とは離れたくないらしい。
「こちらの馬車でいいです」と断られてしまった。

 以前の俺なら可愛いヤツだと思ってしまっただろうけど、もう違う。
 妹とリラに俺が魅了されていると気づかせない為の監視だ。
 気づかれたら治療されてしまう。

「それにしても、どうして馬車に乗ってたんですか? 来るように言えば行きますよ」
「それは場所が場所だからです。S級ダンジョンだと聞いて、逃げ出す冒険者も多いですから」
「あー、確かに……」
「にゃあ⁉︎ に、逃げてないじゃない⁉︎」

 なんか楽しそうだ。荷台の中から楽しそうな会話が聞こえてくる。
 まあ、一人だけ楽しそうじゃない。リラの声が激しく動揺している。
 今回はモンスターの素材も落ちないから、素材回収拾いも出来ない。
 正真正銘の役立たずになる。

「くぅぅぅ! 属性武器があれば殴れるのに!」
「うーん、あれは高いから、お兄ちゃんの給料じゃ無理だよね。指輪もまだ買ってくれないし」
「はぅっ!」

 何故だろう。役立たずの矛先が急に俺に向いてきた。

「もしかして……あれと結婚しているんですか?」

 あれじゃない、俺だ。信じられないといった感じでエルシアが聞いている。

「ええ、まあ、なりゆきで仕方なく……」

 仕方なくってなんだよ。お前だって、ちょっとおっぱいデカくて、可愛いだけの女じゃないか。

「それは苦労していますね。ですが、今回の調査を無事に終わらせれば、研究所の所長から【研究所名誉冒険者】の称号が与えられます。特別報酬金以外にも、素材の買取り金額の上昇、貴重なアイテムの優先販売、色々な特権が与えられます。属性武器だけじゃなく、特別な指輪も手に入れる事が出来ますよ」
「おお! これは頑張らないと!」

 めちゃくちゃ大嘘だけど、これぐらい言わないとやる気が出ない。
 エルシアの嘘に妹とリラが喜んでいる。
 仕方ないので、指輪は俺が良いのを用意するしかない。
 妻を喜ばせるのは旦那の仕事だ。

 不気味な森を抜け、廃れた道を進み、険しい山道を進み、再び不気味な森に入った。
 この森を抜けた先にある山の中に、目指す死霊廃城は建っている。
 今日は遅いので、この森に泊まって、朝に出発だ。

「じゃあ、おやすみなさい」
「ええ、明日の為にゆっくり休んでください」

 フィリアとリラが馬車を降りて、豪華な馬車に向かった。
 寝るなら広い馬車が良い。もちろん、制服女性に気を使っているのもある。
 俺を見張りにこっちの馬車にはエルシアだけが寝ている。

「さて、俺も寝るとするか」

 影俺にエルシアの見張りを任せると、御者台を降りて、馬車から離れた場所にベッドを置いた。
 家を出発してから、数日。明日でこの旅も終わりだ。
 あとはのんびり冒険者をやって、息子か娘の世話を妻と一緒にやって暮らせばいい。

 まあ、妻が三人もいるから、子供も三人以上は確実だ。
 子育てが忙しすぎて、のんびり冒険者なんてやれないかもしれない。
 そう考えると、産まれる前にいっぱい稼がないといけないな。

「ふぅ。とりあえず今はのんびり休もう」

 先の事は分からないので、静かに目を閉じた。
 もちろん眠れないのは分かっている。影俺が荷台の中に入っていく。
 エルシアと今日もやるつもりだ。まったく羨ましい野朗だ。
 魅了さえなければ、俺が朝まで見張っているのに。

「すみません。ちょっといいですか?」
「ああ、何だ?」

 んっ。この声はクロウリアだ。
 影俺が返事をすると、カーテンを開けて、メイド二人が入ってきた。
 こんな時間に来るという事は、内緒の話でもあるのだろうか。

「私達もご一緒に楽しんでいいでしょうか?」
「なっ⁉︎」

 違った。メイド二人がスカートの端を両手で持ち上げて、パンティを見せている。
 夜の誘いに来たみたいだ。だったら、そっちじゃなくて、こっちに来てほしかった。
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