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第二章
第2話『沈没船調査』
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ウォルターは町から十分に離れた場所で、スキル『海洋探査』を発動しました。
探している物を生きてる人から死んでいる人、死んでいる人から骨董品と切り替えていきます。
年々、捜索範囲は町からどんどん離れています。
数年で町周辺の海中にあった人骨と骨董品は全て回収しました。
町の人達には感謝されましたが、ウォルターが本当に探しているのは母親だけです。
「同じ場所から人骨と骨董品の反応がある。事故死かな?」
ウォルターは反応があった場所まで泳いで行くと、そこからは一気に海底に向かって潜って行きます。
記憶の中の母親は指輪やアクセサリーは身に付けていませんでした。
この先には母親ではない誰かがいるのは分かっています。でも、その誰かを探している人がいるかもしれない。そう思って、ウォルターは暗い海底に向かって潜っていきました。
(通り過ぎるまで、少し待たないと……)
けれども、海の中には危険がいっぱいです。
サメや巨大イカなどの見るからに危険な生物や、毒を隠し持っている魚など、潜るだけでも命懸けです。
時折り、探している物を大型生物や危険生物に切り替えては、ウォルターは安全に潜り続けました。
スキル『潜水』のお陰で、水圧や呼吸に苦しむ事はないです。本来ならば見えない暗い海底も見る事が出来ます。一見万能なスキルのようですが、それでも弱点があります。
巨大で重過ぎる物はウォルターだけでは引き揚げる事が出来ないという事です。
どんなに沢山の金銀財宝が海底にあったとしても、一度に持って帰れるのは、背中に背負ってる袋に入る程度です。
水中を速く泳げる能力があるからといっても、身体能力が超人のように高くなった訳ではありません。
(見つけた。沈没船みたいだ)
海底の底まで降りたウォルターは、船の帆柱であるマストが無残に折れている大型船を見つけました。
ゆっくりと沈没船に近づいて行くと、入れそうな所を探します。
そして、甲板に空いている穴を見つけると、そこから船の内部に入って行きました。
不気味な沈没船の中をウォルターは平然と進んで行きます。
扉を開けては部屋の中に何か残っていないか探して行きます。
ウォルターは数百人の死にたて、腐りかけ、白骨化した人間を回収して来ました。
一目見ただけで吐いてしまう死体を何度も何度も見て、触って、回収しました。
そんなウォルターが沈没船というだけで怖いと思うはずがありません。
(ここが多分、一番偉い人の部屋だと思う)
大きな両開きの扉の前まで、ウォルターはやって来ました。
ここ以外の部屋は調べ終わっています。何も残っていませんでした。
そして、人骨と骨董品の反応はこの部屋からします。
船の船長が一人だけ残って、船と一緒に心中したみたいです。
ウォルターは左側の扉をゆっくりと押して部屋の中に入ると、椅子に座っている服を着た骸骨を発見しました。
(男物の服に剣か……この船の船長さんかな? 船の名前が分かればいいんだけど……)
背中に背負っていた袋の口を広げると、ウォルターは骸骨から服を脱がせていきます。
全ての服を脱がせ終わると、骨をバラバラにして、袋に入れていきます。最後に服を畳んで、ロープで縛りました。
最後に探し忘れている物がないか、自分の目とスキル『海洋探査』を使って調べました。
この船には他には何もないようです。ウォルターは左手に縛った服と剣を握ると、部屋を出て、甲板の穴から沈没船の外に出ました。
あとは海面まで浮上して、町に戻るだけです。
また、身元不明の墓が一つ増えたと、町の墓掘りに怒られるかもしれません。
探している物を生きてる人から死んでいる人、死んでいる人から骨董品と切り替えていきます。
年々、捜索範囲は町からどんどん離れています。
数年で町周辺の海中にあった人骨と骨董品は全て回収しました。
町の人達には感謝されましたが、ウォルターが本当に探しているのは母親だけです。
「同じ場所から人骨と骨董品の反応がある。事故死かな?」
ウォルターは反応があった場所まで泳いで行くと、そこからは一気に海底に向かって潜って行きます。
記憶の中の母親は指輪やアクセサリーは身に付けていませんでした。
この先には母親ではない誰かがいるのは分かっています。でも、その誰かを探している人がいるかもしれない。そう思って、ウォルターは暗い海底に向かって潜っていきました。
(通り過ぎるまで、少し待たないと……)
けれども、海の中には危険がいっぱいです。
サメや巨大イカなどの見るからに危険な生物や、毒を隠し持っている魚など、潜るだけでも命懸けです。
時折り、探している物を大型生物や危険生物に切り替えては、ウォルターは安全に潜り続けました。
スキル『潜水』のお陰で、水圧や呼吸に苦しむ事はないです。本来ならば見えない暗い海底も見る事が出来ます。一見万能なスキルのようですが、それでも弱点があります。
巨大で重過ぎる物はウォルターだけでは引き揚げる事が出来ないという事です。
どんなに沢山の金銀財宝が海底にあったとしても、一度に持って帰れるのは、背中に背負ってる袋に入る程度です。
水中を速く泳げる能力があるからといっても、身体能力が超人のように高くなった訳ではありません。
(見つけた。沈没船みたいだ)
海底の底まで降りたウォルターは、船の帆柱であるマストが無残に折れている大型船を見つけました。
ゆっくりと沈没船に近づいて行くと、入れそうな所を探します。
そして、甲板に空いている穴を見つけると、そこから船の内部に入って行きました。
不気味な沈没船の中をウォルターは平然と進んで行きます。
扉を開けては部屋の中に何か残っていないか探して行きます。
ウォルターは数百人の死にたて、腐りかけ、白骨化した人間を回収して来ました。
一目見ただけで吐いてしまう死体を何度も何度も見て、触って、回収しました。
そんなウォルターが沈没船というだけで怖いと思うはずがありません。
(ここが多分、一番偉い人の部屋だと思う)
大きな両開きの扉の前まで、ウォルターはやって来ました。
ここ以外の部屋は調べ終わっています。何も残っていませんでした。
そして、人骨と骨董品の反応はこの部屋からします。
船の船長が一人だけ残って、船と一緒に心中したみたいです。
ウォルターは左側の扉をゆっくりと押して部屋の中に入ると、椅子に座っている服を着た骸骨を発見しました。
(男物の服に剣か……この船の船長さんかな? 船の名前が分かればいいんだけど……)
背中に背負っていた袋の口を広げると、ウォルターは骸骨から服を脱がせていきます。
全ての服を脱がせ終わると、骨をバラバラにして、袋に入れていきます。最後に服を畳んで、ロープで縛りました。
最後に探し忘れている物がないか、自分の目とスキル『海洋探査』を使って調べました。
この船には他には何もないようです。ウォルターは左手に縛った服と剣を握ると、部屋を出て、甲板の穴から沈没船の外に出ました。
あとは海面まで浮上して、町に戻るだけです。
また、身元不明の墓が一つ増えたと、町の墓掘りに怒られるかもしれません。
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