64 / 112
第八章
第5話『聖剣の犠牲者』
しおりを挟む
「これで静かに話が出来る。プリシラ、お前は弟と違って、まともに挨拶が出来る人間だと、俺は信じているぞ」
「もちろんです。エウロスお兄様」
エウロスは下の階で痛みに唸っているフェイトの無事を確認すると、長い金色のポニーテールの美少女に、挨拶するように言いました。
名前を呼ばれたプリシラは、ウォルターの目の前まで、床の大穴を避けながら移動して行きます。
「初めまして、ウォルター兄様。それにディアナ王女様。ロムルス王国第一王女のプリシラです」
聖女を思わせるような綺麗な声で、プリシラは桃色のロングスカートの裾を摘んで、ミファリスを除いた二人に挨拶しました。大人びた身体付きは十三歳というよりも、十五歳ぐらいに見えます。
背はミファリスよりも少し高く、胸はミファリスよりも更に高いです。美しさは比べるまでもないです。
「どうだ? 美しいだろう?」
「ええ、本当に綺麗だと思います」
「ありがとうございます。ウォルター兄様がよろしければ、あとでお部屋で二人っきりでお話したいです」
「なっ⁉︎」
エウロスがプリシラに見惚れているウォルターに向かって聞きました。
ウォルターは素直に認めましたが、ミファリスは、その答えにも、プリシラにもご不満のようです。
それに自称とはいえ、プリシラはテミスの婚約者を勝手に名乗っています。
浮気者の自称婚約者を、エウロスも放っておく事は出来ないようです。
「おいおい、プリシラ。お前はテミスの婚約者じゃなかったのか? ウォルターに乗り換えるのか?」
「あら、そうだったんですか? テミス兄様とディアナ王女様が婚約すると聞いたのは、私の間違いだったのでしょうか?」
唇に手を当てて、可愛らしくプリシラは考え込んでいます。
好きな相手に別の女性が出来たので、潔く諦めたといった感じの表情をしています。
「いや、それは間違いない。だが、勝手に決められるのも、お前も嫌だろう。この際だ。どちらが優れた王女であり、婚約者になれるか競い合ってみればいい。もしかすると、テミスの考えも変わるかもしれん」
おそらく、それはないと知りながらも、エウロスはプリシラに、少しは対抗意識を持たせる為に言いました。
それでも、表情は沈んだまま変えずに、ウォルターをずっと見ています。
失恋したので、誰かに慰めて欲しいという露骨なアピールが凄いです。
「だったら、よろしいんですけど……ディアナ王女様、お手柔らかにお願いします」
「私はまだ婚約者じゃない。今日は話をしに来ただけだから」
「あら? そうだったんですね。では、まだ私にもチャンスはありそうですね。ごめんなさい、ウォルター兄様」
「いや、気にしなくていいから……」
ディアナの言葉を聞いて、プリシラは微笑むと、今度は申し訳なさそうにウォルターに謝りました。
まだ、可能性があったので、部屋に行くつもりはないという事です。
「最後に紹介するのは、トリシャ王妃だが、俺のようにトリシャと呼べばいい。そして、トリシャにはスキル『鍛える』を使って、ウォルターを期限内に強く出来るか試してもらう予定だ」
ウォルターはまだプリシラへの興味が残っていますが、エウロスは構わずにトリシャを紹介しました。
立ち去って行く金髪の美少女から、ウォルターは勇ましい雰囲気が漂っている王妃に目を移しました。
トリシャは栗色の胸元まで届くサラサラの髪に、緑色の瞳、整った顔立ちに引き締まった身体付き、形の良い胸元や臀部、スッキリしたお腹回りと、女性らしさをしっかりと主張しています。
服装は、白のビシィとした長袖シャツに赤色のベスト、長い青色のロングスカートを履いて、酒場にいる男勝りな女給のような感じがします。やっぱり能力と見た目は重視されたようです。
「よろしく、王妃のトリシャだ。ウォルターとそこの黒髪のちっこいのも、よかった鍛えてやる。容赦なく徹底的に鍛えてやるから、二週間以内に一つはスキルを習得しろ。出来なかったら殺す」
竹を割ったような清々しい声と性格でトリシャは言ってきました。
きっと、フェイトはトリシャの性格を色濃く受け継いでいます。
プリシラと違って、裏表が無さそうな性格は分かりやすいですが、地獄の特訓を受ける理由が分かりません。
「あのぉ……僕達を鍛えても、トリシャ様には得はないですよね? 何故、鍛えるんですか?」
「そんなのは決まっている。この国は能力絶対主義だ。子供は子供、親は親だ。お前達のスキルを強化できれば、私は王妃を続けられる約束をしている」
「なるほど。そんな約束をしているんですね」
ウォルターの質問に、トリシャは素直に答えてくれました。
けれども、習得できなかった場合は、殺すという言葉が急に現実味が帯びてきます。
「ウォルターさん! これは強くなるチャンスですよ! 目指せ、世界最強です!」
「えっ、そこまでの強さは必要ないから。何事も程々が一番だよ」
ウォルターは新スキルには興味はないですが、ミファリスはかなり興味があるようです。
一人で喜んでいます。
「まあ、深く考える必要はない。全ては俺が原因だ。俺の命はあと一年と半年程度しかない。今のうちに王位などの面倒ごとを解決したいだけだ。その為に集まってもらった」
そんな二人にエウロスは声をかけて来ました。
自己紹介が終わったので、これから細かい話をするみたいです。
けれども、いきなり死ぬとか、遺言とか、相続とかの細かい話は予想外でした。
「死ぬって……病気か、何かですか? だったら、あの薬を飲めば」
「——いや、あれでは治らない。そもそも病気でもない。剣聖のスキル持ちは二十歳までしか生きられない。そして、死ぬと同時に聖剣か、魔剣のどちらかに姿を変えるそうだ」
ウォルターは病気ならば、セレナが飲んだ薬と同じような物を作れば、助かると思いましたが、あれでは駄目なようです。
しかも、スキルが原因ならば、スキルを消すしかありません。けれども、そんな方法はないです。
つまりはどうする事も出来ないという事になります。
「そこで俺は聖剣の継承者を選ぶ事にした。多分、善良な俺ならば、聖剣になれるはずだ。俺の死後は予定通りに、国王はテミスにやってもらう。けれども、テミス一人に国を任せるのは不安だ。そこで、ここに集まった者達で聖剣の継承者を選ぶ事にした。つまりはテミスの補佐役だ」
トリシャとプリシラは最初から知っていたようです。驚いているのは、ウォルター達だけです。
善良なエウロスが聖剣になれるかは微妙ですが、聖剣を持つ者はエウロスと同等の力を使う事が出来るそうです。
そして、エウロスとテミスの計画では、賢者の死後も、聖剣があれば、国の武力を半永久的に維持する事が出来るそうです。
まるで、可能性だけの夢物語ですが、剣聖と賢者が考えた計画なので、それなりの説得力をウォルターは感じてしまいました。
「これが俺とテミスが考え出したロムルス王国の繁栄計画だ。その為には俺のような善良で才能ある人間に、聖剣を継承者してもらわなければならない。この中に候補者がいなければ、テミスとディアナ王女の子供か、未来の勇者コンラッド王子に頼むつもりだ。安心しろ。お前達には期待してないからな」
エウロスはペラペラと、一通り、ロムルス王国と自分の状況を説明すると満足したようです。
ウォルター達は辛抱して、エウロスの長々しい話を聞きましたが、結局は聖剣の継承者ではなく、大量の仕事を任せられる人間を強制的に選ぶ為の試験です。
明らかに不合格になった方が得ですが、その場合の対策も、しっかりとされているようです。
ウォルター、ディアナ、コンラッドの誰かが犠牲者にならなければなりません。
「もちろんです。エウロスお兄様」
エウロスは下の階で痛みに唸っているフェイトの無事を確認すると、長い金色のポニーテールの美少女に、挨拶するように言いました。
名前を呼ばれたプリシラは、ウォルターの目の前まで、床の大穴を避けながら移動して行きます。
「初めまして、ウォルター兄様。それにディアナ王女様。ロムルス王国第一王女のプリシラです」
聖女を思わせるような綺麗な声で、プリシラは桃色のロングスカートの裾を摘んで、ミファリスを除いた二人に挨拶しました。大人びた身体付きは十三歳というよりも、十五歳ぐらいに見えます。
背はミファリスよりも少し高く、胸はミファリスよりも更に高いです。美しさは比べるまでもないです。
「どうだ? 美しいだろう?」
「ええ、本当に綺麗だと思います」
「ありがとうございます。ウォルター兄様がよろしければ、あとでお部屋で二人っきりでお話したいです」
「なっ⁉︎」
エウロスがプリシラに見惚れているウォルターに向かって聞きました。
ウォルターは素直に認めましたが、ミファリスは、その答えにも、プリシラにもご不満のようです。
それに自称とはいえ、プリシラはテミスの婚約者を勝手に名乗っています。
浮気者の自称婚約者を、エウロスも放っておく事は出来ないようです。
「おいおい、プリシラ。お前はテミスの婚約者じゃなかったのか? ウォルターに乗り換えるのか?」
「あら、そうだったんですか? テミス兄様とディアナ王女様が婚約すると聞いたのは、私の間違いだったのでしょうか?」
唇に手を当てて、可愛らしくプリシラは考え込んでいます。
好きな相手に別の女性が出来たので、潔く諦めたといった感じの表情をしています。
「いや、それは間違いない。だが、勝手に決められるのも、お前も嫌だろう。この際だ。どちらが優れた王女であり、婚約者になれるか競い合ってみればいい。もしかすると、テミスの考えも変わるかもしれん」
おそらく、それはないと知りながらも、エウロスはプリシラに、少しは対抗意識を持たせる為に言いました。
それでも、表情は沈んだまま変えずに、ウォルターをずっと見ています。
失恋したので、誰かに慰めて欲しいという露骨なアピールが凄いです。
「だったら、よろしいんですけど……ディアナ王女様、お手柔らかにお願いします」
「私はまだ婚約者じゃない。今日は話をしに来ただけだから」
「あら? そうだったんですね。では、まだ私にもチャンスはありそうですね。ごめんなさい、ウォルター兄様」
「いや、気にしなくていいから……」
ディアナの言葉を聞いて、プリシラは微笑むと、今度は申し訳なさそうにウォルターに謝りました。
まだ、可能性があったので、部屋に行くつもりはないという事です。
「最後に紹介するのは、トリシャ王妃だが、俺のようにトリシャと呼べばいい。そして、トリシャにはスキル『鍛える』を使って、ウォルターを期限内に強く出来るか試してもらう予定だ」
ウォルターはまだプリシラへの興味が残っていますが、エウロスは構わずにトリシャを紹介しました。
立ち去って行く金髪の美少女から、ウォルターは勇ましい雰囲気が漂っている王妃に目を移しました。
トリシャは栗色の胸元まで届くサラサラの髪に、緑色の瞳、整った顔立ちに引き締まった身体付き、形の良い胸元や臀部、スッキリしたお腹回りと、女性らしさをしっかりと主張しています。
服装は、白のビシィとした長袖シャツに赤色のベスト、長い青色のロングスカートを履いて、酒場にいる男勝りな女給のような感じがします。やっぱり能力と見た目は重視されたようです。
「よろしく、王妃のトリシャだ。ウォルターとそこの黒髪のちっこいのも、よかった鍛えてやる。容赦なく徹底的に鍛えてやるから、二週間以内に一つはスキルを習得しろ。出来なかったら殺す」
竹を割ったような清々しい声と性格でトリシャは言ってきました。
きっと、フェイトはトリシャの性格を色濃く受け継いでいます。
プリシラと違って、裏表が無さそうな性格は分かりやすいですが、地獄の特訓を受ける理由が分かりません。
「あのぉ……僕達を鍛えても、トリシャ様には得はないですよね? 何故、鍛えるんですか?」
「そんなのは決まっている。この国は能力絶対主義だ。子供は子供、親は親だ。お前達のスキルを強化できれば、私は王妃を続けられる約束をしている」
「なるほど。そんな約束をしているんですね」
ウォルターの質問に、トリシャは素直に答えてくれました。
けれども、習得できなかった場合は、殺すという言葉が急に現実味が帯びてきます。
「ウォルターさん! これは強くなるチャンスですよ! 目指せ、世界最強です!」
「えっ、そこまでの強さは必要ないから。何事も程々が一番だよ」
ウォルターは新スキルには興味はないですが、ミファリスはかなり興味があるようです。
一人で喜んでいます。
「まあ、深く考える必要はない。全ては俺が原因だ。俺の命はあと一年と半年程度しかない。今のうちに王位などの面倒ごとを解決したいだけだ。その為に集まってもらった」
そんな二人にエウロスは声をかけて来ました。
自己紹介が終わったので、これから細かい話をするみたいです。
けれども、いきなり死ぬとか、遺言とか、相続とかの細かい話は予想外でした。
「死ぬって……病気か、何かですか? だったら、あの薬を飲めば」
「——いや、あれでは治らない。そもそも病気でもない。剣聖のスキル持ちは二十歳までしか生きられない。そして、死ぬと同時に聖剣か、魔剣のどちらかに姿を変えるそうだ」
ウォルターは病気ならば、セレナが飲んだ薬と同じような物を作れば、助かると思いましたが、あれでは駄目なようです。
しかも、スキルが原因ならば、スキルを消すしかありません。けれども、そんな方法はないです。
つまりはどうする事も出来ないという事になります。
「そこで俺は聖剣の継承者を選ぶ事にした。多分、善良な俺ならば、聖剣になれるはずだ。俺の死後は予定通りに、国王はテミスにやってもらう。けれども、テミス一人に国を任せるのは不安だ。そこで、ここに集まった者達で聖剣の継承者を選ぶ事にした。つまりはテミスの補佐役だ」
トリシャとプリシラは最初から知っていたようです。驚いているのは、ウォルター達だけです。
善良なエウロスが聖剣になれるかは微妙ですが、聖剣を持つ者はエウロスと同等の力を使う事が出来るそうです。
そして、エウロスとテミスの計画では、賢者の死後も、聖剣があれば、国の武力を半永久的に維持する事が出来るそうです。
まるで、可能性だけの夢物語ですが、剣聖と賢者が考えた計画なので、それなりの説得力をウォルターは感じてしまいました。
「これが俺とテミスが考え出したロムルス王国の繁栄計画だ。その為には俺のような善良で才能ある人間に、聖剣を継承者してもらわなければならない。この中に候補者がいなければ、テミスとディアナ王女の子供か、未来の勇者コンラッド王子に頼むつもりだ。安心しろ。お前達には期待してないからな」
エウロスはペラペラと、一通り、ロムルス王国と自分の状況を説明すると満足したようです。
ウォルター達は辛抱して、エウロスの長々しい話を聞きましたが、結局は聖剣の継承者ではなく、大量の仕事を任せられる人間を強制的に選ぶ為の試験です。
明らかに不合格になった方が得ですが、その場合の対策も、しっかりとされているようです。
ウォルター、ディアナ、コンラッドの誰かが犠牲者にならなければなりません。
0
あなたにおすすめの小説
最強剣士が転生した世界は魔法しかない異世界でした! ~基礎魔法しか使えませんが魔法剣で成り上がります~
渡琉兎
ファンタジー
政権争いに巻き込まれた騎士団長で天才剣士のアルベルト・マリノワーナ。
彼はどこにも属していなかったが、敵に回ると厄介だという理由だけで毒を盛られて殺されてしまった。
剣の道を極める──志半ばで死んでしまったアルベルトを不憫に思った女神は、アルベルトの望む能力をそのままに転生する権利を与えた。
アルベルトが望んだ能力はもちろん、剣術の能力。
転生した先で剣の道を極めることを心に誓ったアルベルトだったが──転生先は魔法が発展した、魔法師だらけの異世界だった!
剣術が廃れた世界で、剣術で最強を目指すアルベルト──改め、アル・ノワールの成り上がり物語。
※アルファポリス、カクヨム、小説家になろうにて同時掲載しています。
最強の異世界やりすぎ旅行記
萩場ぬし
ファンタジー
主人公こと小鳥遊 綾人(たかなし あやと)はある理由から毎日のように体を鍛えていた。
そんなある日、突然知らない真っ白な場所で目を覚ます。そこで綾人が目撃したものは幼い少年の容姿をした何か。そこで彼は告げられる。
「なんと! 君に異世界へ行く権利を与えようと思います!」
バトルあり!笑いあり!ハーレムもあり!?
最強が無双する異世界ファンタジー開幕!
娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る
ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。
異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。
一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。
娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。
そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。
異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。
娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。
そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。
3人と1匹の冒険が、今始まる。
※小説家になろうでも投稿しています
※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!
よろしくお願いします!
オレの異世界に対する常識は、異世界の非常識らしい
広原琉璃
ファンタジー
「あの……ここって、異世界ですか?」
「え?」
「は?」
「いせかい……?」
異世界に行ったら、帰るまでが異世界転移です。
ある日、突然異世界へ転移させられてしまった、嵯峨崎 博人(さがさき ひろと)。
そこで出会ったのは、神でも王様でも魔王でもなく、一般通過な冒険者ご一行!?
異世界ファンタジーの "あるある" が通じない冒険譚。
時に笑って、時に喧嘩して、時に強敵(魔族)と戦いながら、仲間たちとの友情と成長の物語。
目的地は、すべての情報が集う場所『聖王都 エルフェル・ブルグ』
半年後までに主人公・ヒロトは、元の世界に戻る事が出来るのか。
そして、『顔の無い魔族』に狙われた彼らの運命は。
伝えたいのは、まだ出会わぬ誰かで、未来の自分。
信頼とは何か、言葉を交わすとは何か、これはそんなお話。
少しづつ積み重ねながら成長していく彼らの物語を、どうぞ最後までお楽しみください。
====
※お気に入り、感想がありましたら励みになります
※近況ボードに「ヒロトとミニドラゴン」編を連載中です。
※ラスボスは最終的にざまぁ状態になります
※恋愛(馴れ初めレベル)は、外伝5となります
【男装歴10年】異世界で冒険者パーティやってみた【好きな人がいます】
リコピン
ファンタジー
前世の兄と共に異世界転生したセリナ。子どもの頃に親を失い、兄のシオンと二人で生きていくため、セリナは男装し「セリ」と名乗るように。それから十年、セリとシオンは、仲間を集め冒険者パーティを組んでいた。
これは、異世界転生した女の子がお仕事頑張ったり、恋をして性別カミングアウトのタイミングにモダモダしたりしながら過ごす、ありふれた毎日のお話。
※日常ほのぼの?系のお話を目指しています。
※同性愛表現があります。
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
クラスで異世界召喚する前にスキルの検証に30年貰ってもいいですか?
ばふぉりん
ファンタジー
中学三年のある朝、突然教室が光だし、光が収まるとそこには女神様が!
「貴方達は異世界へと勇者召喚されましたが、そのままでは忍びないのでなんとか召喚に割り込みをかけあちらの世界にあった身体へ変換させると共にスキルを与えます。更に何か願いを叶えてあげましょう。これも召喚を止められなかった詫びとします」
「それでは女神様、どんなスキルかわからないまま行くのは不安なので検証期間を30年頂いてもよろしいですか?」
これはスキルを使いこなせないまま召喚された者と、使いこなし過ぎた者の異世界物語である。
<前作ラストで書いた(本当に描きたかったこと)をやってみようと思ったセルフスピンオフです!うまく行くかどうかはホント不安でしかありませんが、表現方法とか教えて頂けると幸いです>
注)本作品は横書きで書いており、顔文字も所々で顔を出してきますので、横読み?推奨です。
(読者様から縦書きだと顔文字が!という指摘を頂きましたので、注意書をと。ただ、表現たとして顔文字を出しているで、顔を出してた時には一通り読み終わった後で横書きで見て頂けると嬉しいです)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる