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第31話 朝の楽しみ

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 僕はラルフ君を街の出入り口で待ちたかったけど、来るか来ないか分からないのに、貴重な時間は使えません。たとえ来なくても、学校が終わってからの放課後は一緒にいられるはずです。でも、放課後も来なかったら、殺るしかないのでしょうか?出来ればミレイお姉さんを軟禁している組長さんに、頭金代わりに預かってもらえないでしょうか?はぁぅ∑(゚Д゚)これじゃあ、フィオナお姉さんと一緒じゃないかぁ!

 ラルフ「いち、に、さん、し。ご、ろく、しち、はちと。よっ(*´∇`*)おはよう♬気持ちのいい朝だな!」と僕より早く来て、ラジオ体操をしていました。きっとフィオナお姉さんの女友達のアリサさんと仲良くなりたいだけです。動機が不純です。僕のように純粋な気持ちで戦って欲しいです。

 カイル「(*´-`)うん、おはよう!早いね?いつ来たの?」

 ラルフ「(;´д`)1時間ぐらい前かな⁈誰も来ないから今日は休みかと思ったよ(笑)!」と僕はここに午前7時に来るから、午前6時には来てたのか⁉︎家から真っ直ぐに向かっても、20分はかかるだろうから、朝5時起きかよ⁈

 カイル「(;´д`)ハッキリってもらうのは嬉しいけど、しっかりと休まないと疲れが取れないよ?それに家の人も心配するから、早過ぎるはやめた方がいいよ?」と僕は心配です。フィオナお姉さんの言う通り、人数が増えると人にバレるリスクが高くなります。

 ラルフ「(*≧∀≦*)大丈夫、大丈夫♬昨日、街で見かけた可愛い女の子に会って来るって言って来たから!母さんも父さんも『気をつけるんだよ!』って許可してもらったから大丈夫!」と口が軽過ぎなんだよ(怒)!もっとマシな嘘つけよ!大人が安心する嘘つけよ!なんだよ、可愛い女の子に会いに行くって⁈ただのストーカーだよ‼︎と友達思いの僕は口が裂けても言いません。

 カイル「なんとなく大丈夫そうかな?でも、今までラジオ体操してただけなら、時間がもったいないよ!1時間もあったら、スライムの5~6匹は倒せるんだから!」と昨日のスライムを、集団で囲んで倒した事がトラウマになっているのかもしれない。一応は竹槍の隠し場所は教えているし、ラルフ君の横にも地面に置かれている竹槍があるけど、使えなかったのかな?

 ラルフ『(*≧∀≦*)はい、♬チャリンチャリン(12ゴールド)』

 ラルフ「へぇへっ(//∇//)最初はスライムを串刺しにするのに抵抗があったんだけど、刺している内にダンダンとあの感触が病みつきになってな、なんだか女の子おっぱいを触っている感覚になって来るんだよ!でも触り過ぎると危ないからやめろよな!」とよく見たらラルフ君の両手が赤くなっているのが分かりました。きっとスライム相手に欲情したんです。そして、吸収されて今は気分転換にラジオ体操でもしてたんでしょう!とんでもない変態です!

 カイル「(o_o)ねぇ?ラルフ君?スライムの身体をおっぱいの代わりに揉んだの?気持ち良かったの?」

 ラルフ「はっ∑(゚Д゚)お前、なんてこと言うんだ⁉︎俺が2匹のスライムを捕まえて、そんなエッチなことする訳ないだろう(怒)!絶対、誰にも言うなよ‼︎」と僕は友達の嘘に気付いてしまった。でも、わざわざ、それを教えてあげても得がないので、黙っておこう。あとで使える日が来るかもしれないから。
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