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第3章 温暖化の真実
15 第3章第1話 真昼のラーメン屋
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====主な登場人物====
■岡崎 真夏美〔マナ〕女 高1 地温研部員
・オンダンピンク
■中村 熱太郎〔アッツ〕男 高1 地温研部員
・オンダンイエロー
■上杉 南中子〔ミー先輩〕女 高2 地温研部長
・オンダンブルー
■胸山 湿図絵〔シーちゃんセンセ〕女25歳 1組担任、地温研顧問
・オンダンレッド
■夏野 太陽〔所長〕男 25歳 地球温暖化研究所長
■真赤野 湖路奈 女? 地球温暖化研究所助手
・オンダングリーン
==============
今日は、地球温暖研究所の夏野所長と約束した日曜日なのよね。まあ、それを口実にみんなでお外に遊びに出たって感じかな?
「久しぶりねアッツ、歩いて外に出るなんて、気持ちいいじゃない」
「何言ってんだマナ! 外はこんなに天気がいいんだから……俺達みんな焼け死んじゃうよ!」
「ア、ア、アタ……ロウ君…………だ、大丈夫、よ……お外、にも……冷水ミスト、が……ちゃんと、あるから……」
「胸山先生、アッツは知ってて言ってるんだよ。気にしなくて、いいからね」
モー、アッツったら、すぐネガティブ発言するんだから……確かに外は暑いわよ。なんせ、その天気はいっつも晴れ! 燦々に降り注ぐ太陽の光線は、もはや殺人ビームよね。直射日光の場所だともう60度を超えてるわ。日陰でも40度はあるもんね。
でもね、あたし達は大丈夫。まず、歩道脇には1m感覚で大きな街路樹が両脇に噂ってるから、歩道はいつも日陰なの。
もちろん、街路樹っていっても人口のものよ。本物の植物んなて、一瞬で枯れるわ! その街路樹からは常に冷水ミストが噴射してるから、人間の体は守られてるの。もちろん、水着の着用とUVケアクリームは絶対ね。
みんな頑張って対策してるんだから、こんな時ぐらい、楽しめないのかしらね。
モー(#^ω^)……危険だって言われて、通学の時ぐらいしか外に出られないんだからね。
「あのね、折角みんなでお出かけしたんだから、楽しいことしようよ!」
「そうだな、マナの言う通りだ。今日は、『地温研』の外調査だ。いつもとは違うことをやろうか。この間、夏野所長に研究所までの地図を貰ったんだが、意外と学校に近いんだよ。……まだ、約束の時間までだいぶあるから、商店街にでも寄っていくか?」
さすが、ミー先輩。話が分かる~。
「あ! あそこにラーメン屋さんがあるわよ、ねえ、行きましょうよ」
「俺知ってるぞ! あのラーメン屋。美味いんだぞ。この間、あそこで『氷味噌ラーメンのチャーシュー冷凍アイストッピング』っていうのを食べたんだぜ!」
「また、アッツはヘンテコリンな物を食べるんだなあ~」
「いいじゃねえかよ、マナ。このチャーシュー冷凍アイスってのが、ザクザクしてて、チャーシューの味がするんだけど、かき氷の感じもする、とっても美味いやつなんだ」
「じゃ、ちょっとお昼には早いけど、この『ラーメン雪男』に入るか」
「「「やったー、おおおー!」」」
「おじゃま、しまーーーす!」
「へい! いらっしゃい!」
わー、本当に雪男みたい! もちろん上半身は裸で、海パンイッチョで胸毛ボウボウだわ! 店はそんなに広くはないから、この男の人が、1人でやってるのかな。
「なー、みんな、さっき俺が言ったやつ、一緒に食ってみないか?」
何さ、アッツったら、張りきっちゃって。……『楽しもう』って、言ったのはあたしなのよ!
「いいんじゃ、ないか? 私は、その……なんとかチャーシュー冷凍アイストッピングでいいぞ」
うわあ~ミー先輩は、チャレンジャーなのよね~
「あ、あ、あたしも!……あたしも、部長と同じのにする~う~」
「それ、じゃ…あ………私も、それ……お願いします」
「OK~! じゃあ、おじさんお願い! 『氷味噌ラーメンのチャーシュー冷凍アイストッピング』4つください~」
「へい! お客さん! 目が高いね~……これは、ウチで今一番売れてるやつだよ~……ほら、こっちのお客さんも食べてるだろ」
そういえば、店の奥に誰かいるわ。全身、黒ずくめの水着で、やせ型の女の人かな? ビキニじゃなくて、ワンピース型のクラシック型なのね。下を向いて食べているから、顔は良く見えないけど。
雪男さんが、カウンターの向こうへラーメンを作りに入ると、「いらっしゃいませ~」と、言って奥から、別な男の人が、コップをもって出てきたの。
この人は、雪男じゃなくて、どちらかと言うと、『屋根からぶら下がってる氷柱』という感じだわ。細くて、今にも折れそうよ。
なんか、表情も冷たそうだし、何も喋らずテーブルにコップだけを置いていったの。
「……?……中に何も入ってないぞ? これから持ってくるのかな?」
「なあ、アッツ? この店変じゃないか?」
ミー先輩は、店の中を見渡しながら、小さい声で、呟いたの。
「そ、そう、ですね、……い、今時の……ラ、ラーメン屋なのに、……暖かい、メニューが……あ、ある、わよ……」
え? シーちゃんセンセまで、何か言ってる?
「変だな~先週来た時は、あの胸毛のおじさんが1人でやってたんだけどなあぁ~」
え? え?……アッツまで、どうなってんのよ。
「ねえ、アッツ。大丈夫なんでしょうね?……美味しい氷ラーメンを食べれるんでしょうね?」
「へい、おまち、お冷だよ。たんと召し上がれ!」
さっきの氷柱男が、大きなヤカンを両手で持って、こちらのテーブルに近づいてきたの。 さっきとは違い、何か薄笑いを浮かべてる。……ちょっと、気持ち悪い感じがするわ。
「え?……そのヤカンは?」
氷柱男が手に持っているヤカンの注ぎ口からは、白い煙のようなものが見えた。しかも、なぜか、ヤカンの蓋が、小刻みに震えている。
まさに、今、氷柱男が、ヤカンからコップに注ごうとした時、
≪ガラガラガラ……………≫
勢いよくラーメン屋の入り口の戸が、開け放たれたの。
(つづく)
■岡崎 真夏美〔マナ〕女 高1 地温研部員
・オンダンピンク
■中村 熱太郎〔アッツ〕男 高1 地温研部員
・オンダンイエロー
■上杉 南中子〔ミー先輩〕女 高2 地温研部長
・オンダンブルー
■胸山 湿図絵〔シーちゃんセンセ〕女25歳 1組担任、地温研顧問
・オンダンレッド
■夏野 太陽〔所長〕男 25歳 地球温暖化研究所長
■真赤野 湖路奈 女? 地球温暖化研究所助手
・オンダングリーン
==============
今日は、地球温暖研究所の夏野所長と約束した日曜日なのよね。まあ、それを口実にみんなでお外に遊びに出たって感じかな?
「久しぶりねアッツ、歩いて外に出るなんて、気持ちいいじゃない」
「何言ってんだマナ! 外はこんなに天気がいいんだから……俺達みんな焼け死んじゃうよ!」
「ア、ア、アタ……ロウ君…………だ、大丈夫、よ……お外、にも……冷水ミスト、が……ちゃんと、あるから……」
「胸山先生、アッツは知ってて言ってるんだよ。気にしなくて、いいからね」
モー、アッツったら、すぐネガティブ発言するんだから……確かに外は暑いわよ。なんせ、その天気はいっつも晴れ! 燦々に降り注ぐ太陽の光線は、もはや殺人ビームよね。直射日光の場所だともう60度を超えてるわ。日陰でも40度はあるもんね。
でもね、あたし達は大丈夫。まず、歩道脇には1m感覚で大きな街路樹が両脇に噂ってるから、歩道はいつも日陰なの。
もちろん、街路樹っていっても人口のものよ。本物の植物んなて、一瞬で枯れるわ! その街路樹からは常に冷水ミストが噴射してるから、人間の体は守られてるの。もちろん、水着の着用とUVケアクリームは絶対ね。
みんな頑張って対策してるんだから、こんな時ぐらい、楽しめないのかしらね。
モー(#^ω^)……危険だって言われて、通学の時ぐらいしか外に出られないんだからね。
「あのね、折角みんなでお出かけしたんだから、楽しいことしようよ!」
「そうだな、マナの言う通りだ。今日は、『地温研』の外調査だ。いつもとは違うことをやろうか。この間、夏野所長に研究所までの地図を貰ったんだが、意外と学校に近いんだよ。……まだ、約束の時間までだいぶあるから、商店街にでも寄っていくか?」
さすが、ミー先輩。話が分かる~。
「あ! あそこにラーメン屋さんがあるわよ、ねえ、行きましょうよ」
「俺知ってるぞ! あのラーメン屋。美味いんだぞ。この間、あそこで『氷味噌ラーメンのチャーシュー冷凍アイストッピング』っていうのを食べたんだぜ!」
「また、アッツはヘンテコリンな物を食べるんだなあ~」
「いいじゃねえかよ、マナ。このチャーシュー冷凍アイスってのが、ザクザクしてて、チャーシューの味がするんだけど、かき氷の感じもする、とっても美味いやつなんだ」
「じゃ、ちょっとお昼には早いけど、この『ラーメン雪男』に入るか」
「「「やったー、おおおー!」」」
「おじゃま、しまーーーす!」
「へい! いらっしゃい!」
わー、本当に雪男みたい! もちろん上半身は裸で、海パンイッチョで胸毛ボウボウだわ! 店はそんなに広くはないから、この男の人が、1人でやってるのかな。
「なー、みんな、さっき俺が言ったやつ、一緒に食ってみないか?」
何さ、アッツったら、張りきっちゃって。……『楽しもう』って、言ったのはあたしなのよ!
「いいんじゃ、ないか? 私は、その……なんとかチャーシュー冷凍アイストッピングでいいぞ」
うわあ~ミー先輩は、チャレンジャーなのよね~
「あ、あ、あたしも!……あたしも、部長と同じのにする~う~」
「それ、じゃ…あ………私も、それ……お願いします」
「OK~! じゃあ、おじさんお願い! 『氷味噌ラーメンのチャーシュー冷凍アイストッピング』4つください~」
「へい! お客さん! 目が高いね~……これは、ウチで今一番売れてるやつだよ~……ほら、こっちのお客さんも食べてるだろ」
そういえば、店の奥に誰かいるわ。全身、黒ずくめの水着で、やせ型の女の人かな? ビキニじゃなくて、ワンピース型のクラシック型なのね。下を向いて食べているから、顔は良く見えないけど。
雪男さんが、カウンターの向こうへラーメンを作りに入ると、「いらっしゃいませ~」と、言って奥から、別な男の人が、コップをもって出てきたの。
この人は、雪男じゃなくて、どちらかと言うと、『屋根からぶら下がってる氷柱』という感じだわ。細くて、今にも折れそうよ。
なんか、表情も冷たそうだし、何も喋らずテーブルにコップだけを置いていったの。
「……?……中に何も入ってないぞ? これから持ってくるのかな?」
「なあ、アッツ? この店変じゃないか?」
ミー先輩は、店の中を見渡しながら、小さい声で、呟いたの。
「そ、そう、ですね、……い、今時の……ラ、ラーメン屋なのに、……暖かい、メニューが……あ、ある、わよ……」
え? シーちゃんセンセまで、何か言ってる?
「変だな~先週来た時は、あの胸毛のおじさんが1人でやってたんだけどなあぁ~」
え? え?……アッツまで、どうなってんのよ。
「ねえ、アッツ。大丈夫なんでしょうね?……美味しい氷ラーメンを食べれるんでしょうね?」
「へい、おまち、お冷だよ。たんと召し上がれ!」
さっきの氷柱男が、大きなヤカンを両手で持って、こちらのテーブルに近づいてきたの。 さっきとは違い、何か薄笑いを浮かべてる。……ちょっと、気持ち悪い感じがするわ。
「え?……そのヤカンは?」
氷柱男が手に持っているヤカンの注ぎ口からは、白い煙のようなものが見えた。しかも、なぜか、ヤカンの蓋が、小刻みに震えている。
まさに、今、氷柱男が、ヤカンからコップに注ごうとした時、
≪ガラガラガラ……………≫
勢いよくラーメン屋の入り口の戸が、開け放たれたの。
(つづく)
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