暑い地球はもう冷ませない! 制服ビキニの高校生が、地球温暖化ウィルスと戦うオンダンV〔ファイブ〕 ~暑さ対策は、水着着用で過ごすのが一番だ~

根 九里尾

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第3章 温暖化の真実

16 第3章第2話 炸裂必殺フォーメーション

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 その時、『ラーメン雪男ゆきおとこ』の玄関が急に開いたの!

 ガラガラガラ…………

「まてーい!……そのヤカン、ちょっとでも動かしたら、この私が許しません事よ!」

 『ラーメン雪男』に入って来たのは、全身緑色をした可愛い女の子だったわ。あたし達は、それが誰なのかすぐに分かっちゃったの! だって、猫耳生えてるんだもん!

「オンダン グリーン! どうしたの?」
「早く、その男から離れるニャ。そのヤカンには、熱湯が入っていますのニャ!」

「熱湯だって?……やめろ! やめろ!……押すな! 押すなよ~!……やめろよ~……」

 何やってんのよ、モウー、アッツは! ゴンッ!

「痛ってーえ!……また、ぶったな~マナ!……ばあちゃんにだって、ぶたれた事ないのに~わああーーーーああーーん!」

「おい、マナ。やり過ぎなんじゃないのか?」
「あ、ミー先輩、これは大丈夫なんです! だって、アッツ涙出てなかったでしょ!……ここまでが、お決まりなんですよ」

「へー、お前達、本当に仲いいよな~」
「え? えええ!」

 あたしが仲良くなりたいのは、ミー先輩だけですよ~~!!!

「ん? 何か言ったか?」
「いいえ、何でもありませんo((⊙﹏⊙))o」



「早く! 早く、お前達もチェンジしろよ~私だけでは、恥ずかしいですのニャ!」

「よし!みんな、行くぞ!!!」


 〔オンダン・ファイブ・チェインジ・アーーーープ!!!〕


「解説しよう~」

「あ、お前は、夏野所長なつのしょちょう!……いつの間に」

「ははははは、上杉うえすぎじゃなかった……オンダン ブルー! よーく聞け! 今、ヤカンを持っている男には、この地球に危機をもたらすウィルスが寄生しているんだ。この暑いのに、それを上回る『熱さ・暑さ・厚さ・圧さ……』多様なアツサ攻撃を仕掛けてくるんだ!」

「うううーー、そうだったのかーーー! クッソー、この悔しさを熱さに上乗せして、返してやるぞーー!」

 なんか、ミー先輩が怒ってる? それも、物凄く怖い顔してるわ!

「早く、みんなで、あのヤカンを持ってる男をやっつけるんだ!……オンダン レッド、これを使え!」

 夏野所長が偉そうに指示してるわ。あいつ、オンダンVじゃないくせに!

「お! これは、伝説のバスケほうだな!……了解!……よし、みんなフォーメンション『オンダンファイブのバスケ』だ!……行くぞ、グリーン!」
「おっしゃぁーー、ナイスパス!……そりゃ、イエロー!」
「ヨシ、来たあああーー!……バン、バン、バン……フッ!……」

「サスガ!アッツ……伝説のノールックパス!……一瞬消えたと思ったわ……さあ、ブルーー!イケえーーーええ!」
「ヨッシャーーーアアーー!……それれーーっ!ダーーンクシューーート!」


 ボッカーーーン! バン、バン、バン……ピーー! 終了――!


 うわわわわわわーー……ピカッ!……ヒュウウウウウ~~ゴロン!

 凄いわ、みんなでつないだボールが、あの氷柱男に命中したのよ! そして、一瞬光ったと思ったら、胸から大きな白い球が飛び出して来たわ。ちょうどソフトボールぐらいの大きさで、見事に真っ白に光ってるわ。

 何? あれ?……





「……あれ? 俺は、いったい何をやっていたんだ?……ん? ここは、どこだ?」
「ああ、君は、もう大丈夫だ! 悪い夢を見たんだ、早く家に帰り給え!」

 夏野所長があの氷柱男を助け起こすと、すっかりいい人になって、ペコペコ頭を下げながら、走ってどっかへ行っちゃった。

「まあ、彼には罪はないんだ。すべては、終わった。あの白い球こそ、地球の熱を冷ます『雪の結晶』なんだよ! 悪いのは、彼を操っていた奴なんだ」

「あれ? そういえば、あの雪男と客の女の人も居ないわよ……」
「……あ! しまった、逃げられたか……」

 何か、怪しいわね、あの人達……。

「ま、今は仕方がないな。……じゃあ、これからうちの研究所に行こうか。あ、ブルー、その雪の結晶は大事なものだ、君が保管しておいてくれ」
「こんなデッカイ雪の結晶なんか、見たことないわ。いったい、どうやって、これで地球の熱を冷ますのよ。溶けてしまわないのか?」

「あああ、これは、絶対に溶けないんだ。詳しくは、研究所で話そう……」




(つづく)
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