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第3章 温暖化の真実
21 第3章第7話 役に立ちたい
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「ねえ、ねえ~ミー先輩! セ・ン・パイってばー!」
「ん、ん?……あ、マナか」
もうーミー先輩ったら、全然あたしの声が聞こえていないんだから! 傍に行って、背中を突っついたら、びっくりしてようやくこっちを見てくれたの。
「もー、どこ見てんですか?(#^ω^)」
「あ、ああ……すまんなあ。……なんとなく、似てるんだ」
「似てる? 湖路奈さんが?……誰にですか?」
「んー……お姉ちゃんにな……」
「ええ? お姉ちゃんって、布礼愛さんの事ですか?」
「う、うん……」
「ミー先輩、布礼愛さんって、5年前に……あたし、お葬式のこと今でも覚えているわ」
「そうだったわね、マナはあの時……私を助けてくれた……ずっと傍に居てくれたわよね……」
「何言ってるのミー先輩! 助けてもらったのは、あたしなの!……あたしのお母さんが暑さで亡くなった時、ずうーーっと傍にいて面倒をみてくれたのは、ミー先輩じゃない!」
……あたしのお母さんが亡くなったのは、あたしがまだ小学生の頃。……同じ小学生だったのに、ミー先輩はいつもあたしのことを気にしてくれたわ。学校でも、家に帰ってきてからも……。
よく、ミー先輩の家にも招待されたの。何度もお泊りもしたわ。その時、お姉ちゃんの布礼愛さんにも、とっても優しくしてもらったの。
きっと、ミー先輩の家族は、みんなであたしのことを心配してくれたのね。
「あの時は、マナのお母さんが亡くなって、私達も悲しかったんだ。……だから、みんなで、その悲しさを分けることで、少しでも楽になると思ったんだよ」
「そう……あたしもそう思ったの。優しい布礼愛さんが亡くなって、一番悲しんでいるのは、ミー先輩だから、少しでもその悲しさを分けてもらおうと思って……あたしは……」
ダメ、あたし、まだあの時の事を思い出すと涙が出るの……それに比べて、やっぱりミー先輩は、強いな~。
あの後からのミー先輩は、布礼愛さんの後を継いで、論文を完成させるんだって、一生懸命だったのよね。
5年か……あっという間だったわ。
そんなミー先輩を少しでも助けたくて、同じ高校でミー先輩と同じ部活を選んだのよ。……ミー先輩の地温研は、人が集まらず、同好会にも成れず、ミー先輩は1人で放課後頑張って論文を書いていたの。
あたし達の虹ノ森学園は中高一貫だから、中等部も高等部もすぐ近くに校舎があるの。
あたしは、女子野球部だったから、放課後は遅くまで練習していたわ。でも、如何せん気温が高いから、10分練習して、30分休憩をとらなければならないの。その休憩の時は、何もしないで、日陰で冷水ミストを浴び続けるのよね。
ただ、何もせずボーっと。
そんな時、あたしはいつも、ミー先輩のことを考えていたわ。
ミー先輩が高等部に入学して、温暖化の論文を書いているって、噂で聞いた時、あたしはどうしても手伝いたかったの。
だから、少しでも手伝う人を増やせば、『部』になって、学校から予算も貰えて、調査活動もしやすくなるって思ったのよ。
だって、中等部の時、あたしの女子野球部だって、人数が増えて部になったとたんに、活動費がもらえたんだもん。
それで、高等部に進学したと同時に幼馴染のアッツを誘って、ミー先輩の活動を手伝うことにしたのよね。ただ、まだ人数が足りなくて、同好会なんだけど、少しは学校も活動を認めてくれて、今回論文を応募することができたって訳。
しかも、その論文が認められて……それは、良かったの!……ただ、『オンダン・ファイブ』は、ちょっと余計かな~?
……っと、『布礼愛』っていう名前を久しぶりに聞いて、こんなことを一瞬で思い出しちゃった。
(つづく)
「ん、ん?……あ、マナか」
もうーミー先輩ったら、全然あたしの声が聞こえていないんだから! 傍に行って、背中を突っついたら、びっくりしてようやくこっちを見てくれたの。
「もー、どこ見てんですか?(#^ω^)」
「あ、ああ……すまんなあ。……なんとなく、似てるんだ」
「似てる? 湖路奈さんが?……誰にですか?」
「んー……お姉ちゃんにな……」
「ええ? お姉ちゃんって、布礼愛さんの事ですか?」
「う、うん……」
「ミー先輩、布礼愛さんって、5年前に……あたし、お葬式のこと今でも覚えているわ」
「そうだったわね、マナはあの時……私を助けてくれた……ずっと傍に居てくれたわよね……」
「何言ってるのミー先輩! 助けてもらったのは、あたしなの!……あたしのお母さんが暑さで亡くなった時、ずうーーっと傍にいて面倒をみてくれたのは、ミー先輩じゃない!」
……あたしのお母さんが亡くなったのは、あたしがまだ小学生の頃。……同じ小学生だったのに、ミー先輩はいつもあたしのことを気にしてくれたわ。学校でも、家に帰ってきてからも……。
よく、ミー先輩の家にも招待されたの。何度もお泊りもしたわ。その時、お姉ちゃんの布礼愛さんにも、とっても優しくしてもらったの。
きっと、ミー先輩の家族は、みんなであたしのことを心配してくれたのね。
「あの時は、マナのお母さんが亡くなって、私達も悲しかったんだ。……だから、みんなで、その悲しさを分けることで、少しでも楽になると思ったんだよ」
「そう……あたしもそう思ったの。優しい布礼愛さんが亡くなって、一番悲しんでいるのは、ミー先輩だから、少しでもその悲しさを分けてもらおうと思って……あたしは……」
ダメ、あたし、まだあの時の事を思い出すと涙が出るの……それに比べて、やっぱりミー先輩は、強いな~。
あの後からのミー先輩は、布礼愛さんの後を継いで、論文を完成させるんだって、一生懸命だったのよね。
5年か……あっという間だったわ。
そんなミー先輩を少しでも助けたくて、同じ高校でミー先輩と同じ部活を選んだのよ。……ミー先輩の地温研は、人が集まらず、同好会にも成れず、ミー先輩は1人で放課後頑張って論文を書いていたの。
あたし達の虹ノ森学園は中高一貫だから、中等部も高等部もすぐ近くに校舎があるの。
あたしは、女子野球部だったから、放課後は遅くまで練習していたわ。でも、如何せん気温が高いから、10分練習して、30分休憩をとらなければならないの。その休憩の時は、何もしないで、日陰で冷水ミストを浴び続けるのよね。
ただ、何もせずボーっと。
そんな時、あたしはいつも、ミー先輩のことを考えていたわ。
ミー先輩が高等部に入学して、温暖化の論文を書いているって、噂で聞いた時、あたしはどうしても手伝いたかったの。
だから、少しでも手伝う人を増やせば、『部』になって、学校から予算も貰えて、調査活動もしやすくなるって思ったのよ。
だって、中等部の時、あたしの女子野球部だって、人数が増えて部になったとたんに、活動費がもらえたんだもん。
それで、高等部に進学したと同時に幼馴染のアッツを誘って、ミー先輩の活動を手伝うことにしたのよね。ただ、まだ人数が足りなくて、同好会なんだけど、少しは学校も活動を認めてくれて、今回論文を応募することができたって訳。
しかも、その論文が認められて……それは、良かったの!……ただ、『オンダン・ファイブ』は、ちょっと余計かな~?
……っと、『布礼愛』っていう名前を久しぶりに聞いて、こんなことを一瞬で思い出しちゃった。
(つづく)
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