61 / 112
第5章 ありふれた日常の変化
61 第5章第24話 解けない魔法
しおりを挟む
「(ううーーーっ!やったーー! ……オレの信念、岩をも通す! やっぱり、オレって、強運なんだなあ~)」
熱太郎は、入学式が終わって教室に戻るなり、全身とろけるような笑みを浮かべて悦に入っていた。念願の真夏美と同じ、私立虹ノ森学園高等部(みんなは虹ノ森高校と呼んでいる)に見事合格した。
それだけでは無く、1年1組という真夏美と同じクラスになれたのだ。
ただ、熱太郎がとろけているのは、それだけではない。担任が、『胸山湿図絵』という超ナイスボディーの美人だったことが、理由だったりもする。
「(うーん、サスガ『胸山』先生だけのことはあるなあああーー。すでにソフトボールを超えて、バレーボールに近いかもしれない……ふううーーん)」
「よっ! アッツ。やっぱり、居たな! あたしは、もうあきらめたわ。あんたと離れることはできない運命かな! ま、よろしく頼むわ!」
「お、おお。まっかせなさーーい! マナも早く、ソフトボールになれるように、影ながら応援するから」
「????……ああ?」
ホームルームが終わり、今日はこれで解散ということになったが、真夏美はそそくさと荷物をもって教室を飛び出していった。
熱太郎も慌てて、真夏美の後を追ったのだった。
「マナー! マナー! 待ってくれよー。どこ行くんだよー!」
「決まってんじゃない! あそこよ! アッツも付いて来るの?」
「ああ、もちろんだとも。 姫の行くところ、このファイヤーボーイの熱血熱太郎は、地の果てまでも追い駆けて行くでござるよ!」
「あー、はいはい。まったく、アッツさあ~、もう高校生なんだから、『中二病』は卒業したら?」
「ううっううーー、わしの『中二病』は、ひ、ひ、姫様の治癒魔法がなければ~~な、な、なお、ら、ないーーので、ござるーーーー!」
「んんんーん。仕方ないなあーー、じゃ、しばらく、そのまま患ってなさい!」
「え? え? ひめえええー! どうか、ヒールを……治癒魔法を……」
****************
……と、いう訳で、未だ『中二病』患者としてマナには扱われるが……
「おーーーい、マナー、こっちこっち!」
「何よアッツ、約束の時間にはまだ早いわよ。あんた、いったい何時から来てるのよ!」
「そんなの決まってるだろ? 朝の4時から並んでますよー!」
「まったく、この店の水着がそんなにいいの? あたしには、どこにでもあるようなものに見えるんだけどなあ」
「姫っえー! 何をおっしゃるウサギさん。この『UNIKUROの特別限定チラシ』でしか買えない、夢の水着をゲットするんじゃああああ!」
(つづく)
熱太郎は、入学式が終わって教室に戻るなり、全身とろけるような笑みを浮かべて悦に入っていた。念願の真夏美と同じ、私立虹ノ森学園高等部(みんなは虹ノ森高校と呼んでいる)に見事合格した。
それだけでは無く、1年1組という真夏美と同じクラスになれたのだ。
ただ、熱太郎がとろけているのは、それだけではない。担任が、『胸山湿図絵』という超ナイスボディーの美人だったことが、理由だったりもする。
「(うーん、サスガ『胸山』先生だけのことはあるなあああーー。すでにソフトボールを超えて、バレーボールに近いかもしれない……ふううーーん)」
「よっ! アッツ。やっぱり、居たな! あたしは、もうあきらめたわ。あんたと離れることはできない運命かな! ま、よろしく頼むわ!」
「お、おお。まっかせなさーーい! マナも早く、ソフトボールになれるように、影ながら応援するから」
「????……ああ?」
ホームルームが終わり、今日はこれで解散ということになったが、真夏美はそそくさと荷物をもって教室を飛び出していった。
熱太郎も慌てて、真夏美の後を追ったのだった。
「マナー! マナー! 待ってくれよー。どこ行くんだよー!」
「決まってんじゃない! あそこよ! アッツも付いて来るの?」
「ああ、もちろんだとも。 姫の行くところ、このファイヤーボーイの熱血熱太郎は、地の果てまでも追い駆けて行くでござるよ!」
「あー、はいはい。まったく、アッツさあ~、もう高校生なんだから、『中二病』は卒業したら?」
「ううっううーー、わしの『中二病』は、ひ、ひ、姫様の治癒魔法がなければ~~な、な、なお、ら、ないーーので、ござるーーーー!」
「んんんーん。仕方ないなあーー、じゃ、しばらく、そのまま患ってなさい!」
「え? え? ひめえええー! どうか、ヒールを……治癒魔法を……」
****************
……と、いう訳で、未だ『中二病』患者としてマナには扱われるが……
「おーーーい、マナー、こっちこっち!」
「何よアッツ、約束の時間にはまだ早いわよ。あんた、いったい何時から来てるのよ!」
「そんなの決まってるだろ? 朝の4時から並んでますよー!」
「まったく、この店の水着がそんなにいいの? あたしには、どこにでもあるようなものに見えるんだけどなあ」
「姫っえー! 何をおっしゃるウサギさん。この『UNIKUROの特別限定チラシ』でしか買えない、夢の水着をゲットするんじゃああああ!」
(つづく)
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
マンションのオーナーは十六歳の不思議な青年 〜マンションの特別室は何故か女性で埋まってしまう〜
美鈴
ファンタジー
ホットランキング上位ありがとうございます😊
ストーカーの被害に遭うアイドル歌羽根天音。彼女は警察に真っ先に相談する事にしたのだが…結果を言えば解決には至っていない。途方にくれる天音。久しぶりに会った親友の美樹子に「──なんかあった?」と、聞かれてその件を伝える事に…。すると彼女から「なんでもっと早く言ってくれなかったの!?」と、そんな言葉とともに彼女は誰かに電話を掛け始め…
※カクヨム様にも投稿しています
※イラストはAIイラストを使用しています
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる