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第7章 涼しい風を吹かせるために
99 第7章第14話 “さらば”じゃないわよ!
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「さあ、みんな、僕について来て!」
夏野室長は、全部で9人になったオンダン戦隊を引き連れて、虹ノ森高校4階のブルー・アース・ラボを後にし、その上にある屋上への階段を上っていったの。
階段を上り詰めたところに屋上への扉があるわ。透かしガラスの向こうは明るい水面がキラキラと反射しているので、とても明るく感じるの。だって、授業でいつも使っている、屋上プールがあるんだもん。
あれ? 室長? こんなところに連れてきて、プールで遊ぼうって言うんじゃないでようね。まあ、あたし達は部活やってても、ショッチュウ遊んでいるんだけどね。
えへっ(~ ̄▽ ̄)~
ところが、夏野室長が開けたのは、屋上入り口の手前にある小さな扉だったの! てっきりあたしは、この扉は掃除用具でも入っている、建付けのロッカーかと思っていたのよね。 こないだちょっと箒を借りたくて、開けようと思ったら鍵が掛かっていて開かなかったのよ。今日は、室長が鍵を差し込んで開けてくれたわ。
なんと、そこは掃除用具入れロッカーじゃなくて、細長い通路になっていたの。そこを真っすぐ進むと、分厚い鋼鉄の扉が、音も無くスライドしたわ。
中は、全く別の世界にようだったの。
そこは、小さな部屋になっていたの。……ううん、部屋というより研究室? とも、違うわね。
細長い部屋の両側には、たくさんのモニターや計器が埋め込まれていたの。たぶん、前方になると思うけど、大きな窓が付いていたわ。まるで、自動車のフロントガラスみたい!
それから、天井には大型のモニタービジョンがあったの。あたし、昔の映画で見たことがあったわ! 宇宙へ行く大きな船についていたのよ。たしか『ビデオモニター』とか言ってたのを覚えている。まさに、あれと同じなの。
前方の窓の前には、2つの椅子があって、その椅子には飛行機のハンドルのような操縦桿がついているの。部屋の中央には、やっぱり2つの椅子があって、椅子の前には大きなレーダー画面があったわ。両側の壁には、それぞれ2つずつ椅子があって、壁際の計器を操作する感じかな?
そして、中央より少し後ろの真ん中に全体を見渡せる席が1つあった。どうも、ここが1番偉い人が座る椅子みたいね。
夏野室長は、それぞれの椅子へ座る人を指定したのよ。
「前方左は胸山先生で戦闘部門担当だ。同じく右側は南中子君で操縦部門担当。中央の2つは真夏美君と真黒事務長でレーダーと通信担当。左の壁2つは剛毛教頭と熱太郎君でエネルギーと機関部担当だ。右側2つは厚着校長と湖路奈で艦内管理と気象観測担当。そして僕が全体指揮をする」
と、言って夏野室長は、中央後方の一段高い椅子に座ったのよね、やっぱり!
「みんな、これが我々の移動手段『地球戦艦マグマ』だ!」
夏野室長の声がこの艦橋に響き渡った時、すべての乗組員は、口々に繰り返した。
「マグマ……」
「……マグマだ!」
「おお、これが、マグマか!」
「マ・グ・マ……」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
「これから、『冷却エナジー』の抽出の時間を利用して、みんなには、このマグマの乗組員としての技術を磨いてもらう! 加えて、一人一人が艦載機の操縦もマスターしてもらわなきゃならない! 我々は、9つのポイントを目指すのだが、まずこの地球戦艦マグマで地球の高熱の影響を受けない上空へ高く飛ぶことにする。その後は、各人が冷却エナジー投下のピンポイントまで艦載機で向かうことになる。ほとんど、自動操縦で問題はないが、最後のエナジーカプセル射出は、どうしても手動でないとだめなんだ! だから、みんなにはこの期間……冷却エナジー充填の期間は1ヶ月だ……この1ヶ月の間にすべての訓練をマスターしてほしい! よろしく、頼んだぞ!」
うひょおおお! こりゃ、エライことになったわね。アッツなんか嬉しそうに目を輝かせているけど、こんな機械の操縦なんか、覚えられるのかしら?
おまけに、一人ずつ戦闘機を操縦するのよ!
ミー先輩もシーセンセも、もうやる気満々って感じだわ。もちろん、湖路奈ちゃんなんかお茶の子さいさいよね。
ふうー、どうなることやら…………。
(つづく)
夏野室長は、全部で9人になったオンダン戦隊を引き連れて、虹ノ森高校4階のブルー・アース・ラボを後にし、その上にある屋上への階段を上っていったの。
階段を上り詰めたところに屋上への扉があるわ。透かしガラスの向こうは明るい水面がキラキラと反射しているので、とても明るく感じるの。だって、授業でいつも使っている、屋上プールがあるんだもん。
あれ? 室長? こんなところに連れてきて、プールで遊ぼうって言うんじゃないでようね。まあ、あたし達は部活やってても、ショッチュウ遊んでいるんだけどね。
えへっ(~ ̄▽ ̄)~
ところが、夏野室長が開けたのは、屋上入り口の手前にある小さな扉だったの! てっきりあたしは、この扉は掃除用具でも入っている、建付けのロッカーかと思っていたのよね。 こないだちょっと箒を借りたくて、開けようと思ったら鍵が掛かっていて開かなかったのよ。今日は、室長が鍵を差し込んで開けてくれたわ。
なんと、そこは掃除用具入れロッカーじゃなくて、細長い通路になっていたの。そこを真っすぐ進むと、分厚い鋼鉄の扉が、音も無くスライドしたわ。
中は、全く別の世界にようだったの。
そこは、小さな部屋になっていたの。……ううん、部屋というより研究室? とも、違うわね。
細長い部屋の両側には、たくさんのモニターや計器が埋め込まれていたの。たぶん、前方になると思うけど、大きな窓が付いていたわ。まるで、自動車のフロントガラスみたい!
それから、天井には大型のモニタービジョンがあったの。あたし、昔の映画で見たことがあったわ! 宇宙へ行く大きな船についていたのよ。たしか『ビデオモニター』とか言ってたのを覚えている。まさに、あれと同じなの。
前方の窓の前には、2つの椅子があって、その椅子には飛行機のハンドルのような操縦桿がついているの。部屋の中央には、やっぱり2つの椅子があって、椅子の前には大きなレーダー画面があったわ。両側の壁には、それぞれ2つずつ椅子があって、壁際の計器を操作する感じかな?
そして、中央より少し後ろの真ん中に全体を見渡せる席が1つあった。どうも、ここが1番偉い人が座る椅子みたいね。
夏野室長は、それぞれの椅子へ座る人を指定したのよ。
「前方左は胸山先生で戦闘部門担当だ。同じく右側は南中子君で操縦部門担当。中央の2つは真夏美君と真黒事務長でレーダーと通信担当。左の壁2つは剛毛教頭と熱太郎君でエネルギーと機関部担当だ。右側2つは厚着校長と湖路奈で艦内管理と気象観測担当。そして僕が全体指揮をする」
と、言って夏野室長は、中央後方の一段高い椅子に座ったのよね、やっぱり!
「みんな、これが我々の移動手段『地球戦艦マグマ』だ!」
夏野室長の声がこの艦橋に響き渡った時、すべての乗組員は、口々に繰り返した。
「マグマ……」
「……マグマだ!」
「おお、これが、マグマか!」
「マ・グ・マ……」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
「これから、『冷却エナジー』の抽出の時間を利用して、みんなには、このマグマの乗組員としての技術を磨いてもらう! 加えて、一人一人が艦載機の操縦もマスターしてもらわなきゃならない! 我々は、9つのポイントを目指すのだが、まずこの地球戦艦マグマで地球の高熱の影響を受けない上空へ高く飛ぶことにする。その後は、各人が冷却エナジー投下のピンポイントまで艦載機で向かうことになる。ほとんど、自動操縦で問題はないが、最後のエナジーカプセル射出は、どうしても手動でないとだめなんだ! だから、みんなにはこの期間……冷却エナジー充填の期間は1ヶ月だ……この1ヶ月の間にすべての訓練をマスターしてほしい! よろしく、頼んだぞ!」
うひょおおお! こりゃ、エライことになったわね。アッツなんか嬉しそうに目を輝かせているけど、こんな機械の操縦なんか、覚えられるのかしら?
おまけに、一人ずつ戦闘機を操縦するのよ!
ミー先輩もシーセンセも、もうやる気満々って感じだわ。もちろん、湖路奈ちゃんなんかお茶の子さいさいよね。
ふうー、どうなることやら…………。
(つづく)
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