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8:記憶の穴に銀の杭◇
「子ども?」
「ああ。お前に会いたいって」
「子どもを夜に外出させるのは、危ないですよ」
「日が落ちた夕方に来るように言ってあるから大丈夫だ」
「そ、そうですか」
ジャクソンの訪問を伝えると、セルは目に見えてソワソワし始めた。
緊張と楽しそうな表情が入り混じったセルを見て、アディエルは苦笑する。
「薄紫髪のがきんちょ。なんでか俺の後ちょこちょこついてきてさ」
「……ふふ、可愛いですか?」
「別に。ただ、ひよこを彷彿とさせたな」
「ひよこ……」
アディエルの言葉にセルはクスリと微笑む。確かにあの雛鳥のような存在なら雑に扱えないだろうと思った。
「えっと、おもてなしの準備をしないとですね」
「そうだな」
人間の食べ物を必要とせず、飲食も不要な二人。家に菓子など置いていなかったが、アディエルがとりあえず買ってきたクッキーと紅茶を準備する。
二人はいつもより丁寧に掃除をし、テーブルには花を飾った。
「子ども相手にコレは、やりすぎですかね? 緊張させてしまうかもしれない」
「いや、そんな事はないだろう。普通に喜ぶだろ」
来客に浮き足立つセルを落ち着かせながら、夕方を迎える。
『コンコンコン』
「こんにちはー、あれ? こんばんはかな?」
『ガチャ』
「どっちでもいい」
小さな来客を出迎えるアディエル。
「……アディさん、あんなに働いてるのに、なんでこんなボロいとこに住んでるんですか?」
「仮住まいだ。ずっと居る気はない」
玄関から居間に移動する間に家のボロさに驚くジャクソンだが、アディエルに軽く流される。
「顔色が悪いけど、驚かずに普通に接してやってくれ」
「はい」
居間の扉を開けると、そこには背筋を伸ばして座るセルの姿があった。
ガチガチに緊張している。
「こ、こんにちは」
「……こんにちは!」
ジャクソンは一瞬目を見開いたが、すぐに元気良く挨拶を返した。
「僕はジャクソンです。ネフェリ村のジャクソンです」
「ジャクソンと言うのですね。初めまして、私はセルと申します」
「(……ネフェリ村………?)」
アディエルはジャクソンの妙な自己紹介に妙な引っかかりを覚えて記憶を探る。
「(──あっ)」
「お会いできて光栄です! セルジア神父様!」
『ドスン!』
「……ごふ」
ジャクソンは笑顔のまま銀の杭をセルの胸元へ突き刺した。
その光景を見た瞬間、アディエルは思わずジャクソンを素の力で叩き飛ばしていた。
『ドゴォ』
「ぐは!」
アディエルの払いのけた一撃を食らったジャクソンは部屋の端まで吹き飛び、壁に激突して痛みで起き上がれない。
「セル! セル、しっかりしろ!」
「……ゲホッゴホッ」
吐血はしているが、心臓には到達していない。すぐに引き抜くが、銀の杭による影響は強く、しばらく身動きが取れそうもない。
「くっそ……おいクソ餓鬼! お前、ネフェリ村の生き残りなんだろ! どうしてセルを」
必死の形相で叫ぶアディエルと目が合ったジャクソンは、今までの無邪気な子どもの表情が消え失せ、アディエルの主張をかき消す怒号をあげた。
「どうしてだって? それはこっちのセリフだ!! セルジア神父様!」
「はっ……ぅう」
「村のみんなを殺しておいて、どうしてそんな風に笑ってられるんだよ!! なあ!!」
「……こ、ろ」
「は? 何言って」
ジャクソンの衝撃的な発言に、セルが息も絶え絶えになりながら、言葉の意味を理解しようとしていた。
怒りの感情をぶつけたジャクソンは冷静さを取り戻し、横たわりながらも静かにセルを追い詰める。
「おじいちゃんに会いに隣村へ行ってたんだ……けど、村に帰ったら、みんな死んでた。吸血鬼になる為に殺したんだよね……吸血鬼になるには、大勢の人間の血がいるから」
「わ、私……そんなっ」
「都合良く覚えてないんだ! 僕らの事なんて餌としか思ってなかったから、覚える必要もなかったのかな!!?」
「ぁ、ああぁぁぁ!」
「違う、違う違う! 違うッ! セル、セルこっちを見ろ!」
自分の過去を知るジャクソンによって暴露された内容は、セルの精神を打ち砕くのに十分だった。
アディエルが顔を合わせても、セルの目は焦点が合っておらず、今にも狂ってしまいそうになっていた。
「あぁああぁぁ……私は、私はっ、どうして、なんて……事を」
「違う違う違う違う! お前は誰一人殺してない!」
言い聞かせても、セルは自分の犯した罪の重さに震えて、ボロボロと涙が溢れ出てきた。
「泣きたいのは僕なんだけど……被害者ぶらないでくれ」
「ごめん、なさい……」
「謝って、懺悔しても、許してくれるのは神様だけだよ。僕は、絶対許さない……パパやママ達の仇だもん」
「お前ちょっと黙ってろ! 事実と全然違うこと言ってセルを追い詰めんじゃねえよ! クソガキが!!」
アディエルの知るセルの過去とジャクソンの知るセルの過去は全く違う。
「アディさんは黙っててください。部外者でしょ」
「部外者じゃねえよ…………ぉ……俺は」
アディエルは、自分の顔を撫で上げて髪の色まで変え、ジャクソンに顔を向ける。
「なっ……は?」
「俺は、お前達と同じ村にいたんだよ」
「……アレシュ、にいちゃん?」
今のアディエルの顔とは似ても似つかないタイプの美形の金髪青年が、そこには立っていた。
ジャクソンは信じられないといった様子で、当時のアディエルの名を口にした。
「それで……セルを吸血鬼にしたのは……俺だ」
「……え?」
「ど、どうして!?」
アディエルの告白に、二人は動揺を隠せない。
「セルが死んだからだ……盗賊の襲撃でな」
「は? 盗賊の襲撃なんて、僕知らない!」
「……みんな、教会の中で死んでただろ」
「!!?」
最後の日の事実を語る。
ジャクソンと同じくアディエルも村の外にいた。
アディエルが戻った時には、教会に避難した村人の虐殺が行われた後だった。
「それから……一番奥の部屋に、子ども達が居たはずだ」
「……うん。三人の子ども達だけ、生き残ってた。みんな声を出したら殺されると思ってた状況に長くいた所為で喋れなくなっちゃった。弟が最後に、神父様が……って。神父様の遺体は探してもどこにもなかった」
「俺が持っていったからな」
「アディ……アレシュ兄ちゃんは盗賊って言うけど、民家に一切の被害が出てないのは、なんで?」
盗賊の目的は金品の強奪だ。家を荒らさないで人殺しのみ行ったのは妙な事だ。
「そんなの簡単だ。盗賊は先に邪魔な住人を殺してから、家を探る。その前に、俺が教会にいた盗賊全員ぶっ殺したんだよ」
「ぇ……」
「おかしいと思わなかったのか? 村人全員教会の中で死んでるのに、教会の外に大量の血が飛び散ってる事にさ」
アディエルに言われて初めて、ハッと口を覆うジャクソン。言われていた通りの現場が脳裏を過ぎる。
「セルの死を受け入れられずに、俺は盗賊共を使ってセルを吸血鬼にしたんだ。死後の状態が酷くて記憶喪失になっちまったけどな」
「…………でも、弟が」
「弟が言った言葉は、ただの心配だ」
「しん、ぱい?」
「セルは、子ども達を守る為に扉の前で死んでたんだ。一番頑丈な扉の前で、ドアノブ握り込んで、酷い有様で……ああ」
鮮明にセルの悲惨な最期を思い出して、目を瞑り頭を掻きむしりながら天を仰ぐ。
「……アディエルさん……私は、酷い、事を」
「…………セル、お前は何も酷い事なんて、してない」
「けど、けどっ、あなたに人を殺めさせてしまった……ジャクソンくんと弟さんに、子ども達に辛い思いをさせてしまった……もっと……私が、もっとしっかりしてたら、こんな事には、きっと」
「お前は精一杯やった。神父の身で、出来る範囲を懸命にやり遂げたんだ」
嘆くセルの姿は痛々しく、見ていられない。そんなセルの肩を抱いて慰めるアディエル。
二人の姿に、ジャクソンは自分の大いなる過ちに気付いた。
「……僕……の、方が、悪い事、した」
「ああ、そうだ。ジェイ、お前は間違った。もう一歩間違ったら、弟の恩人を殺してたんだぞ」
「ご、ごめん、なさい、ごめんなさい、セルジア神父様、ごめんなさい」
「……はぁ……ジャクソンくん、私は……君を許します」
傷がふさがり始めたセルは、アディエルに補助されながら立ち上がり、ジャクソンのもとへ歩み寄る。
なんとか身を起こすジャクソンの頭を撫でる。
「これからは……家族と共に幸せになりなさい。悔い改めて、前を向いて歩いて行きなさい。君が生きてて……本当によかった」
「うっ、うううぅうううぅううう」
セルの優しさに触れて、堪えきれず泣き出すジャクソン。
それを見ていたアディエルの口元にも薄っすら笑みが浮かぶ。
「神父様……神父様ぁぁ」
「……よし、よし」
小さな復讐鬼は、ただの子どもに成り果てた。
「ああ。お前に会いたいって」
「子どもを夜に外出させるのは、危ないですよ」
「日が落ちた夕方に来るように言ってあるから大丈夫だ」
「そ、そうですか」
ジャクソンの訪問を伝えると、セルは目に見えてソワソワし始めた。
緊張と楽しそうな表情が入り混じったセルを見て、アディエルは苦笑する。
「薄紫髪のがきんちょ。なんでか俺の後ちょこちょこついてきてさ」
「……ふふ、可愛いですか?」
「別に。ただ、ひよこを彷彿とさせたな」
「ひよこ……」
アディエルの言葉にセルはクスリと微笑む。確かにあの雛鳥のような存在なら雑に扱えないだろうと思った。
「えっと、おもてなしの準備をしないとですね」
「そうだな」
人間の食べ物を必要とせず、飲食も不要な二人。家に菓子など置いていなかったが、アディエルがとりあえず買ってきたクッキーと紅茶を準備する。
二人はいつもより丁寧に掃除をし、テーブルには花を飾った。
「子ども相手にコレは、やりすぎですかね? 緊張させてしまうかもしれない」
「いや、そんな事はないだろう。普通に喜ぶだろ」
来客に浮き足立つセルを落ち着かせながら、夕方を迎える。
『コンコンコン』
「こんにちはー、あれ? こんばんはかな?」
『ガチャ』
「どっちでもいい」
小さな来客を出迎えるアディエル。
「……アディさん、あんなに働いてるのに、なんでこんなボロいとこに住んでるんですか?」
「仮住まいだ。ずっと居る気はない」
玄関から居間に移動する間に家のボロさに驚くジャクソンだが、アディエルに軽く流される。
「顔色が悪いけど、驚かずに普通に接してやってくれ」
「はい」
居間の扉を開けると、そこには背筋を伸ばして座るセルの姿があった。
ガチガチに緊張している。
「こ、こんにちは」
「……こんにちは!」
ジャクソンは一瞬目を見開いたが、すぐに元気良く挨拶を返した。
「僕はジャクソンです。ネフェリ村のジャクソンです」
「ジャクソンと言うのですね。初めまして、私はセルと申します」
「(……ネフェリ村………?)」
アディエルはジャクソンの妙な自己紹介に妙な引っかかりを覚えて記憶を探る。
「(──あっ)」
「お会いできて光栄です! セルジア神父様!」
『ドスン!』
「……ごふ」
ジャクソンは笑顔のまま銀の杭をセルの胸元へ突き刺した。
その光景を見た瞬間、アディエルは思わずジャクソンを素の力で叩き飛ばしていた。
『ドゴォ』
「ぐは!」
アディエルの払いのけた一撃を食らったジャクソンは部屋の端まで吹き飛び、壁に激突して痛みで起き上がれない。
「セル! セル、しっかりしろ!」
「……ゲホッゴホッ」
吐血はしているが、心臓には到達していない。すぐに引き抜くが、銀の杭による影響は強く、しばらく身動きが取れそうもない。
「くっそ……おいクソ餓鬼! お前、ネフェリ村の生き残りなんだろ! どうしてセルを」
必死の形相で叫ぶアディエルと目が合ったジャクソンは、今までの無邪気な子どもの表情が消え失せ、アディエルの主張をかき消す怒号をあげた。
「どうしてだって? それはこっちのセリフだ!! セルジア神父様!」
「はっ……ぅう」
「村のみんなを殺しておいて、どうしてそんな風に笑ってられるんだよ!! なあ!!」
「……こ、ろ」
「は? 何言って」
ジャクソンの衝撃的な発言に、セルが息も絶え絶えになりながら、言葉の意味を理解しようとしていた。
怒りの感情をぶつけたジャクソンは冷静さを取り戻し、横たわりながらも静かにセルを追い詰める。
「おじいちゃんに会いに隣村へ行ってたんだ……けど、村に帰ったら、みんな死んでた。吸血鬼になる為に殺したんだよね……吸血鬼になるには、大勢の人間の血がいるから」
「わ、私……そんなっ」
「都合良く覚えてないんだ! 僕らの事なんて餌としか思ってなかったから、覚える必要もなかったのかな!!?」
「ぁ、ああぁぁぁ!」
「違う、違う違う! 違うッ! セル、セルこっちを見ろ!」
自分の過去を知るジャクソンによって暴露された内容は、セルの精神を打ち砕くのに十分だった。
アディエルが顔を合わせても、セルの目は焦点が合っておらず、今にも狂ってしまいそうになっていた。
「あぁああぁぁ……私は、私はっ、どうして、なんて……事を」
「違う違う違う違う! お前は誰一人殺してない!」
言い聞かせても、セルは自分の犯した罪の重さに震えて、ボロボロと涙が溢れ出てきた。
「泣きたいのは僕なんだけど……被害者ぶらないでくれ」
「ごめん、なさい……」
「謝って、懺悔しても、許してくれるのは神様だけだよ。僕は、絶対許さない……パパやママ達の仇だもん」
「お前ちょっと黙ってろ! 事実と全然違うこと言ってセルを追い詰めんじゃねえよ! クソガキが!!」
アディエルの知るセルの過去とジャクソンの知るセルの過去は全く違う。
「アディさんは黙っててください。部外者でしょ」
「部外者じゃねえよ…………ぉ……俺は」
アディエルは、自分の顔を撫で上げて髪の色まで変え、ジャクソンに顔を向ける。
「なっ……は?」
「俺は、お前達と同じ村にいたんだよ」
「……アレシュ、にいちゃん?」
今のアディエルの顔とは似ても似つかないタイプの美形の金髪青年が、そこには立っていた。
ジャクソンは信じられないといった様子で、当時のアディエルの名を口にした。
「それで……セルを吸血鬼にしたのは……俺だ」
「……え?」
「ど、どうして!?」
アディエルの告白に、二人は動揺を隠せない。
「セルが死んだからだ……盗賊の襲撃でな」
「は? 盗賊の襲撃なんて、僕知らない!」
「……みんな、教会の中で死んでただろ」
「!!?」
最後の日の事実を語る。
ジャクソンと同じくアディエルも村の外にいた。
アディエルが戻った時には、教会に避難した村人の虐殺が行われた後だった。
「それから……一番奥の部屋に、子ども達が居たはずだ」
「……うん。三人の子ども達だけ、生き残ってた。みんな声を出したら殺されると思ってた状況に長くいた所為で喋れなくなっちゃった。弟が最後に、神父様が……って。神父様の遺体は探してもどこにもなかった」
「俺が持っていったからな」
「アディ……アレシュ兄ちゃんは盗賊って言うけど、民家に一切の被害が出てないのは、なんで?」
盗賊の目的は金品の強奪だ。家を荒らさないで人殺しのみ行ったのは妙な事だ。
「そんなの簡単だ。盗賊は先に邪魔な住人を殺してから、家を探る。その前に、俺が教会にいた盗賊全員ぶっ殺したんだよ」
「ぇ……」
「おかしいと思わなかったのか? 村人全員教会の中で死んでるのに、教会の外に大量の血が飛び散ってる事にさ」
アディエルに言われて初めて、ハッと口を覆うジャクソン。言われていた通りの現場が脳裏を過ぎる。
「セルの死を受け入れられずに、俺は盗賊共を使ってセルを吸血鬼にしたんだ。死後の状態が酷くて記憶喪失になっちまったけどな」
「…………でも、弟が」
「弟が言った言葉は、ただの心配だ」
「しん、ぱい?」
「セルは、子ども達を守る為に扉の前で死んでたんだ。一番頑丈な扉の前で、ドアノブ握り込んで、酷い有様で……ああ」
鮮明にセルの悲惨な最期を思い出して、目を瞑り頭を掻きむしりながら天を仰ぐ。
「……アディエルさん……私は、酷い、事を」
「…………セル、お前は何も酷い事なんて、してない」
「けど、けどっ、あなたに人を殺めさせてしまった……ジャクソンくんと弟さんに、子ども達に辛い思いをさせてしまった……もっと……私が、もっとしっかりしてたら、こんな事には、きっと」
「お前は精一杯やった。神父の身で、出来る範囲を懸命にやり遂げたんだ」
嘆くセルの姿は痛々しく、見ていられない。そんなセルの肩を抱いて慰めるアディエル。
二人の姿に、ジャクソンは自分の大いなる過ちに気付いた。
「……僕……の、方が、悪い事、した」
「ああ、そうだ。ジェイ、お前は間違った。もう一歩間違ったら、弟の恩人を殺してたんだぞ」
「ご、ごめん、なさい、ごめんなさい、セルジア神父様、ごめんなさい」
「……はぁ……ジャクソンくん、私は……君を許します」
傷がふさがり始めたセルは、アディエルに補助されながら立ち上がり、ジャクソンのもとへ歩み寄る。
なんとか身を起こすジャクソンの頭を撫でる。
「これからは……家族と共に幸せになりなさい。悔い改めて、前を向いて歩いて行きなさい。君が生きてて……本当によかった」
「うっ、うううぅうううぅううう」
セルの優しさに触れて、堪えきれず泣き出すジャクソン。
それを見ていたアディエルの口元にも薄っすら笑みが浮かぶ。
「神父様……神父様ぁぁ」
「……よし、よし」
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