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12:二度目の初夜①
しおりを挟む首筋を舐め上げられ、内腿を擦り合わせて身悶える宗馬。
「ぁん……ッふぅ……」
甘く鼻にかかる声が漏れ始めると湊は愛おしそうに頬を染めた。
宗馬のTシャツを捲って脇腹に手を置いて滑らせて、徐々に上に移動させて、可愛らしく色付いた桃色に辿り着くと、口を寄せて舌先でころころと転がして遊ばせる。
「そこ、ばっかり」
「じゃあ……何処、触って欲しい?」
意地悪な質問に、宗馬はカァっと顔を赤くさせながらも強請った。
「いっぱい、さわって……ぼくの、全部、黒田くんのものにして欲しい……おなかのなかもぜんぶ、いっぱい触って」
「ああ、任せてくれ」
宗馬の手を取り、自らの熱に当てさせる。その熱さに宗馬も目が眩んだ。
「ほ、しぃ」
「本当に素直だな」
「んっ」
二人は何度も熱を分け合うかのようにキスをする。
緊張と極度の興奮で震える指先で、湊のベルトを解いて、前を寛げれば、パンツのゴムが伸びてしまうぐらい怒張しきったものが現れ出て、思わず宗馬はその大きさと凶暴性に息を飲む。
指先に触れる血管や隆起したカリなど、全て宗馬を求めて猛っている。
これが早く欲しい、今すぐに欲しいと思わせるには十分な迫力だった。
「どくどく、してる」
「はぁ……麦谷、腰上げて」
宗馬のズボンを下着ごと脱がせば、そこには白濁色が絡み付いた肉棒がヒクヒクと揺れている、湊はそれが妙に艶めかしく見え、再び喉が鳴る。
ベッド横の引き出しからローションを取り出す。片手で蓋を外してそれを適量取ると、湊は宗馬の入り口に押し当てるように塗り始めた。ぬちゅぐぢゅっと粘着質な音が響き渡り、久々のその音に宗馬も羞恥心に襲われる。
「思ったより、柔らかい……ここも準備してたのか?」
「それは、聞かないれ、ああっ!」
『グチュグチュグチュ』
たまに我慢出来ずに、後孔で自慰に耽っていたなど言えず、誤魔化す。だが、隠しきれない解れぐあいに、湊が察してにんまりと笑う。
「じゃあ聞かない……ふふ、中吸い付いてくる。指気持ちいい?」
「きもちぃ……くろだくんの指、すきッ」
前立腺を挟み込まれるような動きに甘えた声で応える。
そしてそのまま指は本数を増やしていく。入り口も中も充分過ぎる程に広げられると、湊は引き出しの中からコンドームを手に取った。
『ビッ』
口で包みを開けて被せている。初めて見る荒っぽいその姿に、宗馬の心臓はバクつく。
「はっ、はっ、はっ」
「興奮し過ぎだ……」
細い目を開眼させて、湊の一挙手一投足を逃すまいと夢中で見つめている姿にクスリと笑みを見せる。
湊もそれに気づいて、気恥ずかしさを紛らわすように、宗馬の後頭部へ手を添えて深いキスをした。
『クチュ、クチュ』
「んっ、んん」
舌の裏を舌先でなぞられるとゾクッとして頭がぽわぁっと惚けてくる。唾液を注ぎ込まれ、反射的にごくりと宗馬が飲み込めば、湊は口を離した。
「……挿れるぞ」
掠れた声に耳まで犯される。
足を左右に大きく開かれて秘部が丸見えになれば、「ぁ」とか細く情けない声が口からこぼれる。
しかし次の瞬間には熱い楔の先端が押し付けられてきたのを感じて言葉は引っ込んだ。
ゆっくりと慎重に侵入すれば、宗馬の内が湊の形へと変えられていく。
「ぁ、ああッ、はいって、くる……くろだ、くん」
「はぁ、はー」
「んん~~ッ!!」
湊の腰骨が臀部に当たって根元まで入ったことを告げる。その達成感と、肉筒に包まれてる幸せを噛み締めながら、お互いに落ち着くのを待つ。
少しの間動けずにいると、宗馬は自分の腹を摩りながら涙を溢しながら呟いた。
「ぁ、あつくてぇ……うれし……すごい、黒田君ので、なかいっぱい」
「はぁ……麦谷に触れられて、俺も凄く、幸せな気分だよ。キスも、毎日でもしよう。ずっと隣に居る、約束するよ。だから、お前もそうしてくれ」
湊の言葉に、嬉しそうに微笑む宗馬の瞳からはポロと大粒の雫が流れ落ちた。それは生理的なものではない、嬉しいからだ。
「うん、うん……ぼくもっ……ずっと隣にいる」
震え声を出して宗馬は湊に抱きつき返した。首筋に顔を埋めてスンっと泣き始めた宗馬を撫でつつ湊もぎゅうっと強く抱きしめ返す。
そして同時に宗馬の中に埋め込んでいたものを抽迭し始めた。
ゆっくり抜いていけば内壁は引き止めるように絡みついて、一気に穿つように押し進めていけば内圧がかかりギュウッと絞られる。滑りが良くなっていく毎に速度が上がっていく。
『パチュ、グチュン! ズル、ドチュン!』
「ふぁッ! あうッ……ぁあん! ひゃッ!」
肌がぶつかる度にパンッパツンッと鳴る。その卑猥な音が耳にこびり付く度、お互いの快楽が増すのであった。
激しく律動を繰り返し、身体がぶつかり合う快感に、どんどん行為に没頭させられる。
『ドチュ、グププ』
「イ、く、イっちゃ……ぁあああッ!!!」
思いっきり奥を突かれた時、宗馬は自分の腹に白濁を散らした。
「はーッ、はーッ、ぃ、うう、あっぁ」
「蕩けてる顔も可愛いな」
頭をぐしゃぐしゃに混ぜてキスを送る湊。その間にも律動的に肉杭を打ち込む。
「あっ、あぁ、まっ、ああッ」
『クチュ、ズプンッ! パチュパチュパチュン!』
「や、またイッて、ぁン! はぅっ、あっ」
『グプ、ズチュン!』
「ま、まだ、まって、これじゃあ、すぐいっちゃぅ!」
宗馬の内はまだ痙攣するようにビクビクしているのにも関わらず湊は止まらないで責め立てる。
「もう少し、だけ」
「ぁあッ、あ、だめえッ」
「くぅ……ああ」
「んぅ!」
そして湊は薄い膜越しに達した。
腰を揺すりながら、引き抜くと、湊はコンドームを結んでティッシュに包んでゴミ箱に投げた。そしてすぐに新しいものを付けようと手を伸ばした。その時宗馬の手が伸びてきて、湊の手首を掴んだ。
宗馬の方を見れば目線を反らしてモジモジとしている。
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