17 / 33
3章:エントの森
エント
しおりを挟む
双子が感じたおかしな気配が現れることはなく、8人はエントの森の中央にたどり着いた。日中でも薄暗かった木々におおわれた森の中にある開けた場所に月の光が柔らかく差し込んでいる。
「ここが目的地ですか」
「あぁ、とりあえずはそうじゃ」
開けた場所の中央に立ち見渡す。エントの森にこのような開けた地があること等知りもしなかった。そして、開けているという不自然さに背筋に冷たいものが走る感覚を覚えてしまう。アルロがベレヌスの後ろをついていこうとしたとき音がした。それは北のほうから聞こえた。
—ガサリ、ガサリ
—木の葉を動かす乾いた音
山となっていた木の葉からドワーフほどの大きさの木がひょっこりと現れた。
「あっ、エントだ」
ベレヌスの驚いているのかわからない声が静かな開けた地に聞こえた。初めてエントを見るアルロやドワーフは目を見開き、その姿を観察する。しかし、小さなエントはゆっくり観察する暇など与えてはくれない。
—キュー! キャキャキャ!
甲高い奇声を発しながら小さなエントは木の葉をまき散らしながら、北のほうへ消えた。それを8人全員何が起たのか呆然としてしまった。
「あのエント今なんて言ってた」
ベレヌスは嫌な予感がした。いい叫び声ではなかったはずだと双子を見た。
「危険な奴がいるってさ」
—グァアアアア!
雄たけびに似た低い音と地面を揺らす大きな何かが8人に向かってくることを感じていた。耳から足から空気から感じる。
「気をつけろ!」
アルロの掛け声に皆が気を引き締め、それぞれの獲物を構えた。目の前で大きく揺れる森。音と振動が近づくにつれ、揺れも大きくなる。
現れたそれは、大きいという言葉では表すことのできないような大きさだった。黒みがかった幹は太くはない。しかし、背がありデコボコした表面や幹にある顔は歴戦の戦士を思わせた。
「でかすぎないか」
「どう戦えばいいんじゃ」
「エルフならば何か知っているんじゃないのか」
アルロとドワーフは巨大なエントを見上げ、どう戦えばよいかわからなかった。そもそもどこをきればエントにダメージを与えることができるのかわからない。双子は急に頼りにされ困った。
エントを害するエルフなどいない。自然と共に生きるエルフが木でもあるエントを殺すはずもない。固まっているエルフ、そして何かを考えている魔法使い。役に立ちそうになかった。
「もう燃やそう」
ぼそりとベレヌスの口から提案が漏れる。アルロとドワーフは頷きそうになるが、すぐに被りを振った。
「ベレン、こんなところで燃やせばすぐに火が燃え広がるぞ!」
「そうだ! ここは逃げるしかないじゃろ」
ダグザの案に一同、無言で賛同し後ろに足を下げた。しかし、南からも大きな音が聞こえてきた。
「はさみうちか」
ベレヌスはやはり燃やすべきか、腰袋にある火薬と火付石に手を伸ばす。それをアルロは気づくがこうなれば仕方がないと、何も言わない。
—ドゥキュワワァァアア
南からは薄い茶色の幹を持つエントが現れた。皆が額から緊張と恐怖、不安の汗を流す中、ドンナトールが嬉しそうな声を上げた。
「友よ!」
「は?」
「ヒサシイ シロナガイノ」
「「「しゃべった!?」」」
ドワーフ3人は悲鳴をあげ、トールマン2人は目を見開いた。
「どういうことか説明してもらえますか」
ドンナトールは仲間の目に困ったように白く長い髭を撫でつけて笑った。その表情に皆がため息をつき、ドンナトールの後ろに立つ薄茶色のエントを見上げた。その後ろには黒みを帯びるエントが幹についた顔を不機嫌そうに歪めている。
「これは古くからのなじみでの」
「シロナガ イロイロ オシエテクレタ」
誰がエントと知り合いな人、いや魔法使いがいると思うか。先に知り合いがいるとでも言っておいてもよくはないだろうか。
そんな7人の様子など気にした様子もなくドンナトールは続けた。
「わしはこやつの葉をもらって、これを蒸かせるのがすきでの」
ドンナトールはローブからパイプを見せた。ドワーフ3人は目を見開きその手にあるものを見つめた。
ドワーフたちはずっと我慢していた。乾燥させた葉を蒸かせるなどしたら、エントが怒り襲われるかもしれないと思っていた。それがどうだ。
目の前の魔法使いは堂々と友と呼んだエントの葉を蒸かせているというではないか。
「こやつからちぎるわけではないぞ。こやつが差し出してくれたやつだけじゃ」
「そんなことはわかっている」
「ナンダ チイサイノ ホシイノカ」
薄茶色のエントが手であろう腕を上のほうに伸ばし、葉をいくつか差し出した。ドワーフたちはどうすればいいのかわからず、顔を見合わせる。その横から手が伸びた。
「そういうことならば少し頂戴します。いやぁ、いい葉ですね」
「ありがたく。ベレンも吸うのか」
「まぁ、戦いや仕事の後に」
ベレヌスとアルロは葉を2,3枚手にすると観察して満足そうにパイプ草袋に入れた。ドワーフたちも恐る恐るエントの手から葉を受け取る。
「友よ。わしらを招いてはくれないか」
ドンナトールは薄茶色のエントを見上げた。エントは少し考えるそぶりを見せたが、8人を見渡しアルロを見ると答えた。
「ダメダ」
「なぜだ」
「アノニンゲン キケン」
大きな枝が風を切りアルロを指し示す。アルロは危険なのが自分であることに驚き、戸惑った。ドンナトールも斧を持つドワーフでなく、アルロであったことに驚く。そして可能性を思いつく。
「アルロ、剣を」
ドンナトールに促され、アルロは戸惑いながら腰の金箱から神の剣を取り出した。その瞬間、森が震えたような空気の変化を感じた。目の前にいる2体のエントも葉をせわしなく動かしている。
「ソレ キケン! スグ サレ!」
薄茶色のエントから軋むような叫び声が上がった。空気を震わせる大声に8人は耳をふさいだ。
「まってくれ! 私達はこれの柄の方がここにあるかもしれないと来たんだ。それを見つけるまで出ていくことはできない」
「ソレハ ナイ」
葉の震えを小さくさせ、エントは神の剣がないことを告げた。神の剣がないことに絶望しかけるが、エントが何かを知っていると感じた。
「ソレ シマエ」
薄茶色のエントはアルロの手にあるものを睨みつける。アルロは急いで金箱にしまった。
「どこにあるか知っておるかの」
「シッテイル エルフ モッテル」
「エルフ⁉ 東のエルフが!」
カムロスが驚きの声を出す。その横でミーミルが難しい顔で何かを考えているようだ。
「東のエルフは戦いの最中、失ったといっておったが」
「嘘だったようですね」
ベレヌスは苦々しかった。
(そもそも失くしたということ自体あり得ないではないか。いくら戦禍の最中といっても神の剣を失くすなどあろうはずもない)
「ココ タタカイ アッタ。 ソノアト ソレ シバラク アッタ」
「一時的には失ったのか」
アルロは神の剣を失くすほどの小人族との戦いとは、どのようなものだったかと想像しがたかった。
「ソレ アルト ドウホウ オカシクナル。 イラナイ」
「すぐに森から出よう。教えてくれて助かったぞ」
「レイ オヨバナイ」
エントが森の奥に消えるのを見送り8人は顔を見渡す。ドンナトールはアルロの腰に視線を向けながら考えている。しかし、このまま森に留まることはできない。
「東のエルフの森に行くしかないようですね」
「そうじゃの」
ドンナトールは地図を取り出し、位置を確認する。それをアルロとベレヌスが覗き込み、地図の線を指さす。
「とりあえず水を確保しなくては」
「このルートではいけないですか」
「そうじゃの。それが良いかの。問題は」
ドンナトールは双子に目を向けた。双子は眉を揃ってひそめて肩をすくめる。
「東のエルフとは交流をしていない。そもそもあっちは保守的というか」
「たぶん、見つかれば捕まるかな」
アルロとベレヌスは口をすぼませ、顔を見合わせた。まさか、捕まるほど保守的なエルフの国とは思ってもみなかった。
「見つからずに剣を手にすることはできるだろうか」
アルロはどうにかならないかと双子を見るが横に振られた首が返事をした。
「無理だよ。絶対、最奥の最奥に保管しているか、王が持っていると思う」
「交渉は」
ベレヌスは絶対できないだろうと疲れた表情で一応問いかける。それにももちろん横に振る首が返事を返してくれた。
「悩んでおっても仕方あるまい。まずは水を手に入れねばならんのじゃないか」
ダグザの言葉にそれぞれが顔を見渡し、それもそうかと頷いた。
「ここが目的地ですか」
「あぁ、とりあえずはそうじゃ」
開けた場所の中央に立ち見渡す。エントの森にこのような開けた地があること等知りもしなかった。そして、開けているという不自然さに背筋に冷たいものが走る感覚を覚えてしまう。アルロがベレヌスの後ろをついていこうとしたとき音がした。それは北のほうから聞こえた。
—ガサリ、ガサリ
—木の葉を動かす乾いた音
山となっていた木の葉からドワーフほどの大きさの木がひょっこりと現れた。
「あっ、エントだ」
ベレヌスの驚いているのかわからない声が静かな開けた地に聞こえた。初めてエントを見るアルロやドワーフは目を見開き、その姿を観察する。しかし、小さなエントはゆっくり観察する暇など与えてはくれない。
—キュー! キャキャキャ!
甲高い奇声を発しながら小さなエントは木の葉をまき散らしながら、北のほうへ消えた。それを8人全員何が起たのか呆然としてしまった。
「あのエント今なんて言ってた」
ベレヌスは嫌な予感がした。いい叫び声ではなかったはずだと双子を見た。
「危険な奴がいるってさ」
—グァアアアア!
雄たけびに似た低い音と地面を揺らす大きな何かが8人に向かってくることを感じていた。耳から足から空気から感じる。
「気をつけろ!」
アルロの掛け声に皆が気を引き締め、それぞれの獲物を構えた。目の前で大きく揺れる森。音と振動が近づくにつれ、揺れも大きくなる。
現れたそれは、大きいという言葉では表すことのできないような大きさだった。黒みがかった幹は太くはない。しかし、背がありデコボコした表面や幹にある顔は歴戦の戦士を思わせた。
「でかすぎないか」
「どう戦えばいいんじゃ」
「エルフならば何か知っているんじゃないのか」
アルロとドワーフは巨大なエントを見上げ、どう戦えばよいかわからなかった。そもそもどこをきればエントにダメージを与えることができるのかわからない。双子は急に頼りにされ困った。
エントを害するエルフなどいない。自然と共に生きるエルフが木でもあるエントを殺すはずもない。固まっているエルフ、そして何かを考えている魔法使い。役に立ちそうになかった。
「もう燃やそう」
ぼそりとベレヌスの口から提案が漏れる。アルロとドワーフは頷きそうになるが、すぐに被りを振った。
「ベレン、こんなところで燃やせばすぐに火が燃え広がるぞ!」
「そうだ! ここは逃げるしかないじゃろ」
ダグザの案に一同、無言で賛同し後ろに足を下げた。しかし、南からも大きな音が聞こえてきた。
「はさみうちか」
ベレヌスはやはり燃やすべきか、腰袋にある火薬と火付石に手を伸ばす。それをアルロは気づくがこうなれば仕方がないと、何も言わない。
—ドゥキュワワァァアア
南からは薄い茶色の幹を持つエントが現れた。皆が額から緊張と恐怖、不安の汗を流す中、ドンナトールが嬉しそうな声を上げた。
「友よ!」
「は?」
「ヒサシイ シロナガイノ」
「「「しゃべった!?」」」
ドワーフ3人は悲鳴をあげ、トールマン2人は目を見開いた。
「どういうことか説明してもらえますか」
ドンナトールは仲間の目に困ったように白く長い髭を撫でつけて笑った。その表情に皆がため息をつき、ドンナトールの後ろに立つ薄茶色のエントを見上げた。その後ろには黒みを帯びるエントが幹についた顔を不機嫌そうに歪めている。
「これは古くからのなじみでの」
「シロナガ イロイロ オシエテクレタ」
誰がエントと知り合いな人、いや魔法使いがいると思うか。先に知り合いがいるとでも言っておいてもよくはないだろうか。
そんな7人の様子など気にした様子もなくドンナトールは続けた。
「わしはこやつの葉をもらって、これを蒸かせるのがすきでの」
ドンナトールはローブからパイプを見せた。ドワーフ3人は目を見開きその手にあるものを見つめた。
ドワーフたちはずっと我慢していた。乾燥させた葉を蒸かせるなどしたら、エントが怒り襲われるかもしれないと思っていた。それがどうだ。
目の前の魔法使いは堂々と友と呼んだエントの葉を蒸かせているというではないか。
「こやつからちぎるわけではないぞ。こやつが差し出してくれたやつだけじゃ」
「そんなことはわかっている」
「ナンダ チイサイノ ホシイノカ」
薄茶色のエントが手であろう腕を上のほうに伸ばし、葉をいくつか差し出した。ドワーフたちはどうすればいいのかわからず、顔を見合わせる。その横から手が伸びた。
「そういうことならば少し頂戴します。いやぁ、いい葉ですね」
「ありがたく。ベレンも吸うのか」
「まぁ、戦いや仕事の後に」
ベレヌスとアルロは葉を2,3枚手にすると観察して満足そうにパイプ草袋に入れた。ドワーフたちも恐る恐るエントの手から葉を受け取る。
「友よ。わしらを招いてはくれないか」
ドンナトールは薄茶色のエントを見上げた。エントは少し考えるそぶりを見せたが、8人を見渡しアルロを見ると答えた。
「ダメダ」
「なぜだ」
「アノニンゲン キケン」
大きな枝が風を切りアルロを指し示す。アルロは危険なのが自分であることに驚き、戸惑った。ドンナトールも斧を持つドワーフでなく、アルロであったことに驚く。そして可能性を思いつく。
「アルロ、剣を」
ドンナトールに促され、アルロは戸惑いながら腰の金箱から神の剣を取り出した。その瞬間、森が震えたような空気の変化を感じた。目の前にいる2体のエントも葉をせわしなく動かしている。
「ソレ キケン! スグ サレ!」
薄茶色のエントから軋むような叫び声が上がった。空気を震わせる大声に8人は耳をふさいだ。
「まってくれ! 私達はこれの柄の方がここにあるかもしれないと来たんだ。それを見つけるまで出ていくことはできない」
「ソレハ ナイ」
葉の震えを小さくさせ、エントは神の剣がないことを告げた。神の剣がないことに絶望しかけるが、エントが何かを知っていると感じた。
「ソレ シマエ」
薄茶色のエントはアルロの手にあるものを睨みつける。アルロは急いで金箱にしまった。
「どこにあるか知っておるかの」
「シッテイル エルフ モッテル」
「エルフ⁉ 東のエルフが!」
カムロスが驚きの声を出す。その横でミーミルが難しい顔で何かを考えているようだ。
「東のエルフは戦いの最中、失ったといっておったが」
「嘘だったようですね」
ベレヌスは苦々しかった。
(そもそも失くしたということ自体あり得ないではないか。いくら戦禍の最中といっても神の剣を失くすなどあろうはずもない)
「ココ タタカイ アッタ。 ソノアト ソレ シバラク アッタ」
「一時的には失ったのか」
アルロは神の剣を失くすほどの小人族との戦いとは、どのようなものだったかと想像しがたかった。
「ソレ アルト ドウホウ オカシクナル。 イラナイ」
「すぐに森から出よう。教えてくれて助かったぞ」
「レイ オヨバナイ」
エントが森の奥に消えるのを見送り8人は顔を見渡す。ドンナトールはアルロの腰に視線を向けながら考えている。しかし、このまま森に留まることはできない。
「東のエルフの森に行くしかないようですね」
「そうじゃの」
ドンナトールは地図を取り出し、位置を確認する。それをアルロとベレヌスが覗き込み、地図の線を指さす。
「とりあえず水を確保しなくては」
「このルートではいけないですか」
「そうじゃの。それが良いかの。問題は」
ドンナトールは双子に目を向けた。双子は眉を揃ってひそめて肩をすくめる。
「東のエルフとは交流をしていない。そもそもあっちは保守的というか」
「たぶん、見つかれば捕まるかな」
アルロとベレヌスは口をすぼませ、顔を見合わせた。まさか、捕まるほど保守的なエルフの国とは思ってもみなかった。
「見つからずに剣を手にすることはできるだろうか」
アルロはどうにかならないかと双子を見るが横に振られた首が返事をした。
「無理だよ。絶対、最奥の最奥に保管しているか、王が持っていると思う」
「交渉は」
ベレヌスは絶対できないだろうと疲れた表情で一応問いかける。それにももちろん横に振る首が返事を返してくれた。
「悩んでおっても仕方あるまい。まずは水を手に入れねばならんのじゃないか」
ダグザの言葉にそれぞれが顔を見渡し、それもそうかと頷いた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
犬の散歩中に異世界召喚されました
おばあ
ファンタジー
そろそろ定年後とか終活とか考えなきゃいけないというくらいの歳になって飼い犬と一緒に異世界とやらへ飛ばされました。
何勝手なことをしてくれてんだいと腹が立ちましたので好き勝手やらせてもらいます。
カミサマの許可はもらいました。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる