男の娘レイヤー時雨-メス堕ち調教-

清盛

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アナザールート その108 告白その2

「・・・二番目でいいから、俺を好きになれないか、いや、好きになってくれ。
自由の身になったら選んでくれていいんだ。
織田か・・・俺か・・・をな。」

そう言って、ご主人様は僕に軽く優しく唇を重ねた。

それから先のことはよく覚えていない。

全てが終わった後、僕は朦朧とした意思の中で、ご主人様に横抱きに抱えられ、運ばれている浮遊感を感じていた。

ご主人様は、自分と僕の体液でドロドロになってしまった僕のベッドで眠る気になれなくて、自分の部屋に戻って休もうと思ったのだろう。

放心状態でベッドに身体を横たえた僕を放置し、自分だけ自室に戻ってもよかっただろうに、僕を一緒に連れて行ってくれる優しさが嬉しくて、僕は夢見心地でご主人様の首に手を回した。

そして、無意識に自分の額を子猫みたいにご主人様の顎先にこすりつけ、ご主人様に抱かれて運ばれるままに身を任せた・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ふっ・・・と再び意識を取り戻した時、僕は何故自分がご主人様のベッドで眠っていたのか判らなかった。

人の温もりを感じて目を開けば、そこには僕の手を握ったまま眠るご主人様の寝顔が目に飛び込んでくる。

そういえば、昨夜もご主人様に抱かれて、その後でご主人様の部屋に運ばれたんだっけ・・・と思い出した瞬間、昨夜のことが頭の中でフラッシュバックした。

息が止まる程強く抱き締められた。
気が狂う程イかされた。
お腹の中が蕩ける程に熱い精を注がれた。

自分の身体なのに、全てのコントロールを奪われて、
僕はご主人様の思いのままに鳴かされ、踊らされ、ご主人様の好きなタイミングでイかされ続けた。

“好き”
“愛してる”

から始まって

“もっと虐めて”
“僕を壊して”

なんて、マゾヒスティックな本性を剥き出しにして、僕は浅ましく愛をねだる言葉を叫んでいた。

自分が晒したそんな痴態を思い出した瞬間

ボン!

と音がするほど一瞬で頭に血が昇り、僕の顔は耳まで真っ赤に茹で上がってゆく。

誰に見られている訳でもないのに、両手で赤くなった顔を覆いながら、堪えきれない羞恥心に身悶える。

「恥ずかしくて死にそう・・・」

そして、ひとしきり悶え続け・・・やがて、少しだけ落ち着くと、顔を覆った指の間から、ちらりとご主人様の寝顔を覗く。

ハルカや僕とは違う寝顔に思えた。

それは、好きな雌を自分の巣に連れ帰り、思うままに抱いて、満足して、満たされて眠る雄の顔だった。

顔立ちも体型も何もかも違うけれど、織田さんもこんな寝顔だった気がする。

きっと僕はこの先もこんな顔で眠ることはできないのだろう。

僕は、ミカさんに、織田さんに、そしてご主人様に・・雌として開発され、マゾの男の娘として花開かされてしまったのだから。

もう何も知らない男の子には戻れないのだと思う。

世間から見れば不幸なことなのだろう。
だけど僕にとってはそうとも限らない。

だって・・・ご主人様のこんな寝顔を見ると、愛しく感じるから。

この人に抱かれて・・・例え虐められても、それはご主人様が僕を求め、僕と向き合って・・・愛を注いでくれるか時間だから。

僕はそおっと、そおっと、ご主人様を起こさないようにベッドから抜け出した。

シャワーを浴びて、身なりを整えて、朝食を用意してからご主人様を起こしてあげなくちゃ。
それまではゆっくり寝かせてあげなくちゃ。

美味しい朝食を食べて、気持ち良く仕事に行けるように。
それがメイドとしての、奴隷としての僕の勤め。

だけど、それだけじゃなくて、愛しい人になら精一杯奉仕してあげたい、喜んでくれるならなんだってしてあげたい。

ベッドから抜け出して、生まれたままの姿でベッドの横にしゃがみ込み、ご主人様の寝顔を覗き込んで、その頬を人差し指で軽く突きながら、僕は呟いた。

「本当に・・・二番目ですよ。
それでいいなら、僕はあなたを好きになります。
あなたが僕のご主人様である限り愛してみせます。
それで許して下さいね。
僕のご主人様。」

その時だった。

「ああ、それでいい。今は・・・な。」

不意にご主人様が片目だけ開けて僕に答えたのだ。

片目だけを開き、器用に唇の片端だけを吊り上げた、ちょっと意地悪で、悪戯っぽい笑顔を浮かべていた。

「へ・・・ええっ!?」

ご主人様が寝ていると思って、思わず、思い切り素直な心を吐き出したのに!!!!

「どこから・・・聴いてたんですか・・・?」

「そうだなぁ・・・“恥ずかしくて死にそう”、あたりからかな?」

僕はがくんと崩れ落ち、両手を床につけて叫んだ。

「最初からじゃあないですかぁ!!!」

「そうは言ってもな、すぐ隣であんなに可愛く身悶えされたら、嫌でも目が覚めるぞ?」

殴りたくなるほどいい笑顔のご主人様に、僕は少しだけイラッとした。

「うう・・・」

けれど、ご主人様を睨みつける訳にもいかなくて、僕は涙目の上目遣いでご主人様を見上げ、小さく呻き声をあげ・・・そして逃げた。

素裸のまま立ち上がり、身をひるがえしてご主人様の部屋から廊下まで一気に走り出た。

そして、ドアの隙間から顔だけ覗かせて台詞を吐く。

「ともかく!!
これから、朝ごはんの用意をしますから・・・それまでご主人様はゆっくり寝てて下さい!」

「そんなに照れるなよ。」

「いいですね(怒)!!!!!」

ご主人様はベッドに寝転んだまま、にまにまと腹立たしい笑顔を浮かべながら、片手を上げて手を振って応える。

そして僕はバタン!と力任せにご主人様の部屋のドアを閉めて、身支度をするため自分の部屋に向かって駆け出した。
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