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漆黒の森
しおりを挟む「可愛い坊や。ごめんなさいね」
「んぁ、あ??」
そう言い«漆黒の森»の入口に
赤ん坊を置いた
赤ん坊の母親らしき人が去った後
木陰から声が聞こえた
『森の入口に何かいるよ?』
『殺すか?』
『爺様に聞きに行く?』
『どうしよう?』
「お、おぎゃぁー!!おぎゃぁー!!」
そう話していると赤ん坊が
お腹が空いたのか大声で
泣き始めた
『なんじゃ、うるさいのぉ』
『爺様、人間の赤ん坊だよ』
『殺していいんじゃないか?』
『待ちなさい。
あの子から何か感じるのぉ』
『何か?』
『あの子を連れ帰ろうかのぉ』
『りょうかい』
そう言い赤ん坊を抱き上げた
赤ん坊を抱き上げた者達は
この世界で最も神に近い者として
敬われている聖獣だった
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