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再出発
しおりを挟む『あっという間だったねぇ』
『マナ、気を付けて帰るんだよ』
『ラジーニ、何回も来てくれてありがとう』
『マナ、新しい仮面よ』
『うん、かっこいいね』
『似合うのぉ、マナ』
『ありがとう。それじゃ、行くね』
『おぉ、行ってらっしゃい』
『いってきまーす』
ー聖獣達ー
『行ってしもうたのぉ』
『寂しくなるわ』
『神に言われたことを伝えなくても
良かったのですか?』
『うむ......』
ヴァイスよ
『はい』
最近、邪神の封印が解けてきています
少しづつマナの邪魔もし始めるでしょう
邪神の思うままにしては行けません
『我々はどうしたら』
あなた達でも叶う相手ではありません
マナしかできない相手です
このことをマナに伝えるかはあなた次第
この意味が分かりますね?
『私達がこの世界の運命を握っている』
そうです
しかし大丈夫ですよ
あなた達には私がついております
『はっ、感謝しています』
マナの身に何も起きないといいのですが
『......』
『マナには近くなったら言おう』
『爺様が決めたならいいけど』
『本当に何も無いといいね』
『あぁ』
『うん』
ーマナー
私は聖獣達が何か不安を持って私に
接していたのを知っていた。
«漆黒の森»の守り人だから?
いや、それだけじゃない。
家族だからだ。
まぁ、どんなに仲の良い家族でも
秘密はある。そこは納得してるんだ。
でも、それが彼らを締め付けていたのなら
そんな秘密を消してしまいたい。
話して欲しい。
そんな気持ちが心の中に溢れてくる。
でも、僕は待つよ。
その時が来るまで、ずーっとね
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