魔界王立幼稚園ひまわり組・時間外保育(番外編集)

まりの

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魔界王立幼稚園ひまわり組 冬~魔王城に雪は降る~

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 Q.魔界に雪は降りますか?
 A.降りますよ。年中降っている国もあります。但し、ドドイルでは数年に一度か二度しか降りません。
 Q.雪は白いですか?
 A.嫌ですねぇ、雪は薄紅に決まっているじゃないですか。

「薄紅……ピンク?」
「考えてみてください。雨が赤ですよ? 雪も赤いに決まってます」
 確かにそうだった。別に濡れたって染みが残るわけでもなく、無味無臭無毒なのだが、魔界では雨も湖も川も、そもそも水が血のように赤い。仕組みは知らない。
 でも可愛いかも。ピンクの雪。
「雪男や氷竜族が小さい範囲に降らせるものは白いですよ。あれは空気中の水分の粒子だけを魔力によって凍らせて……」
「原理はいいよ。そっかぁ。そういえば去年も見た事が無いわ。そんなに降らないなら幼稚園の子供達で雪だるまを作ったり、雪合戦なんて出来無いね」
 はい、進藤心菜しんどうここな、魔界の中心ドドイル王国の王立幼稚園の先生。担当は年少さんのひまわり組。元人間ですが今は魔王様の眷属です。
 只今魔王城のサロンです。別名夜の職員室。会話のお相手は、ドドイル国の宰相にして魔王様の幼馴染、年長のスミレ組さんの担任という、何足かわからない草鞋を履いてるウリエノイルさんです。ちなみに私の婚約者(仮)です。えへへ。
 何故にこんな問答をしているかというと、現在季節は一応冬。
 幼稚園では季節ごとに日本の幼稚園と同じお歌を教える。先日教えた冬の雪の歌詞を子供達が理解出来なかったからだ。雪男がいるくらいだからてっきり魔界にも普通に雪が降るものだと思っていたけど、どうもそうでは無いらしいのだ。
 今、幼稚園に来ている三~五歳の子供達が生まれてから一度もまとまった雪は降っていないとの事。六歳の子はギリギリだが、物心つく前の事は覚えていない。
「雪、見たい~!」
「ちべたいであちょびたい!」
「雪だるまちゅくりたい」
 子供達は雪を見たいと大騒ぎだったのに、それは無理っぽいな。去年も今年も稀に見るほど温かい年だったらしいし、そもそも魔王様の魔力によって包まれているドドイル国は気候が穏やかだ。夏もそんなに暑くないし、冬も驚くほど寒くはならない。常春といっていいくらいの気候。
「ホボルの隣のコゴルに行けば年中雪と氷ですよ。氷系魔族の多く住む極寒の国です。雪男のモナーク君……もっちゃんの家族も元々コゴルの出身だそうですし」
 コゴル……こごえるにちょっと似ている。名前だけで寒そうだね。
「でもウリちゃん、余所は寒くても子供達をそこまで連れて行くわけに行かないじゃん。遠足も終わっちゃったしねぇ」
「出来れば子供達の願いは叶えてやりたいんですがねぇ」
 しばらく二人でうーんと考えこんでいたら、ウリちゃんが何か思いついたように手をぽんっと叩いた。
「氷竜族や雪男に局地的に降らせてもらうとか? 教室の中だけでも」
「うーん、もっちゃん家のお父さんやお母さんになら頼めそうだけど、積もるほどは無理でしょう? どっちかというと氷だし。第一、室内ではねぇ」
「そうですよね……」
 再びうーん。
 そこへ、魔王様がおいでになった。息子のユーリちゃんはもうおねんねしたのだろうか。
「何を二人で悩んでいるのだろうか? 式の日取りでも決まったか?」
 そうならいいんですけどね。一応ユーリちゃんがもう少し大きくなるまでは教育係のほうを優先させて、自分達の事は後回しにしているのですよね~ウリちゃん。
「いえね、子供達の雪が見たいという願いをどうやって叶えようと」
「雪?」
 ソファーに掛けて足を組まれた魔王様。ムカつくほど長いおみ足でございますね。すかさず執事さんがお茶を持って来てくれた。
「ちゃんと空から降ってくる本物の雪です。出来れば雪遊びが出来るくらい」
「それは、例えばこの城の周辺だけで良いのかな?」
 あれ? 魔王様は余裕の表情だ。ひょっとして魔王様レベルだと魔法で簡単に雪を降らせたり出来るのかな? そう言ってみると、微妙な返事が返って来た。
「出来ん事は無いが、私が天候を弄ると加減が出来なくて、ドドイルだけでなく全土が吹雪に見舞われそうだ」
 ……冷静そうなお顔をなさってますのに、そういえば微妙な力加減が苦手でしたね、魔王様……氷河期が来たら困りますのでやめましょうね。
「数日後に所用でコゴルの冷女王が来る。彼女ならばこの城のある島だけに雪を降らすのも造作も無いと思う」
 それは良い話ではないですか。ぜひ、お願いしたいです!
「ユーリちゃんも喜びますね」
 とどめの台詞で、魔王様は俄然やる気になってくださったようです。

 そして数日後。ぽかぽか天気だが園児には防寒着を用意するように言ってあったので、それぞれあったかグッズを用意して登園して来た。寒さに弱い種族の子もいるので、万が一に備え園でも手袋やマフラーを用意した。
 子供達には内緒ですよ。お城の中の幼稚園からは外の様子がほとんど見えない。午前は普通にお遊戯や歌で保育をこなし、その間に魔王様に呼ばれた冷女王様が雪雲になってお城の真上に雪を降らせて下さるとの事。
 拝見しましたが、コゴルの冷女王様はそれはそれはお美しい方なのです! 全身が氷のように薄青く透き通って髪もガラス細工のようです。冷たい印象を受けるお顔立ちだけど(実際温度的には本当に冷たいのだが)姫君もおいでになるお母様だけあって、子供達の願いを叶えるというのには積極的に協力をして下さいました。
「ではこの城だけ雪景色にしますね。畑の島は雪が積もらないほうがいいでしょう」
「お願いいたします」
 握手をした手がカチンコチンに凍ったのは致仕方ない。お迎えに出たゴブリンさん達が氷の像と化したのも。
 そしてお給食に一生懸命になっている子供達の横で、ウリちゃんが窓のほうを見ろと目で合図した。見るとちらちらと何かが降っている影。
 気持ち室内も寒くなって来た気がする。そろそろいいかな?
「お給食がすんだら、お外で楽しいことしようね」
「楽しいこと~?」
「にゃに、にゃに?」
 それは外に出てからのお楽しみ。

 ルウラ発着場所の一段下、お城で一番広いバルコニーが今回の舞台。
「準備出来てますよ」
 打ち合わせ通り、防寒着に身を包んだ元勇者の農業大臣、エイジ君が待っていた。
 大きな扉を開け放すと、目の前に広がった光景に子供達が息をのんだのがわかった。
「わあ! すご~い!」
 一面の雪景色はふんわかピンクの、イチゴアイスか薄桃色の綿菓子みたいで綺麗というより可愛いメルヘンな眺め。
 ニオイも無い。別に甘くもない。触ったらちゃんと冷たい。色がちょっと違うだけで本当に雪だ。十センチほどは積もっている。
「ゆきら~!」
 子供達は念願の雪に大喜び。でも……。
「ちゃ、ちゃぶい」
 くーちゃん達火系の魔族と植物系の子供達は厚着でもガタガタ震えている。慌てて用意していた手袋とマフラーでさらに防寒対策。冷女王様はすぐに溶けないようにと寒さもキープしてくださっているみたい。
 さすがは雪男、もっちゃんは薄着で嬉しそうに駆け回っている。いつも大人しいのはひょっとして暑すぎて参っていたのだろうか。
「わーい! ゆきだにょ~!」
 狼族のみぃちゃんや、犬獣人の子供達も元気いっぱい。対して猫獣人の子達は固まって丸くなってるね。
 犬は喜び庭かけ回り……そんな歌詞があったよねぇ。まさにこんなの?
 ふかふかの新雪に踏み出すと、足跡がつくのが楽しくて意味もなく皆で歩き回る。小さい足跡、大きな足跡、うねうね這った跡といろんな足跡。楽しいね!
「こう寒いと眠くなりますね」
 年中さんのバラ組担任ラミアのマーム先生は大きなあくび。半分蛇ですもんね……でも今は冬眠はしないでくださいね。
 手で掻き集めては放り投げているユーリちゃんをみて閃いた。
「雪合戦しよう! あんまりぎゅうぎゅう固めちゃ駄目よ」
 各クラスに分かれて、ふんわか雪玉をつくって投げっこ。寒くても動いてると温かくなって来た。
「やったな~!」
 くーちゃんの雪玉がユーリちゃんにヒット。柔らかいからそう痛くない。
 あっちできゃいきゃい、こっちでわあわあ大騒ぎ。
「それそれ~!」
 蜘蛛娘のマコちゃんが八本の手を総動員してすごい勢いで投げている。対するのはバラ組の蔦魔人かー君。
「わはははは~!」
 何故か笑いジラソレの真似をしながらこっちも何本もの蔦で幾つもの雪玉をばら撒く。
「あ、の……みんな?」
 ひまわり組のチビさん達は、巨人族のよっ君の二メートルを越す巨体を盾に隠れつつ応戦中。投げても届かなくてぽたっと足元に落ちるのがご愛嬌だ。よっ君は気の毒に的が大きすぎて集中砲火を浴びている。
 動き回ってホカホカしてきた子供達。一個の雪玉がユーリちゃんの顔面にヒットした。
「あっ」
 顔を押さえて蹲ったユーリちゃん。泣くかな。泣くかな?
「ちべたいよ~!」
 泣かなかったのは良かったが、顔を上げたユーリちゃんを見て固まった。
「ひいいいっ!」
 血だらけ? 赤い雫が額からぼたぼたと!
「雪が溶けただけですよ」
 タオルでユーリちゃんの顔を拭いているメイア先生に言われて、あーなるほどと思ったけど、これは恐ろしい眺めだ。そっか、雪が溶けたら雨と同じなんだなぁ。メイア先生はせっせと子供達を拭いて回ってくれている。
「じゃあ、今度は雪だるまを作ろう!」
 というわけで子供達念願の雪だるま作り。たとえ本当に数年に一回の雪が降ったとしても、これほど積もる事は無いらしいので、百二十年生きてきたウリちゃんも、二百歳を越えているマーム先生もメイア先生もはじめて。
「こうやって、ころころして大きな雪玉を作って……」
 まずはエイジ君がお手本を見せてくれた。二段重ねの日本でお馴染みの雪だるまが出来上がった。
「おめめやお口は用意してあるから石ころや葉っぱ、木の棒で作ってあげて」
 数人ずつに分かれ、それぞれで一つづつ作ることにした。どんな個性的な雪だるまが出来るんだろうね。
「じゃあ、職員も何か作りましょうか」
 マーム先生の発案で、私達先生も作りますよ。
「わたくしは一人で」
 あれれ? ウリちゃんは隅っこで何か一人で作るようです。
 エイジ君はメイア先生と、私とマーム先生で一個ずつ。
「どんなのを作りましょうか?」
 相談の結果、私達は寒さで枯れると大変なので参加できなかった笑いジラソレを作ることにした。

「出来た~!」
 子供達から次々と声が上がる。
 わあ、みんな可愛い雪だるまさんが出来たね!
 三段に積んであるの、ちょっと小さいの、いびつなの、獣耳っぽいのが頭についたの、本当に色々。でもみんな可愛いね。石ころや葉っぱでおめめをつけて、いっぱいのピンクの雪だるまが出来ました。
「あ~わははだ~!」
 はい、私達のジラソレも無事完成しましたよ。さすがに細い茎の体はむりだったので、顔だけですけどね。
「こっちはどう?」
 エイジ君とメイア先生の雪だるまは角がついてて藁みたいな葉っぱで長い髪の毛?
「おとうたま?」
「まおうしゃまだ~!」
 子供達にはわかったようですね。すみません、一瞬小太りのなまはげに見えました……。
「わたくしも完成しました」
 ウリちゃんも満足げな笑みを浮かべておいでですね。なんで布で隠してあるのでしょう。ってかどっから出した、その白い布。
「じゃーん」
 得意気な掛け声と共に捲られた布の下から現れたのは……。
「わ~! ココナ先生だ~!」
 予想外というか、やはりというか? しかも原寸大ですか? もうこれ雪だるまというより雪像ですよね。かなり美化はされているようですが、なんでこうも精巧に作られているんでしょうか? なんかピンク色の自分を見るのって変な気分。
「そっくり! 先生が二人になったみたい!」
「しゅげ~!」
 子供達には好評なようでよかったね、ウリちゃん。私には不評ですがね。
「楽しそうな声が聞こえますね」
 バルコニーの扉のところに、冷女王様と魔王様が微笑んで立っておられた。
「おかげさまでみんなの夢が叶って、楽しい時間を過ごせました」
 改めてコゴルの女王様に跪いて頭を下げた。
「おお、皆上手に出来たな。私も一緒に作りたかった」
 魔王様は少し残念そう。そして、私の雪像を見てから自分であろう雪だるまを見て、心底残念そうな顔をなさった。
 次回があるなら、その時は一緒に作りましょうね、魔王様(えんちょう)。

 冷女王の帰られた翌日、今日は休園日。
 昨日とはうって変わってあったかいいお天気。きっと降り積もった雪もあっという間に解けてしまうんだろうね。
「雪だるましゃんまだあるかにゃ~?」
「溶けかけてるかもしれないけど、見に行ってバイバイしようか」
「それは……」
 ウリちゃんは何か言いかけたが、結局にやっと笑っただけで止めなかった。
 ユーリちゃんと一緒にルンルンで雪遊びをしたバルコニーへ向かう。
 私はまたも忘れていた。ピンクの雪が溶けたらどうなるかを。雪合戦したときにすでに見ていたはずなのに。
「っ――――!!」
 赤い血溜りのような水たまりの中に、半分溶けてぽたぽたと真っ赤なしずくを垂らしながら、目や口にしていた石ころはずり落ちて歪み、恐ろしい表情のドロドロしたピンクの雪だるまは、ホラー以外の何ものでもなかった。
 そんなのが何十体も並んでいるバルコニーは、気が遠くなるほどの恐怖劇場。魔王様雪だるまも、ジラソレも見るも無残。
 恐ろしさに抱き合って竦みあがっている私とユーリちゃんの目の前で、ウリちゃん製作のココナ像の首がぼとっと落ち、赤い飛沫を上げる。
「ひぃいいいいいっ!」
「こあい~!!」
 ユーリちゃんと思わず走って逃げた。

 もう二度と、この国で雪だるまは作るまいと密かに誓った私達だった。

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