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全知全能と考え
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ジト目でこちらを見ている二人に、アシラは軽く頭を下げた。
「悪いね。少し、彼と話していたんだ」
「そりゃ、見れば分かるけどな。んで、どんな話してたんだよ」
「リューマリンでの戦いに、付いて来てくれるかどうかの話さ」
「……んで、どうだって?」
ウィーの問いに、アシラは僕に視線を向けた。
「僕も、微力ながら力を貸すよ」
「へぇ?」
この言い回し、ちょっと言ってみたかったんだよね。
「意外と、ビビらねぇタイプなんだな」
「いや、結構なビビりだよ。僕は」
前にも、蛇が出ただけで即逃げしたし。
「へっ、んじゃ、魔族程度は恐るるに足らずってことか?」
「うーん、僕は魔族を見たことが無いからね。今のところは、見たことがある蛇の方が怖いね」
「はッ、ハハッ! 何だよそれ? 魔族より蛇にビビってる奴なんて初めて見たぜ」
「あ、でも……いや、何でもないや」
悪魔なら見たことある、と言おうと思ったけど、流石に止めておいた。ていうか、そもそも魔族って何なんだろう。悪魔も魔族だったりするのかな? だったら、見たことあるけど。
「……魔族のことを何も知らない奴を、リューマリンに連れて行く気にはなれない」
にこやかになっていた空気を、ナーシャの言葉が凍らせた。
「……確かにね。魔族の恐ろしさも知らない相手を連れて行くのは……少し、無責任かも知れない」
「魔族の恐ろしさを知らない奴なんて居るのかよ? アンタだって、話くらいは聞いたことあんだろ」
「いや、殆ど無いかな。僕は結構な田舎出身で……正直、常識が無いんだ」
「……その田舎には、隠居した高位のメイジでも居たの?」
訝しむような目でこちらを見て来るナーシャから、僕は思わず目を逸らした。
「ま、知らねえなら教えてやるよ……魔族は、怖いぜ。馬鹿みてぇな魔力と、人を超えた魔術。身体能力ですら、てんで敵いやしねぇ。……おれの故郷も、魔族に滅ぼされた」
「ッ」
ウィーの言葉に、僕は息を呑んだ。
「馬鹿みたいな景色だった。家よりデカい火の球が空を覆い尽くすくらいに降り注いで、何もかも残らずに一瞬で消し飛んだ。燃える島の中で何とか立ち向かった大人も、魔族には刃の一つも立てられずに殺された。男は皆死んだだろうな。きっと、女は嬲られた。碌な力も無い小さい島国なんて、魔族からすれば遊び半分で消せるのさ。あぁ、アイツらはきっと遊んでた。だからこそ、おれは命からがら逃げ出せたんだ」
何も、言えなかった。僕はどこか冗談みたいに、ゲームの中みたいにこの世界で過ごしていたけど、彼らにとってはこの世界こそが真実で、残酷な現実だった。
簡単に人は死ぬし、そうやって何もかもを失った人間が沢山生きている。ウィーも、きっとその一人だった。
「そうして、逃げた先がリューマリンだったのさ。んで、そこで出会ったのがアシラだった。今度は奪わせやしねぇって、必死に抗っておれたちはリューマリンを何とか守った。でも、次も上手くいくかは分からない。さっきも言ったように、アイツらは遊んでる。だから、あの時もきっと本気じゃなかった。でも、プライドを傷つけられた今度は……多分、本気で来るぜ」
きっと、僕は考えを改める必要があった。もう少し真剣にこの世界と向き合わないといけない。真剣過ぎると、疲れてしまうかも知れないけれど。
「……決めたよ。リューマリンは、僕が必ず守る」
「へぇ、中々の大口だな?」
「まぁね。でも、嘘を吐いてるつもりは無いよ」
正しいことをするならば、今すぐに魔王とやらも魔族も含めて何もかも消し飛ばしてしまうのが良いのかも知れないが、それをやるつもりは無い。これは僕のエゴでしかないけれど、等身大の人間として生きたいからだ。だから、等身大の人間として戦える分は戦うし、救える者は救う。
「……ねぇ、教えて」
ナーシャの言葉に、僕は視線を向ける。
「貴方は、一体何なの? あんな完璧な魔術、見たことない」
「何、かぁ……ただのウィザード、としか言いようが無いけど」
「ッ……あんなの、ただのウィザードが使う魔術じゃない!」
そう言われてもなぁ、説明のしようも無いんだよね。
「そうなのか? 確かに速くておっかねぇけど、見た目はそんなすげぇ魔術って感じしねぇけどなぁ」
「規模は確かに小さい。けど、あの魔力量と鍵言のみの詠唱であの威力と速度、それに貫通の能力まで乗ってた筈だし……兎に角、有り得ない。最小のコストで、最大の効果を出してる。言葉で言うだけなら簡単だけど、私はあそこまでの物を見たことが無い」
無口かと思ったら、意外と喋るんだね。
「まぁ、どうやって習得したとか誰に教わったとかは言えないけど……教えて欲しいなら、魔術自体は教えるよ? さっきのとか、結構簡単だしね」
「……本当に良いの?」
僕はこくりと頷き、代わりに一本指を立てた。
「代わりに、どうして僕が……というか、仲間を増やすことに反対だったのかだけ聞いても良いかな?」
僕は言いながら、チラリとウィーにも視線を向けた。
「んなの、単純だよ。今んとこおれたち三人で仲良くやれてんのに、知らねえ奴なんか入れたくなかっただけだよ。そいつが信用できるかも分からねえのに、一緒に命を預ける仕事なんざしたく無いだろ?」
「まぁ、確かにね」
「でも、今は……まぁ、少なくとも腕に関しては信用してるぜ? それに、余計な事言ったり、キモい目で見て来る奴でも無さそうだしな! 一旦、おれからは仮合格だ!」
「あはは、本当? なら良かったよ」
確かに、ウィーは斥候故に身軽な格好を好んでいるのか、肌の露出が結構多い。何か塗ってるみたいだから保護はしてるのかも知れないけど、お腹も見えてるし、太ももも出てる。でも、これで厭らしい目で見られるのは本人にも多少の問題はあると思うよ。
思いの外あっさりと答えてくれたウィーから視線を外し、再びナーシャを見た。
「……別に、私も殆ど同じ。変なこと考えてる大人に入って来られるのも嫌だったから同じ年頃で募集したけど、腕も思慮も無いようなガキに入って来られるのも嫌だった。貴方は、ん……本当は合格にしたくないけど、でも魔術は教えて欲しいから合格で良い」
「そ、そっか。良かったよ」
僕は小さく息を吐き、ナーシャから視線を逸らした。結構、正直な子なんだね。うん。
「悪いね。少し、彼と話していたんだ」
「そりゃ、見れば分かるけどな。んで、どんな話してたんだよ」
「リューマリンでの戦いに、付いて来てくれるかどうかの話さ」
「……んで、どうだって?」
ウィーの問いに、アシラは僕に視線を向けた。
「僕も、微力ながら力を貸すよ」
「へぇ?」
この言い回し、ちょっと言ってみたかったんだよね。
「意外と、ビビらねぇタイプなんだな」
「いや、結構なビビりだよ。僕は」
前にも、蛇が出ただけで即逃げしたし。
「へっ、んじゃ、魔族程度は恐るるに足らずってことか?」
「うーん、僕は魔族を見たことが無いからね。今のところは、見たことがある蛇の方が怖いね」
「はッ、ハハッ! 何だよそれ? 魔族より蛇にビビってる奴なんて初めて見たぜ」
「あ、でも……いや、何でもないや」
悪魔なら見たことある、と言おうと思ったけど、流石に止めておいた。ていうか、そもそも魔族って何なんだろう。悪魔も魔族だったりするのかな? だったら、見たことあるけど。
「……魔族のことを何も知らない奴を、リューマリンに連れて行く気にはなれない」
にこやかになっていた空気を、ナーシャの言葉が凍らせた。
「……確かにね。魔族の恐ろしさも知らない相手を連れて行くのは……少し、無責任かも知れない」
「魔族の恐ろしさを知らない奴なんて居るのかよ? アンタだって、話くらいは聞いたことあんだろ」
「いや、殆ど無いかな。僕は結構な田舎出身で……正直、常識が無いんだ」
「……その田舎には、隠居した高位のメイジでも居たの?」
訝しむような目でこちらを見て来るナーシャから、僕は思わず目を逸らした。
「ま、知らねえなら教えてやるよ……魔族は、怖いぜ。馬鹿みてぇな魔力と、人を超えた魔術。身体能力ですら、てんで敵いやしねぇ。……おれの故郷も、魔族に滅ぼされた」
「ッ」
ウィーの言葉に、僕は息を呑んだ。
「馬鹿みたいな景色だった。家よりデカい火の球が空を覆い尽くすくらいに降り注いで、何もかも残らずに一瞬で消し飛んだ。燃える島の中で何とか立ち向かった大人も、魔族には刃の一つも立てられずに殺された。男は皆死んだだろうな。きっと、女は嬲られた。碌な力も無い小さい島国なんて、魔族からすれば遊び半分で消せるのさ。あぁ、アイツらはきっと遊んでた。だからこそ、おれは命からがら逃げ出せたんだ」
何も、言えなかった。僕はどこか冗談みたいに、ゲームの中みたいにこの世界で過ごしていたけど、彼らにとってはこの世界こそが真実で、残酷な現実だった。
簡単に人は死ぬし、そうやって何もかもを失った人間が沢山生きている。ウィーも、きっとその一人だった。
「そうして、逃げた先がリューマリンだったのさ。んで、そこで出会ったのがアシラだった。今度は奪わせやしねぇって、必死に抗っておれたちはリューマリンを何とか守った。でも、次も上手くいくかは分からない。さっきも言ったように、アイツらは遊んでる。だから、あの時もきっと本気じゃなかった。でも、プライドを傷つけられた今度は……多分、本気で来るぜ」
きっと、僕は考えを改める必要があった。もう少し真剣にこの世界と向き合わないといけない。真剣過ぎると、疲れてしまうかも知れないけれど。
「……決めたよ。リューマリンは、僕が必ず守る」
「へぇ、中々の大口だな?」
「まぁね。でも、嘘を吐いてるつもりは無いよ」
正しいことをするならば、今すぐに魔王とやらも魔族も含めて何もかも消し飛ばしてしまうのが良いのかも知れないが、それをやるつもりは無い。これは僕のエゴでしかないけれど、等身大の人間として生きたいからだ。だから、等身大の人間として戦える分は戦うし、救える者は救う。
「……ねぇ、教えて」
ナーシャの言葉に、僕は視線を向ける。
「貴方は、一体何なの? あんな完璧な魔術、見たことない」
「何、かぁ……ただのウィザード、としか言いようが無いけど」
「ッ……あんなの、ただのウィザードが使う魔術じゃない!」
そう言われてもなぁ、説明のしようも無いんだよね。
「そうなのか? 確かに速くておっかねぇけど、見た目はそんなすげぇ魔術って感じしねぇけどなぁ」
「規模は確かに小さい。けど、あの魔力量と鍵言のみの詠唱であの威力と速度、それに貫通の能力まで乗ってた筈だし……兎に角、有り得ない。最小のコストで、最大の効果を出してる。言葉で言うだけなら簡単だけど、私はあそこまでの物を見たことが無い」
無口かと思ったら、意外と喋るんだね。
「まぁ、どうやって習得したとか誰に教わったとかは言えないけど……教えて欲しいなら、魔術自体は教えるよ? さっきのとか、結構簡単だしね」
「……本当に良いの?」
僕はこくりと頷き、代わりに一本指を立てた。
「代わりに、どうして僕が……というか、仲間を増やすことに反対だったのかだけ聞いても良いかな?」
僕は言いながら、チラリとウィーにも視線を向けた。
「んなの、単純だよ。今んとこおれたち三人で仲良くやれてんのに、知らねえ奴なんか入れたくなかっただけだよ。そいつが信用できるかも分からねえのに、一緒に命を預ける仕事なんざしたく無いだろ?」
「まぁ、確かにね」
「でも、今は……まぁ、少なくとも腕に関しては信用してるぜ? それに、余計な事言ったり、キモい目で見て来る奴でも無さそうだしな! 一旦、おれからは仮合格だ!」
「あはは、本当? なら良かったよ」
確かに、ウィーは斥候故に身軽な格好を好んでいるのか、肌の露出が結構多い。何か塗ってるみたいだから保護はしてるのかも知れないけど、お腹も見えてるし、太ももも出てる。でも、これで厭らしい目で見られるのは本人にも多少の問題はあると思うよ。
思いの外あっさりと答えてくれたウィーから視線を外し、再びナーシャを見た。
「……別に、私も殆ど同じ。変なこと考えてる大人に入って来られるのも嫌だったから同じ年頃で募集したけど、腕も思慮も無いようなガキに入って来られるのも嫌だった。貴方は、ん……本当は合格にしたくないけど、でも魔術は教えて欲しいから合格で良い」
「そ、そっか。良かったよ」
僕は小さく息を吐き、ナーシャから視線を逸らした。結構、正直な子なんだね。うん。
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