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#1 レツオウガ起動
Chapter01 邂逅 01-13
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「GRAAAAAA!!」
まずは先頭のリザードマンによる、力任せの大上段。構えも何もないシンプルな一撃を、辰巳は踏み込みつつ左の鉄拳で迎撃。
「疾ッ!」
肉を打つ鈍い音。同時に、振り下ろされていた筈の片手剣が宙を舞う。カウンターで突き出した辰巳の鉄拳が、リザードマンの手首を打ち据えたのだ。
「GRA!?」
したたかな打撃に片手剣を弾き飛ばされ、たたらを踏むリザードマン。その眼前へ落下して来た片手剣ごと、辰巳は右掌底を叩き込む。
「もひとつ!」
「GAAA!?」
図ったように柄尻を捉えていた掌底は、即席の槍となってリザードマンの喉笛を突き抜いた。
後ろに吹き飛ぶリザードマン。だがその身体が廊下へ落ちるよりも先に、左右から別の二匹が辰巳へと襲いかかった。
「GRAAAAッ!」
やられた仲間を迂回しつつ、同時に斬撃を繰り出す二匹のリザードマン。
振り下ろし、水平斬り。十字に交差する白刃を、辰巳はバックステップで回避。
対するリザードマン達は返す刀で更なる連撃を狙うが、辰巳はそれに先んじてしゃがみ込み、床に手を突く。
頭上で刃が空を切る音を聞きながら、身体ごと回転して足払いを放つ辰巳。左のリザードマンが大きく飛び退いてそれを回避し、右のリザードマンには間合いが遠くて当たらない。だがそれで十分だ。
左が離れた隙を突き、辰巳は立ち上がりながら右のリザードマンに拳を叩き込んだ。
「破ッ!」
「GRA!?」
顎を力点に脳を揺らされ、がくりと膝をつく右のリザードマン。そんな同胞を救うべく、左のトカゲ頭が辰巳目がけて再び踏み込む。
「GRAAAAAA!!」
唸り声とともに振り回される片手剣が、縦、横、斜めに孤を描く。
対する辰巳は眉一つ動かすことなく刃の腹を払い、逸らし、打ち据えながら徐々に踏み込む。
そしてリザードマンの手首を捉え、密着状態に持ち込む。
「GRRA!?」
「遅いっ!」
振り払おうとするリザードマンの姿勢を難なく崩し、辰巳はその巨体を投げ飛ばす。
大外刈りである。
「奮ッ!」
「GAAA!?」
気絶していた同胞へ叩き付けられ、まとめて転がっていく二匹のリザードマン。残った最後の一匹は、背後にある虹の壁に、何故か手招きをしていた。
「GRA! GRAッ!」
人語ではないその呼び声に応え、更なるリザードマン達がびぢゃり、びぢゃりと日乃栄高校の廊下を踏む。
二匹、四匹、六匹。まだまだ出て来る。
「雁首揃えてゾロゾロと……転校手続きくらいして欲しいもんだな」
ぼやきつつ、辰巳は左手首の腕時計を口元に寄せる。
そして、告げた。
「セット。モード・ヴォルテック」
まずは先頭のリザードマンによる、力任せの大上段。構えも何もないシンプルな一撃を、辰巳は踏み込みつつ左の鉄拳で迎撃。
「疾ッ!」
肉を打つ鈍い音。同時に、振り下ろされていた筈の片手剣が宙を舞う。カウンターで突き出した辰巳の鉄拳が、リザードマンの手首を打ち据えたのだ。
「GRA!?」
したたかな打撃に片手剣を弾き飛ばされ、たたらを踏むリザードマン。その眼前へ落下して来た片手剣ごと、辰巳は右掌底を叩き込む。
「もひとつ!」
「GAAA!?」
図ったように柄尻を捉えていた掌底は、即席の槍となってリザードマンの喉笛を突き抜いた。
後ろに吹き飛ぶリザードマン。だがその身体が廊下へ落ちるよりも先に、左右から別の二匹が辰巳へと襲いかかった。
「GRAAAAッ!」
やられた仲間を迂回しつつ、同時に斬撃を繰り出す二匹のリザードマン。
振り下ろし、水平斬り。十字に交差する白刃を、辰巳はバックステップで回避。
対するリザードマン達は返す刀で更なる連撃を狙うが、辰巳はそれに先んじてしゃがみ込み、床に手を突く。
頭上で刃が空を切る音を聞きながら、身体ごと回転して足払いを放つ辰巳。左のリザードマンが大きく飛び退いてそれを回避し、右のリザードマンには間合いが遠くて当たらない。だがそれで十分だ。
左が離れた隙を突き、辰巳は立ち上がりながら右のリザードマンに拳を叩き込んだ。
「破ッ!」
「GRA!?」
顎を力点に脳を揺らされ、がくりと膝をつく右のリザードマン。そんな同胞を救うべく、左のトカゲ頭が辰巳目がけて再び踏み込む。
「GRAAAAAA!!」
唸り声とともに振り回される片手剣が、縦、横、斜めに孤を描く。
対する辰巳は眉一つ動かすことなく刃の腹を払い、逸らし、打ち据えながら徐々に踏み込む。
そしてリザードマンの手首を捉え、密着状態に持ち込む。
「GRRA!?」
「遅いっ!」
振り払おうとするリザードマンの姿勢を難なく崩し、辰巳はその巨体を投げ飛ばす。
大外刈りである。
「奮ッ!」
「GAAA!?」
気絶していた同胞へ叩き付けられ、まとめて転がっていく二匹のリザードマン。残った最後の一匹は、背後にある虹の壁に、何故か手招きをしていた。
「GRA! GRAッ!」
人語ではないその呼び声に応え、更なるリザードマン達がびぢゃり、びぢゃりと日乃栄高校の廊下を踏む。
二匹、四匹、六匹。まだまだ出て来る。
「雁首揃えてゾロゾロと……転校手続きくらいして欲しいもんだな」
ぼやきつつ、辰巳は左手首の腕時計を口元に寄せる。
そして、告げた。
「セット。モード・ヴォルテック」
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