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#1 レツオウガ起動
Chapter03 魔狼 04-07
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「く――!」
辰巳が歯がみする間にも光は高まり、明滅は秒単位で激しさを増す。
ならば次はインペイル・バスターを――と辰巳が左腕を口元に寄せたまさにその直前、ギノアは最後の言葉を放つ。
「神影鎧装――ッ! 展開ィッ!!」
「な、に!?」
このタイミングでインペイル・バスターを叩き込んでいれば、あるいは違う結末があったかもしれない。だが意外すぎるギノアの叫びに気を取られ、辰巳は動く事が出来なかった。
そして、術式は発動した。
「ッ!? しまっ――」
我に返った辰巳が左腕を口元に寄せ直すが、もう遅い。
足場となっていた蜘蛛の巣から霊力の格子が立ち上がり、ギノアを包み込みながら拡大。
同時にX字に伸張していた光の紋様から、膨大な霊力が中央へと流れ込む。
「――な」
辰巳は目を剥いた。
あのX字は、どこかから大量の霊力を吸い上げているのだ。
だが、どこから? どうやって? まさか日乃栄の地下からか? だが幻燈結界で外とは隔絶されている筈――
そんな辰巳の驚愕をよそに、格子は拡大する。光は激しさを増す。
渦巻く白。踊り狂う霊力。その中心で、ギノアは吠えた。
「来たれ! 偉大なる主神の力よ! オォォォディィィィンよぉぉーーッ!!!」
閃く爆光。生成の際に余剰となった霊力が、そのまま衝撃波となって全方位に突き抜けたのだ。
遮光フィルターが施されたバイザー越しでも眼を焼こうとする光。腕で影を作ってそれを防ぎつつ、辰巳は左腕の通信機を操作。
相手はファントム3こと、冥・ローウェル。
目的は、たった一つ。
「……信じられんかもしれんが、日乃栄高校にRフィールドと神影鎧装が現れた。オウガローダーを送ってくれ、大至急だ」
爆発じみた銀光に全身を焼かれながら、辰巳は大鎧装の緊急出動を要請した。
辰巳が歯がみする間にも光は高まり、明滅は秒単位で激しさを増す。
ならば次はインペイル・バスターを――と辰巳が左腕を口元に寄せたまさにその直前、ギノアは最後の言葉を放つ。
「神影鎧装――ッ! 展開ィッ!!」
「な、に!?」
このタイミングでインペイル・バスターを叩き込んでいれば、あるいは違う結末があったかもしれない。だが意外すぎるギノアの叫びに気を取られ、辰巳は動く事が出来なかった。
そして、術式は発動した。
「ッ!? しまっ――」
我に返った辰巳が左腕を口元に寄せ直すが、もう遅い。
足場となっていた蜘蛛の巣から霊力の格子が立ち上がり、ギノアを包み込みながら拡大。
同時にX字に伸張していた光の紋様から、膨大な霊力が中央へと流れ込む。
「――な」
辰巳は目を剥いた。
あのX字は、どこかから大量の霊力を吸い上げているのだ。
だが、どこから? どうやって? まさか日乃栄の地下からか? だが幻燈結界で外とは隔絶されている筈――
そんな辰巳の驚愕をよそに、格子は拡大する。光は激しさを増す。
渦巻く白。踊り狂う霊力。その中心で、ギノアは吠えた。
「来たれ! 偉大なる主神の力よ! オォォォディィィィンよぉぉーーッ!!!」
閃く爆光。生成の際に余剰となった霊力が、そのまま衝撃波となって全方位に突き抜けたのだ。
遮光フィルターが施されたバイザー越しでも眼を焼こうとする光。腕で影を作ってそれを防ぎつつ、辰巳は左腕の通信機を操作。
相手はファントム3こと、冥・ローウェル。
目的は、たった一つ。
「……信じられんかもしれんが、日乃栄高校にRフィールドと神影鎧装が現れた。オウガローダーを送ってくれ、大至急だ」
爆発じみた銀光に全身を焼かれながら、辰巳は大鎧装の緊急出動を要請した。
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