【R18】壁の花は愛されたい

ToRa

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9 扉の中の秘め事②

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 アルバールが、自分の上にカトリーヌを座らせると、両手でカトリーヌの腰をつかみ、胸に乗るように持ち上げた。

 不安定なその姿勢と、不穏なアルバールの動きに、カトリーヌは、戸惑いを覚えた。

 アルバールの胸の上で太ももを押し広げられ、アルバールの目の前に、カトリーヌの秘部が晒される。

「いやぁ……こんなっ……」

 あまりの姿勢に、カトリーヌは悲鳴をあげる。
 アルバールは薄く笑い、割れ目に沿って舌を這わしながら、探るようにふくらみ始めた突起を刺激する。

 強い刺激と初めての快感に、カトリーヌは腰を揺らすが、アルバールに抱えられて、逃げる事はできない。

「あっ…っ! ふぁっ…あぁ、んっ」

 声にならない吐息が漏れる。

 アルバールの指が再び、蜜を溢れさせている穴に差し込まれる。一回目よりも、抵抗なく受け入れた長い指が、探るように周りを擦る。

 お腹の内側から探られるような指の動きと、優しく陰核を舐め回す舌の感覚に、頭の中が痺れていくのをただ受け入れていた。

 長い指がある一点を探し当てた時、カトリーヌの腰が大きく揺れる。

「いや……! 怖い……! 何か……。溢れちゃう……っ」

 イヤイヤと首を振ってみるが、そこを中心に攻め立てられ、中で暴れる指が止まる事は無かった。

「そのまま、感じてて」

 更に、赤く膨らみ始めた陰核を少し強めに吸われた。

「ん、ぁっ……!」

 カトリーヌの体がビクビクと震え、全身が弛緩していく。

 初めての余韻にカトリーヌはしばらく宙を見つめていたが、イッたばかりで敏感な密穴に更に指を増やされ、抽挿が再開される。

「まだっ……ダメ、まだっ……!」

 涙を溜めてアルバールを見つめるが、アルバールの動きは止まることはなく、逆にゆっくりだったスピードが早くなり、圧迫感を増していく。アルバールの瞳がカトリーヌを見つめて細められた。

「真面目で優秀な君が、こんなに私の手で乱れている姿が見られるなんて……」

 圧迫感に苦さを伴っていた刺激が、次第に快感に変わり始める。
 溢れそうな大きな波になった頃、アルバールが突然動きを止めた。

 フワフワと全身を包んでいた快感を取り上げられて、カトリーヌは悲鳴を上げた。

「アルバール様……! どうして……っ」

 アルバールは体を軽く起こし座り、カトリーヌを自分の腰に座らせた。

「今度は自分で気持ちよくなってごらん」

 向かい合うように座り、アルバールの肉棒とカトリーヌの濡れた秘部を合わせて、擦るようにカトリーヌの腰をゆすって見せた。

 溢れ出ているお互いの体液が、中心で交わるように、ぐちゃぐちゃと音を立てている。

「私が自分で……?」
「もっと、乱れた君を見せて」

 最初は戸惑いながら擦り始めたカトリーヌだったが、強い快感が再び体を駆け上がり、次第に動きは大胆になっていく。アルバールの胸に手をついて懸命に腰を動かしはじめる。

 動くたびに揺れるカトリーヌの胸は、低く唸ったアルバールによって口に含まれ、舌を這わせられ、反対は先端を摘まれる。

 カトリーヌが歓喜の声を上げる。

「それ……っ! アルバール様! アルバール様!」

 そのまま軽く甘噛みされ、強く吸われればカトリーヌは二度目の絶頂を迎えていた。

 目の前がチカチカと白くなり、アルバールの胸に倒れ込む。

「大丈夫か?」

 アルバールの心配そうな瞳がカトリーヌに向けられる。

「アルバール様……。好きです」

 知る事が無かったアルバールの熱に、身体中が悦びで溢れている。

 他の騎士から向けられる不躾な視線とは違う、カトリーヌを欲しているアルバールの熱に下腹部が自分でわかるほど疼いていた。

 下腹部にあたっているアルバールの肉棒がピクッと動き、密着しているカトリーヌの体にグリッと押し付けられた。

「カトリーヌ……」
「もっと、私を求めて下さい」

 先ほどまでとは違う欲を持って微笑まれれば、未知の体験への期待にカトリーヌは胸を震わせた。

「私がどれほど、君を欲していたのか……我慢してきたのか知るといい」

 優しく微笑んだアルバールが、濡れて蜜を溢れさせたカトリーヌの中に自身を押し込んだ。

「あぁっ、あぁっ……っ!」

 破瓜の痛みを覚悟していたが、先に充分にほぐされたからか、想像していた程の痛みは無かった。

 そんなカトリーヌの様子を確認したアルバールが、抱えるように腰を近づけた。

 大きな体に押し潰される衝撃と、体の中を進む異物感よりも、アルバールに求められる幸せと快感が上回り、もっともっと近づきたいとすがりついていた。

「カトリーヌ……っ! そんなに締めては……っ」

 自ら深くアルバールを招き、中をくねられて震えているカトリーヌに、アルバールの理性は鎖を切られてしまったらしい。

 そこからは、繰り返される激しい抽送にカトリーヌは翻弄され続けている。

 じゅぶっじゅぶっと体がぶつかるたびに漏れる水音と、腰を打ち付ける乾いた音とアルバールの短い呼吸の音が部屋に充満している。

 働かない頭でアルバールを見ると、カトリーヌを見下ろす瞳は、ギラギラとした欲が宿り、熱を求めているのが分かる。

「もっと私だけを映して……私だけを見ていて……」
「カトリーヌ君だけだ。君だけを愛しているよ」

 キスをしようと顔を近づければ、アルバールを求めて、トロンとした表情で舌を出す自分の姿が瞳に映っていた。

――あの日のリリアが脳裏に浮かぶ。

「アルバール様…わたしは幸せです」

 微笑みながらアルバールにそう告げると、深いキスが落とされ、何度目かわからない絶頂が体を痺れさせ、目の前が真っ白に消えていくのが見えた。
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