おかしな日記

明智 颯茄

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会話

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 人間誰しも、自分を理解して欲しいと思っている。大人になると、ある程度は、

 理解されなくてもいい。

 と思うようになるが、まったく理解されない、もしくは話を聞いてもらえない。それはとても辛いものだ。

 この世界の家族とは価値観が合わないという話を以前した。こんなに違っているのだ。

 ある時――、母と車で買い物に出かける途中で、冬だが麦わら帽子をかぶって自転車で農作業に行くおじいさんを見かけた。

 母はこう言った。

「おかしいと思わないのかね。冬なのに麦わら帽子なんてかぶって。あの人いつもかぶってる」

 私はこう思う。

 あれがあの人にとってはラッキーアイテムなんだ。あれがないと仕事が捗《はかど》らないとか、働いても達成感を得られないのかも。こだわりがあって、素敵な人だな。

 こんな具合に違っている。人間が人の悪口を他の人に言う時は、同意を求めている。だから、違う意見を話しても、母は私が賛成しているものだと勝手に話をすり替えて、悪口で続けていってしまうことが多い。

 私は聞きたくもない。そんなネガティブな言葉など。

 そんな時は、

「違うよ」

 と柔らかな声で言い、自分の意見を述べるが、私の話に母はついてこれない。彼女は無言になってしまったり、話題を変えたりする。母は娘は自分のだから、価値観が一緒だと信じて疑わない。人間を扱いする、レベルの低い人だ。まったく話にならないのである。

 私は配偶者も子供も、親友もいない。病気の影響で全て失くしたのだ。喜怒哀楽が激しくなる双極性障害など、家族でさえ理解できないのに、他人が理解できるはずもなかった。

 そんな孤独な私だが、この世界で話を聞いてくださる方がいる。それは訪問看護というサービスで、家にきてくださる看護師の方々だ。

 通常、人に自分の意見を告げると、賛成だったり、反対だったり、違った意見を伝えられる時がある。これが今の私には非常の

 その点、看護師の方は仕事であるため、私のどんな話――神界の話でも、一方的に話しても、きちんと受け止めて聞いてくれる。ありがたいことだ。このサービスは一生受けていこうと思っている。

 2020年7月25日、土曜日
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