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勇気 1
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「・・・は?今、何と仰いましたか?」
事務所の社長室に呼び出された俺は、耳を疑うような父の言葉に困惑していた。
「だーかーら、ビヨルがシウを欲しがっている、と言ったんだ」
ビヨル、とはクアイルが所属している韓国の芸能プロダクション。日本に来る前のシウの古巣だ。
「欲しがってる、って・・・元々、シウを追い出したのは向こうじゃないですか。それがどうして今更」
「ビヨルはそれほど大きいプロダクションじゃない。クアイルが成功していなければここまで有名になってないだろうしな」
「話を逸らさないでくださいよ。なぜ今更シウを欲しがってるんです?」
革張りのソファの真ん中にどっしりと座り、両手を広げて背もたれに掛け、険しい表情の父は、一見すると、その筋の人に見えなくもない。
「この前のG帯の歌番の反響がエライ事になってるんだと」
「クアイルが急遽出たアレですか・・・」
シウがクアイル脱退後にネットで流れていた噂で一番多かったのが、シウとメンバーの不仲説だった。それを否定する結果となった今回の共演。そして、画面の中での仲睦まじい5人の姿。
クアイルのファンがシウの再加入を望むことは、容易に想像できた。
「シウを韓国から追い出したのは事務所か、それとも他の権力か、なんてそこかしこで騒ぎになってるらしい。表沙汰にはなっていないが、原因を作った女優とその事務所がバッシングを恐れて、ビヨルに大金払って謝罪までしたって話だ」
「そう、ですか・・・。で、返事は・・・」
「まだしていない。せっかく向こうから転がり込んできた金の成る木を、そう簡単に手放すのも惜しいからな」
親父がそう答えるのも容易に想像できたけど。
「それにな、せっかく息子に与えた最高級の玩具を取り上げるのは、親として心が痛む」
悪びれる様子など微塵もない父に腹が立つ。しかし、反抗の意味が無いこともわかっている。
何故なら、父が道具としてしか見ていないシウを、俺は手放したくないほど愛してしまっているから。
「前に、嫌ってほど大事にしろって言ったよな?・・・この際だから言っておく。俺はあいつを大事にする。それと、シウを与えてくれた親父に感謝してるよ」
俺の言葉が予想外だったのか、目を丸くして停止する父。
「はっ、お前も言うようになったな。・・・しかしなぁ、ビヨルが提示してくる額によっちゃ、シウを手放す事になるだろうなぁ」
「あいつを売るつもりなのかよ」
「慈善事業じゃないんだ。納得できる取り引きを持ち掛けて来るなら、こちらもそれ相応に対処するのが道理だろう。シウ本人の意見も尊重はしてやりたいところだけどな。まあ一応、本人の耳にも入れておけ」
はっきり言って、冗談じゃない。
シウを離さない、と決めた矢先に。
クアイルを辞めた理由がシウ本人の意思ではなかった。あいつの意見なんて聞かなくてもわかる。クアイルに戻りたいに決まっている。
日本へ来ても芸能界に拘ったのは、きっといつかクアイルに戻れると信じていたからだ。
俺は裕福な家庭で不自由なく育ってきて、大抵の物なら欲しいと思う前に親が与えてくれていた。それが大切だと気付く前に、新しい物を与えられた。
初めて自分から欲しい、と手を伸ばした湊は掴めなかった。それでも良かった。彼に執着こそしたが、湊の存在を埋める代わりはいくらでもいた。
だけどシウは・・・シウの代わりはいない。あいつの代わりに欲しいものなんて何一つ無い。
事務所を出て、シウを迎えにマンションへと向かう。
玄関ドアを開け中に入るが、シウはまだ寝ているらしくリビングには居る気配がない。
寝室を覗くと、布団を蹴り落とし、片足の膝から下をベッドからぶら下げて眠っているシウ。
一緒に寝てるとあまり動かないのに、なんで一人だとこんなに寝相が悪いんだ。
俺はぶら下がっている足をベッドに上げ、眠るシウの隣に腰掛ける。
「俺が・・・芸能人辞めろって言ったら、おまえはどうする?」
「・・・やめないよ」
シウの低音ハスキーボイスは、寝起きで更に掠れている。
「起きてたのか」
「んー、まだ起きてない。キスしてくれたら起きる」
「起きたらしてやる」
「やだ。万里がして。俺のこと好きって言ったじゃん。なのに離婚もしてくれないし・・・俺、我慢してることいっぱいあるんだからな!」
目を閉じたまま不貞腐れるシウ。
櫻子の事は俺一人がどうにかできる事じゃない。時間をかけなきゃ解決できない問題でもある。それでシウを苦しめているのはわかっている。
「ごめんな、シウ」
「万里からキスしてくれるなら、許す」
相変わらず閉じたままのシウの瞼。俺からのキスをじっと待っている。
なんだよ、朝からカワイイ全開かよ。しょうがねぇな。
寝起きで まだ血色の悪い頬に口付けて、寝癖がついた髪を撫でる。
「キス、で終われなくなるかもしんねーぞ」
俺がそう言うと、勢いよく起き上がったシウが飛び付くように唇を重ねてくる。
「いいよ。俺もキスだけじゃ足りない」
つい数秒前まで青白かったシウの頬が桜色に染まっている。それだけでも俺の理性は崩壊しそうだ。
「芸能人辞めたくないんだろ。だったらさっさと起きてシャワーして来い。今日はファッション誌とCMの撮影とダンスレッスンが入ってる。あー、その合間に昨日撮ったフィルム100枚にサインな」
一日のスケジュールをシウに告げながら、自分の煩悩を鎮める。
「はーい。じゃあ、続きは帰ってからしよ」
軽い音を立てもう一度唇を重ねた後、シウは気怠そうに立ち上がり寝室を出て行く。
クアイルに戻れることを、シウに言わなければならない・・・マネージャーとして。
だけど臆病な自分が、言いたくない、と駄々を捏ねる。
事務所の社長室に呼び出された俺は、耳を疑うような父の言葉に困惑していた。
「だーかーら、ビヨルがシウを欲しがっている、と言ったんだ」
ビヨル、とはクアイルが所属している韓国の芸能プロダクション。日本に来る前のシウの古巣だ。
「欲しがってる、って・・・元々、シウを追い出したのは向こうじゃないですか。それがどうして今更」
「ビヨルはそれほど大きいプロダクションじゃない。クアイルが成功していなければここまで有名になってないだろうしな」
「話を逸らさないでくださいよ。なぜ今更シウを欲しがってるんです?」
革張りのソファの真ん中にどっしりと座り、両手を広げて背もたれに掛け、険しい表情の父は、一見すると、その筋の人に見えなくもない。
「この前のG帯の歌番の反響がエライ事になってるんだと」
「クアイルが急遽出たアレですか・・・」
シウがクアイル脱退後にネットで流れていた噂で一番多かったのが、シウとメンバーの不仲説だった。それを否定する結果となった今回の共演。そして、画面の中での仲睦まじい5人の姿。
クアイルのファンがシウの再加入を望むことは、容易に想像できた。
「シウを韓国から追い出したのは事務所か、それとも他の権力か、なんてそこかしこで騒ぎになってるらしい。表沙汰にはなっていないが、原因を作った女優とその事務所がバッシングを恐れて、ビヨルに大金払って謝罪までしたって話だ」
「そう、ですか・・・。で、返事は・・・」
「まだしていない。せっかく向こうから転がり込んできた金の成る木を、そう簡単に手放すのも惜しいからな」
親父がそう答えるのも容易に想像できたけど。
「それにな、せっかく息子に与えた最高級の玩具を取り上げるのは、親として心が痛む」
悪びれる様子など微塵もない父に腹が立つ。しかし、反抗の意味が無いこともわかっている。
何故なら、父が道具としてしか見ていないシウを、俺は手放したくないほど愛してしまっているから。
「前に、嫌ってほど大事にしろって言ったよな?・・・この際だから言っておく。俺はあいつを大事にする。それと、シウを与えてくれた親父に感謝してるよ」
俺の言葉が予想外だったのか、目を丸くして停止する父。
「はっ、お前も言うようになったな。・・・しかしなぁ、ビヨルが提示してくる額によっちゃ、シウを手放す事になるだろうなぁ」
「あいつを売るつもりなのかよ」
「慈善事業じゃないんだ。納得できる取り引きを持ち掛けて来るなら、こちらもそれ相応に対処するのが道理だろう。シウ本人の意見も尊重はしてやりたいところだけどな。まあ一応、本人の耳にも入れておけ」
はっきり言って、冗談じゃない。
シウを離さない、と決めた矢先に。
クアイルを辞めた理由がシウ本人の意思ではなかった。あいつの意見なんて聞かなくてもわかる。クアイルに戻りたいに決まっている。
日本へ来ても芸能界に拘ったのは、きっといつかクアイルに戻れると信じていたからだ。
俺は裕福な家庭で不自由なく育ってきて、大抵の物なら欲しいと思う前に親が与えてくれていた。それが大切だと気付く前に、新しい物を与えられた。
初めて自分から欲しい、と手を伸ばした湊は掴めなかった。それでも良かった。彼に執着こそしたが、湊の存在を埋める代わりはいくらでもいた。
だけどシウは・・・シウの代わりはいない。あいつの代わりに欲しいものなんて何一つ無い。
事務所を出て、シウを迎えにマンションへと向かう。
玄関ドアを開け中に入るが、シウはまだ寝ているらしくリビングには居る気配がない。
寝室を覗くと、布団を蹴り落とし、片足の膝から下をベッドからぶら下げて眠っているシウ。
一緒に寝てるとあまり動かないのに、なんで一人だとこんなに寝相が悪いんだ。
俺はぶら下がっている足をベッドに上げ、眠るシウの隣に腰掛ける。
「俺が・・・芸能人辞めろって言ったら、おまえはどうする?」
「・・・やめないよ」
シウの低音ハスキーボイスは、寝起きで更に掠れている。
「起きてたのか」
「んー、まだ起きてない。キスしてくれたら起きる」
「起きたらしてやる」
「やだ。万里がして。俺のこと好きって言ったじゃん。なのに離婚もしてくれないし・・・俺、我慢してることいっぱいあるんだからな!」
目を閉じたまま不貞腐れるシウ。
櫻子の事は俺一人がどうにかできる事じゃない。時間をかけなきゃ解決できない問題でもある。それでシウを苦しめているのはわかっている。
「ごめんな、シウ」
「万里からキスしてくれるなら、許す」
相変わらず閉じたままのシウの瞼。俺からのキスをじっと待っている。
なんだよ、朝からカワイイ全開かよ。しょうがねぇな。
寝起きで まだ血色の悪い頬に口付けて、寝癖がついた髪を撫でる。
「キス、で終われなくなるかもしんねーぞ」
俺がそう言うと、勢いよく起き上がったシウが飛び付くように唇を重ねてくる。
「いいよ。俺もキスだけじゃ足りない」
つい数秒前まで青白かったシウの頬が桜色に染まっている。それだけでも俺の理性は崩壊しそうだ。
「芸能人辞めたくないんだろ。だったらさっさと起きてシャワーして来い。今日はファッション誌とCMの撮影とダンスレッスンが入ってる。あー、その合間に昨日撮ったフィルム100枚にサインな」
一日のスケジュールをシウに告げながら、自分の煩悩を鎮める。
「はーい。じゃあ、続きは帰ってからしよ」
軽い音を立てもう一度唇を重ねた後、シウは気怠そうに立ち上がり寝室を出て行く。
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