天然ノンケと同棲しています。

Hiiho

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楽しい温泉旅行 1

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 昨夜言っていた通り、涼太は朝早くから出かけて行った。

 もしかして、例の「わかんねえ」やつと会ってるのか・・・?俺との温泉旅行の前に?
 気になる・・・。めっちゃ気になる!
 でも準備しないと、昼過ぎには帰るって言ってたしな。
 ・・・気になる!いやでも準備しないと!
 
 もうすぐ12時。涼太の行き先が気になりつつも、俺は早めの昼食を軽く済ませ、着替えて涼太の帰りを待っていた。



13時過ぎ

「ただいまー」

「おかえり。どこ行ってたんだよ」

 誰かと会ってたのか?とは聞けない小心者の俺・・・。

「あー、ちょっと家に」

 家・・・。よかった~!誰かと会ってたんじゃなくて。

 朝からずっと悶々としていた俺は、全身の力が抜けるほど安心した。

「準備出来てるなら、もう出るぞ」

「ハイ!できてます!」

 安心した俺は早速テンションが上がる。
 イヤイヤ、問題は解決してねぇ。安心してる場合か!

 ・・・とはいえ、せっかくあさみさんが用意してくれたチャンス、有意義にしねえと。

「おい、こっち」

 外に出て駅の方へ向かおうとする俺を呼び止める涼太。
 涼太について行くと、駅とは反対方向に歩いて、有料パーキングに入っていく。

 黒のSUV車の前でピピッと音が鳴る。
 
 え、もしかして・・・

「乗れよ」

 ええ~~~!涼太が運転すんの!?

「ちょ、涼太、運転とかできるの?」

「ほんと失礼な、おまえ。家出るまでは、ふつーに車通勤してたっつーの」

「まじか・・・」

 そういえば涼太、高3の冬休み、カズとふたりで教習所の合宿行ってたっけ。

 車に乗り込んで、シートベルトを絞めたあと、さりげなく涼太がメガネをかける。

 やっべえ・・・カワイイ。涼太のメガネかけてる顔とか!萌えすぎる!
 そして、運転する姿がイケメンすぎる!

 ・・・ヤバイ。旅館に着く前にキュン死にしてしまう・・・。




 途中で休憩をはさみつつ、旅館に着いたのは17時頃だった。
 リニューアルしたばかりの旅館は、純日本風の造りで、各部屋に露天風呂付きの高級旅館といった感じ。

「あさみさん、顔がいいだけに彼氏もすげー人なんだな・・・」

「あのドス黒に引かねえんだから、よっぽど心の広い人なんだろ」

 ふたりであさみさんの彼氏に感心しつつ、夕飯の前に、大浴場に向かった。




「あ~!やっぱ風呂は広い方がいいな!部屋の露天も後で入るけど、まずは大浴場だよな!」

 広い風呂にご満悦の涼太。
 
 コンプレックス其ノ弐があるため、湯船に浸かる時以外はタオルを巻いているが、涼太の裸に俺は気が気じゃない!

 こんな堂々と涼太のベビーピンクが見れるなんて!神様、あさみ様、あさみさんの彼氏様、ありがとうございます~!

 他の客にも見られてるってのが、おもしろくねえけど・・・

 


 十分に温泉を満喫した俺たちが部屋に戻ると、テーブルには既に、豪華な食事が並んでいた。

「やったー。メシだメシ!腹減った~」

 昨日はあんなに暴れてたのに、なんだよ、この変わりようは・・・ほんっとかわいいな!クソ!

「失礼します~」

 料理に手を付け始めたところに、部屋の外から声がかかる。

 仲居さんか?

「ハイ、どうぞ」

「すみません、失礼します~」

「え?」

 部屋に入ってきた女性を見て、言葉を無くす俺と涼太。

「えへ♡見に来ちゃった、二人の浴衣姿♡」

「あ、あさみさん・・・なんで・・・?」

「仕事、全力で片付けて、生BL拝みに来ちゃった♡」

 涼太の顔が・・・死んでる・・・。
 あさみさんの突然の登場に、困惑しかない俺たちだった。
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