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今日は待ちに待ったお茶会だ。
晴れ渡る空!まるで私の初☆お友達記念日(仮)を祝福してきれているかのよう。ウフフアハハ。
……ごほん!お見苦しいものをお見せしまして申し訳ありません(ぺこり)
ドキドキしすぎてテンションが!
あぁ、今日来て下さるご令嬢はどんな方達かしら。
ここ数日私の頭にあの悪夢のお茶会がよぎり少し不安になったが その度にお父様、お母様、ビアンカなど使用人達が大丈夫、大丈夫と言ってくれたお陰で今日この日を迎えられた。
さて準備しなければ。
お茶やお菓子、会場である園庭は家の優秀な使用人達が頑張ってくれた。あとは私自身の準備だ。
普段は以前同様ほぼノーメイクで過ごしている私だが今日はお母様やビアンカのアドバイスに従い綺麗にメイクしてもらう。勿論ドレスも私に似合うものを皆に選んでもらった。
よし完璧だ。鏡に写る私はどこからみても清楚で美しいご令嬢だ。
玄関のホールで招待客をお出迎え。
「ご機嫌よう、本日はお越しいただきありがとうございます。どうぞ楽しんで行って下さいね」
少し緊張した面持ちで挨拶をする。
「本日はお招きいただきありがとうございます。マクシミリアン家のお庭は素晴らしいと聞いておりますので楽しみにしています」
流石、私と違ってご令嬢達は緊張した感じもなく堂々と挨拶をかえされる。
……う~ん。これ、私なじめるのか?
しかしこの時の私の心配は杞憂に終わるのだった。
「も~あの時のミリア様!本当に格好良かったんですのよ!」
「わたくしも聞きましたわ!」
「きゃ~!わたくしもです!」
今日招待したお客様にあの悪夢のお茶会に参加していたご令嬢がいた。
私に言いがかりをつけてきたイザベル様は他のご令嬢からも結構な感じに嫌われていたらしい。
まぁあの態度じゃ当然か。
どれだけ地位が高く綺麗だとしても それを補って余りある性格の悪さ!
あれではダメだ。であの場でイザベル様を言い負かした私がご令嬢の間でちょっとしたヒーローになっていたらしい。
斯くして私のお友達大作戦は意外な形で大成功したのだった。
「ほんと~に!本日呼んでいただけて、わたくしとても嬉しいのです!こんな事言ってはいけないかもしれませんがイザベル様には参っておりましたの。あそこでミリア様がイザベル様を言い負かしてくれたのを見て正直胸がスッとする思いでしたわ 」
「本当に!わたくしもそうです。それに何と言ってもミリア様のそのお美しさ!今まで社交の場においでになられずミリア様の事を存じ上げませんでしたがイザベル様以外でこんなに美しい方がおられるなんて!」
……う~ん、凄い誉められてるなぁ。
なんとも照れる。恥ずかしくて下を向いていると
「わたくし、これからはミリア様のことお姉さまとお呼びさせて頂いてよろしいですか?」
ん?何?お姉さま?私は慌てて顔を上げる。
「わたくしも是非そう呼ばせて下さい!」
いや、いや、いや。私は普通に友達が欲しいだけだから!
そう言おうとしたその先には皆様の期待に満ちたキラキラした顔が……。
「あ、はい……」
私にはそれしか言えず、皆が帰った後 そっとため息を付きガックリと肩を落とすのだった。
晴れ渡る空!まるで私の初☆お友達記念日(仮)を祝福してきれているかのよう。ウフフアハハ。
……ごほん!お見苦しいものをお見せしまして申し訳ありません(ぺこり)
ドキドキしすぎてテンションが!
あぁ、今日来て下さるご令嬢はどんな方達かしら。
ここ数日私の頭にあの悪夢のお茶会がよぎり少し不安になったが その度にお父様、お母様、ビアンカなど使用人達が大丈夫、大丈夫と言ってくれたお陰で今日この日を迎えられた。
さて準備しなければ。
お茶やお菓子、会場である園庭は家の優秀な使用人達が頑張ってくれた。あとは私自身の準備だ。
普段は以前同様ほぼノーメイクで過ごしている私だが今日はお母様やビアンカのアドバイスに従い綺麗にメイクしてもらう。勿論ドレスも私に似合うものを皆に選んでもらった。
よし完璧だ。鏡に写る私はどこからみても清楚で美しいご令嬢だ。
玄関のホールで招待客をお出迎え。
「ご機嫌よう、本日はお越しいただきありがとうございます。どうぞ楽しんで行って下さいね」
少し緊張した面持ちで挨拶をする。
「本日はお招きいただきありがとうございます。マクシミリアン家のお庭は素晴らしいと聞いておりますので楽しみにしています」
流石、私と違ってご令嬢達は緊張した感じもなく堂々と挨拶をかえされる。
……う~ん。これ、私なじめるのか?
しかしこの時の私の心配は杞憂に終わるのだった。
「も~あの時のミリア様!本当に格好良かったんですのよ!」
「わたくしも聞きましたわ!」
「きゃ~!わたくしもです!」
今日招待したお客様にあの悪夢のお茶会に参加していたご令嬢がいた。
私に言いがかりをつけてきたイザベル様は他のご令嬢からも結構な感じに嫌われていたらしい。
まぁあの態度じゃ当然か。
どれだけ地位が高く綺麗だとしても それを補って余りある性格の悪さ!
あれではダメだ。であの場でイザベル様を言い負かした私がご令嬢の間でちょっとしたヒーローになっていたらしい。
斯くして私のお友達大作戦は意外な形で大成功したのだった。
「ほんと~に!本日呼んでいただけて、わたくしとても嬉しいのです!こんな事言ってはいけないかもしれませんがイザベル様には参っておりましたの。あそこでミリア様がイザベル様を言い負かしてくれたのを見て正直胸がスッとする思いでしたわ 」
「本当に!わたくしもそうです。それに何と言ってもミリア様のそのお美しさ!今まで社交の場においでになられずミリア様の事を存じ上げませんでしたがイザベル様以外でこんなに美しい方がおられるなんて!」
……う~ん、凄い誉められてるなぁ。
なんとも照れる。恥ずかしくて下を向いていると
「わたくし、これからはミリア様のことお姉さまとお呼びさせて頂いてよろしいですか?」
ん?何?お姉さま?私は慌てて顔を上げる。
「わたくしも是非そう呼ばせて下さい!」
いや、いや、いや。私は普通に友達が欲しいだけだから!
そう言おうとしたその先には皆様の期待に満ちたキラキラした顔が……。
「あ、はい……」
私にはそれしか言えず、皆が帰った後 そっとため息を付きガックリと肩を落とすのだった。
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