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第10話 篠原
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引きこもり歴20年。どうも、吉田です。
俺は佐藤さんに変なやつと思われたのかもしれない。
篠原 『大丈夫?顔真っ青よ。』
吉田 『篠原さん、一緒にあの廃ビルに行ってくれませんか?お願いします。』
俺はパソコンの横に置いてあるメモを確認したかったが、1人で行くには怖かった。
篠原 『良いわよ。そのかわり、コーヒーご馳走してね!』
吉田 『全然、ご馳走します。ここも俺が払います』
篠原 『ここは私の奢り』
吉田 『すみません。ありがとうございます。』
俺は心臓の鼓動が早くなっていたのだが、
篠原さんがいる安心感で気持ちが少し落ち着いて来ていた。
さっきまでスピ系だの何だの言ってたくせに!
まぁまぁ、そこが俺ファンタスティック!
まだ終わらないよ。
そして、2人でさっき迄いた廃ビルに向かった。
プレハブ小屋に2人で入る。
篠原 『家電もベッドも全部揃えてあるのね。ここで普段の生活出来そうね!』
俺と同じこと考えている事に少し距離感が縮まった様な気がした…
吉田 『パソコンの横に…メモ…』
篠原 『どうしたの?』
吉田 『無いんです。メモ…』
またもや俺は背筋が寒くなる。もしかして、さっきの電話自体が心霊現象⁉️
篠原 『机の下に何か落ちてるわよ。』
吉田 『あったー!メモだ!』
篠原 『ドアを開けた時に風が入って落ちたのよ。何でもかんでも心霊のせいにするのは良くないよ。』
篠原 『まず落ち着いて行動すること!わかった?』
吉田 『は、はい。すみません…』
俺は完全に篠原さんに見透かされている。
メモ書きにはこう書いてあった…
“お疲れ様です。現場責任者の佐藤です。
巡回ですが、証拠写真忘れずにお願いします。
その写真がある意味重要報告書になります。写真が無いとお客様から報酬貰えなくなります。
宜しくお願いします。
この建物はエレベーターが無い為、5階から下に向かって巡回する方が楽だと思います。
分からない事があったら下記へお電話下さい。私は違う現場で夜勤していますのでいつ電話しても大丈夫です。
000-0000-0000 です。“
と、書かれていた…
篠原 『ここでクイズです!昨夜の人は誰?
1番 佐藤さん
2番 見知らぬ親切な人
3番 超常現象
どれでしょうか?』
吉田 『1番……であってほしかった…』
篠原 『ね、私の言った通りでしょ?』
吉田 『じ、じゃぁ、昨夜のあれは?一体何だって…』
篠原 『それは私にもわからない…今、霊視して分かった事を正直に話すと幽霊では無いけど…』
吉田 『ですよねー。良かった。』
オバケの類いを信じない俺が何故かホットしている…
篠原 『生きている人でも無い。』
吉田 『どう言う事?』
篠原 『これ以上感じ取る事が出来ない。何か…壁と言うか…シャットアウトしている感じ。その向こう側に答えがあるんだけど…』
と、曖昧な答えに少し苛立つ。
俺は嘘でも何でも良いから、安心出来る答えが欲しかった。
それを察したのか篠原さんが言った。
篠原 『この建物の裏は山になってるでしょ。その山には氏神様を祀っているお社があるの。そこからいらっしゃった神様の可能性が…あくまでも私の見解だけど…』
吉田 『か、神様?神様が人間に化けたって事?そんな…信じられないよ。』
篠原 『何故?神様も色々な神様がいるのよ。そしてね、元々は人間だった神様もいるの。』
篠原 『神様ってね、時々人間界にきてイタズラする事もあるし、気まぐれで人を助ける事だってある。勿論、嫌なことされれば呪う事だって…』
吉田 『人間?本当なの?』
篠原 『そうよ。神道の考え方で八百万[やおよろず]の神と言う言葉があるでしょ?あれは800万の神と言う意味ではなく、それくらい多くの神様がいるって言う意味なのよ。』
川や山、そして森の木々などありとあらゆる物に神が宿っていると言う。
そして篠原が言うには神様にもランクがあるらしい。
吉田 『へぇ~そうなんだね…』
篠原 『商売繁盛や、金運など直ぐに御利益があるのがお稲荷様なの。でもね、急にお金が入って来て良い気になって、お稲荷様に感謝を怠ると末代まで不孝が続くとされているの。』
吉田 『つまり、触らぬ神に祟り無し。
って事か…』
篠原 『その通りよ。一つ賢くなりましたね~!』
その言い方に少しムカッと来たが、さすが自称霊能者だなぁと思った。
でも俺はまだ篠原さんの霊力を少し疑っていた………
のだが、何はともあれファンタスティック!
続く
俺は佐藤さんに変なやつと思われたのかもしれない。
篠原 『大丈夫?顔真っ青よ。』
吉田 『篠原さん、一緒にあの廃ビルに行ってくれませんか?お願いします。』
俺はパソコンの横に置いてあるメモを確認したかったが、1人で行くには怖かった。
篠原 『良いわよ。そのかわり、コーヒーご馳走してね!』
吉田 『全然、ご馳走します。ここも俺が払います』
篠原 『ここは私の奢り』
吉田 『すみません。ありがとうございます。』
俺は心臓の鼓動が早くなっていたのだが、
篠原さんがいる安心感で気持ちが少し落ち着いて来ていた。
さっきまでスピ系だの何だの言ってたくせに!
まぁまぁ、そこが俺ファンタスティック!
まだ終わらないよ。
そして、2人でさっき迄いた廃ビルに向かった。
プレハブ小屋に2人で入る。
篠原 『家電もベッドも全部揃えてあるのね。ここで普段の生活出来そうね!』
俺と同じこと考えている事に少し距離感が縮まった様な気がした…
吉田 『パソコンの横に…メモ…』
篠原 『どうしたの?』
吉田 『無いんです。メモ…』
またもや俺は背筋が寒くなる。もしかして、さっきの電話自体が心霊現象⁉️
篠原 『机の下に何か落ちてるわよ。』
吉田 『あったー!メモだ!』
篠原 『ドアを開けた時に風が入って落ちたのよ。何でもかんでも心霊のせいにするのは良くないよ。』
篠原 『まず落ち着いて行動すること!わかった?』
吉田 『は、はい。すみません…』
俺は完全に篠原さんに見透かされている。
メモ書きにはこう書いてあった…
“お疲れ様です。現場責任者の佐藤です。
巡回ですが、証拠写真忘れずにお願いします。
その写真がある意味重要報告書になります。写真が無いとお客様から報酬貰えなくなります。
宜しくお願いします。
この建物はエレベーターが無い為、5階から下に向かって巡回する方が楽だと思います。
分からない事があったら下記へお電話下さい。私は違う現場で夜勤していますのでいつ電話しても大丈夫です。
000-0000-0000 です。“
と、書かれていた…
篠原 『ここでクイズです!昨夜の人は誰?
1番 佐藤さん
2番 見知らぬ親切な人
3番 超常現象
どれでしょうか?』
吉田 『1番……であってほしかった…』
篠原 『ね、私の言った通りでしょ?』
吉田 『じ、じゃぁ、昨夜のあれは?一体何だって…』
篠原 『それは私にもわからない…今、霊視して分かった事を正直に話すと幽霊では無いけど…』
吉田 『ですよねー。良かった。』
オバケの類いを信じない俺が何故かホットしている…
篠原 『生きている人でも無い。』
吉田 『どう言う事?』
篠原 『これ以上感じ取る事が出来ない。何か…壁と言うか…シャットアウトしている感じ。その向こう側に答えがあるんだけど…』
と、曖昧な答えに少し苛立つ。
俺は嘘でも何でも良いから、安心出来る答えが欲しかった。
それを察したのか篠原さんが言った。
篠原 『この建物の裏は山になってるでしょ。その山には氏神様を祀っているお社があるの。そこからいらっしゃった神様の可能性が…あくまでも私の見解だけど…』
吉田 『か、神様?神様が人間に化けたって事?そんな…信じられないよ。』
篠原 『何故?神様も色々な神様がいるのよ。そしてね、元々は人間だった神様もいるの。』
篠原 『神様ってね、時々人間界にきてイタズラする事もあるし、気まぐれで人を助ける事だってある。勿論、嫌なことされれば呪う事だって…』
吉田 『人間?本当なの?』
篠原 『そうよ。神道の考え方で八百万[やおよろず]の神と言う言葉があるでしょ?あれは800万の神と言う意味ではなく、それくらい多くの神様がいるって言う意味なのよ。』
川や山、そして森の木々などありとあらゆる物に神が宿っていると言う。
そして篠原が言うには神様にもランクがあるらしい。
吉田 『へぇ~そうなんだね…』
篠原 『商売繁盛や、金運など直ぐに御利益があるのがお稲荷様なの。でもね、急にお金が入って来て良い気になって、お稲荷様に感謝を怠ると末代まで不孝が続くとされているの。』
吉田 『つまり、触らぬ神に祟り無し。
って事か…』
篠原 『その通りよ。一つ賢くなりましたね~!』
その言い方に少しムカッと来たが、さすが自称霊能者だなぁと思った。
でも俺はまだ篠原さんの霊力を少し疑っていた………
のだが、何はともあれファンタスティック!
続く
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