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旅立ち
ギルド(前編)
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宿屋から出てなにをするのか?というとファンタジー小説などで言う恐らく冒険者ギルド。つまり、この世界で言う冒険者依頼斡旋業者組合だ。チュートリアルでナレーターがこの世界の言語と日本語を自動的に翻訳し自動的に喋っている言葉や来た言葉を改変する魔法を使い自動改変する役割を担っています。と言っていたので、恐らくこの長ったらしいのは直訳をしたからだろう。
俺的には短く名前を冒険者ギルドにして欲しかった所だ。まあ小説で異世界転生者や転移者に有りがちな言語チートがあるだけでも十分有りがたいが。もし言語チートがなったら危ない所だった。いや、危ないなんてもんじゃない。まず最初にリーフィアの胸に転移して少しした時点で最悪リーフィアに殺されていたかもしれないし、無事逃げられたとしても職と食は得られなかっただろう。そうしたら餓死してこんな厳しいけど楽しいこの世界で何もせずに終わったかもしれない。
そう考えると転生者はまだしも転移者は言語チートが無いと物語として成り立たない無いだろう。そんなことを考えていると今まで忙しくて忘れていたが俺はラノベやアニメが見たくなってきた。今のところはここがこの世界の一番のだめな所だ。ラノベを読んだりアニメが見れない。この世界がアニメやラノベみたいなもんだが、別にファンタジーだけがラノベやアニメじゃない。アニメにいたっては好きな声優の声を聞くのも一つの楽しみなので、この世界で満足と言うわけにはいかない。
なので俺は唯一メールでやり取りできる自称神に抗議のメールを送ることにした。手を下から上に振ってアプリを表示させる。その後、指でアプリで出来た円を横になぞりメールが前に来るようにし、メールを起動させた。歩きながらやるのはどうかと思う人もいるかと思うが、スマホと違い前が完全に見えなくなるわけではないので問題は無い。
メールを起動させると俺は自称神のメールを開き押すと返信できる矢印のアイコンを指で押す。すると白い空白が表示され、それと同時に程良い位置に架空のキーボードが出てきた。俺は
『自称神へ
お願いします俺にラノベとアニメを。本当にお願いします
助けられた氷河より』
と打ち送った。抗議という割りには凄く俺が丁寧だが、これは仕方ない。だってラノベやアニメが見たかったんだもん。こうやって丁寧にしないと送られてこない可能性があるからね。仕方ないね。
そんなことをやっていると俺達は長い道を歩き終わりギルドに着いた。
冒険者依頼斡旋業者組合すなわちファンタジー小説などでいう冒険者ギルド、もうギルドでいいや。そのギルドの中はやはりファンタジー小説などで描かれていたそのものの光景だった。
前にカウンターがあり冒険者登録・依頼・受諾・精算と仕切りで別れており一番スペースが狭いのは一番右端にある登録でその次は左端にある依頼だ。右よりの一番スペースが広いのは受諾で左よりの二番目に広いスペースは精算になっていた。ちなみにこのギルドは初心者冒険者と思わしき人で一杯だ。恐らくこの町のギルドは初心者冒険者に適している町なのだろう。まあ偶然ということも考えられるのだが。
まあそれは良いとして俺たちがここに来たのはギルドで冒険者という職を得るためだ。なので、俺は楽しそうに話してまるで俺のことを忘れているようなリーフィア達についていった。話の内容は聞いてみたところ、俺の好きなところランキングらしい。そんな話をしているのに全くこちらに気づいていないのは何故だろうか。リーフィアやウンディーネがやたら空気になっているとうるさかったが確かに空気になるというのは地味に心にくるものがある。
そんなこんなで話していたリーフィアだったが冒険者登録の受付の人の前に来ると、話を止めて受付の緑色のショートの髪の人に話しかけた。
「この三人の冒険者登録をしたいんですけど」
「冒険者登録ですね。皆さんこのカードにそれぞれ手をかざしてください」
見切った。恐らくこのカードはステータスプレートという名前で俺達のステータスすなわち能力値を表示するものだな。まあ異世界人ということで不安が残るがもっと深刻な問題はウンディーネだ。ウンディーネは今は姿や体の中まで人間の少女なはずだが、魔法を使っているので表示できなかったり異常な数値が出てしまう恐れがある。そんなことを思っても後の祭りだ。みんなのステータスが表示された最初は文字が読めずあせったが数秒後に翻訳が終わり横に日本語が表示される。読めるようになりステータスを見ると
『ヒョウガ・サクライ 種族 人族 出身トウキョウ 適性 魔法使い 職業 魔法使い 練度 15 能力 SP178 MP530 筋力122 知力497 殺害数 0 』
となっていた。ステータスの平均がわからないのでこの数値が低いのか高いのかがよく解らない。そんなことを思っていると受付の人が説明し始めた。
「今文字や数値が表示されているのはステータスプレートと言います。手をかざすとステータスプレートは順にその人の名前・種族・出身都市・適正・現在使っている戦い方を表す職業・どれだけその戦い方をしたのかを表す練度・体力・保有魔力・力・知力・どれだけ動物を殺したかを表示します」
「このステータスプレートは自分が誰なのかと冒険者であることを伝えることが出来ます。なので無くさないでください。ちなみに練度があがるとその職業にあったステータスは知力以外は向上します。つまり、剣士の場合練度が上昇すると力と体力が上がるといった具合です。ステータスは人族の平均値を300として表示しています。600を超えるとなるともうAランク冒険者並です。」
「Aランク冒険者と言いましたが、冒険者には功績に応じてランクというものが定められます。始めはFランクからスタートし一番上のランクはSランクとなります。ランクごとに受けられる仕事が決まっており、右に端の壁に貼ってある依頼書にしっかり書かれているので注意してください」
「説明は以上です」
あーあ。眠い。説明テンプレすぎだろ。でもまあ300が平均で600が凄いというところだけはしっかり聞いていたから問題ない。つまり、俺はMPが異常に高くて知力はかなり高い。だが、体力と筋力がクソってことか。待てよ。ということはウンディーネってかなりヤバイな。いやヤバイってもんじゃないな。そう思っていると、リーフィアが話しかけてきた。
俺的には短く名前を冒険者ギルドにして欲しかった所だ。まあ小説で異世界転生者や転移者に有りがちな言語チートがあるだけでも十分有りがたいが。もし言語チートがなったら危ない所だった。いや、危ないなんてもんじゃない。まず最初にリーフィアの胸に転移して少しした時点で最悪リーフィアに殺されていたかもしれないし、無事逃げられたとしても職と食は得られなかっただろう。そうしたら餓死してこんな厳しいけど楽しいこの世界で何もせずに終わったかもしれない。
そう考えると転生者はまだしも転移者は言語チートが無いと物語として成り立たない無いだろう。そんなことを考えていると今まで忙しくて忘れていたが俺はラノベやアニメが見たくなってきた。今のところはここがこの世界の一番のだめな所だ。ラノベを読んだりアニメが見れない。この世界がアニメやラノベみたいなもんだが、別にファンタジーだけがラノベやアニメじゃない。アニメにいたっては好きな声優の声を聞くのも一つの楽しみなので、この世界で満足と言うわけにはいかない。
なので俺は唯一メールでやり取りできる自称神に抗議のメールを送ることにした。手を下から上に振ってアプリを表示させる。その後、指でアプリで出来た円を横になぞりメールが前に来るようにし、メールを起動させた。歩きながらやるのはどうかと思う人もいるかと思うが、スマホと違い前が完全に見えなくなるわけではないので問題は無い。
メールを起動させると俺は自称神のメールを開き押すと返信できる矢印のアイコンを指で押す。すると白い空白が表示され、それと同時に程良い位置に架空のキーボードが出てきた。俺は
『自称神へ
お願いします俺にラノベとアニメを。本当にお願いします
助けられた氷河より』
と打ち送った。抗議という割りには凄く俺が丁寧だが、これは仕方ない。だってラノベやアニメが見たかったんだもん。こうやって丁寧にしないと送られてこない可能性があるからね。仕方ないね。
そんなことをやっていると俺達は長い道を歩き終わりギルドに着いた。
冒険者依頼斡旋業者組合すなわちファンタジー小説などでいう冒険者ギルド、もうギルドでいいや。そのギルドの中はやはりファンタジー小説などで描かれていたそのものの光景だった。
前にカウンターがあり冒険者登録・依頼・受諾・精算と仕切りで別れており一番スペースが狭いのは一番右端にある登録でその次は左端にある依頼だ。右よりの一番スペースが広いのは受諾で左よりの二番目に広いスペースは精算になっていた。ちなみにこのギルドは初心者冒険者と思わしき人で一杯だ。恐らくこの町のギルドは初心者冒険者に適している町なのだろう。まあ偶然ということも考えられるのだが。
まあそれは良いとして俺たちがここに来たのはギルドで冒険者という職を得るためだ。なので、俺は楽しそうに話してまるで俺のことを忘れているようなリーフィア達についていった。話の内容は聞いてみたところ、俺の好きなところランキングらしい。そんな話をしているのに全くこちらに気づいていないのは何故だろうか。リーフィアやウンディーネがやたら空気になっているとうるさかったが確かに空気になるというのは地味に心にくるものがある。
そんなこんなで話していたリーフィアだったが冒険者登録の受付の人の前に来ると、話を止めて受付の緑色のショートの髪の人に話しかけた。
「この三人の冒険者登録をしたいんですけど」
「冒険者登録ですね。皆さんこのカードにそれぞれ手をかざしてください」
見切った。恐らくこのカードはステータスプレートという名前で俺達のステータスすなわち能力値を表示するものだな。まあ異世界人ということで不安が残るがもっと深刻な問題はウンディーネだ。ウンディーネは今は姿や体の中まで人間の少女なはずだが、魔法を使っているので表示できなかったり異常な数値が出てしまう恐れがある。そんなことを思っても後の祭りだ。みんなのステータスが表示された最初は文字が読めずあせったが数秒後に翻訳が終わり横に日本語が表示される。読めるようになりステータスを見ると
『ヒョウガ・サクライ 種族 人族 出身トウキョウ 適性 魔法使い 職業 魔法使い 練度 15 能力 SP178 MP530 筋力122 知力497 殺害数 0 』
となっていた。ステータスの平均がわからないのでこの数値が低いのか高いのかがよく解らない。そんなことを思っていると受付の人が説明し始めた。
「今文字や数値が表示されているのはステータスプレートと言います。手をかざすとステータスプレートは順にその人の名前・種族・出身都市・適正・現在使っている戦い方を表す職業・どれだけその戦い方をしたのかを表す練度・体力・保有魔力・力・知力・どれだけ動物を殺したかを表示します」
「このステータスプレートは自分が誰なのかと冒険者であることを伝えることが出来ます。なので無くさないでください。ちなみに練度があがるとその職業にあったステータスは知力以外は向上します。つまり、剣士の場合練度が上昇すると力と体力が上がるといった具合です。ステータスは人族の平均値を300として表示しています。600を超えるとなるともうAランク冒険者並です。」
「Aランク冒険者と言いましたが、冒険者には功績に応じてランクというものが定められます。始めはFランクからスタートし一番上のランクはSランクとなります。ランクごとに受けられる仕事が決まっており、右に端の壁に貼ってある依頼書にしっかり書かれているので注意してください」
「説明は以上です」
あーあ。眠い。説明テンプレすぎだろ。でもまあ300が平均で600が凄いというところだけはしっかり聞いていたから問題ない。つまり、俺はMPが異常に高くて知力はかなり高い。だが、体力と筋力がクソってことか。待てよ。ということはウンディーネってかなりヤバイな。いやヤバイってもんじゃないな。そう思っていると、リーフィアが話しかけてきた。
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