51 / 71
ベルン魔法研究編
オウター家屋敷
しおりを挟む
心なしか嬉しそうなマギナの報告を聞き、俺は思った。ヤバイなこれ。たぶん、アレだろ、マギナと同棲なんて許さない。っていう警告のための晩餐会でしょ。そうでなくても、貴族で晩餐会とくれば、小説やアニメでも厄介なイベントが多発する行事だ。俺は駆け引きというのがまったく得意ではないから、小説やアニメの主人公みたいに晩餐会を上手く切り抜けることは出来ないだろう。最悪、いつのまにか、金を巻き上げられたりされるかもしれない。
ただ、小説やアニメの中でも結婚させられそうでした。とかで済む晩餐会もある。もちろん、結婚を持ちかけられる可能性はゼロに等しいが。まあでも最悪、金を巻き上げられても家を買った後なのでマギナに借金した後依頼でもこなして金を返していけば問題は無いだろう。そんなことを考えていると、マギナたち女子陣が何かを喋っていた。
「無理」
「そこをなんとか出来ませんか」
「当主の命令は絶対」
「ウンディーネいけないの?」
「行けない」
聞くところによると女子陣ではマギナが俺だけしか行けない理由を他の女子に説明していたらしい。なぜかマギナが心なしか嬉しそうな表情をしている気がする。マギナはSなのだろうか。一方マギナとは対照的にリーフィアは悲しそうだ。いつもは楽しそうにしているウンデイーネも心なしか悲しそうである。何か、ウンディーネは置いていきたくないな。リーフィアは何とかなりそうだが、ウンディーネはリーフィアが居ても不安が残る。いや、別に悲しそうな顔を見て保護欲を掻き立てられたからとかではない。そんなことを考えていると、いつの間にかマギナに手を引っ張られてワープホール的な奴に入っていた。すると、いつの間にかワープホールの奥を向いているのではなく前を向いていた。
オウター家の屋敷のどこかはシャンデリアが照明になっていてとても貴族らしい一室になっていた。訳ではなくマギナが作る地下の研究室が研究基地になるのを確信できるぐらいにメカメカしい、SFチックな一室だった。
まず照明だが、コレが凄い近未来間を演出していた。その近未来間を演出する照明とはそこらじゅうを通っている液体だ。その液体は強く青く発光していて天井に埋め込まれている透明なパイプで通っており、床に行くと色が変わり強く赤く発光していた。それだけだと見えにくいのか左右の壁はそれぞれ均等に普通のLEDのような白い光を出している。
次は机だ。机がディスプレイになっており、いろいろな、道具箱や、何かの部品の図、歯車、スイッチのアイコン。そしてキーボードを表示している。ただ、ディスプレイの色は青色を主体として時折赤が混じっているのでたぶん謎の液体だろう。ちなみに、その机はものすごく分厚かった。
観察して思ったのだが。なんで同じ2014年のはずなのに魔法がある異世界に俺の元いた世界は負けてんの。だって、魔法がある世界は魔法に頼りきりで科学はあまり発展していない。というのが一般的でしょ。なんで、こんなに発達しちゃってんの。コレじゃ、ただのSF世界だよ。一通り心の中でツッコミを終えると、マギナが扉を開けていた。ちなみに自動ドアだった。
そしてマギナはうんうんとうなずいたかと思うと、「付いてきて」と言ったので付いていくと廊下に出た。廊下は特にメカメカしいとかSFチックな感じではなくむしろ、中世の生活レベルのこれまで見てきたこの世界に準拠しているものだ。しいて言えばガラスから見える街の景色が異様に小さいということだろう。
確か、高い建物を建てるにはそれ相応の技術と資材が必要になるはずだから、この屋敷はこの世界では世界一、高いかもしれない。出て後ろを振り返ってみると、何気に木に数字が彫られたボタンが一つにまとめられていた。
数字は電話番号の配置に置かれていたが、もちろん井桁《#》や米印の点を線にした奴《*》などは無いためそこの部分は空いている。恐らくあれは、暗証番号を打つため用のテンキーで、暗証番号をアレに打つとこの部屋が開くようになっているのだろう。
そしてマギナが部屋を出てから待っているので何をしているのだろうと思い、声を掛けようと思ったところでそいつは現れた。俺は廊下が異常がなかったから、てっきり一部の部屋の中以外は他の貴族が来たときのために外の生活レベルにあわしてあると思ったのだが、どうも違ったらしい。
マギナが手を上げて停めたのは都合よく二体来たインターネットで見たソロウィリーに似た。赤く塗装されて足場がある筐体の中にタイヤが入っており、ハンドルみたいな円盤がついたものだった。なお、青いバージョンも有った。
ウンディーネが乗るとその機体が「健康状態良好」と低い男性の声の合成音を発した。ちなみに声は中村悠一さんの青騎士(機械)の時の声にそっくりだ。そして、その機械が「体重は」と体重の結果を言おうとした所でマギナは「言わないで」と言った。もちろん、そんなのこんな機械がわかるはずもない。と思っていたのだがその機械なんと「失礼しましたレディ」と機体が返したのである。
つまり、こいつにはマイクと人工知能でも乗っているということではないのだろうか。たぶんソフトウェアは魔法でどうこうできる問題ではないはずだ。なので、やはり魔法を抜きにしてもオウター家というのは科学が進んでいる天才の一族なのだろう。
あと、この世界でも女性に体重を聞くのは失礼に当たるらしい。そんなことを考えていると、マギナに「怖いかもしれないけど乗って」と言われたので、急いで乗った。すると、さっきと同じように機体が男性声の合成音が発された。
「健康状態・・すこしの運動不足」
「脂肪は普通。なお、すこし筋肉が足りないので歩くことを推薦します」
「乗らせてくれ」
「ファイナルアンサー?」
「ファイナルアンサー」
「OK。出発します」
なんでそのネタをここの世界のロボが知ってるんだよ。というか今気がついたが怠けてアブナイ状態にならないようにするための健康診断なんだな。なるほど、よくこの機体は考えられてるな。
ただ、小説やアニメの中でも結婚させられそうでした。とかで済む晩餐会もある。もちろん、結婚を持ちかけられる可能性はゼロに等しいが。まあでも最悪、金を巻き上げられても家を買った後なのでマギナに借金した後依頼でもこなして金を返していけば問題は無いだろう。そんなことを考えていると、マギナたち女子陣が何かを喋っていた。
「無理」
「そこをなんとか出来ませんか」
「当主の命令は絶対」
「ウンディーネいけないの?」
「行けない」
聞くところによると女子陣ではマギナが俺だけしか行けない理由を他の女子に説明していたらしい。なぜかマギナが心なしか嬉しそうな表情をしている気がする。マギナはSなのだろうか。一方マギナとは対照的にリーフィアは悲しそうだ。いつもは楽しそうにしているウンデイーネも心なしか悲しそうである。何か、ウンディーネは置いていきたくないな。リーフィアは何とかなりそうだが、ウンディーネはリーフィアが居ても不安が残る。いや、別に悲しそうな顔を見て保護欲を掻き立てられたからとかではない。そんなことを考えていると、いつの間にかマギナに手を引っ張られてワープホール的な奴に入っていた。すると、いつの間にかワープホールの奥を向いているのではなく前を向いていた。
オウター家の屋敷のどこかはシャンデリアが照明になっていてとても貴族らしい一室になっていた。訳ではなくマギナが作る地下の研究室が研究基地になるのを確信できるぐらいにメカメカしい、SFチックな一室だった。
まず照明だが、コレが凄い近未来間を演出していた。その近未来間を演出する照明とはそこらじゅうを通っている液体だ。その液体は強く青く発光していて天井に埋め込まれている透明なパイプで通っており、床に行くと色が変わり強く赤く発光していた。それだけだと見えにくいのか左右の壁はそれぞれ均等に普通のLEDのような白い光を出している。
次は机だ。机がディスプレイになっており、いろいろな、道具箱や、何かの部品の図、歯車、スイッチのアイコン。そしてキーボードを表示している。ただ、ディスプレイの色は青色を主体として時折赤が混じっているのでたぶん謎の液体だろう。ちなみに、その机はものすごく分厚かった。
観察して思ったのだが。なんで同じ2014年のはずなのに魔法がある異世界に俺の元いた世界は負けてんの。だって、魔法がある世界は魔法に頼りきりで科学はあまり発展していない。というのが一般的でしょ。なんで、こんなに発達しちゃってんの。コレじゃ、ただのSF世界だよ。一通り心の中でツッコミを終えると、マギナが扉を開けていた。ちなみに自動ドアだった。
そしてマギナはうんうんとうなずいたかと思うと、「付いてきて」と言ったので付いていくと廊下に出た。廊下は特にメカメカしいとかSFチックな感じではなくむしろ、中世の生活レベルのこれまで見てきたこの世界に準拠しているものだ。しいて言えばガラスから見える街の景色が異様に小さいということだろう。
確か、高い建物を建てるにはそれ相応の技術と資材が必要になるはずだから、この屋敷はこの世界では世界一、高いかもしれない。出て後ろを振り返ってみると、何気に木に数字が彫られたボタンが一つにまとめられていた。
数字は電話番号の配置に置かれていたが、もちろん井桁《#》や米印の点を線にした奴《*》などは無いためそこの部分は空いている。恐らくあれは、暗証番号を打つため用のテンキーで、暗証番号をアレに打つとこの部屋が開くようになっているのだろう。
そしてマギナが部屋を出てから待っているので何をしているのだろうと思い、声を掛けようと思ったところでそいつは現れた。俺は廊下が異常がなかったから、てっきり一部の部屋の中以外は他の貴族が来たときのために外の生活レベルにあわしてあると思ったのだが、どうも違ったらしい。
マギナが手を上げて停めたのは都合よく二体来たインターネットで見たソロウィリーに似た。赤く塗装されて足場がある筐体の中にタイヤが入っており、ハンドルみたいな円盤がついたものだった。なお、青いバージョンも有った。
ウンディーネが乗るとその機体が「健康状態良好」と低い男性の声の合成音を発した。ちなみに声は中村悠一さんの青騎士(機械)の時の声にそっくりだ。そして、その機械が「体重は」と体重の結果を言おうとした所でマギナは「言わないで」と言った。もちろん、そんなのこんな機械がわかるはずもない。と思っていたのだがその機械なんと「失礼しましたレディ」と機体が返したのである。
つまり、こいつにはマイクと人工知能でも乗っているということではないのだろうか。たぶんソフトウェアは魔法でどうこうできる問題ではないはずだ。なので、やはり魔法を抜きにしてもオウター家というのは科学が進んでいる天才の一族なのだろう。
あと、この世界でも女性に体重を聞くのは失礼に当たるらしい。そんなことを考えていると、マギナに「怖いかもしれないけど乗って」と言われたので、急いで乗った。すると、さっきと同じように機体が男性声の合成音が発された。
「健康状態・・すこしの運動不足」
「脂肪は普通。なお、すこし筋肉が足りないので歩くことを推薦します」
「乗らせてくれ」
「ファイナルアンサー?」
「ファイナルアンサー」
「OK。出発します」
なんでそのネタをここの世界のロボが知ってるんだよ。というか今気がついたが怠けてアブナイ状態にならないようにするための健康診断なんだな。なるほど、よくこの機体は考えられてるな。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
神様から転生スキルとして鑑定能力とリペア能力を授けられた理由
瀬乃一空
ファンタジー
普通の闇バイトだと思って気軽に応募したところ俺は某国の傭兵部隊に入れられた。しかし、ちょっとした俺のミスから呆気なく仲間7人とともに爆死。気が付くと目の前に神様が……。
神様は俺を異世界転生させる代わりに「罪業の柩」なるものを探すよう命じる。鑑定スキルや修復スキル、イケメン、その他を与えられることを条件に取りあえず承諾したものの、どうしたらよいか分からず、転生した途端、途方にくれるエルン。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる