45 / 138

チートで不穏分子認定される

しおりを挟む
レザノフ卿にヘルマン・ドレーク両派の手打ちを打診したところ、和解推進には賛成。
但し反社会的人物同士の会合ということで、商業ギルドの立ち合いは難しいとのこと。
(立ち会うと公権力が反社の存在を認めたことになってしまう。)

どういう訳だか、レザノフ卿が俺を警戒し始めているので、能力を発動し【心を読み続けて】おく。
要は俺がカネを公益に継ぎ込み過ぎているのが不自然に映るらしい。
確かに不自然だが…
でもゲームとかラノベでは皆そうしてるしな。
世界を救った方がモテるんだよ、確率的に。
だから俺も試行錯誤している訳で…
まあ、伝わらんわな。


会談中にざっくりとレザノフ卿の【心を読んだ】だけだが、大体の事情は把握した。

・前線都市には、ドレーク派・ヘルマン組の二つのヤクザ派閥が存在する。
・ドレークは元々商都スラムのヤクザ、ヘルマンは前線都市スラムのヤクザ。
・ヘルマンの縄張りにドレークが冒険者の体をとって侵入したのが抗争の切っ掛け
・冒険者ギルド長の地位を得たドレークが優勢だが、所詮は余所者なので敵が多い。
・互いに幹部が殺害されており、子分の手前簡単に手打ちは出来ない。
・互いに老齢でヤクザ稼業に疲れている、正直「アホらしい」と感じている。
・ヘルマンは生活に困っていない。
・ドレークは金欠気味。 
・お互い無数の犯罪行為を犯しているので、発覚したらまず死刑は避けられない。
・レザノフ卿はこの2人をさっさと処刑した方が世の中の為と思っている(同感でーす。)



大体こんな感じ。
舞台は工業区のレストラン。
(スネーク系の油漬け料理で有名。 やや胃にもたれる。)
レザノフ卿は馬車で近くまで来たが、1ブロック先で待機。


【心を読む】までも無く、手打ちは上手く行った。
手打ちも何も、そもそも双方ともに戦意は無かったからだ。
(お互い丸腰で子分も殆ど連れて来てなかった。)
2人は形式的に乾杯をすると、早々に俺に仲裁案を促した。


『では、ドレークギルド長。
ヘルマン組長の娘さん夫婦の引っ越しの件。』


「ああ、異存はないよ。
必要かはわからないが、推薦書も持ってきた。
下級市民権くらいなら普通に取得出来る筈だ。
勿論、妨害する気もないし、相談事があれば乗らせて貰うつもりでいる。」


「ドレーク君、ありがとう。
素直に受け取らせてくれ。
代わりにこちらは、監査の件だな?」


『はい。
職工ギルド・冒険者ギルドで現在起こっている
帳簿のつつき合いを終わらせましょう。
元々は職工ギルドのいざこざにお二人を巻き込んでしまったものなので。』


「ヘルマン先輩。
30日待って頂ければ、資金・物資全て揃った状態で監査を受ける事が出来ます。
お手数ですが…」


「ああ。
君ならそこまで変な会計はしていないと思う。
後は刑事事件捜査に発展しないように持って行こう。」


『職工ギルドのジンクス会長ですが、ウチのバランギルの面会申し出を受けてくれないので。
ヘルマン組長の方から、今回の件を説得して頂けませんか?
誤解されてしまっているみたいですが、私共も事を荒立てるつもりはありませんので。』


「簡単に報告しておくけど。
元来備蓄しておくべき貯鉄・貯銀を始め、本来職工ギルド会員に配給される物資が相当欠品してる。
ジンクスさんはそこを告発される事を恐れているようだ。」

『我々の意図としては、配給を再開したいだけで。
別に会長を攻撃する意図はないんです。
極力内々に収めるつもりなので、その旨を伝えて下さい。
一筆書いてもいいです。』


「了解した。
この後ジンクスさんに話を通しておく。」


淡々と互いの要望を伝えあい、申し訳程度に料理に口を付けて、最後に軽く握手をして両組長は別れた。
後は条件が履行されたのを確認して、互いが礼状を送り合えば手打ち完了となる。
彼らが俺に望むことは、自分達の過去の犯罪を捜査させないこと。
ポジション的に俺達には可能。
具体的には、ジンクス派と歩調を揃えて現在提出されている全ての監査請求を取り下げる。
これだけで両組長の過去の犯罪行為は(一旦)蒸し返されずに済む。
後は双方がおとなしく余生を送れば、特に誰もつついてこないだろう。
この街のヤクザ勢力は、ヘルマン・ドレークの両派で二分されており、互いが矛を収めれば他に攻撃してくる勢力は存在しないのだ。


俺は馬車に戻り、レザノフに経緯を報告。
案の定、残念そうな顔をされる。

「特に揉めなかったのですね?」

『粛々と進みました。
私が口を出す事も無かったです。』

「二人とも、若い頃は相当な暴れ者だったらしいのですがね。」

『声を荒らげる様子さえありませんでした。
まるで常連同士の商取引のような。』

「チートさんがそう仕向けたからでは?」

『私はあの二人とは以前から面識がありましたし。
あまりこの街で揉め事は起こって欲しくないというか…
まあ、とりあえず…
全面監査は取り下げの方向で…』


レザノフ卿は【心の中で】二人を絞首台に送れなかった事を一通り残念がると、気持ちを切り替えて事務的な手続きを補助してくれる事を約束してくれた。
流石の俺も役所の書類仕事までは自信がない。


「あ、そうだ。
チート書記、例の賞金首ですが。」


『え? はい。』


「3100万ウェンです。」


『ん?
200万と聞きましたが?』


「取り調べの過程で多数の余罪が発覚しまして。
容疑者不明の状態で掛けられていた事件の賞金も、貴方に支払われます。
3100万ウェンです。」


レザノフ卿が試す様にこちらを覗き込んで来る。


『あ… どうも…』


「チート書記は無欲でいらっしゃる。」


『あ、いえ!
突然の事で驚いてしまって。』


レザノフ卿は何かを言いたそうな表情でこちらを見つめている。
【この男… 
本当にどう扱おうかな…】


「チート書記。
腹を割って話しませんか?」
【もうストレートに聞いちゃおう。】


『は、腹を割ると言いますと?』


「またまたぁw
とぼけるのが上手いですよねえ。」
【ったくコイツは若造の癖に巧者だよなあw】


『あ、いえ。
とぼけるとか、そんな。』


「率直に伺います。
貴方の目的は何ですか?」
【私の勘では、社会運動…
というより目的達成を可能とする為の官職・コネの獲得かな?
七大公家かそれに匹敵する名家に取り入る算段に見えるが?】


『も、目的ですか…』


あー、ここでちゃんと答えなきゃ…
レザノフ卿に殺されそうな予感がする。
というより、この人最近【心の中】で俺のこと殺そうか本気で迷い始めてるしな。


『レザノフ卿に疑念を持たれているのは、理解しております。』


「いやいや! チート書記!
我々の仲じゃないですか!
疑念なんてそんな!」
【まあ、最初から怪しかったよな、コイツ。
見た目が貧相だからついつい甘い対応をしてしまっていたが…
ぶっちゃけ、私が見て来た中で一番の不穏分子だよ。】


『実はですね。
他ならぬレザノフ卿にだから打ち明けますが。』


「御安心下さい!
レザノフ家の名誉にかけて一切口外しないと約束します。」
【さて、今夜中に報告書を書き上げて…
明日の便で早速送付しておくか。】


『実はですね。
…私は。
あ、争い事を防ぐ為にこの街に参りました。』


「ほう。」
【なるほど、現にヘルマン派とドレーク派を和解させた訳だしな。
でも、最初キミ…
その二人を知らなかったよね。】


『…神話。』


「は?」
【は?】

『いや、初等教育の神話って…
あれおかしくありませんか?』

「え?
何で急に神話?」
【初学で習う、アレ?】


『異種族って…
敵なんですか?』


「リザードの話?」
【あ、コイツはガチの危険分子だ。
まあ、実は私も同感なんだけどさ。】


ん?
やっぱりレザノフも神話を鵜呑みにしないタイプか?
まあ世界中を回ってる分、偏見は少ないはずだよな。


『勿論、体制を批判する意図はありません!』


「なるほど。」
【いや、《体制》って単語を使ってる時点で反体制分子だよね?】


『ただ、神話教育は…
ちょっとプロパガンダっぽいっていうか。
何か不自然じゃないですか?
それが…  前から… なんかおかしいな、と。』


「…ふむ。
具体的には、どこに違和感を感じているのですか?」
【私も学生時代はそういう話題で盛り上がったよなあ…】


『リザード…
直に見た事は無いんですけど。
神話で言われている様な悪魔では無いと思います。
少なくとも、こちらから平定戦を仕掛ける必要はない、かと…』


「まあ… 裏じゃよく言われていることですね。
一応、忠告しておきますが。
公的な場でその発言はやめて下さいね?」
【って言うか私の前でもやめてね。
危険思想流布罪の連帯責任とか嫌だよ?】


『すみません、気を付けます。』


「チート書記と懇意のヨーゼフ氏…、でしたか。 
彼もリザードに殺されかけた、と聞いてますよ。」
【アイツも壮絶に人生転落してるよな。
私も大概だけどさ。】


ん?
レザノフ卿、ヨーゼフさんと面識あるのか?
結構親しそうだが…
昔馴染み?
何故、内緒にしてる?
後でそれとなく裏を取っておこう。


『私が違和感を感じるのはそこなんですよ。
ヨーゼフさんやルッツ君ほどの猛者を完封出来るくらいに強いリザード族がですよ?
河に近づかない限り攻撃して来ない訳でしょ?
彼らが本気出したら、こんな前線都市なんかはすぐに落とせると思うのです。
悪魔、と言う程敵対的な存在ではないのではないですか?』


「…立場上、私の口からは何とも言えないのですが
確かに、こちらから仕掛けない限り、積極的に攻めて来ない連中です。
好戦的ではない、そう感じます。
だからと言って、備えを解くことは出来ませんが…」
【個人的には同感。
私も遠目に観察した事があるが…
下手をするとグランバルド以上に文明的な連中かも知れんしね。】


『あの…
リザード族と意思疎通とかって…
試みたことはありますか?』



「…私の知る限りではありません。

チート書記。
発言には気を付けて下さいね?
越えちゃいけないラインって、貴方が想像している以上にあちこちにあるんですよ?」
【あー。
若い頃の私なら、コイツと仲良くなれたんだろうな。】


『私なら…
リザード族と対話できると思うのです。』


「…。」
【…。】


『申し訳ありません。
ライン、越えてることは自覚しております。』


「どうやって?」
【この男、相当な古典知識を持つと聞く。
何らかの手段を古書から学んだのか?】


『スライムを伝令にするとか…』


「…多分、行けるでしょうね。」
【稚拙な発案だが…
相手が相当賢いからな。
恐らく意図は汲み取ってくれるだろう。】


『沈黙交易って…
グランバルドの歴史にあるんですか?』


「あの…
未開部族同士が、離れた所で物を置く手法?」
【やったやった。
若い頃、砂漠の奥地にある洞窟部族相手にやった。
あの時は流石に死ぬかと思ったけどな。】


『あ、はい。
それです。
リザードとかの異種族相手にやった事は…』


「あるわけないでしょう…
…いや。
長い歴史の中では、個人レベルで試みた事例はあるかも知れないのですが…」
【チート・イセカイ。
オマエ、マジか?
オマエ、今凄い提案してるんだぞ?
この場で私に斬られても文句言えない事は自覚してるのか?
と言うより、私も連帯責任来ちゃうな、コレ。】


『勿論!
非常識である事は重々承知しております!
私同様に、グランバルドを愛しておられるレザノフ卿であるからこそ
この思考実験を打ち明けております!』


「いやあ、ははは。」
【なーにが、思考実験だ。
オマエ、絶対隠れて試すつもりでいるだろ。】


『レザノフ卿には御迷惑はお掛けしません!』


「ははは。」
【こんな話を聞かされた時点で、お家断絶級の迷惑を掛けられてるんだが?】


「チート書記。
商人の先輩として一言だけ。
沈黙交易は、相手が欲する物品を提示しなければ逆効果になりますよ?
こちらが価値があると思っている物品を、相手側が敵意の象徴と誤認してしまうケースは多々あります。
本来、軍事的に優位な側から持ち掛ける取引です。
それくらいリスクはあります。
理解してますか?」
【若い頃さあ。
私、高地ドワーフ相手に失敗してるんだよね。
だって、純金を贈って怒られるとか思わないでしょ?
それくらい難しいだよねー。
言葉の通じるドワーフでさえそれなんだから…
声帯をはじめ身体的構造の全く異なるリザード相手に…
いや、この男には勝算があるんだろうけどさ。】


『いきなり接近する気はありませんよ。
向こうが贈られて喜ぶものを調べて、レザノフ卿に報告します。
それでいいですか?』


「沈黙交易を認めるか否かは、それは話が別だよ?
でもリザードの嗜好が解ったら教えて欲しい。
グランバルドの為に役立てる事を約束する。」
【君の安全までは約束出来ないけどね…】



まあ、妥当な反応だろう。
レザノフ卿の【思考】は、商人というより軍人に近いものを感じるな。
きっと、そういうポジションも与えられてるのだろう。




俺は標準座標≪√47WS≫の台詞を脳内で反芻する。


【ぷぷぷのぷーーww
実はワシの仕事って蠱毒に投げ込む全種族に同じセリフを言うだけなんだけどねーーwwww
これで成果が上がるんだから楽な商売やでぇwww
どいつもこいつも真に受けすぎいいいwwww】


あのセリフを真に受けるとすれば、リザード族に似た風貌の異星人もこの月の内部に転移させられている。
で、奴らの為の戦争を遂行することを強いられている。
目的はプログラム、ラノベ風に言えばスキルを見つけ出して回収することだ。
アイツ、何て言ってたか。


【次元跳躍プログラムと、元素複製プログラムは引き当てたから
後は狂戦士プログラムだけ回収出来たら、ワシも出世出来るんだが。
要は知的生命体に無思考で殺し合いをさせたいだけなのよねーw
早くそういうプログラム発見されないかねー?
スキル名は多分、狂戦士バーサーカーだと思うんだけどさあw】


そうだ。
狂戦士(バーサーカー)。
このスキルをアイツらに回収されたら負け。
回収し終わったら、この世界はどうなるんだ?
まさか月ごと証拠隠滅とかは…
奴らならやり兼ねんか…
月が消えたら、地球にも洒落にならないダメージ来るな…



『レザノフ卿。
狂戦士(バーサーカー)って聞いたことあります?』


「狂戦士(バーサーカー)?」
【ん? 何だ?】


『その…  
己の身を顧みず死ぬまで戦い続ける狂った戦士…
とでも言いましょうか。』


「それ、貴方の事じゃないですか?」
【オマエじゃい。】



やれやれ。
世界で俺だけが正気だよ。
このキチガイ共め。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~

深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】 異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!

セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~

空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。 もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。 【お知らせ】6/22 完結しました!

異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。 【あらすじ】   異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。  それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。  家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。  十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。   だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。  最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。  この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。  そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。  そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。  旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。 ☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。体調が不安定のため、かける時に書くスタイルです。不定期更新。 ☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。

【完結】発明家アレンの異世界工房 ~元・商品開発部員の知識で村おこし始めました~

シマセイ
ファンタジー
過労死した元商品開発部員の田中浩介は、女神の計らいで異世界の少年アレンに転生。 前世の知識と物作りの才能を活かし、村の道具を次々と改良。 その発明は村の生活を豊かにし、アレンは周囲の信頼と期待を集め始める。

無尽蔵の魔力で世界を救います~現実世界からやって来た俺は神より魔力が多いらしい~

甲賀流
ファンタジー
なんの特徴もない高校生の高橋 春陽はある時、異世界への繋がるダンジョンに迷い込んだ。なんだ……空気中に星屑みたいなのがキラキラしてるけど?これが全て魔力だって? そしてダンジョンを突破した先には広大な異世界があり、この世界全ての魔力を行使して神や魔族に挑んでいく。

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

処理中です...