22 / 170
ファイエット学園編
09.モブ令嬢と一年生組
しおりを挟む
このまま平和に1日が終わって欲しい。シルヴィは校舎裏の花壇に向かいながら、そんなことを思った。もう、昨日のような騒ぎは勘弁である。
どうやら騒ぎを起こした魔法科の生徒三名は、何とか退学にはならずに済んだらしい。ただ、暫くは謹慎。一ヶ月だったか。寮から出ることを禁じられたそうだ。
入学して直ぐにこんな騒ぎを起こしてしまっては、将来に響くだろうに。軽率なことをしたものだ。
因みに、正当防衛だと主張していたルノーも騒ぎを大きくしたとしてお叱りは受けたらしい。ルノーを叱ってくれるなんて、学園長は貴重な存在である。
少しは反省しなさい。と、ルノーも三日程謹慎を言い渡されたとか。そのせいなのか、今日の普通科はいつもよりも賑やかな印象を受けた。いや、きっと気のせいだな。……うん。
「あっ! きたきた!」
「お疲れ様です、姉上」
この普通科の校舎で聞こえる筈のない声がして、シルヴィは一瞬固まる。昨日も聞いたこの声は……。そろっと視線をそちらに向けたシルヴィは、そこにいた真っ白な制服を着た男子生徒二人に、頬を引きつらせた。
こちらに手を振っているのは、間違いなくディディエだ。その隣には、ガーランド。いったい何の用事なのだろうか。
「そんなに警戒しなくても~……」
「今日は改めてお礼を言いにきただけですから」
シルヴィの様子に、二人は苦笑する。まぁ、ルノーは寮で大人しく……しているかは知らないが、ひとまず謹慎中なのだから問題が起こることはないか。シルヴィはそう結論付けて、二人に近づいた。
「ごきげんよう」
「昨日はありがとうございました」
「大変でしたね」
「本当にね~」
「あの後、ルノーくんに会いましたか?」
首を傾げたシルヴィに、二人は顔を見合わせる。そして、全てを諦めたような疲れた笑みを浮かべた。
「それは、もう……」
「不貞腐れておられました。自分は悪くないと。まぁ、実際に兄上は悪くないですからね」
「ピリッピリッ! 男子寮にシルヴィ嬢は入れないし~」
「殿下が甘いものを用意して下さいましたので、何とかなりましたが」
謹慎中なのに? フレデリクはルノーを甘やかし過ぎなのではないのだろうか。だから、反省しないのだ。あの魔王は。
「シルヴィ嬢、これだけは言っとくね」
「……? はい」
「殿下は悪くないんだ。必要な処置だから」
「何ですか、それ」
「殿下は素晴らしい方だと言うことです」
ディディエとガーランドがうんうんと頷き合っている。どうやらシルヴィが知らない所で、大分と苦労をしているらしかった。
そこで、シルヴィはトリスタンから聞いた番長伝説を思い出す。そして、昨日のルノーとフレデリクのやり取りも。フレデリクはその内、胃がやられるのではないかとシルヴィは急に心配になった。
「まぁ、姉上は心配しないでください」
「そうそう、何とかするから」
「そうです。三日間だけですから」
既に疲労困憊な気がするのだが、二人がそう言うのなら大丈夫なのだろう。ディディエの言うようにシルヴィは男子寮には入れないのだから、どうすることも出来ない。
「そうです。お礼は何をご用意致しましょう」
ガーランドは話題を変えることにしたようだ。昨日ルノーを止めてくれたお礼をと、決して譲らない空気を出してきた。
「その、何でもいいのですよね?」
「はい。何でもお望みの物をご用意致しますよ」
「では、昔のように呼んでください。“姉上”ではなく」
「はい?」
シルヴィの予想外の言葉に、ガーランドは目をパチクリと瞬かせた。それに、ディディエが吹き出す。
「んふふっ、シルヴィ嬢の望みは何でも叶えてくれるんでしょー?」
「ディディエ……」
「ねー? シルヴィ嬢ー?」
「はい!」
こくこくと力強く頷いたシルヴィに、そんなに嫌だったのだろうかとガーランドはちょっとへこんだ。しかし、それが望みなのであれば致し方ない。
「分かりました。シルヴィ嬢」
困ったように眉尻を下げながらもガーランドは、笑みを浮かべておいた。さて、ならば今度はどんな作戦でいこうか。
ガーランドは諦める気がないのだ。ルノーの相手はシルヴィ以外にはいない。これは、ガーランドの中では決定事項なのだから。
「あれ?」
不意に戸惑った声が耳朶に触れて、三人は視線をそちらに遣る。そこには、トリスタンが立っていた。
トリスタンはヤバいという顔をすると、「すみません。お邪魔でしたね」と苦笑いを浮かべる。そして、その場から去ろうとした。
「そんなことないってー! ほらほら、ルヴァンス卿もこっちこっち!」
それを止めたのは何故かディディエだった。
「え?」
「昨日は慌ただしくて申し訳ありませんでした。改めて自己紹介をさせて頂けませんか?」
「うっ、その、は、はい……」
トリスタンは困ったようにウロウロと視線を泳がせたが、身分的にも断れないと判断したのか了承の返事をする。踵を返そうとしていた体をまた花壇の方へと向けた。
シルヴィの隣までやってくると、トリスタンはへらっと人好きのする笑みを浮かべる。何とも胡散臭い。それを受けて、ディディエもニコッと微笑んだ。これもまた……。胡散臭い。
「オレは、ディディエ・オーロ・ガイラン。魔法科の一年生。よろしくね~」
「僕は、ガーランド・ソア・フルーレストと申します。同じく魔法科の一年生です。よろしくお願い致します」
公爵家の二人が先に名乗ったために、トリスタンは戸惑ったような顔をする。慌てて自分の自己紹介を始めた。
「オレは、トリスタン・ルヴァンスです。普通科の一年生。よろしくお願いします」
「ルヴァンス卿とお喋りしてみたかったんだよ~。なかなか社交の場で会えないし」
「ルヴァンス卿もお忙しいのでしょう。これから仲を深めていければ嬉しく思います」
「オレなんかと、そんな」
「んー?」
「ご謙遜を」
何だろうか。二人の雰囲気が先程とは違う。公爵家の。貴族の顔をしていた。
シルヴィは居心地悪そうに三人の顔を順番に行ったり来たりとする。こういった腹の探り合いの空気感がシルヴィは苦手なのだ。
そんなシルヴィの様子に気づいたらしい。ガーランドがディディエの名を呼ぶ。ディディエは「うーん……」と少し逡巡するように視線を逸らしたが、仕方がないという風に息を吐いた。
「シルヴィ嬢は、ルヴァンス卿と仲良し?」
「え? はい」
「ルヴァンス卿はいい人?」
「そー……うですね」
「オイ」
今の間はなんだと言いたげな視線をトリスタンに向けられて、シルヴィは何の事だと首を傾げる。何故なら、シルヴィは喧嘩を買っている最中なので。
「その仕草、フルーレスト卿にそっくりだぞ……」
「え? そうですか?」
シルヴィはきょとんと目を瞬いた。やはり、長年一緒にいると似てくるのか。
「まぁ、いっか! オレのことはディディエって呼んでよ。同い年だし、仲良くしよう」
「僕はガーランド、と。フルーレストでは兄上とややこしいでしょう」
「……では、オレのことはトリスタンと呼んでください」
「ん、トリスタンね。敬語もいらないけど。まぁ、そこはトリスタンに任せる~」
急にディディエが気安い雰囲気になって、トリスタンは警戒を強めたらしい。逆に空気がピリッとした。
それに、ディディエがニマッと悪い顔で笑う。ガーランドも探るような色を隠さなくなった。
「まぁまぁ、仲良くしようよ。本当に」
「何が、狙いですか」
「どうするつもりですか? ディディエ」
「そうだな~。もう、隠さず言った方がやりやすい気がする」
「僕も賛成です。兄上の様子からして、そこまで悪い方でもないようですしね」
いったい、何なのだろうか。シルヴィは付いていけずに、オロオロとすることしか出来なかった。
トリスタンはディディエとガーランドから視線を向けられて、息を呑む。
「そうだ。シルヴィ嬢も秘密にしてね」
「え? その、はい」
「うん。実はオレの姉さんが関わってくるんだけどさ。トリスタンはオレの姉さん知ってる?」
「はい。皇太子殿下の婚約者、ですよね?」
「んー、まぁ、ね。そうだよね。そうなるか」
ディディエは、心底困ったように溜息を吐いた。そして、悩むように眉間に皺を寄せると重々しく口を開いたのだった。
どうやら騒ぎを起こした魔法科の生徒三名は、何とか退学にはならずに済んだらしい。ただ、暫くは謹慎。一ヶ月だったか。寮から出ることを禁じられたそうだ。
入学して直ぐにこんな騒ぎを起こしてしまっては、将来に響くだろうに。軽率なことをしたものだ。
因みに、正当防衛だと主張していたルノーも騒ぎを大きくしたとしてお叱りは受けたらしい。ルノーを叱ってくれるなんて、学園長は貴重な存在である。
少しは反省しなさい。と、ルノーも三日程謹慎を言い渡されたとか。そのせいなのか、今日の普通科はいつもよりも賑やかな印象を受けた。いや、きっと気のせいだな。……うん。
「あっ! きたきた!」
「お疲れ様です、姉上」
この普通科の校舎で聞こえる筈のない声がして、シルヴィは一瞬固まる。昨日も聞いたこの声は……。そろっと視線をそちらに向けたシルヴィは、そこにいた真っ白な制服を着た男子生徒二人に、頬を引きつらせた。
こちらに手を振っているのは、間違いなくディディエだ。その隣には、ガーランド。いったい何の用事なのだろうか。
「そんなに警戒しなくても~……」
「今日は改めてお礼を言いにきただけですから」
シルヴィの様子に、二人は苦笑する。まぁ、ルノーは寮で大人しく……しているかは知らないが、ひとまず謹慎中なのだから問題が起こることはないか。シルヴィはそう結論付けて、二人に近づいた。
「ごきげんよう」
「昨日はありがとうございました」
「大変でしたね」
「本当にね~」
「あの後、ルノーくんに会いましたか?」
首を傾げたシルヴィに、二人は顔を見合わせる。そして、全てを諦めたような疲れた笑みを浮かべた。
「それは、もう……」
「不貞腐れておられました。自分は悪くないと。まぁ、実際に兄上は悪くないですからね」
「ピリッピリッ! 男子寮にシルヴィ嬢は入れないし~」
「殿下が甘いものを用意して下さいましたので、何とかなりましたが」
謹慎中なのに? フレデリクはルノーを甘やかし過ぎなのではないのだろうか。だから、反省しないのだ。あの魔王は。
「シルヴィ嬢、これだけは言っとくね」
「……? はい」
「殿下は悪くないんだ。必要な処置だから」
「何ですか、それ」
「殿下は素晴らしい方だと言うことです」
ディディエとガーランドがうんうんと頷き合っている。どうやらシルヴィが知らない所で、大分と苦労をしているらしかった。
そこで、シルヴィはトリスタンから聞いた番長伝説を思い出す。そして、昨日のルノーとフレデリクのやり取りも。フレデリクはその内、胃がやられるのではないかとシルヴィは急に心配になった。
「まぁ、姉上は心配しないでください」
「そうそう、何とかするから」
「そうです。三日間だけですから」
既に疲労困憊な気がするのだが、二人がそう言うのなら大丈夫なのだろう。ディディエの言うようにシルヴィは男子寮には入れないのだから、どうすることも出来ない。
「そうです。お礼は何をご用意致しましょう」
ガーランドは話題を変えることにしたようだ。昨日ルノーを止めてくれたお礼をと、決して譲らない空気を出してきた。
「その、何でもいいのですよね?」
「はい。何でもお望みの物をご用意致しますよ」
「では、昔のように呼んでください。“姉上”ではなく」
「はい?」
シルヴィの予想外の言葉に、ガーランドは目をパチクリと瞬かせた。それに、ディディエが吹き出す。
「んふふっ、シルヴィ嬢の望みは何でも叶えてくれるんでしょー?」
「ディディエ……」
「ねー? シルヴィ嬢ー?」
「はい!」
こくこくと力強く頷いたシルヴィに、そんなに嫌だったのだろうかとガーランドはちょっとへこんだ。しかし、それが望みなのであれば致し方ない。
「分かりました。シルヴィ嬢」
困ったように眉尻を下げながらもガーランドは、笑みを浮かべておいた。さて、ならば今度はどんな作戦でいこうか。
ガーランドは諦める気がないのだ。ルノーの相手はシルヴィ以外にはいない。これは、ガーランドの中では決定事項なのだから。
「あれ?」
不意に戸惑った声が耳朶に触れて、三人は視線をそちらに遣る。そこには、トリスタンが立っていた。
トリスタンはヤバいという顔をすると、「すみません。お邪魔でしたね」と苦笑いを浮かべる。そして、その場から去ろうとした。
「そんなことないってー! ほらほら、ルヴァンス卿もこっちこっち!」
それを止めたのは何故かディディエだった。
「え?」
「昨日は慌ただしくて申し訳ありませんでした。改めて自己紹介をさせて頂けませんか?」
「うっ、その、は、はい……」
トリスタンは困ったようにウロウロと視線を泳がせたが、身分的にも断れないと判断したのか了承の返事をする。踵を返そうとしていた体をまた花壇の方へと向けた。
シルヴィの隣までやってくると、トリスタンはへらっと人好きのする笑みを浮かべる。何とも胡散臭い。それを受けて、ディディエもニコッと微笑んだ。これもまた……。胡散臭い。
「オレは、ディディエ・オーロ・ガイラン。魔法科の一年生。よろしくね~」
「僕は、ガーランド・ソア・フルーレストと申します。同じく魔法科の一年生です。よろしくお願い致します」
公爵家の二人が先に名乗ったために、トリスタンは戸惑ったような顔をする。慌てて自分の自己紹介を始めた。
「オレは、トリスタン・ルヴァンスです。普通科の一年生。よろしくお願いします」
「ルヴァンス卿とお喋りしてみたかったんだよ~。なかなか社交の場で会えないし」
「ルヴァンス卿もお忙しいのでしょう。これから仲を深めていければ嬉しく思います」
「オレなんかと、そんな」
「んー?」
「ご謙遜を」
何だろうか。二人の雰囲気が先程とは違う。公爵家の。貴族の顔をしていた。
シルヴィは居心地悪そうに三人の顔を順番に行ったり来たりとする。こういった腹の探り合いの空気感がシルヴィは苦手なのだ。
そんなシルヴィの様子に気づいたらしい。ガーランドがディディエの名を呼ぶ。ディディエは「うーん……」と少し逡巡するように視線を逸らしたが、仕方がないという風に息を吐いた。
「シルヴィ嬢は、ルヴァンス卿と仲良し?」
「え? はい」
「ルヴァンス卿はいい人?」
「そー……うですね」
「オイ」
今の間はなんだと言いたげな視線をトリスタンに向けられて、シルヴィは何の事だと首を傾げる。何故なら、シルヴィは喧嘩を買っている最中なので。
「その仕草、フルーレスト卿にそっくりだぞ……」
「え? そうですか?」
シルヴィはきょとんと目を瞬いた。やはり、長年一緒にいると似てくるのか。
「まぁ、いっか! オレのことはディディエって呼んでよ。同い年だし、仲良くしよう」
「僕はガーランド、と。フルーレストでは兄上とややこしいでしょう」
「……では、オレのことはトリスタンと呼んでください」
「ん、トリスタンね。敬語もいらないけど。まぁ、そこはトリスタンに任せる~」
急にディディエが気安い雰囲気になって、トリスタンは警戒を強めたらしい。逆に空気がピリッとした。
それに、ディディエがニマッと悪い顔で笑う。ガーランドも探るような色を隠さなくなった。
「まぁまぁ、仲良くしようよ。本当に」
「何が、狙いですか」
「どうするつもりですか? ディディエ」
「そうだな~。もう、隠さず言った方がやりやすい気がする」
「僕も賛成です。兄上の様子からして、そこまで悪い方でもないようですしね」
いったい、何なのだろうか。シルヴィは付いていけずに、オロオロとすることしか出来なかった。
トリスタンはディディエとガーランドから視線を向けられて、息を呑む。
「そうだ。シルヴィ嬢も秘密にしてね」
「え? その、はい」
「うん。実はオレの姉さんが関わってくるんだけどさ。トリスタンはオレの姉さん知ってる?」
「はい。皇太子殿下の婚約者、ですよね?」
「んー、まぁ、ね。そうだよね。そうなるか」
ディディエは、心底困ったように溜息を吐いた。そして、悩むように眉間に皺を寄せると重々しく口を開いたのだった。
160
あなたにおすすめの小説
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~
谷 優
恋愛
公爵家の末娘として生まれた幼いティアナ。
お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。
お父様やお兄様は私に関心がないみたい。
ただ、愛されたいと願った。
そんな中、夢の中の本を読むと自分の正体が明らかに。
◆恋愛要素は前半はありませんが、後半になるにつれて発展していきますのでご了承ください。
最愛の番に殺された獣王妃
望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。
彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。
手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。
聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。
哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて――
突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……?
「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」
謎の人物の言葉に、私が選択したのは――
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!
ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。
※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。
転生皇女セラフィナ
秋月真鳥
恋愛
公爵家のメイド・クラリッサは、幼い主君アルベルトを庇って十五歳で命を落とした。
目覚めたとき、彼女は皇女セラフィナとして生まれ変わっていた——死の、わずか翌日に。
赤ん坊の身体に十五歳の記憶を持ったまま、セラフィナは新しい人生を歩み始める。
皇帝に溺愛され、優しい母に抱かれ、兄に慈しまれる日々。
前世で冷遇されていた彼女にとって、家族の愛は眩しすぎるほどだった。
しかし、セラフィナの心は前世の主・アルベルトへの想いに揺れ続ける。
一歳のお披露目で再会した彼は、痩せ細り、クラリッサの死を今も引きずっていた。
「わたしは生涯結婚もしなければ子どもを持つこともない。わたしにはそんな幸福は許されない」
そう語るアルベルトの姿に、セラフィナは決意する。
言葉も満足に話せない。自由に動くこともできない。前世の記憶を明かすこともできない。
それでも、彼を救いたい。彼に幸せになってほしい。
転生した皇女が、小さな身体で挑む、長い長い物語が始まる。
※ノベルアップ+、小説家になろうでも掲載しています。
前世では美人が原因で傾国の悪役令嬢と断罪された私、今世では喪女を目指します!
鳥柄ささみ
恋愛
美人になんて、生まれたくなかった……!
前世で絶世の美女として生まれ、その見た目で国王に好かれてしまったのが運の尽き。
正妃に嫌われ、私は国を傾けた悪女とレッテルを貼られて処刑されてしまった。
そして、気づけば違う世界に転生!
けれど、なんとこの世界でも私は絶世の美女として生まれてしまったのだ!
私は前世の経験を生かし、今世こそは目立たず、人目にもつかない喪女になろうと引きこもり生活をして平穏な人生を手に入れようと試みていたのだが、なぜか世界有数の魔法学校で陽キャがいっぱいいるはずのNMA(ノーマ)から招待状が来て……?
前世の教訓から喪女生活を目指していたはずの主人公クラリスが、トラウマを抱えながらも奮闘し、四苦八苦しながら魔法学園で成長する異世界恋愛ファンタジー!
※第15回恋愛大賞にエントリーしてます!
開催中はポチッと投票してもらえると嬉しいです!
よろしくお願いします!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる