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ファイエット学園編
16.モブ令嬢と愛のおいかけっこ
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今日も絶好調だな。シルヴィは昇降口から出てすぐ、遠くの方から聞こえた悲鳴にそう思った。
悲鳴の主は、トリスタン・ルヴァンス。何故悲鳴などあげているのかと言うと、ジャスミーヌ・オーロ・ガイランに追いかけ回されているからだ。それはもう熱烈に。
このおいかけっこが始まったのは、初夏が始まろうかという頃だった。遂に、ジャスミーヌがトリスタン攻略に乗り出したのである。
ヒロインは着実にフレデリクを攻略していたようなのだが、婚約解消の条件はお互いに運命の人を見つけた場合。ジャスミーヌが見つけていないのであれば、成立しない。そこで、フレデリク攻略にブレーキがかかったのだ。
ならば、フレデリクの完全攻略を待つ必要はない。わたくしもやります!! とジャスミーヌが言い出した。みたいな内容をディディエとガーランドが報告してくれたのだ。その時のトリスタンの絶望した顔は凄まじかった。
学園の生徒達はというと、最初の頃はそれはもうザワザワとした。妙な噂も飛び交ったのだが、一週間くらい経った頃だっただろうか。《殿下とジャスミーヌ様の婚約はお互いを守るためのものであって、本当の婚約ではなく》云々かんぬん。
噂が捏造もちょっと含まれたいい感じの内容に統一されていた。勿論、迫られているトリスタンにも被害は出ないような、だ。仕組んだのは、ディディエ。
“学園などという狭い空間での噂話なんて、ちょっとあれをこうすれば、ね? 容易いよ~”
悪い顔で笑ったディディエを見て、ディディエが謀反などを起こさなければ、この国の将来は安泰なのでは? と、シルヴィは心の底からそう思った。
しかし、ゲームの中のディディエはこんな悪い顔をするキャラだっただろうか。確かに頼りになる子ではあったが……。まぁ兎に角、ディディエが味方で良かった。
そんなこんなで、トリスタンとジャスミーヌの愛のおいかけっこの火蓋が切られたのであった。
シルヴィはこの暑い中、よくやるなぁ。などと思いながら、悲鳴が聞こえた方を見遣る。そして、何だがその悲鳴が近付いてきていることに気づいた。
「トリスタン様ーー!」
「許してください!」
向こうの方から、トリスタンが全力疾走してくる。その後ろから、これまたジャスミーヌが全力疾走で追いかけてきていた。
「どうして逃げるのですか!!」
「違うんです! いや、あの、先生に! 先生に呼ばれていますので!!」
「お供しますわ!!」
「何で!?」
なるほど。猪タイプとはこういうことか。猪突猛進。しかし、アプローチ方法としては如何なものか。
「うわぁあぁあ!! ディディエーー!!」
半泣きのトリスタンがディディエに助けを求めながら、凄まじい勢いでシルヴィの前を通過していく。
「お待ちになって! トリスタン様ーー!!」
ハートを大量に飛ばしながらジャスミーヌがこれまた凄まじい勢いでその後を追いかけていった。
「ま、待って……。待って、姉さん」
更に、その後ろからヘロヘロになったディディエがやってくる。何とか追いかけようとシルヴィの前を通過したが、少し行った所で膝に手を付いて止まってしまった。ぜぇっ、はぁっ、とかなり辛そうに呼吸をしている。
「ねぇさーん。トリスターン」
ディディエも半泣きであった。
シルヴィは、ガーランドはいないのだろうかとキョロキョロ辺りを探す。少し後ろで、ガーランドはうつ伏せで倒れていた。
「えぇ!? ガーランド様!?」
状況を理解して、シルヴィは慌ててガーランドに駆け寄る。
「しっかり! ガーランド様!?」
シルヴィが背中を揺すると、ガーランドは息も絶え絶えに「うぅ……」と呻いた。どうやら生きてはいるらしい。
「騒がしいな」
不意に、不機嫌そうな低音が耳朶に触れた。ルノーが昇降口から出てきたようだ。ルノーはヘロヘロなディディエを見つけて、呆れたように溜息を吐いた。
「あぁ、なるほど。君の姉は相変わらずだね」
「騒がしくて申し訳ありません」
「君も苦労するね、ディディエ」
ルノーはディディエから視線をシルヴィへと移動させる。そこに倒れているガーランドを見つけて、少し驚いた顔をした。ルノーは早足にガーランドに近付くと、側に屈む。
「ガーランド」
「……あにうえ?」
「あぁ、良かった。生きているね」
「なんとか」
ルノーの呼び掛けに、ガーランドが顔を上げる。物凄い汗をかいている所を見るに、ガーランドもかなり頑張って追いかけたようだった。
「兄上」
「なに?」
「魔導師にも体力は必要でしょうか」
「……? まぁ、そうだね。どんなものでもないよりはあった方が良いよ」
「そうですよね」
ガーランドが深い溜息を吐く。疲れからか、ジャスミーヌに体力で負けたからか、目が若干死んでいる気がした。
ディディエがフラフラしながらも、シルヴィ達に近付いてくる。ガーランドの前までくると、その場に座り込んだ。
「あー! つっかれたぁ……」
「毎日、お疲れ様です。お二人共」
「いやー、本当にね」
ディディエの“本当にね”の重みが凄すぎた。ずーんと何か黒いモノを背負っているように見える。
「オレ、体力には結構自信あったんだけどなぁ……」
「今日も振り切られましたね、ディディエ」
「あの姉さんに追い付かれないトリスタンが凄いよ」
「えぇ、本当に……」
ディディエとガーランドは既に疲労困憊であるらしかった。そんな二人を見てシルヴィは、流石は悪役令嬢だな。とそんな事を考えた。とは言っても、悪役令嬢だから凄いのか。ジャスミーヌが転生者だから凄いのかは分からないが。
「ディディエは何故止めようとしてるの?」
「え?」
「止める必要はあるの?」
「いやぁ、何て言うか……。トリスタンが可哀想過ぎると言いますか」
「ふぅん。随分と余裕があるようだ。ねぇ? ディディエ。君はそんな悠長な事を言っていていいのかな」
ルノーの言葉に、ディディエはびくっと体を強張らせる。それに、シルヴィは首を傾げた。何の話だろうか。
「分かってますよ。オレだって最初は上手いことやって、姉さんとくっついて貰おうと思ってましたよ……」
「えぇ!? そうなんですか!?」
「申し訳ありません、シルヴィ嬢。騙すような形になりましたが、当初の作戦ではそうでした」
「でもね。でも、トリスタンは良い奴だったんですよ! 何か、なんかさぁ……」
どうやら、三人の間に友情が芽生えてしまったらしい。しゅんとするディディエに、シルヴィも釣られて眉尻を下げる。
波風立てずに円満に婚約解消するには、“当初の作戦”とやらが一番だと判断したのだろうか。確かに、そうであるのかもしれない。しかし、トリスタンに情が湧いてしまったと。
「放っておけばいいよ」
ルノーがばっさりとそう言った。三人の視線が一斉にルノーに向く。ルノーは呆れたように溜息を吐くと、更に続けた。
「君達がディディエの姉を止めたとしても、止めなかったとしても、結局最後に選択するのは彼だ」
「それは……」
「そうですね」
「君達がどれだけ頑張っても、当事者同士が合わないのであれば自ずとそうなる。逆もまた然り。つまり、時間の無駄だ」
もう少しオブラートに包んで優しく言ってあげても良い気がしたが、間違ったことは言っていない気もして、シルヴィは口を噤む。
ディディエとガーランドは目を瞬くと、顔を見合わせた。そして、頷く。
「そうします」
「他にもやることはありますからね」
「ここはトリスタンに任せて、オレ達は離脱するのが最善ですよね。流石はルノー先輩」
「トリスタン卿なら何とかするでしょう」
友情とは儚い。シルヴィは一つ学んだ。
いや、ここはポジティブに考えよう。信頼だ。これは友を信頼してだした結論なのだ。……たぶん。見捨てたとかではない、はず。
「トリスタン様ーーー!!」
「体力がおかしい!!」
遠くの方で聞こえた愛の叫びに、トリスタンが応えることは今日もなさそうであった。
悲鳴の主は、トリスタン・ルヴァンス。何故悲鳴などあげているのかと言うと、ジャスミーヌ・オーロ・ガイランに追いかけ回されているからだ。それはもう熱烈に。
このおいかけっこが始まったのは、初夏が始まろうかという頃だった。遂に、ジャスミーヌがトリスタン攻略に乗り出したのである。
ヒロインは着実にフレデリクを攻略していたようなのだが、婚約解消の条件はお互いに運命の人を見つけた場合。ジャスミーヌが見つけていないのであれば、成立しない。そこで、フレデリク攻略にブレーキがかかったのだ。
ならば、フレデリクの完全攻略を待つ必要はない。わたくしもやります!! とジャスミーヌが言い出した。みたいな内容をディディエとガーランドが報告してくれたのだ。その時のトリスタンの絶望した顔は凄まじかった。
学園の生徒達はというと、最初の頃はそれはもうザワザワとした。妙な噂も飛び交ったのだが、一週間くらい経った頃だっただろうか。《殿下とジャスミーヌ様の婚約はお互いを守るためのものであって、本当の婚約ではなく》云々かんぬん。
噂が捏造もちょっと含まれたいい感じの内容に統一されていた。勿論、迫られているトリスタンにも被害は出ないような、だ。仕組んだのは、ディディエ。
“学園などという狭い空間での噂話なんて、ちょっとあれをこうすれば、ね? 容易いよ~”
悪い顔で笑ったディディエを見て、ディディエが謀反などを起こさなければ、この国の将来は安泰なのでは? と、シルヴィは心の底からそう思った。
しかし、ゲームの中のディディエはこんな悪い顔をするキャラだっただろうか。確かに頼りになる子ではあったが……。まぁ兎に角、ディディエが味方で良かった。
そんなこんなで、トリスタンとジャスミーヌの愛のおいかけっこの火蓋が切られたのであった。
シルヴィはこの暑い中、よくやるなぁ。などと思いながら、悲鳴が聞こえた方を見遣る。そして、何だがその悲鳴が近付いてきていることに気づいた。
「トリスタン様ーー!」
「許してください!」
向こうの方から、トリスタンが全力疾走してくる。その後ろから、これまたジャスミーヌが全力疾走で追いかけてきていた。
「どうして逃げるのですか!!」
「違うんです! いや、あの、先生に! 先生に呼ばれていますので!!」
「お供しますわ!!」
「何で!?」
なるほど。猪タイプとはこういうことか。猪突猛進。しかし、アプローチ方法としては如何なものか。
「うわぁあぁあ!! ディディエーー!!」
半泣きのトリスタンがディディエに助けを求めながら、凄まじい勢いでシルヴィの前を通過していく。
「お待ちになって! トリスタン様ーー!!」
ハートを大量に飛ばしながらジャスミーヌがこれまた凄まじい勢いでその後を追いかけていった。
「ま、待って……。待って、姉さん」
更に、その後ろからヘロヘロになったディディエがやってくる。何とか追いかけようとシルヴィの前を通過したが、少し行った所で膝に手を付いて止まってしまった。ぜぇっ、はぁっ、とかなり辛そうに呼吸をしている。
「ねぇさーん。トリスターン」
ディディエも半泣きであった。
シルヴィは、ガーランドはいないのだろうかとキョロキョロ辺りを探す。少し後ろで、ガーランドはうつ伏せで倒れていた。
「えぇ!? ガーランド様!?」
状況を理解して、シルヴィは慌ててガーランドに駆け寄る。
「しっかり! ガーランド様!?」
シルヴィが背中を揺すると、ガーランドは息も絶え絶えに「うぅ……」と呻いた。どうやら生きてはいるらしい。
「騒がしいな」
不意に、不機嫌そうな低音が耳朶に触れた。ルノーが昇降口から出てきたようだ。ルノーはヘロヘロなディディエを見つけて、呆れたように溜息を吐いた。
「あぁ、なるほど。君の姉は相変わらずだね」
「騒がしくて申し訳ありません」
「君も苦労するね、ディディエ」
ルノーはディディエから視線をシルヴィへと移動させる。そこに倒れているガーランドを見つけて、少し驚いた顔をした。ルノーは早足にガーランドに近付くと、側に屈む。
「ガーランド」
「……あにうえ?」
「あぁ、良かった。生きているね」
「なんとか」
ルノーの呼び掛けに、ガーランドが顔を上げる。物凄い汗をかいている所を見るに、ガーランドもかなり頑張って追いかけたようだった。
「兄上」
「なに?」
「魔導師にも体力は必要でしょうか」
「……? まぁ、そうだね。どんなものでもないよりはあった方が良いよ」
「そうですよね」
ガーランドが深い溜息を吐く。疲れからか、ジャスミーヌに体力で負けたからか、目が若干死んでいる気がした。
ディディエがフラフラしながらも、シルヴィ達に近付いてくる。ガーランドの前までくると、その場に座り込んだ。
「あー! つっかれたぁ……」
「毎日、お疲れ様です。お二人共」
「いやー、本当にね」
ディディエの“本当にね”の重みが凄すぎた。ずーんと何か黒いモノを背負っているように見える。
「オレ、体力には結構自信あったんだけどなぁ……」
「今日も振り切られましたね、ディディエ」
「あの姉さんに追い付かれないトリスタンが凄いよ」
「えぇ、本当に……」
ディディエとガーランドは既に疲労困憊であるらしかった。そんな二人を見てシルヴィは、流石は悪役令嬢だな。とそんな事を考えた。とは言っても、悪役令嬢だから凄いのか。ジャスミーヌが転生者だから凄いのかは分からないが。
「ディディエは何故止めようとしてるの?」
「え?」
「止める必要はあるの?」
「いやぁ、何て言うか……。トリスタンが可哀想過ぎると言いますか」
「ふぅん。随分と余裕があるようだ。ねぇ? ディディエ。君はそんな悠長な事を言っていていいのかな」
ルノーの言葉に、ディディエはびくっと体を強張らせる。それに、シルヴィは首を傾げた。何の話だろうか。
「分かってますよ。オレだって最初は上手いことやって、姉さんとくっついて貰おうと思ってましたよ……」
「えぇ!? そうなんですか!?」
「申し訳ありません、シルヴィ嬢。騙すような形になりましたが、当初の作戦ではそうでした」
「でもね。でも、トリスタンは良い奴だったんですよ! 何か、なんかさぁ……」
どうやら、三人の間に友情が芽生えてしまったらしい。しゅんとするディディエに、シルヴィも釣られて眉尻を下げる。
波風立てずに円満に婚約解消するには、“当初の作戦”とやらが一番だと判断したのだろうか。確かに、そうであるのかもしれない。しかし、トリスタンに情が湧いてしまったと。
「放っておけばいいよ」
ルノーがばっさりとそう言った。三人の視線が一斉にルノーに向く。ルノーは呆れたように溜息を吐くと、更に続けた。
「君達がディディエの姉を止めたとしても、止めなかったとしても、結局最後に選択するのは彼だ」
「それは……」
「そうですね」
「君達がどれだけ頑張っても、当事者同士が合わないのであれば自ずとそうなる。逆もまた然り。つまり、時間の無駄だ」
もう少しオブラートに包んで優しく言ってあげても良い気がしたが、間違ったことは言っていない気もして、シルヴィは口を噤む。
ディディエとガーランドは目を瞬くと、顔を見合わせた。そして、頷く。
「そうします」
「他にもやることはありますからね」
「ここはトリスタンに任せて、オレ達は離脱するのが最善ですよね。流石はルノー先輩」
「トリスタン卿なら何とかするでしょう」
友情とは儚い。シルヴィは一つ学んだ。
いや、ここはポジティブに考えよう。信頼だ。これは友を信頼してだした結論なのだ。……たぶん。見捨てたとかではない、はず。
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