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ファイエット学園編
23.魔王と緊急の報せ
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楽しそうだな。ルノーはアレクシと共に学園内を適度に見回りしながら、シルヴィを見掛ける度に目で追いかけていた。今のところ目立った騒ぎもなく、平和な学園祭は保たれている。
不意に、森の方から鳥の鳴き声が聞こえた。ただの野鳥だろうと、周りの者達は特に気にした様子はない。ルノー以外は。
《魔王様に緊急の報せでございます!》
その声に、ルノーは思案する。緊急の報せ。どうやら、命知らずが現れたらしい。
食堂で騒ぎを起こした鳥型の魔物、フランムワゾーはルノーの言うことを忠実に聞く良い子に徹している。
情報を持ってくるのは、基本的に人目につかない夜だ。それなのに日中に現れたということは、そういうことなのだろう。
ルノーはアレクシを撒こうと即座に決めた。視線だけをアレクシに向けて、機会を窺う。アレクシの意識が幼い子どもに向いたタイミングで、気配を消してごく自然に離れた。
ルノーは森の中を進んで、声の元まで辿り着く。フランムワゾーは、ルノーを視界に入れた瞬間に平伏した。
「楽にしていいよ。それで?」
《はい。実は例の人間に唆された魔物達が出たようです》
「へぇ……」
ルノーは然も面白いという顔で笑う。態々、警告までしてあげたというのに。その魔物達は余程首がいらないらしい、と。
《緊急でお知らせに参りましたのは、その魔物達がどうやらこの学園祭で騒ぎを起こすつもりだという情報が入ったからなのです》
「それは、確かなの?」
《はい。確実な情報かと》
「ふぅん……。命が惜しくないのか。それとも、余程良い条件でも出されたのかな?」
《魔王様の復活を手伝うだとか……》
「あぁ、なるほど。あの国に魔物は入れないだろうからね」
今はどうなっているのかは知らないが、あれだけ光の気が満ちていた国だ。高級魔物でも足を踏み入れられるかどうか。低級は生きていられないだろう。
「人間の体が必要だ」
《はい。それで、ですね……》
「僕よりもその人間に従うことにしたんだ?」
《と、止めたのですが……。魔力のない人間が魔王様の筈がないだのと不敬極まりないことを言って聞く耳を持たず》
「構わないよ。君達が勝手に魔王などと言っているだけだからね。そんな事は気にしない」
しかし、これは面倒なことになったとルノーは溜息を吐いた。抑止力には、魔力が必要なようだ。確かに、魔力があれば色々と楽に制圧は出来るのだが……。
「魔物達の等級は?」
《中級が二体に、高級が一体です。低級も何体か調子づきまして……》
「だろうね。低級はそういう連中だ」
低級魔物も中級魔物もどうでもよかった。ただ高級魔物が相手となると、魔力なしでは少し面倒だなとルノーは嫌そうな顔をする。折角、上手くシルヴィと学園生活を楽しめているというのに。邪魔をするとは良い度胸がある。
「日時は?」
《明日ということしか》
明日はシルヴィと学園祭を回る約束をした日である。そんな日に、襲撃を仕掛けるなど……。ルノーは許されないと殺気を瞳に滲ませた。それに、フランムワゾーの背筋にぞわわと冷たいものが登っていく。
しかし、ルノーはふとディディエとガーランドの言っていたことを思い出した。あのロラとかいう女。そして、ジャスミーヌのことだ。
明日は大事なイベントだとかまた頭の可笑しなことを言っていたらしい。まさか、この襲撃の情報を何処かから掴んだと言うのだろうか。それならば、傍観に徹してみるのもいい。
シルヴィとの時間を邪魔されるのは、避けたい。それに、聖なる一族の生き残りの力も見ておきたかった。ちょうど良いではないか。
「うん。僕はあの子に被害が及ばないのであれば、関わる気はないよ」
《へ?》
「どこまでやれるかな。楽しみにしているね」
一変してゆるりと笑んだルノーに、フランムワゾーは目をパチクリとさせる。やはり、この方は魔王なのだろう。漠然とそう思った。ルノーが大切にしているのは“あの子”だけ。その他大勢がどうなろうと関係がないのだ。
俄に、森の外が騒がしくなる。それに、ルノーはゆったりと首を傾げた。フランムワゾーは漆黒のルノーが、この魔力が感知できていないのだと即座に判断して《低級魔物が現れたようです》と口にした。
「そう。あの子が心配だから、僕は行くよ」
《かしこまりました》
「うん。これからも上手くやるんだよ」
《御意に》
ルノーは騒がしい方へと足を向ける。行きとは違い、森の中を駆けていった。
もう少しで森から抜けるという所で、近場の木の陰にルノーは身を隠した。騒ぎの中心には、アレクシとディディエ、ガーランドもいる。そして、一般の客だろうか。どこから持ってきたのか剣を持った男が立っていた。
警備の人間から奪ったのだろうか。目の焦点が合っていない。あれは、洗脳系の闇魔法で操られている。さて、どう動こうかなとルノーは四人の人間を観察した。
そして、大したことはなさそうであったため、このまま放っておこうかと考える。考えて、道の端で怯えたように一人で立ち竦んでいるシルヴィを見つけてしまった。瞬間、ルノーが木の陰から飛び出す。
「えっ!?」
「兄上!?」
ルノーは剣を振り回す男の足を払うと、後ろに引き倒した。その際に男の手から剣を奪うと、クルリと手の中でグリップを回転させて刃を下に向ける。
倒れた男の顔目掛けて、ルノーは躊躇いなくその刃を突き下ろした。誰かが悲鳴を上げる。突き刺さるかと思った刃は、男の顔先ギリギリで止まった。
静寂が落ちる。暴れていた男は倒れた拍子に頭を打ったのか、目を回していた。ルノーはフレデリクに拘束程度にしろと言われた事をちゃんと覚えていたし、騒ぎを大きくする気もなかったので、剣を男から離して姿勢を正す。
気絶している男を見下ろして、ふわっと貴族らしく美しい笑みを浮かべた。「困ります、お客様」などと言いながら。
「騒ぎを起こすとおっしゃられるなら、お帰りを」
そして、ふっと笑みを消す。冷たく鋭い視線を動かすと男から取り上げた剣を凄まじい勢いで投擲した。ルノーの手を離れた剣は、近くの木に深々と刺さる。
「君もね」
その下には、小さな黒い塊がいた。よく見ると目が付いている。調子づいた低級魔物の内の一体だろう。黒い塊はブルブルと震えると、ぶわっと涙を流して逃げていってしまった。
その場にいた全員が動けずに固まる。ルノーは気にした様子もなく、シルヴィの元へと足早に向かった。
「シルヴィ」
「はい!?」
「怪我はないね?」
シルヴィはコクコクと必死に首を上下に振る。それに、ルノーは安堵の息を吐いた。
「何で一人でいるの?」
「え? あの……」
気まずそうに視線を逸らし、モゴモゴと言い淀むシルヴィの様子を見て、ルノーはその理由に見当がつく。またかと今度は溜息をついた。
「はぐれたんだね?」
「……うん」
「君のそれはある意味才能だよ」
「嬉しくない」
両手で顔を覆って、シクシクしているシルヴィの頭をルノーは宥めるために撫でておいた。これだから、目が離せない。
「明日は、はぐれないように手を繋いでおこうか」
「大丈夫よ。はぐれません」
「信用できない」
「むぐぐ……」
悔しそうにシルヴィが睨んでくる。しかし、どうにも迫力に欠ける。これでは、誰も威嚇できないなとルノーは思った。
「フルーレスト卿!」
「なに?」
「今までどちらに!?」
「知らない」
「しら、ない……?」
「うん」
ルノーに言う気が微塵もないのを察したアレクシは、何か言いたげにしながらも飲み込んだようだ。何とも言えない顔で黙った。
「いや~、色んな意味でヒヤヒヤしましたよ」
「素晴らしかったです、兄上」
ルノーは近寄ってきたディディエとガーランドをじっと見る。それに、二人がたじろいだ。
「えっ、何ですか?」
「兄上?」
意味ありげにルノーが口元に笑みを浮かべたものだから、ディディエが「怖いんですけどー!!」と叫ぶ羽目になったのだった。
不意に、森の方から鳥の鳴き声が聞こえた。ただの野鳥だろうと、周りの者達は特に気にした様子はない。ルノー以外は。
《魔王様に緊急の報せでございます!》
その声に、ルノーは思案する。緊急の報せ。どうやら、命知らずが現れたらしい。
食堂で騒ぎを起こした鳥型の魔物、フランムワゾーはルノーの言うことを忠実に聞く良い子に徹している。
情報を持ってくるのは、基本的に人目につかない夜だ。それなのに日中に現れたということは、そういうことなのだろう。
ルノーはアレクシを撒こうと即座に決めた。視線だけをアレクシに向けて、機会を窺う。アレクシの意識が幼い子どもに向いたタイミングで、気配を消してごく自然に離れた。
ルノーは森の中を進んで、声の元まで辿り着く。フランムワゾーは、ルノーを視界に入れた瞬間に平伏した。
「楽にしていいよ。それで?」
《はい。実は例の人間に唆された魔物達が出たようです》
「へぇ……」
ルノーは然も面白いという顔で笑う。態々、警告までしてあげたというのに。その魔物達は余程首がいらないらしい、と。
《緊急でお知らせに参りましたのは、その魔物達がどうやらこの学園祭で騒ぎを起こすつもりだという情報が入ったからなのです》
「それは、確かなの?」
《はい。確実な情報かと》
「ふぅん……。命が惜しくないのか。それとも、余程良い条件でも出されたのかな?」
《魔王様の復活を手伝うだとか……》
「あぁ、なるほど。あの国に魔物は入れないだろうからね」
今はどうなっているのかは知らないが、あれだけ光の気が満ちていた国だ。高級魔物でも足を踏み入れられるかどうか。低級は生きていられないだろう。
「人間の体が必要だ」
《はい。それで、ですね……》
「僕よりもその人間に従うことにしたんだ?」
《と、止めたのですが……。魔力のない人間が魔王様の筈がないだのと不敬極まりないことを言って聞く耳を持たず》
「構わないよ。君達が勝手に魔王などと言っているだけだからね。そんな事は気にしない」
しかし、これは面倒なことになったとルノーは溜息を吐いた。抑止力には、魔力が必要なようだ。確かに、魔力があれば色々と楽に制圧は出来るのだが……。
「魔物達の等級は?」
《中級が二体に、高級が一体です。低級も何体か調子づきまして……》
「だろうね。低級はそういう連中だ」
低級魔物も中級魔物もどうでもよかった。ただ高級魔物が相手となると、魔力なしでは少し面倒だなとルノーは嫌そうな顔をする。折角、上手くシルヴィと学園生活を楽しめているというのに。邪魔をするとは良い度胸がある。
「日時は?」
《明日ということしか》
明日はシルヴィと学園祭を回る約束をした日である。そんな日に、襲撃を仕掛けるなど……。ルノーは許されないと殺気を瞳に滲ませた。それに、フランムワゾーの背筋にぞわわと冷たいものが登っていく。
しかし、ルノーはふとディディエとガーランドの言っていたことを思い出した。あのロラとかいう女。そして、ジャスミーヌのことだ。
明日は大事なイベントだとかまた頭の可笑しなことを言っていたらしい。まさか、この襲撃の情報を何処かから掴んだと言うのだろうか。それならば、傍観に徹してみるのもいい。
シルヴィとの時間を邪魔されるのは、避けたい。それに、聖なる一族の生き残りの力も見ておきたかった。ちょうど良いではないか。
「うん。僕はあの子に被害が及ばないのであれば、関わる気はないよ」
《へ?》
「どこまでやれるかな。楽しみにしているね」
一変してゆるりと笑んだルノーに、フランムワゾーは目をパチクリとさせる。やはり、この方は魔王なのだろう。漠然とそう思った。ルノーが大切にしているのは“あの子”だけ。その他大勢がどうなろうと関係がないのだ。
俄に、森の外が騒がしくなる。それに、ルノーはゆったりと首を傾げた。フランムワゾーは漆黒のルノーが、この魔力が感知できていないのだと即座に判断して《低級魔物が現れたようです》と口にした。
「そう。あの子が心配だから、僕は行くよ」
《かしこまりました》
「うん。これからも上手くやるんだよ」
《御意に》
ルノーは騒がしい方へと足を向ける。行きとは違い、森の中を駆けていった。
もう少しで森から抜けるという所で、近場の木の陰にルノーは身を隠した。騒ぎの中心には、アレクシとディディエ、ガーランドもいる。そして、一般の客だろうか。どこから持ってきたのか剣を持った男が立っていた。
警備の人間から奪ったのだろうか。目の焦点が合っていない。あれは、洗脳系の闇魔法で操られている。さて、どう動こうかなとルノーは四人の人間を観察した。
そして、大したことはなさそうであったため、このまま放っておこうかと考える。考えて、道の端で怯えたように一人で立ち竦んでいるシルヴィを見つけてしまった。瞬間、ルノーが木の陰から飛び出す。
「えっ!?」
「兄上!?」
ルノーは剣を振り回す男の足を払うと、後ろに引き倒した。その際に男の手から剣を奪うと、クルリと手の中でグリップを回転させて刃を下に向ける。
倒れた男の顔目掛けて、ルノーは躊躇いなくその刃を突き下ろした。誰かが悲鳴を上げる。突き刺さるかと思った刃は、男の顔先ギリギリで止まった。
静寂が落ちる。暴れていた男は倒れた拍子に頭を打ったのか、目を回していた。ルノーはフレデリクに拘束程度にしろと言われた事をちゃんと覚えていたし、騒ぎを大きくする気もなかったので、剣を男から離して姿勢を正す。
気絶している男を見下ろして、ふわっと貴族らしく美しい笑みを浮かべた。「困ります、お客様」などと言いながら。
「騒ぎを起こすとおっしゃられるなら、お帰りを」
そして、ふっと笑みを消す。冷たく鋭い視線を動かすと男から取り上げた剣を凄まじい勢いで投擲した。ルノーの手を離れた剣は、近くの木に深々と刺さる。
「君もね」
その下には、小さな黒い塊がいた。よく見ると目が付いている。調子づいた低級魔物の内の一体だろう。黒い塊はブルブルと震えると、ぶわっと涙を流して逃げていってしまった。
その場にいた全員が動けずに固まる。ルノーは気にした様子もなく、シルヴィの元へと足早に向かった。
「シルヴィ」
「はい!?」
「怪我はないね?」
シルヴィはコクコクと必死に首を上下に振る。それに、ルノーは安堵の息を吐いた。
「何で一人でいるの?」
「え? あの……」
気まずそうに視線を逸らし、モゴモゴと言い淀むシルヴィの様子を見て、ルノーはその理由に見当がつく。またかと今度は溜息をついた。
「はぐれたんだね?」
「……うん」
「君のそれはある意味才能だよ」
「嬉しくない」
両手で顔を覆って、シクシクしているシルヴィの頭をルノーは宥めるために撫でておいた。これだから、目が離せない。
「明日は、はぐれないように手を繋いでおこうか」
「大丈夫よ。はぐれません」
「信用できない」
「むぐぐ……」
悔しそうにシルヴィが睨んでくる。しかし、どうにも迫力に欠ける。これでは、誰も威嚇できないなとルノーは思った。
「フルーレスト卿!」
「なに?」
「今までどちらに!?」
「知らない」
「しら、ない……?」
「うん」
ルノーに言う気が微塵もないのを察したアレクシは、何か言いたげにしながらも飲み込んだようだ。何とも言えない顔で黙った。
「いや~、色んな意味でヒヤヒヤしましたよ」
「素晴らしかったです、兄上」
ルノーは近寄ってきたディディエとガーランドをじっと見る。それに、二人がたじろいだ。
「えっ、何ですか?」
「兄上?」
意味ありげにルノーが口元に笑みを浮かべたものだから、ディディエが「怖いんですけどー!!」と叫ぶ羽目になったのだった。
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