モブ令嬢に魔王ルートは荷が重い

雨花 まる

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ファイエット学園編

62.モブ令嬢と幼馴染み

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 あと、もう、ちょっとぉ~……。シルヴィは目当ての本を取ろうと、必死に腕を目一杯伸ばす。何とか本に手が届いて、本棚から抜き取る事に成功した。

「取れた!」

 嬉しさの余り思わず声が出て、シルヴィは慌てて手で口を覆う。何故なら、ここは学園の図書館だからだ。騒ぐと司書に怒られてしまう。
 ウィンターホリデーは日本同様の短さで、あっという間に終わって今は三学期。ゲームのシナリオにはない。めでたしめでたしの向こう側は、何の変哲もない日常だった。今のところは。
 シルヴィはロラの言う続編に、何とか関わらずに生きるつもりではあった。しかし、幼馴染みは魔王様なのだ。不安しかない。
 まぁ、暫くは平和であるらしいので、そっとしておこうとシルヴィは目を背けている。正直、それ所ではないのもあるが。
 シルヴィは手にした本の表紙へと視線を落とす。【魔法入門書】の文字を目で追って、深々と溜息を吐いた。
 ホリデー中、父親であるアミファンス伯爵に言われたのだ。ルノーと婚姻を結ぶのなら、つまらないだろうけどシルヴィも魔法の勉強をしておきなさい、と。
 興味深くはあるが、やはり実践できないとなるといまいちやる気は上がらないものだ。しかし、備えあれば憂いなし。ルノーにもしもがあるのかは知らないが、何も分からずにオロオロするだけの役立たずは避けたい。

「無駄になる方がマシだ」

 知識は嵩張らないので、ないよりはあった方がいい。ルノーだって、そんなことを言っていたのだから。
 受付で貸し出しの手続きをしてこようと、視線を上げる。その先にルノーを見つけて、シルヴィはルノーに焦点を当てた。
 もしかしたら出会すかもしれないと思っていたが、まさか本当にいるとは。まぁ、シルヴィよりもルノーの方が図書館利用率は高いので、おかしいことではないのだが。
 傍の机に置いていた他の本の上に今取った本を重ねると、シルヴィはそれをまとめて抱える。シルヴィは折角ならとルノーに声を掛けようとした。

「きゃっ!」

 瞬間、誰かがルノーとぶつかる。真っ白なスカートが揺れた。それに、その誰かが魔法科の女子生徒であることを脳が理解する。それと同時に、危ないと思った。

「風よ」

 落ち着いた低音が耳朶に触れる。転んでしまうと思った女子生徒は、ルノーの風魔法でふわふわと宙に浮いた。
 ルノーはそのまま宙で女子生徒の体勢を整えて上げると、地面にゆっくりと降ろす。女子生徒がばら撒いた本も救出していたようで、本は女子生徒の手へと戻された。
 シルヴィはその様子を見て、優しい……と感動する。ルノーはちゃんと約束通りに大人しく、そして人間らしく過ごしているのだ。紳士的な対応に、シルヴィの頭の中は拍手喝采だった。

「気を付けなよ」
「あ、ありがとうございます」
「別に」
「あの、何かお礼をさせて下さい。この後、お時間はございますか?」
「いらない。僕は暇ではないんだ」
「そのような事を仰らないで」
「しつこいよ」

 一変して氷のような冷たい対応になったルノーに、落差で風邪引くとシルヴィは泣いた。しかしここで変に入っていけば、あの女子生徒に睨まれることになるのはシルヴィだろう。
 バレない内に逃げよう。そう決めて場を離れようとしたというのに。不意にルノーの視線がシルヴィの方へと向く。目が合って、シルヴィは固まった。

「シルヴィ!」

 ルノーがそれはもう嬉しそうな声を出した。そして、女子生徒は放置でシルヴィの方へと歩いてくる。シルヴィは内心で絶叫した。

「あ、その、奇遇だね」
「うん。嬉しいな」
「えっと……」

 シルヴィはちらっと女子生徒に視線を遣る。しかし、そこには既に女子生徒の姿はなかった。諦めて行ってしまったのだろうか。シルヴィは何だか申し訳ないような気持ちになった。

「それ、借りるの?」
「え? うん、そうだよ」
「じゃあ、一緒に受付に行こうか。この後は、いつものベンチだろう?」
「ルノーくんも?」
「勿論。分からない所は教えてあげるから、頼るなら一番は僕にしてね」
「う、うん。そうするわ」

 ルノーの圧に、シルヴィはこくこくと首を縦に振る。ルノーが満足そうにうっとりと目を細めるものだから、シルヴィはソワソワとしてしまった。変に照れてしまうではないか。
 シルヴィは誤魔化すように、受付へと体を向ける。そそくさと歩き出したシルヴィを見て、ルノーは吐息混じりに「かわいい……」と溢した。そうすることで、ときめきを発散させているらしい。ひとまずは、何も爆発することはなかった。
 ルノーはシルヴィに倣って、受付へと歩き出す。歩幅のせいか、直ぐにシルヴィの隣へとルノーが並んだ。

「焦っちゃ駄目」

 ふとそんな言葉をシルヴィの耳が拾った。妙に気になったのは、何故なのか。シルヴィはその声を探して、耳をそばだてる。

「まずは出会いイベントからこなさないと」

 酷く浮わついた女の声だった。新しいゲームを目の前に、逸る気持ちを抑えられないような。

「やっと、魔王ルートが開いた」

 ぞわっとシルヴィの背中に悪寒が走る。シルヴィは思わず足を止めて、焦ったように後ろを振り返った。
 そこには、静かな図書館が広がっているだけだった。辺りを少し見回してみたが、怪しい人など分からない。全員、普通の生徒に見えた。

「シルヴィ? どうかしたの?」
「……ううん。何でもない。気のせいだったみたい」

 困ったようにシルヴィが苦笑する。空耳にしては、やけにはっきりと聞こえたような。ただ、ロラやジャスミーヌの声ではなかった。ということは、やはり気のせいだろうか。
 ルノーが魔王であることを知っているのは、あの謁見の場にいた者達だけなのだから。国王がしっかりと緘口令を言い渡したので、誰も口外などしない筈だ。

「本当に、大丈夫?」
「うん。大丈夫よ」

 シルヴィは妙な胸騒ぎを感じて、本を掴む手にぎゅっと力を入れる。きっと、大丈夫だ。何故なら、【セイヒカ】に“魔王ルート”など存在しないのだから。シルヴィは忘れようと、頭を左右に振った。
 図書館の受付で本の貸し出し手続きを済ませ、シルヴィとルノーは校舎裏のベンチへと向かった。角を曲がった所で、「あら?」とシルヴィは目を丸める。
 そこに、昨日まではなかった筈のテーブルと椅子が置いてあったからだ。丸いテーブルの周りには、椅子が五脚並んでいる。その内の三脚には、既に先客が座っていた。
 ディディエとガーランドに挟まれたトリスタンが机に突っ伏している。ジメジメとした陰鬱なものを背負っているせいで、そのまま机にめり込んでしまいそうだった。

「トリスターン、しっかりー」
「俺は頑張ってる」
「頑張ってはいるかもしれませんが、このままでは魔法科に編入しても置いていかれてしまいますよ」
「うぅっ、がんばってる……」
「ダメだね、これ。休憩する?」
「致し方ありませんね」

 やれやれとディディエとガーランドが苦笑いを浮かべる。どうやら、二年生から魔法科へと通うトリスタンのために勉強会を開いているらしかった。

「何でここでやってるの?」
「兄上!」
「いや~、気分転換になるかなと思ったんですけどね」

 ルノーの声が聞こえたからか、トリスタンが勢いよく上体を起こす。情けなく半泣きになっていた。

「あら~……」
「まだやれます」
「じゃあ、やりなよ」
「……はい」

 膠も無い。トリスタンはしくしくと目を擦りながらも、再び教本と向き合った。
 ルノーは呆れたように溜息を吐き出す。トリスタンの後ろへと歩み寄ると、手元を覗き込んだ。そして、教本を指差しトリスタンに何事かを問い掛ける。
 トリスタンは驚いたように目を見開いたが、直ぐにソワソワと嬉しそうにルノーと話し出した。その様子に、シルヴィは笑い声をもらしてしまう。随分と面倒見が良いお兄ちゃんになったものだと。
 シルヴィは自分も勉強をしようと、空いていたガーランドの隣の椅子に近寄る。「座ってもよろしいですか?」とガーランドに尋ねた。直ぐに了承の返事を貰ったので、遠慮なく座らせて貰う。

「このような素敵な物、どこで貰ったのですか?」
「食堂で余っていた物を頂けたのです」
「ベンチだけじゃ大人数は座れないからさ。オレらもここ好きだしね」
「騒がしいのは困るよ」
「邪魔はしませんから~」
「本当かな」

 当たり前にルノーがシルヴィの隣の椅子に腰掛ける。そして、指を鳴らした。冬の冷えた空気が瞬時に暖かいものへと変わる。

「……春になった?」
「そんなわけないだろ?」
「炎魔法? いや、風??」
「複雑な魔法であることだけは確かかと」
「シルヴィが風邪を引くと大変だからね」
「ありがとう」

 どうやら、シルヴィ達の周りだけが暖かい空気に包まれているらしい。温室というのか、球状の膜に囲われているようだ。

「ぽかぽか」
「それは良かった」

 シルヴィが幸せそうに、ふわっと笑う。それに、ルノーも釣られたように笑みを浮かべた。場の雰囲気が一気にふわふわっとしたものになる。

「そう言えば、ルノーくんは何の本を借りたの?」
「……気になる?」

 何気なく振った話題だったのだが、ルノーの笑みが一瞬で黒くなった気がしてシルヴィは目を瞬く。このまま触れて良いのか分からなかったので、曖昧に首を傾げておいた。

「次は完膚なきまでに叩き潰してみせるよ」

 ギラッと物騒に光ったルノーの瞳に、シルヴィは情けない声を出しそうになって耐えた。何故なら、盗み見たその本はチェスの戦略に関するものだったからだ。
 色々と察して、シルヴィはただ「そっかぁ」とだけ返した。シルヴィは知っている。自分の父親のチェスの腕前が凄まじいことを。観戦は何故かさせて貰えなかったが、ルノーが負けたということは聞いた。
 ルノーは基本的に力業でどうにでも出来てしまうタイプなのだろう。ドラゴンの姿でも人間の姿でも。だから、細々とした戦略を立てる事に慣れていない。
 しかし、ルノーが帰ったあとに「最初と比べるとかなりの腕前になられたものだ」とルノーを褒めていたので、正直相手が伯爵でなければ普通に勝てるのかもしれない。「まだまだ物足りない」とも言われていたが。

「私が練習相手になろうか?」
「……シルヴィが?」
「これでも、結構自信があるの。文字を覚えるよりも先にチェスのルールを覚えたから」

 最初は全く分からなかったので、前世では触ったことなどなかったのだろう。しかし、シルヴィはチェスのルールを直ぐに覚えることが出来た。しかも、結構な腕前がある。それはきっと、元のシルヴィ・アミファンスの力。
 練習相手くらいならば務まるはずだと、シルヴィは意気揚々とルノーを見つめる。しかし、ルノーは何とも複雑な顔をした。

「勝つことも負けることも出来ない」
「えぇ……? それはどういう……」
「男心は複雑ってことかな~」
「シルヴィ嬢は是非、応援だけでお願い出来ませんか」
「応援が一番だと俺も思う」
「そう、ですか……?」

 よく分からないが、女心が色々あるように男心も複雑なのだろう。シルヴィは少々残念には思ったが、それならば仕方がないと納得した。

「頑張ってね、ルノーくん」
「うん。任せてくれて構わないよ」

 久しぶりにこんなやる気に満ちているルノーを見た気がする。やる気というのか。殺る気というのか。背後に黒い何かが見えるのはシルヴィの気のせいだろうか。

「あら!? テーブルが増えてますわ!」

 聞き慣れた声がして、トリスタンの肩が大袈裟に跳ねる。そして、慌てたように教本で顔を隠した。ほぼ意味は無さそうだが。
 声の方へと視線を遣れば、そこには予想通りジャスミーヌが立っていた。ジャスミーヌだけではなく、ロラやフレデリク、アレクシの姿もある。セイヒカのメンバーが揃い踏みだ。

「これは良いな。しかし、席が足りない」
「聞いて回れば、テーブルも椅子も手に入るかもしれません」
「アレクシ様の言う通りですわね。でも、流石に寒くはなくて?」
「でも、この場所で集まれたら理想ですよ。生徒会室にはルノー様やシルヴィ様、トリスタン様も入れないですから~」

 一気に場が騒がしくなる。それにルノーが、不機嫌そうに眉根を寄せた。

「ここで騒ぐのはやめて頂きたい」
「まぁ、そう言うな」
「何のご用で?」

 各々が自由に会話を始める。シルヴィはその会話には混ざらずに、ただ校舎裏をゆっくりと見渡した。
 ここはやはり、シルヴィの思った通りに素敵な場所だった。満足して一人でニコニコしていれば、トリスタンと目が合う。そう言えばと、シルヴィはふと思い出した。売られた喧嘩を買ったのだったと。

「喧嘩は私の勝ちかしら」

 気付けばそう口にしていた。それに、場が静まり返る。ルノーが地を這うような低音で「喧嘩?」と問い掛けた。

「うん。トリスタン様としてたの」
「ま、待て待て待て! してないです。なに!? 何の話でしょうか!?」
「だって、絶対にここが素敵な場所になるはずないだろって顔してましたでしょう? 喧嘩を売られてるのかなって」

 シルヴィが良い顔で笑う。それに、トリスタンはオロオロと視線を泳がせた。冷や汗が凄い。意地悪し過ぎたかと、シルヴィはこの辺でやめておくことにした。

「わたくしの言った通りだったでしょう?」
「へ?」
「必ず“素敵”な場所になります、と。わたくしの勝ちのようですわね」

 シルヴィの言葉に、トリスタンは素直に頷く。喧嘩をしていたつもりはないが、シルヴィの言う通りにトリスタンの惨敗で間違いはないのだから。
 シルヴィがとても満足そうだったので、ルノーは言いたいことをぐっと飲み込むことにした。しかしどうしても我慢できずに、トリスタンを睨むだけはしておく。
 そんなルノーに気付いて、シルヴィは首を傾げた。ルノーは基本的に騒がしいのは好かない。だからこんなに不機嫌そうなのだろうか、と。どうしようかとシルヴィは思案する。

「ルノーくん」
「なに?」

 シルヴィは椅子から立ち上がると、テーブルに片手を付いてルノーの耳に口を寄せる。こそこそ話をするために、もう片方の手は自身の口の横に添えた。

「騒がしいのに耐えられなくなったら、二人でベンチに行こうか」

 ルノーが驚いたように、シルヴィから離れる。真ん丸になった深い紺色の瞳と至近距離で目が合った。

「ね?」

 シルヴィが悪戯っ子のような笑みを浮かべる。ルノーの頬がぶわっと赤く色付いたのと、背後が爆発したのはほぼ同時だった。

「ガーランド、オレさ~。最近、先生に魔法の腕が上がったって褒められたんだよね」
「奇遇ですね、ディディエ。僕もですよ」
「消火活動のおかげで?」
「トリスタン、水魔法使えるでしょ?」
「試してみますか?」
「ごめんなさい。まだ無理です」

 今日は調子が良かったというのに。油断したと、シルヴィは燃え盛る炎を前に現実逃避したくなった。やってしまった。というか、これって私が悪いの? 悪くないよね? とシルヴィは何とも言えない顔になる。

「ルノー!!」
「シルヴィ、好き」
「ちょっとシルヴィ様! 気を付けて下さらないと困りますわ!」
「えぇ……」

 ルノーはもはやシルヴィしか目に入らないようで、フレデリクの話など聞いていないようだ。そして、ジャスミーヌからは安定で怒られてしまった。

「今すぐベンチに行きたい。行こう。いいだろ? シルヴィ」
「なっ!? ベンチで何をなさるおつもりなの!?」
「普通に考えましょ、ジャスミーヌ様。座ってお喋りするだけよ~」
「何を考えておられるのですか!!」
「いや、聞いて?」

 シルヴィは周りの騒がしさから逃げるように、瞼をゆっくりと閉じる。

「荷が重い……」

 その呟きは誰の耳にも入らずに、喧騒に消えたのだった。
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