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アンブロワーズ魔法学校編
28.モブ令嬢と勉強会
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空気が重い。早々と開かれることになった勉強会。ヴィオレットとナディアが来るのを待つ教室の中で、ヒロイン倶楽部は地獄の片恋についての恋バナを一足早く始めていた。
「すまない……。私が理想のヒロインであれば、そんなややこしい事にはならなかったのに」
「リル様は悪くないですよ」
「でも、マリユス様は分かるとして~。どうして、ランメルト様はそんな事になっちゃったのかしら~?」
「ヴィオレット様の侍女ですから、接点はあったとは思いますけれど」
「んー……。おそらくですけど、ナディア様はツンデレの扱いがプロだと思うんですよ。ランメルト様が勘違いした可能性は大いにあります」
「優しくされて、恋に落ちたということか」
「ま~、ランメルト様は少しチョロい感じのキャラではあったわ~」
シルヴィは新情報に、先日のランメルトの様子を思い浮かべる。あの感じで、惚れっぽい人なのかと少し驚いた。しかし、それであればナディアにフラれても大丈夫ではあるのかもしれない。
「次の恋が待ってますね」
「そんなに、脈なしなの~?」
「それはもう……」
「ランメルト様も人気のキャラでしたのに」
「いや、アプローチ方法が悪いです。ナディア様は……。モンペタイプが入っているヴィオレット様ファンみたいな感じなので」
「モンペタイプか~……」
「ナディア嬢は、そんな感じだったのか。知らなかった……」
「表立ってはないですけどね」
その内、ランメルトは排除されるんじゃないかと心配になるが……。まぁ、ヴィオレットが好いている以上は、ナディアも目を瞑るのではないだろうか。たぶん。
「お待たせ致しました!」
慌てた様子で、ナディアが教室に入ってくる。それに、皆の視線が前の扉へと向いた。
ナディアが扉の横に控えると、出入り口からヴィオレットが優雅に入ってくる。よくよく見ると、ナディアの手には沢山の書物が積み上がっていた。
お互いに挨拶を交わして、席につく。ヴィオレットが教壇の方へと行ったので、シルヴィはそれに待ったを掛けた。
この教室は机が個別に別れているタイプであったために、既に机をくっつけてしまっていたのだ。この世界ではあまり見ないが、勉強会と言えばこれだろうと。
「ナディア様もこちらへどうぞ」
「え? わたくしもですか?」
「立ったままでは、疲れるでしょう? 畏まった場ではありませんから」
さぁさぁとシルヴィに薦められて、ヴィオレットもナディアも不馴れそうにしながら席に座る。それを確認して、シルヴィも元の椅子に腰掛けた。
「今日は私のワガママにお付き合い下さって、ありがとうございます」
「別に……。時間に空きがあっただけよ」
ツンッとヴィオレットの顔が逸らされる。それに、シルヴィは思わず苦笑してしまった。しかし、ナディアの持つ書物を見る限り物凄く綿密に用意してきてくれたようではある。
「それで? 何が知りたいのかしら」
「……ヴィオレット様は、闇魔法と光魔法を同時に持って生まれた子についてご存じですか?」
シルヴィは少し迷ったが、ここは最短直球勝負で行くことにした。
ヴィオレットは少し驚いた顔をしたが、直ぐに思案するように目を伏せる。
「知ってるわ。でも、非常に珍しい症例よ」
「救う手立てはありませんか」
「だから、魔法薬学……。この国では、無理よ」
はっきりとそう言われて、シルヴィは眉尻を下げた。そうなると、次は誰に頼るべきか。
「ただ、一つだけ」
「え?」
「貴方の国なら」
シルヴィはヴィオレットの言葉に、キョトンと目を瞬いた。思ってもいなかった可能性に続きを待ったが、ヴィオレットからは以上らしい。
そこでシルヴィは、ヴィオレットは言葉足らずだったことを思い出した。言葉足らずというのか何というのか。
「詳細を教えて頂けませんか?」
「魔断石。あれを使えば、或いは。でも、詳しくないのよ」
「そうか……。そうですよ! 魔断石!」
特定の魔力だけを断つなどという道具の存在を聞いたことはなかった。しかし、役に立つ可能性は大いにある。それは、皆も同意見であるらしかった。
シルヴィは隣に座っていたので、興奮のままヴィオレットの手を両手で握る。それに、ヴィオレットは大層驚いた顔をした。
「凄いです! 流石はヴィオレット様! ありがとうございます!」
「え、え?」
「助かりました!」
「いいえ……」
呆然とした返事にシルヴィはハッと我に返る。慌てて「申し訳ありません、思わず!」と、手を離した。
ヴィオレットはその自身の手をじっと見つめて動かない。シルヴィは怒られるだろうかと、ソワソワと様子を窺った。
しかし、シルヴィの予想に反して、ヴィオレットが浮かべたのは喜色であった。頬が緩んで、微かに赤みがさす。
それを見て、ヒロイン倶楽部の目が点になった。そして満場一致で、“何それ、可愛い”となる。場がふわっとした空気に包まれた。
「ヴィオレット様、良かったですね」
「えっ!? な、何を言っているのかしら」
ナディアが嬉しそうに声を掛けたため、ヴィオレットは咳払いをして居住まいを正す。貴重な“デレ”の威力は凄いのだなとシルヴィは知った。
「ヴィオレット様って~、とっても素敵ですよね。婚約者とかいらっしゃるんですか?」
「いやですわ、ロラさん。いらっしゃるに決まっているでしょう。ねぇ? ヴィオレット様」
これはいけると思ったのだろうロラが切り込む。それをジャスミーヌが援護した。
急に話題が変わったものだから、ヴィオレットはついてこれなかったようだ。目をパチパチと瞬き、「おりません」とだけ答える。
「えぇ!? じゃあ、気になる方とかは~?」
「気になる……」
瞬間、ヴィオレットが眉間に皺を寄せた。それに、踏み込みすぎたかとロラは一旦黙る。ヴィオレットの言葉を待つことにしたようだ。
「わたくしは……」
「ヴィオレット様?」
ナディアが心配そうにヴィオレットの名を呼ぶ。しかし、ヴィオレットはそれに返事はせず、急に両手で顔を覆い隠してしまった。
「最低なの!!」
「んん!?」
「ずっと、お慕いしていたのに。あのような! 少し優しくされただけで!!」
ヒロイン倶楽部の面々は、お互いに顔を見合わせる。この感じ、マリユスは脈ありなのでは? と目で会話をした。
「心が揺れてるのですか?」
「おやめになって!! 違うの。わたくしは、そのような……」
「ヴィオレット様!!」
「……ナディア?」
「もしかして、あの平民の?」
「分かっているわ。平民などと結ばれることはない」
何処か気落ちしたヴィオレットの声に、ナディアは優しい微笑みをその顔に浮かべた。そして、宥めるような穏やかな声音で「いいえ」とはっきりヴィオレットの言葉を否定する。
「騎士になって頂きましょう」
「……え?」
「ヴィオレット様のためなら、そのくらいは出来て当然です」
「ナディア??」
「わたくしはヴィオレット様を真に愛し大切にそれはそれは大事に扱って下さる方にしか貴女様をお任せできないと常々思っておりました」
一息にそう言い切ったナディアの目は本気だった。シルヴィはランメルトの行く末が本格的に心配になったが、シルヴィに出来ることはないので諸々呑み込んでおく。
「なるほど、騎士ですか。良いのではありませんか? 愛した女性のために、そのくらいはして貰わないと」
「貴女まで何を言っているのよ」
「いやいや、きっとやり遂げるでしょう。貴女の隣にいるためならば」
「~~~っっ!!」
ついに、ヴィオレットが真っ赤になって黙り込んでしまった。しかし、リルも平然とした顔でよくもまぁ……。マリユスとリルの正体を知ったら、ヴィオレットは怒っても許されると思う。
「もう! 終わりよ!! 魔法薬学は良いのね!?」
「私は教えて欲しいです。普通に興味があるので」
「シルヴィ様が残るなら、私も教えて欲しいで~す」
「わたくしもです」
「私もご教授願えますか?」
「……私語は厳禁よ」
その後、ヴィオレットにツンツンされながらも勉強会は終始和やかな雰囲気で進み。その光景にナディアは、嬉しそうに泣きそうな笑みを浮かべたのだった。
「すまない……。私が理想のヒロインであれば、そんなややこしい事にはならなかったのに」
「リル様は悪くないですよ」
「でも、マリユス様は分かるとして~。どうして、ランメルト様はそんな事になっちゃったのかしら~?」
「ヴィオレット様の侍女ですから、接点はあったとは思いますけれど」
「んー……。おそらくですけど、ナディア様はツンデレの扱いがプロだと思うんですよ。ランメルト様が勘違いした可能性は大いにあります」
「優しくされて、恋に落ちたということか」
「ま~、ランメルト様は少しチョロい感じのキャラではあったわ~」
シルヴィは新情報に、先日のランメルトの様子を思い浮かべる。あの感じで、惚れっぽい人なのかと少し驚いた。しかし、それであればナディアにフラれても大丈夫ではあるのかもしれない。
「次の恋が待ってますね」
「そんなに、脈なしなの~?」
「それはもう……」
「ランメルト様も人気のキャラでしたのに」
「いや、アプローチ方法が悪いです。ナディア様は……。モンペタイプが入っているヴィオレット様ファンみたいな感じなので」
「モンペタイプか~……」
「ナディア嬢は、そんな感じだったのか。知らなかった……」
「表立ってはないですけどね」
その内、ランメルトは排除されるんじゃないかと心配になるが……。まぁ、ヴィオレットが好いている以上は、ナディアも目を瞑るのではないだろうか。たぶん。
「お待たせ致しました!」
慌てた様子で、ナディアが教室に入ってくる。それに、皆の視線が前の扉へと向いた。
ナディアが扉の横に控えると、出入り口からヴィオレットが優雅に入ってくる。よくよく見ると、ナディアの手には沢山の書物が積み上がっていた。
お互いに挨拶を交わして、席につく。ヴィオレットが教壇の方へと行ったので、シルヴィはそれに待ったを掛けた。
この教室は机が個別に別れているタイプであったために、既に机をくっつけてしまっていたのだ。この世界ではあまり見ないが、勉強会と言えばこれだろうと。
「ナディア様もこちらへどうぞ」
「え? わたくしもですか?」
「立ったままでは、疲れるでしょう? 畏まった場ではありませんから」
さぁさぁとシルヴィに薦められて、ヴィオレットもナディアも不馴れそうにしながら席に座る。それを確認して、シルヴィも元の椅子に腰掛けた。
「今日は私のワガママにお付き合い下さって、ありがとうございます」
「別に……。時間に空きがあっただけよ」
ツンッとヴィオレットの顔が逸らされる。それに、シルヴィは思わず苦笑してしまった。しかし、ナディアの持つ書物を見る限り物凄く綿密に用意してきてくれたようではある。
「それで? 何が知りたいのかしら」
「……ヴィオレット様は、闇魔法と光魔法を同時に持って生まれた子についてご存じですか?」
シルヴィは少し迷ったが、ここは最短直球勝負で行くことにした。
ヴィオレットは少し驚いた顔をしたが、直ぐに思案するように目を伏せる。
「知ってるわ。でも、非常に珍しい症例よ」
「救う手立てはありませんか」
「だから、魔法薬学……。この国では、無理よ」
はっきりとそう言われて、シルヴィは眉尻を下げた。そうなると、次は誰に頼るべきか。
「ただ、一つだけ」
「え?」
「貴方の国なら」
シルヴィはヴィオレットの言葉に、キョトンと目を瞬いた。思ってもいなかった可能性に続きを待ったが、ヴィオレットからは以上らしい。
そこでシルヴィは、ヴィオレットは言葉足らずだったことを思い出した。言葉足らずというのか何というのか。
「詳細を教えて頂けませんか?」
「魔断石。あれを使えば、或いは。でも、詳しくないのよ」
「そうか……。そうですよ! 魔断石!」
特定の魔力だけを断つなどという道具の存在を聞いたことはなかった。しかし、役に立つ可能性は大いにある。それは、皆も同意見であるらしかった。
シルヴィは隣に座っていたので、興奮のままヴィオレットの手を両手で握る。それに、ヴィオレットは大層驚いた顔をした。
「凄いです! 流石はヴィオレット様! ありがとうございます!」
「え、え?」
「助かりました!」
「いいえ……」
呆然とした返事にシルヴィはハッと我に返る。慌てて「申し訳ありません、思わず!」と、手を離した。
ヴィオレットはその自身の手をじっと見つめて動かない。シルヴィは怒られるだろうかと、ソワソワと様子を窺った。
しかし、シルヴィの予想に反して、ヴィオレットが浮かべたのは喜色であった。頬が緩んで、微かに赤みがさす。
それを見て、ヒロイン倶楽部の目が点になった。そして満場一致で、“何それ、可愛い”となる。場がふわっとした空気に包まれた。
「ヴィオレット様、良かったですね」
「えっ!? な、何を言っているのかしら」
ナディアが嬉しそうに声を掛けたため、ヴィオレットは咳払いをして居住まいを正す。貴重な“デレ”の威力は凄いのだなとシルヴィは知った。
「ヴィオレット様って~、とっても素敵ですよね。婚約者とかいらっしゃるんですか?」
「いやですわ、ロラさん。いらっしゃるに決まっているでしょう。ねぇ? ヴィオレット様」
これはいけると思ったのだろうロラが切り込む。それをジャスミーヌが援護した。
急に話題が変わったものだから、ヴィオレットはついてこれなかったようだ。目をパチパチと瞬き、「おりません」とだけ答える。
「えぇ!? じゃあ、気になる方とかは~?」
「気になる……」
瞬間、ヴィオレットが眉間に皺を寄せた。それに、踏み込みすぎたかとロラは一旦黙る。ヴィオレットの言葉を待つことにしたようだ。
「わたくしは……」
「ヴィオレット様?」
ナディアが心配そうにヴィオレットの名を呼ぶ。しかし、ヴィオレットはそれに返事はせず、急に両手で顔を覆い隠してしまった。
「最低なの!!」
「んん!?」
「ずっと、お慕いしていたのに。あのような! 少し優しくされただけで!!」
ヒロイン倶楽部の面々は、お互いに顔を見合わせる。この感じ、マリユスは脈ありなのでは? と目で会話をした。
「心が揺れてるのですか?」
「おやめになって!! 違うの。わたくしは、そのような……」
「ヴィオレット様!!」
「……ナディア?」
「もしかして、あの平民の?」
「分かっているわ。平民などと結ばれることはない」
何処か気落ちしたヴィオレットの声に、ナディアは優しい微笑みをその顔に浮かべた。そして、宥めるような穏やかな声音で「いいえ」とはっきりヴィオレットの言葉を否定する。
「騎士になって頂きましょう」
「……え?」
「ヴィオレット様のためなら、そのくらいは出来て当然です」
「ナディア??」
「わたくしはヴィオレット様を真に愛し大切にそれはそれは大事に扱って下さる方にしか貴女様をお任せできないと常々思っておりました」
一息にそう言い切ったナディアの目は本気だった。シルヴィはランメルトの行く末が本格的に心配になったが、シルヴィに出来ることはないので諸々呑み込んでおく。
「なるほど、騎士ですか。良いのではありませんか? 愛した女性のために、そのくらいはして貰わないと」
「貴女まで何を言っているのよ」
「いやいや、きっとやり遂げるでしょう。貴女の隣にいるためならば」
「~~~っっ!!」
ついに、ヴィオレットが真っ赤になって黙り込んでしまった。しかし、リルも平然とした顔でよくもまぁ……。マリユスとリルの正体を知ったら、ヴィオレットは怒っても許されると思う。
「もう! 終わりよ!! 魔法薬学は良いのね!?」
「私は教えて欲しいです。普通に興味があるので」
「シルヴィ様が残るなら、私も教えて欲しいで~す」
「わたくしもです」
「私もご教授願えますか?」
「……私語は厳禁よ」
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