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アンブロワーズ魔法学校編
40.魔王と命知らず
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これでもまだ、動かないのか。ルノーはドラゴンがどう動くのかと様子を見ていたが、ドラゴンは何故か動こうとはしなかった。
「ルノー!!」
漂う妙な空気にトリスタンが耐えきれずに先程とは違う意味で泣きそうになっていれば、それを破るようにしてフレデリクがルノーの名を叫びながら走ってきた。どれだけ急いだのか息が切れている。
「思ったよりも早かったですね、殿下。避難誘導は終わったのですか?」
フレデリクが息を整えるのを待って、ルノーがそう切り出す。フレデリクは最後に大きく息を吐くと、姿勢を正した。
「あぁ。ここにしか魔物はいなかったからな。皆、聖堂に避難した」
「たしか聖堂には、緊急時に聖堂を包み込むように魔法防壁が張れる魔法陣があるのでしたか」
「そうだ。我が校も導入すべきだな。いや待て、話題を逸らすな。今の爆音!」
「命知らずが出たようですよ?」
ひっそりとした笑みであった。その中に隠しきれない残忍さが滲んで見えて、フレデリクはこめかみを押さえる。やはり、腕輪の攻撃魔法が発動したようだ。
「魔物はここにいるだけで全ての筈だ。そうなると、シルヴィ嬢に攻撃したのは」
「彼でしょうね。あぁ、しまったな。勘違いをしていましたよ。彼に忠告をしてあげるのを忘れていたようです」
「お前は……」
フレデリクとルノーの会話からあの爆発にはルノーが関係していると察して、マリユスは口をポカンと開けてしまった。そして、どこか慌てた様子であったリルの事を思い出す。
「さて、ではそろそろ幕を引くとしましょう。これ以上は、時間の無駄だ」
ルノーの心底どうでも良さげな声音の後に、ビリッと確かに空気が震えた。指先一つ動かすのでさえも緊張する。それ程の殺気であった。
一瞬にして、場がルノーに支配される。誰かが耐えきれずにごくりと唾を呑んだ。
「ルノー、やりすぎるなよ」
いつものように“やめなさい”と止められなかったルノーは、機嫌良さげな微笑を浮かべる。答えるように一つ頷くと、メインストリートの石甃の上をゆったりと歩き出した。白銀のドラゴンに向かって。
モンクストラップの革靴が、コツッ、コツッ、と場の空気に似つかわしくない軽快な音を立てる。風がさらりとルノーの白金色の髪を揺らした。
「高みの見物も飽きただろ?」
ルノーの言葉に、ドラゴンは何も言わなかった。いや、言えなかったのかもしれない。
「……? あぁ、なるほど。部下、仲間、君が彼らをどう思っているのかは知らないけど、足手まとい扱いは可哀想だよ」
《なっ!? そんなこと!!》
「現に、足手まといになっている。だから、君は動けないのではないの?」
《違う!!》
ルノーが心底不思議そうに首を傾げる。下にいる魔物達が邪魔で攻撃して来ないのかと思ったが、そういう訳ではないのだろうか。
「ふぅん……。僕はね、今。“運とは味方にするものではなく、読み切るもの”などと頭の可笑しなことを言うとある男を仕留めないといけなくてね。しかし、盤面を支配するのは存外難しいんだ」
《なんの話》
「きっと、僕らには向かないんだろうね。何故なら駒を動かすよりも、自ら盤面を更地にした方が早いのだから」
かといって、あのたぬきに負けを認めることなどあらゆる意味で出来ない。絶対に完膚なきまでに叩き潰すとして、今は目の前の面倒事を起こしてくれたドラゴンだ。
「ねぇ、知っている? 人間界の王と魔界の王では求められているものが違う。何もかもね」
《うるさいうるさい!! 一緒だ!!》
「君はどちらも満たしていない。駒を有用に使うことも。盤面を更地にすることも。しようとすらしていない」
ザワザワとした不安感を煽るように、風が木々を揺らす。いつの間にか、太陽は雲に隠れ辺りは薄暗くなっていた。
「君は人間と共に育ったそうだね。もしかして、魔界のルールを知らないのかな?」
《魔か、いの、ルール……?》
「これも何かの縁だ。僕が教えてあげよう。君も魔物ならば覚えておくと良いよ。喧嘩を売ってきた者は」
ルノーのフィンガースナップが稲妻を呼ぶ。残っていた魔物全てに落ちた雷が、遅れて雷鳴を轟かせた。
「視界から消すんだ。こんな風にね」
なす術もなく雷に打たれた魔物達が、鈍い音を立てて地面に倒れていく。限界まで膨らんだ恐怖がそれで弾けたらしく白銀のドラゴンが再び咆哮した。
空気が震える。それは、咆哮だけのせいではなかった。ドラゴンの膨大な魔力に、ルノーで慣れていてもフレデリク達の肌が粟立つ。
しかし、フレデリクにもトリスタンにも焦燥の色は見えなかった。ドラゴンの口から青白い炎が見えたとてそれが変わることなどないのだ。目の前にある背中が、堂々としている限り。
「これも一興、か。いいよ。君に機会をあげよう。ただし、一度だけね」
不敵にルノーの瞳が弧を描く。それに慌てたのは、テオフィルとランメルトであった。狼狽する二人を横目に、ヴィオレットは落ち着いて事の成り行きを見守る。
元より覚悟の上でここに来たのだ。公爵家の人間足るもの、無様を晒すような真似はしない。それがヴィオレットの矜持であった。それに、何よりも……。
「殿下、よろしいのですか?」
「今日この時まで、あれだけお利口にしていたのだ。もはや色々と限界であろうよ」
「それは、そうですね」
「だろう? ここは好きにさせるのが得策だ。でなければ、後々がなぁ……」
「あぁ……」
この二人のこの会話である。緊迫感の欠片もない雰囲気が、恐怖を麻痺させた。
「ひとまず、我々も魔法防壁は張っておくべきだな」
「はい」
フレデリクとトリスタンが魔法防壁を張ったので、マリユスもそれに倣う。しかし、これであれが防ぎきれるとは到底思えなかった。
ドラゴンが勢いをつけるように頭を振りかぶる。ルノーの脳裏にフレデリク達の事が過った。それが、張った魔法防壁に影響してしまったらしい。
宙に現れた巨大な防壁に、フレデリクがキョトンと目を瞬いた。どういう風の吹きまわしなのか。じっくりと聞きたいところだが、それこそ後々大変なことになりそうだとフレデリクは可笑しそうに笑う。瞳には隠しきれない喜色が滲んでいた。
ルノーの防壁とドラゴンの炎が激しくぶつかり合う。衝撃に周りの木々が折れるのではという勢いで揺れた。
少しも揺るがない魔法防壁越しに、ルノーはドラゴンの青白い炎を眺める。重要なのは温度ではなく威力だというのに。物足りないとルノーは溜息を吐いた。
それにしても、これ程までに大きな防壁を張るつもりはなかったのだが。人間は脆いという一抹の不安だろうか。魔力を込めすぎるとは。
「シルヴィは大丈夫かな……」
急激にシルヴィが心配になったルノーは、早々とドラゴンを排除することに決めた。タイミング良く炎が徐々におさまっていく。
周りの木々に燃え移っているのが見えて、ルノーは水魔法で消しておく事にした。何故なら、シルヴィがつけている腕輪の魔力がこちらに近付いてきていたからだ。
降り注いだ水が炎を消して、ドラゴンの攻撃を完全に無意味なものにしていった。防壁は消え、ルノーとドラゴンを隔てるものがなくなる。
攻撃する前と何ら変わらない。そこに悠然と立つルノーの深い紺色の瞳と目が合って、ドラゴンが怯えたようにたじろいだ。
「じゃあ、終わりにしようか」
ふわりとルノーの体が浮く。あぁ、そういえばこの前フレデリクに、“氷よ”くらいの詠唱は言えと口煩く言われたのだった。すっかり忘れていた。今からでも言っておいた方が良いだろうか。
《ま、まだ! 終わりじゃない!!》
「僕は、言った筈だよ」
肌を刺すこれは、殺気だろうか。魔力だろうか。ルノーに鋭い視線を向けられ、ドラゴンが息を詰めた。
「与える機会は一度だけだと」
揺れるカソックに似た黒い制服と無慈悲な言葉はちぐはぐで、不穏な歪さが更に恐怖を煽った。
「ルノー!!」
漂う妙な空気にトリスタンが耐えきれずに先程とは違う意味で泣きそうになっていれば、それを破るようにしてフレデリクがルノーの名を叫びながら走ってきた。どれだけ急いだのか息が切れている。
「思ったよりも早かったですね、殿下。避難誘導は終わったのですか?」
フレデリクが息を整えるのを待って、ルノーがそう切り出す。フレデリクは最後に大きく息を吐くと、姿勢を正した。
「あぁ。ここにしか魔物はいなかったからな。皆、聖堂に避難した」
「たしか聖堂には、緊急時に聖堂を包み込むように魔法防壁が張れる魔法陣があるのでしたか」
「そうだ。我が校も導入すべきだな。いや待て、話題を逸らすな。今の爆音!」
「命知らずが出たようですよ?」
ひっそりとした笑みであった。その中に隠しきれない残忍さが滲んで見えて、フレデリクはこめかみを押さえる。やはり、腕輪の攻撃魔法が発動したようだ。
「魔物はここにいるだけで全ての筈だ。そうなると、シルヴィ嬢に攻撃したのは」
「彼でしょうね。あぁ、しまったな。勘違いをしていましたよ。彼に忠告をしてあげるのを忘れていたようです」
「お前は……」
フレデリクとルノーの会話からあの爆発にはルノーが関係していると察して、マリユスは口をポカンと開けてしまった。そして、どこか慌てた様子であったリルの事を思い出す。
「さて、ではそろそろ幕を引くとしましょう。これ以上は、時間の無駄だ」
ルノーの心底どうでも良さげな声音の後に、ビリッと確かに空気が震えた。指先一つ動かすのでさえも緊張する。それ程の殺気であった。
一瞬にして、場がルノーに支配される。誰かが耐えきれずにごくりと唾を呑んだ。
「ルノー、やりすぎるなよ」
いつものように“やめなさい”と止められなかったルノーは、機嫌良さげな微笑を浮かべる。答えるように一つ頷くと、メインストリートの石甃の上をゆったりと歩き出した。白銀のドラゴンに向かって。
モンクストラップの革靴が、コツッ、コツッ、と場の空気に似つかわしくない軽快な音を立てる。風がさらりとルノーの白金色の髪を揺らした。
「高みの見物も飽きただろ?」
ルノーの言葉に、ドラゴンは何も言わなかった。いや、言えなかったのかもしれない。
「……? あぁ、なるほど。部下、仲間、君が彼らをどう思っているのかは知らないけど、足手まとい扱いは可哀想だよ」
《なっ!? そんなこと!!》
「現に、足手まといになっている。だから、君は動けないのではないの?」
《違う!!》
ルノーが心底不思議そうに首を傾げる。下にいる魔物達が邪魔で攻撃して来ないのかと思ったが、そういう訳ではないのだろうか。
「ふぅん……。僕はね、今。“運とは味方にするものではなく、読み切るもの”などと頭の可笑しなことを言うとある男を仕留めないといけなくてね。しかし、盤面を支配するのは存外難しいんだ」
《なんの話》
「きっと、僕らには向かないんだろうね。何故なら駒を動かすよりも、自ら盤面を更地にした方が早いのだから」
かといって、あのたぬきに負けを認めることなどあらゆる意味で出来ない。絶対に完膚なきまでに叩き潰すとして、今は目の前の面倒事を起こしてくれたドラゴンだ。
「ねぇ、知っている? 人間界の王と魔界の王では求められているものが違う。何もかもね」
《うるさいうるさい!! 一緒だ!!》
「君はどちらも満たしていない。駒を有用に使うことも。盤面を更地にすることも。しようとすらしていない」
ザワザワとした不安感を煽るように、風が木々を揺らす。いつの間にか、太陽は雲に隠れ辺りは薄暗くなっていた。
「君は人間と共に育ったそうだね。もしかして、魔界のルールを知らないのかな?」
《魔か、いの、ルール……?》
「これも何かの縁だ。僕が教えてあげよう。君も魔物ならば覚えておくと良いよ。喧嘩を売ってきた者は」
ルノーのフィンガースナップが稲妻を呼ぶ。残っていた魔物全てに落ちた雷が、遅れて雷鳴を轟かせた。
「視界から消すんだ。こんな風にね」
なす術もなく雷に打たれた魔物達が、鈍い音を立てて地面に倒れていく。限界まで膨らんだ恐怖がそれで弾けたらしく白銀のドラゴンが再び咆哮した。
空気が震える。それは、咆哮だけのせいではなかった。ドラゴンの膨大な魔力に、ルノーで慣れていてもフレデリク達の肌が粟立つ。
しかし、フレデリクにもトリスタンにも焦燥の色は見えなかった。ドラゴンの口から青白い炎が見えたとてそれが変わることなどないのだ。目の前にある背中が、堂々としている限り。
「これも一興、か。いいよ。君に機会をあげよう。ただし、一度だけね」
不敵にルノーの瞳が弧を描く。それに慌てたのは、テオフィルとランメルトであった。狼狽する二人を横目に、ヴィオレットは落ち着いて事の成り行きを見守る。
元より覚悟の上でここに来たのだ。公爵家の人間足るもの、無様を晒すような真似はしない。それがヴィオレットの矜持であった。それに、何よりも……。
「殿下、よろしいのですか?」
「今日この時まで、あれだけお利口にしていたのだ。もはや色々と限界であろうよ」
「それは、そうですね」
「だろう? ここは好きにさせるのが得策だ。でなければ、後々がなぁ……」
「あぁ……」
この二人のこの会話である。緊迫感の欠片もない雰囲気が、恐怖を麻痺させた。
「ひとまず、我々も魔法防壁は張っておくべきだな」
「はい」
フレデリクとトリスタンが魔法防壁を張ったので、マリユスもそれに倣う。しかし、これであれが防ぎきれるとは到底思えなかった。
ドラゴンが勢いをつけるように頭を振りかぶる。ルノーの脳裏にフレデリク達の事が過った。それが、張った魔法防壁に影響してしまったらしい。
宙に現れた巨大な防壁に、フレデリクがキョトンと目を瞬いた。どういう風の吹きまわしなのか。じっくりと聞きたいところだが、それこそ後々大変なことになりそうだとフレデリクは可笑しそうに笑う。瞳には隠しきれない喜色が滲んでいた。
ルノーの防壁とドラゴンの炎が激しくぶつかり合う。衝撃に周りの木々が折れるのではという勢いで揺れた。
少しも揺るがない魔法防壁越しに、ルノーはドラゴンの青白い炎を眺める。重要なのは温度ではなく威力だというのに。物足りないとルノーは溜息を吐いた。
それにしても、これ程までに大きな防壁を張るつもりはなかったのだが。人間は脆いという一抹の不安だろうか。魔力を込めすぎるとは。
「シルヴィは大丈夫かな……」
急激にシルヴィが心配になったルノーは、早々とドラゴンを排除することに決めた。タイミング良く炎が徐々におさまっていく。
周りの木々に燃え移っているのが見えて、ルノーは水魔法で消しておく事にした。何故なら、シルヴィがつけている腕輪の魔力がこちらに近付いてきていたからだ。
降り注いだ水が炎を消して、ドラゴンの攻撃を完全に無意味なものにしていった。防壁は消え、ルノーとドラゴンを隔てるものがなくなる。
攻撃する前と何ら変わらない。そこに悠然と立つルノーの深い紺色の瞳と目が合って、ドラゴンが怯えたようにたじろいだ。
「じゃあ、終わりにしようか」
ふわりとルノーの体が浮く。あぁ、そういえばこの前フレデリクに、“氷よ”くらいの詠唱は言えと口煩く言われたのだった。すっかり忘れていた。今からでも言っておいた方が良いだろうか。
《ま、まだ! 終わりじゃない!!》
「僕は、言った筈だよ」
肌を刺すこれは、殺気だろうか。魔力だろうか。ルノーに鋭い視線を向けられ、ドラゴンが息を詰めた。
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