127 / 170
砂漠の神殿編
01.モブ令嬢は三年生
しおりを挟む
やめて。いやだ。涙で揺れるシルヴィの視界の中で、ルノーが地に膝をついている。
ポタッ、ポタッ、一定の間隔でルノーの血が顎から滑り落ちては、地面を赤く色付けていた。額を切ったのだろうか。出血量が多い。
「ルノーくん……っ!!」
シルヴィは必死にルノーに向けて腕を伸ばした。しかし、手は空を切るばかりで。いつものぬくもりが触れることはなかった。
「離して!!」
怒りに任せて、シルヴィは後ろの人物に向けて叫ぶ。力の限り暴れてみたが、自身を抱えている腕の拘束が弛むことはなかった。
「この……っ! 絶対に許さない!!」
涙に濡れるシルヴィの黄緑色の瞳が、ほの暗く翳る。鋭く睨まれたその人物は、ただ悲しげに笑むだけだった。
******
サマーバケーションに入る前日。終業式や学級活動を終えた生徒達は、早々と寮に戻り帰省の準備をする者。教室に残り会話を楽しむ者。食堂へ行きお茶を楽しむ者と、各々自由に過ごしていた。
シルヴィはいつもの校舎裏でルノーから届いた手紙を読み終わり、苦笑を漏らす。入学前に届いていた手紙よりかは、充実した毎日を送っている様子であったが……。
サマーバケーションが近付くにつれ、『会いたい』『もう無理』『限界』『一目だけでも』と禁断症状のようになってきていた。
「心配だ……」
それは、フレデリクも同じ気持ちであったらしい。明後日に皇太子殿下主催の小さなお茶会が開かれることになっている。
シルヴィの招待状には、『必ず参加するように。くれぐれも宜しく頼む。本当に』と記されていた。切実すぎるそれに、ちょっと引いたのはシルヴィだけの秘密だ。
そのため、シルヴィは明日に王都のタウンハウスへと移動する予定になっている。他の招待されている面々も概ね同じのようだ。
内容とは違い、お行儀の良い美しい筆跡にシルヴィは目を細める。最後に『好き』の文字を指先でなぞり、封筒へと丁寧に戻した。
「シルヴィ様~」
おっとりとした声に名前を呼ばれて、シルヴィは顔を上げる。そこには、疲れ果てているロラの姿があった。
「ごきげんよう、ロラ様」
「ご機嫌じゃないよう~……」
「あらぁ……」
ロラがベンチの空いていた隣に腰掛ける。シルヴィ達は三年生になり、彼女が一年生として入ってきてしまったのだ。
「フレデリク様、帰ってきて~!!」
「そんなに大変なんですか? 生徒会」
「大変っていうか~。言うこと聞いてくれないっていうか~」
「会長のガーランド様は生きてますか」
「ディディエ様のお陰で? トリスタン様もギリギリ生きてる~」
「なるほど」
「まぁ、それもそれでお腹いっぱいだけど~……」
「あぁ……」
ロラの目が死んでいる。それに、シルヴィは気遣わしげな顔をした。
「ロラ様!!」
「げっ!?」
ロラを叱りつけるような声音に、シルヴィは目を丸める。そこには、渦中の人物イアサント・リナン・ジルマフェリス王女殿下が立っていた。
少し大人っぽい顔つきに成りはしたが、まだまだ幼さの残る丸々としたオレンジの瞳。頭を飾るフリルが可愛らしいヘッドドレスに目がいってしまう。
「やはり、ここで怠けておられたのですね!」
「いやいや、休憩時間なんですけど~」
「もう終わりですわ!」
「嘘でしょ……」
ロラの口から魂が出ている気がする。ガーランド曰く、“やる気があるのは大変素晴らしいことですが、空回っているのは否めません”とのことだ。
「あら? シルヴィ様もいらっしゃったのですね?」
「そうですね。最初からいました」
「お暇そうで、羨ましい限りですわ」
あからさまな敵意の滲むそれに、シルヴィは笑顔を返しておいた。何とイアサントはまだ諦めがつかないらしいのだ。
ルノー本人が不在の争いに何の意味があるのやら。シルヴィは相も変わらず完全スルーを貫いていた。誰が相手であろうとも。
「ぐっ! その余裕そうな顔が嫌いです!!」
「ド直球」
「ね~……。私が仕事に戻るわ」
「貴重な休憩時間なのに」
「それな~」
ロラが半泣きで立ち上がろうとした時であった。イアサントの後ろから「王女殿下」と甘やかな声が聞こえてくる。それに、イアサントは一気に狼狽えだした。
「楽しそうですね。オレも入れて頂けますか?」
「ディディエさま……」
「何です?」
うっとりと瞳を細めるディディエに、イアサントは顔を真っ赤にする。何度か口を開け閉めすると、耐えられないという顔をした。
「わ、わたくしはもう戻りますのでっ!!」
それだけを叫ぶと、凄まじい勢いで走り去ってしまった。押すのはいいが、押されるのは弱いらしい。
「愛くるしい」
イアサントの背中を見送ったディディエは、惚けたようにそう吐息をこぼす。お約束になりつつあるこのやり取りに、シルヴィもロラも生暖かい目になってしまうのは許して欲しいと思っていた。
「おっと、駄目だ駄目だ。ロラちゃん」
「は~い」
「ちゃんと休憩するようにって、会長からの伝言だよ~」
いつもの軽い調子に戻ったディディエに、シルヴィとロラも現実に戻ってくる。次いでロラは嬉しそうに瞳を輝かせた。
「お言葉に甘えま~す!」
「そうして~」
「良かったですね」
「ほんとよ~」
ロラは大きく伸びをしながら深々と溜息を吐き出す。脱力したように、ベンチの背に凭れた。
「シルヴィ嬢、ごめんね」
「え? いえ、ディディエ様が謝ることなんて何も」
「オレに任せてよ~」
「うん?」
「この一年で、必ず口説き落としてみせるから」
ドロリとした独占欲が滲む声音とは裏腹に、ディディエがニコッと爽やかに笑う。それにシルヴィは、「あ、あぁ、はい。応援してます」としか返せなかった。
「さて! じゃあ、オレは追いかけっこでもしてこようかな~」
「追いかけっこ……」
「得意なんだ。姉さんで鍛えられたからね」
「そうですか」
楽しげに「じゃ~ね」と手を振るディディエに、シルヴィもロラも手を振り返す。どちらを応援するべきだろうか、と。
「ヤベ~わ」
「何だか、日に日にパワーアップしてません?」
「どっちが?」
「どっちも……」
「ははっ、はぁ~~」
「お疲れ様です」
今頃、生徒会室で死んでいるであろうガーランドとトリスタンにもその言葉を送る。今年の生徒会は早くも波乱に満ちているようだ。
「シルヴィ様は~、相変わらず夢見が悪そう」
急に変わった話題に、シルヴィはきょとんと目を瞬く。ロラは自身の目元を指差しながら「隈」とだけ言った。それに、一変してシルヴィは苦く笑う。
「夢の内容は、覚えてないんですけどね」
「魘されてるって、クラリス様が心配してたわ~」
「そう、ですね……」
心配そうに眉尻を下げたロラに、シルヴィはもごもごと口ごもる。何も返せる言葉がないのだ。
夢見が悪い原因は不明。月に数回が、週に数回に増え、ここ一週間は毎日のように魘されていた。色々と試してみたが、改善の兆しは一向に見えない。
「何なのかしらね~」
「環境が変われば、改善するかもしれませんから」
「だと良いんだけど~」
いつも夢の内容は覚えていない。しかし夢を見る度に、どんどんと不安が胸中に溜まっていく。今にも破裂してしまいそうで、焦りに似た何かが足に纏わりつくのだ。
不快なこれを何と呼ぶのが相応しいのだろうか。シルヴィは、答えを見つけられずに溜息を吐き出した。
「大丈夫、きっと」
自分に言い聞かせるように、口癖と化した言葉をシルヴィは口にするのだった。
ポタッ、ポタッ、一定の間隔でルノーの血が顎から滑り落ちては、地面を赤く色付けていた。額を切ったのだろうか。出血量が多い。
「ルノーくん……っ!!」
シルヴィは必死にルノーに向けて腕を伸ばした。しかし、手は空を切るばかりで。いつものぬくもりが触れることはなかった。
「離して!!」
怒りに任せて、シルヴィは後ろの人物に向けて叫ぶ。力の限り暴れてみたが、自身を抱えている腕の拘束が弛むことはなかった。
「この……っ! 絶対に許さない!!」
涙に濡れるシルヴィの黄緑色の瞳が、ほの暗く翳る。鋭く睨まれたその人物は、ただ悲しげに笑むだけだった。
******
サマーバケーションに入る前日。終業式や学級活動を終えた生徒達は、早々と寮に戻り帰省の準備をする者。教室に残り会話を楽しむ者。食堂へ行きお茶を楽しむ者と、各々自由に過ごしていた。
シルヴィはいつもの校舎裏でルノーから届いた手紙を読み終わり、苦笑を漏らす。入学前に届いていた手紙よりかは、充実した毎日を送っている様子であったが……。
サマーバケーションが近付くにつれ、『会いたい』『もう無理』『限界』『一目だけでも』と禁断症状のようになってきていた。
「心配だ……」
それは、フレデリクも同じ気持ちであったらしい。明後日に皇太子殿下主催の小さなお茶会が開かれることになっている。
シルヴィの招待状には、『必ず参加するように。くれぐれも宜しく頼む。本当に』と記されていた。切実すぎるそれに、ちょっと引いたのはシルヴィだけの秘密だ。
そのため、シルヴィは明日に王都のタウンハウスへと移動する予定になっている。他の招待されている面々も概ね同じのようだ。
内容とは違い、お行儀の良い美しい筆跡にシルヴィは目を細める。最後に『好き』の文字を指先でなぞり、封筒へと丁寧に戻した。
「シルヴィ様~」
おっとりとした声に名前を呼ばれて、シルヴィは顔を上げる。そこには、疲れ果てているロラの姿があった。
「ごきげんよう、ロラ様」
「ご機嫌じゃないよう~……」
「あらぁ……」
ロラがベンチの空いていた隣に腰掛ける。シルヴィ達は三年生になり、彼女が一年生として入ってきてしまったのだ。
「フレデリク様、帰ってきて~!!」
「そんなに大変なんですか? 生徒会」
「大変っていうか~。言うこと聞いてくれないっていうか~」
「会長のガーランド様は生きてますか」
「ディディエ様のお陰で? トリスタン様もギリギリ生きてる~」
「なるほど」
「まぁ、それもそれでお腹いっぱいだけど~……」
「あぁ……」
ロラの目が死んでいる。それに、シルヴィは気遣わしげな顔をした。
「ロラ様!!」
「げっ!?」
ロラを叱りつけるような声音に、シルヴィは目を丸める。そこには、渦中の人物イアサント・リナン・ジルマフェリス王女殿下が立っていた。
少し大人っぽい顔つきに成りはしたが、まだまだ幼さの残る丸々としたオレンジの瞳。頭を飾るフリルが可愛らしいヘッドドレスに目がいってしまう。
「やはり、ここで怠けておられたのですね!」
「いやいや、休憩時間なんですけど~」
「もう終わりですわ!」
「嘘でしょ……」
ロラの口から魂が出ている気がする。ガーランド曰く、“やる気があるのは大変素晴らしいことですが、空回っているのは否めません”とのことだ。
「あら? シルヴィ様もいらっしゃったのですね?」
「そうですね。最初からいました」
「お暇そうで、羨ましい限りですわ」
あからさまな敵意の滲むそれに、シルヴィは笑顔を返しておいた。何とイアサントはまだ諦めがつかないらしいのだ。
ルノー本人が不在の争いに何の意味があるのやら。シルヴィは相も変わらず完全スルーを貫いていた。誰が相手であろうとも。
「ぐっ! その余裕そうな顔が嫌いです!!」
「ド直球」
「ね~……。私が仕事に戻るわ」
「貴重な休憩時間なのに」
「それな~」
ロラが半泣きで立ち上がろうとした時であった。イアサントの後ろから「王女殿下」と甘やかな声が聞こえてくる。それに、イアサントは一気に狼狽えだした。
「楽しそうですね。オレも入れて頂けますか?」
「ディディエさま……」
「何です?」
うっとりと瞳を細めるディディエに、イアサントは顔を真っ赤にする。何度か口を開け閉めすると、耐えられないという顔をした。
「わ、わたくしはもう戻りますのでっ!!」
それだけを叫ぶと、凄まじい勢いで走り去ってしまった。押すのはいいが、押されるのは弱いらしい。
「愛くるしい」
イアサントの背中を見送ったディディエは、惚けたようにそう吐息をこぼす。お約束になりつつあるこのやり取りに、シルヴィもロラも生暖かい目になってしまうのは許して欲しいと思っていた。
「おっと、駄目だ駄目だ。ロラちゃん」
「は~い」
「ちゃんと休憩するようにって、会長からの伝言だよ~」
いつもの軽い調子に戻ったディディエに、シルヴィとロラも現実に戻ってくる。次いでロラは嬉しそうに瞳を輝かせた。
「お言葉に甘えま~す!」
「そうして~」
「良かったですね」
「ほんとよ~」
ロラは大きく伸びをしながら深々と溜息を吐き出す。脱力したように、ベンチの背に凭れた。
「シルヴィ嬢、ごめんね」
「え? いえ、ディディエ様が謝ることなんて何も」
「オレに任せてよ~」
「うん?」
「この一年で、必ず口説き落としてみせるから」
ドロリとした独占欲が滲む声音とは裏腹に、ディディエがニコッと爽やかに笑う。それにシルヴィは、「あ、あぁ、はい。応援してます」としか返せなかった。
「さて! じゃあ、オレは追いかけっこでもしてこようかな~」
「追いかけっこ……」
「得意なんだ。姉さんで鍛えられたからね」
「そうですか」
楽しげに「じゃ~ね」と手を振るディディエに、シルヴィもロラも手を振り返す。どちらを応援するべきだろうか、と。
「ヤベ~わ」
「何だか、日に日にパワーアップしてません?」
「どっちが?」
「どっちも……」
「ははっ、はぁ~~」
「お疲れ様です」
今頃、生徒会室で死んでいるであろうガーランドとトリスタンにもその言葉を送る。今年の生徒会は早くも波乱に満ちているようだ。
「シルヴィ様は~、相変わらず夢見が悪そう」
急に変わった話題に、シルヴィはきょとんと目を瞬く。ロラは自身の目元を指差しながら「隈」とだけ言った。それに、一変してシルヴィは苦く笑う。
「夢の内容は、覚えてないんですけどね」
「魘されてるって、クラリス様が心配してたわ~」
「そう、ですね……」
心配そうに眉尻を下げたロラに、シルヴィはもごもごと口ごもる。何も返せる言葉がないのだ。
夢見が悪い原因は不明。月に数回が、週に数回に増え、ここ一週間は毎日のように魘されていた。色々と試してみたが、改善の兆しは一向に見えない。
「何なのかしらね~」
「環境が変われば、改善するかもしれませんから」
「だと良いんだけど~」
いつも夢の内容は覚えていない。しかし夢を見る度に、どんどんと不安が胸中に溜まっていく。今にも破裂してしまいそうで、焦りに似た何かが足に纏わりつくのだ。
不快なこれを何と呼ぶのが相応しいのだろうか。シルヴィは、答えを見つけられずに溜息を吐き出した。
「大丈夫、きっと」
自分に言い聞かせるように、口癖と化した言葉をシルヴィは口にするのだった。
129
あなたにおすすめの小説
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~
谷 優
恋愛
公爵家の末娘として生まれた幼いティアナ。
お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。
お父様やお兄様は私に関心がないみたい。
ただ、愛されたいと願った。
そんな中、夢の中の本を読むと自分の正体が明らかに。
◆恋愛要素は前半はありませんが、後半になるにつれて発展していきますのでご了承ください。
最愛の番に殺された獣王妃
望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。
彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。
手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。
聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。
哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて――
突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……?
「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」
謎の人物の言葉に、私が選択したのは――
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!
ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。
※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。
転生皇女セラフィナ
秋月真鳥
恋愛
公爵家のメイド・クラリッサは、幼い主君アルベルトを庇って十五歳で命を落とした。
目覚めたとき、彼女は皇女セラフィナとして生まれ変わっていた——死の、わずか翌日に。
赤ん坊の身体に十五歳の記憶を持ったまま、セラフィナは新しい人生を歩み始める。
皇帝に溺愛され、優しい母に抱かれ、兄に慈しまれる日々。
前世で冷遇されていた彼女にとって、家族の愛は眩しすぎるほどだった。
しかし、セラフィナの心は前世の主・アルベルトへの想いに揺れ続ける。
一歳のお披露目で再会した彼は、痩せ細り、クラリッサの死を今も引きずっていた。
「わたしは生涯結婚もしなければ子どもを持つこともない。わたしにはそんな幸福は許されない」
そう語るアルベルトの姿に、セラフィナは決意する。
言葉も満足に話せない。自由に動くこともできない。前世の記憶を明かすこともできない。
それでも、彼を救いたい。彼に幸せになってほしい。
転生した皇女が、小さな身体で挑む、長い長い物語が始まる。
※ノベルアップ+、小説家になろうでも掲載しています。
前世では美人が原因で傾国の悪役令嬢と断罪された私、今世では喪女を目指します!
鳥柄ささみ
恋愛
美人になんて、生まれたくなかった……!
前世で絶世の美女として生まれ、その見た目で国王に好かれてしまったのが運の尽き。
正妃に嫌われ、私は国を傾けた悪女とレッテルを貼られて処刑されてしまった。
そして、気づけば違う世界に転生!
けれど、なんとこの世界でも私は絶世の美女として生まれてしまったのだ!
私は前世の経験を生かし、今世こそは目立たず、人目にもつかない喪女になろうと引きこもり生活をして平穏な人生を手に入れようと試みていたのだが、なぜか世界有数の魔法学校で陽キャがいっぱいいるはずのNMA(ノーマ)から招待状が来て……?
前世の教訓から喪女生活を目指していたはずの主人公クラリスが、トラウマを抱えながらも奮闘し、四苦八苦しながら魔法学園で成長する異世界恋愛ファンタジー!
※第15回恋愛大賞にエントリーしてます!
開催中はポチッと投票してもらえると嬉しいです!
よろしくお願いします!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる