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対戦という名の模擬戦が進んでいく…
やはり対人戦になれている上級生には中々かなわないもので、今まで見てきた中で勝てた人は1人しか見ていない。まあ中には完全に戦闘をしないタイプの人もいて、開始と同時に負けを宣言し対戦すら行われないところも見られた。それもそのはずでザっと見た感じこの部屋で試験を受けているのは多分全員が平民だ。服装が街中とかで見る服装と同じ感じなので合っていると思う。俺もそうだけど平民で学園へくる奴なんて貴族たちと違って得意分野以外は出来ないことが多い。たとえば商人を目指している人は戦闘は苦手、とか。まあ初等部はすべての分野の基礎を学ぶ場らしいので、将来どんな仕事をするのかを考えるためにかよく平民もいるのだとか。試験を受けるだけなら無料なのでお試しで参加する人も多いと聞いた。
528という数字が表示される。やっと自分の順番が回って来たみたいだね。あーそしてまたか。多分このグループが最後なんだろう、画面に表示されているのはたったの3つの数字。間を開けて数字が配置されていた。
「よろしくお願いします」
俺の数字が書かれている場所に行き、そこで待っていた対戦相手に挨拶をする。半分くらいは男の子だったがどうやら俺の相手は女の子のようだ。しかも武器は弓と来た…少しだけ厄介な存在だな。2つしか年が離れていないこともあり、身体能力は性別の関係でこちらが若干有利…だが、相手は学園でいろんなことを体験してきている。しかも試験の対戦相手として出るだけの腕前があると言うことだ。さらに弓から飛ばされる矢は普通に走るよりは早く飛ぶだろう。つまり見てから避けようとするのが難しいということ。
「はい、よろしくね。えーとその武器は?」
「ただの木の棒。そういえば魔法やスキルは使っていいのかな?」
「えっ ええ…相手に直接ダメージを与えるものでなければ…本当にそれで戦うの??」
「一応短剣も持っているけど…これは主にとどめを刺すときとかにしか使わないので。それに戦闘時の動きを見るだけなら武器に威力はいらないでしょう?」
「は、はい…確かに…え? いや、いいのかな??」
そんな話をしていると準備が整ったのか試合開始の音が鳴った。女の子は慌てて背負っている矢筒に手を伸ばしながらバックステップをして距離を開けた。弓に矢を番えた瞬間俺は脚力強化を使用して右方向へと走り出す。そんな俺の動きに弓を構えたまま彼女は反対方向へと走り出す。だけどスキルで走るのが早くなっている俺との距離はあっさりと縮んで…
「…はっ」
少し焦ったのだろうか彼女は即座に矢を放った。もちろんその矢は俺から大きくそれて飛んでいく。さらに俺との距離が詰まったころ、
「ジャンプ!」
彼女はスキルで自分の身長の3倍くらい上へと飛び上がった。確かにこれなら一般的な武器を持った相手なら届かないだろう。矢筒から3本を矢を取り出し3本とも弓に番えた。
「連げ…あれ?」
3本の矢を同時に飛ばすスキルでも使おうとしたみたいだけど、その時に俺はもう彼女の視界に収まっていない。すぐ足元までやって来ていて脚力強化で強化された状態で飛び上がる。もちろん彼女より飛べるわけではない。だけど彼女だってずっと高い位置でいられるわけもない。ゆっくりと落ち始めている彼女と飛び上がった俺。手が彼女の足首に届き掴んだ。
「ひゃっ」
2人分の重さになり落ちる速度が上がる。彼女は体勢を崩し背中側から落ちていく。もちろんそれよりも俺の方が下にいるわけで…
「ほいっと」
彼女の体を所謂お姫様抱っこというやつで受け止め着地する。まあ流石に2人分は重いので尻もちをついたが…そしてすかさず木の棒でポコリと彼女の頭を叩く。
「な…」
みるみる彼女の顔が赤くなってくる。負けたことが悔しいのか若干目に涙もたまりだし…あ、もしかして怖かったのかもしれない。
「…負けました。おろして」
口をきゅっと引き結びどうやら涙をこらえているようだ。俺はそっと彼女を膝から降ろし立たせるために立ち上がって手を差し伸べた。
パアーンッ と大きな音が鳴った。彼女が俺の差し出した手を拒んだのだ。余程悔しかったのか自分で立ち上がりお辞儀をすると逃げるように走り去っていってしまった。俺は驚いてただ叩かれた手を眺めていた。
*****
最後のグループの対戦が始まった。本当は私が戦いたかったのに、残念ながらクジ引きで負けてしまったから参加できない。まだ戦闘になれていない年の子達だけどいろんな戦い方を見せてくれる彼らと対戦することはとても楽しい時間なのだ。今まで弟ならよく家で対戦というか模擬戦をしていたけれども、そんな手慣れていない相手。何をしてくるかわからないワクワクがたまらない。
「ん…」
視線を試合に向けるとここに一番最初に来ていた子がいた。武器は…どう見てもただの木の棒。なんていうかそれだけでもう視線が離せなくなった。あれで何をしてくれるんだろうか…と。
開始の合図がなり、動き出す。彼の対戦相手の彼女は弓。やはり距離を空けるところから。それに気がついた彼は走り出した。結構早い。しかも直線で向かわないところに高評価。この年でそんな判断が出来るのがすばらしい。私だったら問答無用でまっすぐ向かって矢を叩き落としてたね。
「あっ」
一瞬の出来事だった。急激に距離が縮まり飛び上がった彼と飛び上がってた彼女が落ちてくる。2人は重なるようにして着地する。いえ、あれはただ落ちただけにも見える。そして木の棒で彼女の頭をひと殴り…会話は聞こえないけどあの姿勢、近すぎる距離での会話は恥ずかしいのだろう。彼女の顔に赤みがさした。
なにこれ…ちょっとむずむずする!
2人の会話を想像して勝手に頭で再生される…これで僕の勝ちだね。は、はい…怪我はない? ありません…ぽっ
みたいな!! そっと周りを見ると似たようなことでも考えていたのか数人顔が赤い。私も赤くなっているのかしら…やだわっ
あ…彼の手が振り払われた。どうやらただの幻想だったようだ。
やはり対人戦になれている上級生には中々かなわないもので、今まで見てきた中で勝てた人は1人しか見ていない。まあ中には完全に戦闘をしないタイプの人もいて、開始と同時に負けを宣言し対戦すら行われないところも見られた。それもそのはずでザっと見た感じこの部屋で試験を受けているのは多分全員が平民だ。服装が街中とかで見る服装と同じ感じなので合っていると思う。俺もそうだけど平民で学園へくる奴なんて貴族たちと違って得意分野以外は出来ないことが多い。たとえば商人を目指している人は戦闘は苦手、とか。まあ初等部はすべての分野の基礎を学ぶ場らしいので、将来どんな仕事をするのかを考えるためにかよく平民もいるのだとか。試験を受けるだけなら無料なのでお試しで参加する人も多いと聞いた。
528という数字が表示される。やっと自分の順番が回って来たみたいだね。あーそしてまたか。多分このグループが最後なんだろう、画面に表示されているのはたったの3つの数字。間を開けて数字が配置されていた。
「よろしくお願いします」
俺の数字が書かれている場所に行き、そこで待っていた対戦相手に挨拶をする。半分くらいは男の子だったがどうやら俺の相手は女の子のようだ。しかも武器は弓と来た…少しだけ厄介な存在だな。2つしか年が離れていないこともあり、身体能力は性別の関係でこちらが若干有利…だが、相手は学園でいろんなことを体験してきている。しかも試験の対戦相手として出るだけの腕前があると言うことだ。さらに弓から飛ばされる矢は普通に走るよりは早く飛ぶだろう。つまり見てから避けようとするのが難しいということ。
「はい、よろしくね。えーとその武器は?」
「ただの木の棒。そういえば魔法やスキルは使っていいのかな?」
「えっ ええ…相手に直接ダメージを与えるものでなければ…本当にそれで戦うの??」
「一応短剣も持っているけど…これは主にとどめを刺すときとかにしか使わないので。それに戦闘時の動きを見るだけなら武器に威力はいらないでしょう?」
「は、はい…確かに…え? いや、いいのかな??」
そんな話をしていると準備が整ったのか試合開始の音が鳴った。女の子は慌てて背負っている矢筒に手を伸ばしながらバックステップをして距離を開けた。弓に矢を番えた瞬間俺は脚力強化を使用して右方向へと走り出す。そんな俺の動きに弓を構えたまま彼女は反対方向へと走り出す。だけどスキルで走るのが早くなっている俺との距離はあっさりと縮んで…
「…はっ」
少し焦ったのだろうか彼女は即座に矢を放った。もちろんその矢は俺から大きくそれて飛んでいく。さらに俺との距離が詰まったころ、
「ジャンプ!」
彼女はスキルで自分の身長の3倍くらい上へと飛び上がった。確かにこれなら一般的な武器を持った相手なら届かないだろう。矢筒から3本を矢を取り出し3本とも弓に番えた。
「連げ…あれ?」
3本の矢を同時に飛ばすスキルでも使おうとしたみたいだけど、その時に俺はもう彼女の視界に収まっていない。すぐ足元までやって来ていて脚力強化で強化された状態で飛び上がる。もちろん彼女より飛べるわけではない。だけど彼女だってずっと高い位置でいられるわけもない。ゆっくりと落ち始めている彼女と飛び上がった俺。手が彼女の足首に届き掴んだ。
「ひゃっ」
2人分の重さになり落ちる速度が上がる。彼女は体勢を崩し背中側から落ちていく。もちろんそれよりも俺の方が下にいるわけで…
「ほいっと」
彼女の体を所謂お姫様抱っこというやつで受け止め着地する。まあ流石に2人分は重いので尻もちをついたが…そしてすかさず木の棒でポコリと彼女の頭を叩く。
「な…」
みるみる彼女の顔が赤くなってくる。負けたことが悔しいのか若干目に涙もたまりだし…あ、もしかして怖かったのかもしれない。
「…負けました。おろして」
口をきゅっと引き結びどうやら涙をこらえているようだ。俺はそっと彼女を膝から降ろし立たせるために立ち上がって手を差し伸べた。
パアーンッ と大きな音が鳴った。彼女が俺の差し出した手を拒んだのだ。余程悔しかったのか自分で立ち上がりお辞儀をすると逃げるように走り去っていってしまった。俺は驚いてただ叩かれた手を眺めていた。
*****
最後のグループの対戦が始まった。本当は私が戦いたかったのに、残念ながらクジ引きで負けてしまったから参加できない。まだ戦闘になれていない年の子達だけどいろんな戦い方を見せてくれる彼らと対戦することはとても楽しい時間なのだ。今まで弟ならよく家で対戦というか模擬戦をしていたけれども、そんな手慣れていない相手。何をしてくるかわからないワクワクがたまらない。
「ん…」
視線を試合に向けるとここに一番最初に来ていた子がいた。武器は…どう見てもただの木の棒。なんていうかそれだけでもう視線が離せなくなった。あれで何をしてくれるんだろうか…と。
開始の合図がなり、動き出す。彼の対戦相手の彼女は弓。やはり距離を空けるところから。それに気がついた彼は走り出した。結構早い。しかも直線で向かわないところに高評価。この年でそんな判断が出来るのがすばらしい。私だったら問答無用でまっすぐ向かって矢を叩き落としてたね。
「あっ」
一瞬の出来事だった。急激に距離が縮まり飛び上がった彼と飛び上がってた彼女が落ちてくる。2人は重なるようにして着地する。いえ、あれはただ落ちただけにも見える。そして木の棒で彼女の頭をひと殴り…会話は聞こえないけどあの姿勢、近すぎる距離での会話は恥ずかしいのだろう。彼女の顔に赤みがさした。
なにこれ…ちょっとむずむずする!
2人の会話を想像して勝手に頭で再生される…これで僕の勝ちだね。は、はい…怪我はない? ありません…ぽっ
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