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はじまるハッピーガチャライフ
6. お祈り
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あー失敗失敗。文字の読み書き出来る様にしないとまずいなー まあ今回はなんとかなったけど…あの情報を読み取る道具すごいわっ 指にプスッと針で刺してでた血から魔力ってやつか? その魔力から名前とかの簡単な情報を読むんだって。本来なら相手が嘘の状態を言っていると思った時に使うものなんだとか。
で、現在ギルドの2階8号室。ベッドがあるだけの部屋に寝転んでいる。思ったより時間がかかって教会のお祈りの時間がおわってしまったのだ。
運がいいのか悪いのか窓がついている部屋で、ない部屋もあるらしい。ただカーテンがついていないから朝眩しそうではある。
異世界ねぇ…少し寂しい気もするが明日から忙しくなりそうだ。まずは教会へ行って…それからガチャを……しご…
そんなことを考えていたらいつのまにか寝ていたらしい。窓から入る日差しが眩しくて起こされた。カーテンいるな。いやこのまま目覚ましに使うべきか?
「ふわぁっ…」
…起きよう。まずは顔を洗いたいが部屋に水はない。下はギルドだし他の人はどうしてるのかな。それと流石にお腹が空いた。ガチャを引くか? まだお金はあるし慌てなくてもいいか? 確か1階の酒場で簡単なものなら食べられるとか言ってたっけ。
階段を降りてギルドへ行くとすでにちらほらと人が来ていた。早いな…あれか。仕事は早い物勝ちだって。だから朝貼り出される依頼を待ってるんだな。
まあ俺はまず酒場だな。何を食べれるんだろう。
階段から反対側の奥が酒場スペースだ。テーブルと椅子が並んでいて、半分ほど埋まっている。
そこで食事を済ませた俺はさっさとギルドを後にした。ちなみに出てきた食べものはパンとスープだけ。本当に簡単なもので、しかも美味しくない…パンは固く、スープはかなり薄味な上に具も少なかった。他の店でもこんなのだとやってられないな…もしそうだったらガチャに頼ることになりそう。
「ここかな?」
そんな事を考えながら歩いていると教会に着いた。さほど大きくも小さくもない建物で、まあ周辺にある家とかよりは大きい。
「おじゃましますよーっと」
そーっと扉を開け中を覗くと少し古い感じはするが、一般的に教会と言われる見た目で椅子がいくつも並んでいた。奥の中央には石像が1つ。信仰している神か何かかな。どことなくあの幼女に見えないこともない。
「今日はどのような用件でしょうか?」
「あ、えーとステータスカードを作りに?」
「はい、では祈りの代価を」
ちょと驚いた。すぐ右横から人が出てくるなんてね…えーとだいか? 代価かな? いくらだろう…手持ちは金貨と銀貨だから銀貨1枚でいいのかな?
女の人が両手で持っている台に銀貨を置いた。
「ではこちらにどうぞ」
これでよかったのかな…? 気のせいじゃなければ女の人が微妙そうな顔してたけど。
案内されたのは石像の前だ。どうやらここで祈るらしい。
「それでは両手の指に針を刺させていただきます」
針を刺す!?
「そのあと両手でこちらのカードを持ち祈りを捧げてください」
カード…あーなるほど両隅に何やらマークがついている。ここに親指の血をつけるように持てということか。ギルドの登録と同じように魔力を読むんだろう。
少しだけチクリとして親指に針を刺された。ぷくりと血が出てくる。渡されたカードの両隅を持った。
(読める文字で表示するようにしますね)
ん? 今なんか文字がカードに…って眩し!
カードが光だし眩しくて思わず目を閉じた。光が治まるのを待って目を開ける。
「これで終了になります。他に御用が無いようでしたら扉からお帰りください」
「あ、はい。ありがとうございます…」
教会を出た。お祈りって…眩しくて強制的に目を閉じさせられることなの? なんか納得出来ないんだけど、とりあえずステータスカードが手に入ったし1度ギルドの部屋に戻ろう。
で、現在ギルドの2階8号室。ベッドがあるだけの部屋に寝転んでいる。思ったより時間がかかって教会のお祈りの時間がおわってしまったのだ。
運がいいのか悪いのか窓がついている部屋で、ない部屋もあるらしい。ただカーテンがついていないから朝眩しそうではある。
異世界ねぇ…少し寂しい気もするが明日から忙しくなりそうだ。まずは教会へ行って…それからガチャを……しご…
そんなことを考えていたらいつのまにか寝ていたらしい。窓から入る日差しが眩しくて起こされた。カーテンいるな。いやこのまま目覚ましに使うべきか?
「ふわぁっ…」
…起きよう。まずは顔を洗いたいが部屋に水はない。下はギルドだし他の人はどうしてるのかな。それと流石にお腹が空いた。ガチャを引くか? まだお金はあるし慌てなくてもいいか? 確か1階の酒場で簡単なものなら食べられるとか言ってたっけ。
階段を降りてギルドへ行くとすでにちらほらと人が来ていた。早いな…あれか。仕事は早い物勝ちだって。だから朝貼り出される依頼を待ってるんだな。
まあ俺はまず酒場だな。何を食べれるんだろう。
階段から反対側の奥が酒場スペースだ。テーブルと椅子が並んでいて、半分ほど埋まっている。
そこで食事を済ませた俺はさっさとギルドを後にした。ちなみに出てきた食べものはパンとスープだけ。本当に簡単なもので、しかも美味しくない…パンは固く、スープはかなり薄味な上に具も少なかった。他の店でもこんなのだとやってられないな…もしそうだったらガチャに頼ることになりそう。
「ここかな?」
そんな事を考えながら歩いていると教会に着いた。さほど大きくも小さくもない建物で、まあ周辺にある家とかよりは大きい。
「おじゃましますよーっと」
そーっと扉を開け中を覗くと少し古い感じはするが、一般的に教会と言われる見た目で椅子がいくつも並んでいた。奥の中央には石像が1つ。信仰している神か何かかな。どことなくあの幼女に見えないこともない。
「今日はどのような用件でしょうか?」
「あ、えーとステータスカードを作りに?」
「はい、では祈りの代価を」
ちょと驚いた。すぐ右横から人が出てくるなんてね…えーとだいか? 代価かな? いくらだろう…手持ちは金貨と銀貨だから銀貨1枚でいいのかな?
女の人が両手で持っている台に銀貨を置いた。
「ではこちらにどうぞ」
これでよかったのかな…? 気のせいじゃなければ女の人が微妙そうな顔してたけど。
案内されたのは石像の前だ。どうやらここで祈るらしい。
「それでは両手の指に針を刺させていただきます」
針を刺す!?
「そのあと両手でこちらのカードを持ち祈りを捧げてください」
カード…あーなるほど両隅に何やらマークがついている。ここに親指の血をつけるように持てということか。ギルドの登録と同じように魔力を読むんだろう。
少しだけチクリとして親指に針を刺された。ぷくりと血が出てくる。渡されたカードの両隅を持った。
(読める文字で表示するようにしますね)
ん? 今なんか文字がカードに…って眩し!
カードが光だし眩しくて思わず目を閉じた。光が治まるのを待って目を開ける。
「これで終了になります。他に御用が無いようでしたら扉からお帰りください」
「あ、はい。ありがとうございます…」
教会を出た。お祈りって…眩しくて強制的に目を閉じさせられることなの? なんか納得出来ないんだけど、とりあえずステータスカードが手に入ったし1度ギルドの部屋に戻ろう。
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