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ネコを探す
33. 外への準備
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今日の情報収集が終わりヨルさんと別れた後明日の準備のために俺はポーション屋へ足を運ぶことにした。もちろん場所はヨルさんに聞いたので道を迷うこともなくたどり着く。明日外に出るので念のために数本用意しておいた方がいいだろう言われたからだ。ヨルさんがくれると言っていたが流石に自分で出来ることまで頼むのは筋違いだろう。
「ここだな…」
地図に従いたどり着いた場所の看板に書かれている文字を鑑定する。ちゃんとポーション屋と書かれていた。それでもポーションとかほんとファンタジーだよな…普通薬って効果が表れるまで時間がかかるし、即傷が治るようなものは元の世界ではありえなかった。だけどこの世界ではそれが当たり前なんだとヨルさんが言っていた。
「おじゃましまーす…」
「はい、いらっしゃい」
「…っ」
ちょっと驚いた。薬を扱っている店だからいかにも魔法使い~みたいな年寄りがやっている店かと思ったら、全然ん若い人がカウンターに立っていた。ぱっと見俺と同じくらいかな?
「どんなポーション探してるのかしら?」
「むしろどんなポーションがありますか?」
「あら、よく知らずに店に来たのねぇ~ まあいいわお姉さんが説明しちゃいましょう」
…お姉さん? いや同い年だろう?? おっとそんなことはどうでもいいか。ちゃんと話を聞かないといらないものを買ってしまうかもしれない。
「まずポーションは初級、中級、上級とランクがあるのが一般ね。まだ上のランクもあるけど…まあそんなものを使う機会はまずないかなー? 高いし。で、ポーションの種類ね~ 体力回復、魔力回復、状態回復この3つが一般的な物。あとは特殊なものになるけど…必要な人にしかお見せ出来ないのでこれは簡便ね?」
ほうほう…まあわかりやすくていいね。ランクが上がると効果も値段も上がるってわけね。
「それで初級が全体の30%、中級が50%、上級が70%くらいあるの。体力と魔力だと使用者の総量の割合で回復するわね。状態回復は例えば毒を受けたときのその状態の毒の強さによって必要なランクが変わるのよ。ってことで僕はどのポーションが欲しいのかな?」
カウンターの奥の棚にポーションが並んでいるのが見えた。どれがどのポーションかわからないけど色数が多いな…
「ん-…じゃあ体力と魔力と状態の初級を1本づつで」
「そんな少なくていいの? ダンジョンとか行ったら全然足りないわよ?」
「あ、いや…1本も持ってないから念のために持っておこうかと」
「あらそうなの? じゃあ必要になったらまた買いに来てよね。で、代金は回復が銅貨2枚、魔力が銀貨1枚、状態が銅貨5枚だから…」
「銀貨1枚と銅貨7枚か」
「早いわね計算…それであっているわ」
代金を支払いポーション屋を後にすると俺はそのまま風呂屋に寄ってから宿へと戻ることにした。そうだな…夜はカルボナーラでも食べようか。
「ここだな…」
地図に従いたどり着いた場所の看板に書かれている文字を鑑定する。ちゃんとポーション屋と書かれていた。それでもポーションとかほんとファンタジーだよな…普通薬って効果が表れるまで時間がかかるし、即傷が治るようなものは元の世界ではありえなかった。だけどこの世界ではそれが当たり前なんだとヨルさんが言っていた。
「おじゃましまーす…」
「はい、いらっしゃい」
「…っ」
ちょっと驚いた。薬を扱っている店だからいかにも魔法使い~みたいな年寄りがやっている店かと思ったら、全然ん若い人がカウンターに立っていた。ぱっと見俺と同じくらいかな?
「どんなポーション探してるのかしら?」
「むしろどんなポーションがありますか?」
「あら、よく知らずに店に来たのねぇ~ まあいいわお姉さんが説明しちゃいましょう」
…お姉さん? いや同い年だろう?? おっとそんなことはどうでもいいか。ちゃんと話を聞かないといらないものを買ってしまうかもしれない。
「まずポーションは初級、中級、上級とランクがあるのが一般ね。まだ上のランクもあるけど…まあそんなものを使う機会はまずないかなー? 高いし。で、ポーションの種類ね~ 体力回復、魔力回復、状態回復この3つが一般的な物。あとは特殊なものになるけど…必要な人にしかお見せ出来ないのでこれは簡便ね?」
ほうほう…まあわかりやすくていいね。ランクが上がると効果も値段も上がるってわけね。
「それで初級が全体の30%、中級が50%、上級が70%くらいあるの。体力と魔力だと使用者の総量の割合で回復するわね。状態回復は例えば毒を受けたときのその状態の毒の強さによって必要なランクが変わるのよ。ってことで僕はどのポーションが欲しいのかな?」
カウンターの奥の棚にポーションが並んでいるのが見えた。どれがどのポーションかわからないけど色数が多いな…
「ん-…じゃあ体力と魔力と状態の初級を1本づつで」
「そんな少なくていいの? ダンジョンとか行ったら全然足りないわよ?」
「あ、いや…1本も持ってないから念のために持っておこうかと」
「あらそうなの? じゃあ必要になったらまた買いに来てよね。で、代金は回復が銅貨2枚、魔力が銀貨1枚、状態が銅貨5枚だから…」
「銀貨1枚と銅貨7枚か」
「早いわね計算…それであっているわ」
代金を支払いポーション屋を後にすると俺はそのまま風呂屋に寄ってから宿へと戻ることにした。そうだな…夜はカルボナーラでも食べようか。
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