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ネコを探す
43. 捕獲作戦?
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「メアリーのほうが怪我しているってことは?」
「…人のほうはもう死んでいるんです」
「…は?」
血だらけのメアリーと死んでいる人…? どういうことだ?? もしそうだというのなら俺はそんな狂暴なネコを捕まえないといけないってことなのか…いや、無理だろう。
「っ プロテクト!!」
「な…っ」
カカカカッと急に俺たちの周りに現れた透明なドームにぶつかる音がした。そうかこれ防御魔法なんだ。前回はよくわからなかったが今回はこのドームに矢がはじかれて落ちるのを見たからわかる。まあ矢が落ちてるからわかったというのが正解だけどな!
「……逃げられました」
「そうか」
「追う?」
「いや、放置でいいだろう」
うわー…誰が狙われたんだろうか? 俺でなないと願いたい。この世界にきてそもそも知り合いが少ないし。だとするとヨルさんか? うーむわからん。まあひとまずヨルさんも追わないって言ってるし…まずは目の前のことからだよな。
「アルバ、セブンシ―。捕獲するぞ」
「はい」
「殺さない程度なら攻撃してもいいかな?」
…は? ちょっとまって。捕獲って攻撃して弱らせるってことなの!? ちょっと乱暴すぎませんかっ
「ヨルさん!」
「なんだ?」
「弱らせて捕まえるんですか?」
「そのほうが安全だからな。流石にあの大きさに暴れられると危険だ」
確かに暴れられたら危ないかもだけどっ だけど!
「それは最終手段でいいんじゃないですか?」
「…何をするつもりなんだ?」
「さっき話してたやつですよ。まずはこれを試してからでもいいんじゃない?」
「試すのは一度だけだぞ?」
よかった…一応ペットってことだもんな。出来たら怪我なんてさせたくない。そのせいで人間不信とかになったら飼い主に見放されちゃうかもしれないしね。
「リョータ…! まさかそれを使うのかっ」
「あーうん。これくらいしかもってないし…」
俺が1枚のカードを取り出すとヨルさんが目を見開いて騒ぎ出した。まあうん…わからんでもない。ネコにあげるくらいなら俺にくれといいたいんだろう。
「ル~…」
「気がつかれました」
「2人はリョータのサポートを。危険だと思ったら攻撃せよ」
「「はいっ」」
どうやらやっちゃっていいみたいだ。気のせいかすごいちらちらとこっちに視線送ってきているけれども! それにしても…ニャーじゃないんだ鳴き声。まあいいや。
「えーと…メアリー お腹空いてないか~」
「ルル~ッ」
ゆっくりと近づきながら手を前に出しカードを振る。まあ今の状態じゃ食べ物には見えないだろう。匂いもないし。念のために鑑定でネコを見るが特に名前はないみたいだ。というかテイム状態じゃないな…
「ほーらこれなんてどうだー? 新鮮だぞ~(多分)」
俺は両手でカードを破った。するとすぐ目の前にカードが現物化されたものが現れる。突然現れた大きなものにネコやヨルさん達だけじゃなく俺自身も驚いた。
「でけぇ…っ」
え、なにこれ。俺よりも身長あるんじゃね?? 実物なんて見たことなかったしな…マグロ。
「…人のほうはもう死んでいるんです」
「…は?」
血だらけのメアリーと死んでいる人…? どういうことだ?? もしそうだというのなら俺はそんな狂暴なネコを捕まえないといけないってことなのか…いや、無理だろう。
「っ プロテクト!!」
「な…っ」
カカカカッと急に俺たちの周りに現れた透明なドームにぶつかる音がした。そうかこれ防御魔法なんだ。前回はよくわからなかったが今回はこのドームに矢がはじかれて落ちるのを見たからわかる。まあ矢が落ちてるからわかったというのが正解だけどな!
「……逃げられました」
「そうか」
「追う?」
「いや、放置でいいだろう」
うわー…誰が狙われたんだろうか? 俺でなないと願いたい。この世界にきてそもそも知り合いが少ないし。だとするとヨルさんか? うーむわからん。まあひとまずヨルさんも追わないって言ってるし…まずは目の前のことからだよな。
「アルバ、セブンシ―。捕獲するぞ」
「はい」
「殺さない程度なら攻撃してもいいかな?」
…は? ちょっとまって。捕獲って攻撃して弱らせるってことなの!? ちょっと乱暴すぎませんかっ
「ヨルさん!」
「なんだ?」
「弱らせて捕まえるんですか?」
「そのほうが安全だからな。流石にあの大きさに暴れられると危険だ」
確かに暴れられたら危ないかもだけどっ だけど!
「それは最終手段でいいんじゃないですか?」
「…何をするつもりなんだ?」
「さっき話してたやつですよ。まずはこれを試してからでもいいんじゃない?」
「試すのは一度だけだぞ?」
よかった…一応ペットってことだもんな。出来たら怪我なんてさせたくない。そのせいで人間不信とかになったら飼い主に見放されちゃうかもしれないしね。
「リョータ…! まさかそれを使うのかっ」
「あーうん。これくらいしかもってないし…」
俺が1枚のカードを取り出すとヨルさんが目を見開いて騒ぎ出した。まあうん…わからんでもない。ネコにあげるくらいなら俺にくれといいたいんだろう。
「ル~…」
「気がつかれました」
「2人はリョータのサポートを。危険だと思ったら攻撃せよ」
「「はいっ」」
どうやらやっちゃっていいみたいだ。気のせいかすごいちらちらとこっちに視線送ってきているけれども! それにしても…ニャーじゃないんだ鳴き声。まあいいや。
「えーと…メアリー お腹空いてないか~」
「ルル~ッ」
ゆっくりと近づきながら手を前に出しカードを振る。まあ今の状態じゃ食べ物には見えないだろう。匂いもないし。念のために鑑定でネコを見るが特に名前はないみたいだ。というかテイム状態じゃないな…
「ほーらこれなんてどうだー? 新鮮だぞ~(多分)」
俺は両手でカードを破った。するとすぐ目の前にカードが現物化されたものが現れる。突然現れた大きなものにネコやヨルさん達だけじゃなく俺自身も驚いた。
「でけぇ…っ」
え、なにこれ。俺よりも身長あるんじゃね?? 実物なんて見たことなかったしな…マグロ。
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