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北のダンジョン
93. 出発前あれこれ
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11の月第2光の日
5さいになった、おいわいうれしい。こんにゃくしゃ? 3さいとしうえのおとこのこ…ちょっとめつきがこわい。
11の月第4風の日
こんやくしゃ? とおちゃをのむ。いろいろきいてみたらすごくしゃべりつづけてた…おはなしがすきなのかも。
12の月第1土の日
きょうはさむい…
12の月第2風の日
ゆきがふっている。そとがしろい。
12の月第2闇の日
そとがくらいひがおおくて、にわにでられない…
12の月第3水の日
でがみがきた。こんやくしゃから。
朝起きて昨日みた本の内容を思い出す…とある貴族令嬢の日常。ただのラノベかと思ったのだが鑑定しないと読めない。つまりこの世界の本だということ。1部分ずつ読み進めるので中々進まずここで断念。まだ出だしだけなのでなんとも言えないが日記みたいな書き方をされている。まあ気が向いたら続きを読むってことで…
で、今日はダンジョンへと向かう日。朝食を食べ、約束通りカード状態で食料をメイドの人に渡した。もちろんそれぞれの説明はしておいたよ。その前にものをヨルさんに見せたらカレー、茶碗蒸し、納豆、缶詰、板チョコは要らないと返却されたが…まあぱっと見食べ物に見えなかったのかもしれない。カレーが残ったのはこちらとしてもありがたいのでいいんだけどっ
「ジルベスター様来客です」
「ああ通してくれ」
そんなことをしていたら誰かがやってきたらしい。というか俺いるけどいいんだろうか…?
「よくきてくれました勇者様方」
「た、たけ…?」
「…は? なんで良太がここに?」
部屋の中に入ってきたのはたけ、雪乃、響子…の3人。あれ…? この後ギルド集合だった気がするんだが。
「ふっ 悪戯が成功したみたいだな」
「ヨルさん??」
「彼らには娘の声のことを見てもらうつもりだと言っていただろう? 今日出かける前によってくれることになっていたんだよ」
あーなるほどね。昨日決まった事で、俺昨日は朝しか顔合わせてないから知らなかったのか。
「ではこの後の予定もあるでしょうし、早速お願いいたします」
「はぁ~い。えっと…この子でしたっけ? では…リカバリー」
響子がレアナさんに魔法を使用する。ふんわりと青白い光がレアナさんを包んで消えた。
「どうだレアナ…」
「……」
喉を抑えた後レアナさんは目を閉じ軽く首を振る。どうやら治らなかったようだ。
「あー…これは~ 魔法の効果がないみたい。つまり~ 物理的な病気や呪いじゃないってこと。私の出番じゃないよぅ?」
「つまり…どうすればいいのですか?」
「何か原因があったはず~ それを、解決しないとダメかなぁ。ということで終わりっ 早くギルドいこ~」
「ちょっ 押すなって…すみませんジルベスターさんもう行くらしいので、これで失礼します。また後日ノノさんを連れて行きますので」
「あ、ああ…無事を祈っているよ」
慌ただしく次々と部屋を飛び出し俺たちは宿を後にした。歩き出して少ししてから響子にさっきのことを聞いた。
「うさんくさぁ~い」
だそうだ。喋る意思があれば声は出るってことらしい。つまりもしかしたらただの演技かもしれないってことだ。なんのために喋れないなんて…まあ考えてもわからないんだけど。
5さいになった、おいわいうれしい。こんにゃくしゃ? 3さいとしうえのおとこのこ…ちょっとめつきがこわい。
11の月第4風の日
こんやくしゃ? とおちゃをのむ。いろいろきいてみたらすごくしゃべりつづけてた…おはなしがすきなのかも。
12の月第1土の日
きょうはさむい…
12の月第2風の日
ゆきがふっている。そとがしろい。
12の月第2闇の日
そとがくらいひがおおくて、にわにでられない…
12の月第3水の日
でがみがきた。こんやくしゃから。
朝起きて昨日みた本の内容を思い出す…とある貴族令嬢の日常。ただのラノベかと思ったのだが鑑定しないと読めない。つまりこの世界の本だということ。1部分ずつ読み進めるので中々進まずここで断念。まだ出だしだけなのでなんとも言えないが日記みたいな書き方をされている。まあ気が向いたら続きを読むってことで…
で、今日はダンジョンへと向かう日。朝食を食べ、約束通りカード状態で食料をメイドの人に渡した。もちろんそれぞれの説明はしておいたよ。その前にものをヨルさんに見せたらカレー、茶碗蒸し、納豆、缶詰、板チョコは要らないと返却されたが…まあぱっと見食べ物に見えなかったのかもしれない。カレーが残ったのはこちらとしてもありがたいのでいいんだけどっ
「ジルベスター様来客です」
「ああ通してくれ」
そんなことをしていたら誰かがやってきたらしい。というか俺いるけどいいんだろうか…?
「よくきてくれました勇者様方」
「た、たけ…?」
「…は? なんで良太がここに?」
部屋の中に入ってきたのはたけ、雪乃、響子…の3人。あれ…? この後ギルド集合だった気がするんだが。
「ふっ 悪戯が成功したみたいだな」
「ヨルさん??」
「彼らには娘の声のことを見てもらうつもりだと言っていただろう? 今日出かける前によってくれることになっていたんだよ」
あーなるほどね。昨日決まった事で、俺昨日は朝しか顔合わせてないから知らなかったのか。
「ではこの後の予定もあるでしょうし、早速お願いいたします」
「はぁ~い。えっと…この子でしたっけ? では…リカバリー」
響子がレアナさんに魔法を使用する。ふんわりと青白い光がレアナさんを包んで消えた。
「どうだレアナ…」
「……」
喉を抑えた後レアナさんは目を閉じ軽く首を振る。どうやら治らなかったようだ。
「あー…これは~ 魔法の効果がないみたい。つまり~ 物理的な病気や呪いじゃないってこと。私の出番じゃないよぅ?」
「つまり…どうすればいいのですか?」
「何か原因があったはず~ それを、解決しないとダメかなぁ。ということで終わりっ 早くギルドいこ~」
「ちょっ 押すなって…すみませんジルベスターさんもう行くらしいので、これで失礼します。また後日ノノさんを連れて行きますので」
「あ、ああ…無事を祈っているよ」
慌ただしく次々と部屋を飛び出し俺たちは宿を後にした。歩き出して少ししてから響子にさっきのことを聞いた。
「うさんくさぁ~い」
だそうだ。喋る意思があれば声は出るってことらしい。つまりもしかしたらただの演技かもしれないってことだ。なんのために喋れないなんて…まあ考えてもわからないんだけど。
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