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北のダンジョン
102. 地下6階
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時間ははっきりと分からないが1の時は過ぎている。調理場へ顔を出してみるがまだ誰も来ていなかった。浴室で顔を洗い、調理場へと戻りテーブルに朝食の準備を始める。まあお皿とか出しておくだけだけど。さっさと自分は食べてしまおうか。まああれだみんな起きてきたら確実の俺の部屋通るからすぐわかる。朝食をロールパンに焼いたベーコンを挟んだものとインスタントコーヒーですませ部屋に戻る。今日は無の日だそうだ。
魔法玉茶色
無料ガチャから魔法玉が出た。まあ魔道具だから出てもおかしくないのか。これで何回くらい土魔法が使えるか分からないが、壊れるくらいまで使えば職業を獲得できるかもしれない。気が向いたら使ってみよう。
ノノさんが起きてきた。ノノさんには自分でお湯を沸かしてもらう。するとルーと雪乃、響子も続けて起きてくる。ちょうどいいからみんなの分もコーヒーを用意する。面倒だからたけも起こそう。
パンは好評。というかノノさんとルーが驚いていた。王族でもここまで柔らかいパンを食べれるかどうか分からないと…マジで?
片付けを済ませ身支度を整え再びダンジョンの地へ。今日は地下6階に降りるとこからだ。初めて足を踏み入れるところに若干3人も緊張しているようだ。そういえば身体能力のレベルが2も上がっていた。やっぱり直接狩りをすると上がるのが早いのかもしれないね。
「ここから初めて挑むわけだが…確かまだネズミとスライムは出るはず。後はコウモリとゴブリンだったかな」
「あ、俺ゴブリンなら倒したことあるよ。動きは早くないから油断しなければ大丈夫じゃないかな」
そう見た目通り動きも遅くて考えも足りない子供みたいな魔物だ。弱点は人間と同じだと思う。俺から見るとコウモリの方が怖い。飛んでるんだよな…
「ストップ! そこの角の先に魔物が3体」
初めての階層だと言っていたので練習も兼ねて使っていた索敵魔法に反応があった。重なるようになった2体と少し離れたところにいるのが1体。
「念のため魔法かけておくよぉ~ リィンフォース」
一度にみんなに魔法がかかった。ちょっと効果は分からないが名前から予想するに強化魔法だと思う。何が強化されたかは分からないけどね。そーっと角からたけが覗き込む。
「げっ なんだあれは…」
気になって俺も覗き込むとネズミの上にゴブリンが座っている光景のが目に飛び込んできた。
「ネズミは乗り物なのかよ…あ、気が付かれた!」
「何やってるのよ! フレイムボルト!!」
「あ、雪ちゃん火は・・・っ」
響子の声が間に合わず雪乃の魔法がゴブリンに向かって飛んでいった。そうだよね普通に考えて火の魔法は相手を燃やすよね…まあ素材は手に入らないけど安全を考えるとそれでもいい気がする。
「真っ黒だねぇ…」
3匹とも真っ黒で回収できる素材はない。まあポイントにはなるけどね。一度経験してしまえばもう火は必要な時にしか使わないように気をつけられるようになり、順調に狩り進める。
「ウィンドカッター」
「ほっ と…」
やっぱりゴブリンは大したことがない。ほとんどが相手に攻撃させずに仕留めていける。問題はコウモリの方だね。ネズミみたいに大きくないし空を飛ぶ軌道が不規則だ。天井までそれほど高くはないがなかなか狙えない。
「レイ~」
「ショット! ショット! ショット!」
響子の範囲聖属性魔法とルーの攻撃がよく当たり頑張っている。まあルーが投げてるのはそこらに落ちている小石だけどね。落としさえすれば後は誰でも倒す事ができる。俺…? もちろん仕事してるよ? 回収作業という重要な仕事をね!
──────────────────────
data ───────────
名前:高岡良太 性別:男 歳:16
身体能力:lv5
職業:異世界人lv3 拳士lv11 シーフlv18 ヒーラーlv6 炭鉱夫lv3 行商人lv1 テイマーlv3 農民lv4 薬師lv2 調理師lv2 創造師lv3 (賢者lv3) (精霊魔法士lv1) (木工士lv3) (剣聖lv1)
体力:1600(27)
魔力:1600(41)
力:80(34)
速さ:80(37)
知力:800(30)
器用:80(32)
運:80(44)
防御力:80(7)
魔法防御力:0(3)
SP:49
スキル:ガチャ 空間庫lv4 テレポートlv1 ポイント変換 ラッシュlv1 魔物鑑定 鉱石発見 鑑定 話術 契約 成長促進 土壌改革 調薬lv1 料理 裁縫 メイド 視力増加 送風 ウォッシュ 流星 ネコだまし 創造 (精霊契約 材木加工 建築 急所看破)
魔法:ヒール キュアlv1 契約召喚 索敵 浮遊 隠蔽 結界 (無属性魔法lv1 光魔法 闇魔法 精霊召喚)
ガチャポイント: 28959
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魔法玉茶色
無料ガチャから魔法玉が出た。まあ魔道具だから出てもおかしくないのか。これで何回くらい土魔法が使えるか分からないが、壊れるくらいまで使えば職業を獲得できるかもしれない。気が向いたら使ってみよう。
ノノさんが起きてきた。ノノさんには自分でお湯を沸かしてもらう。するとルーと雪乃、響子も続けて起きてくる。ちょうどいいからみんなの分もコーヒーを用意する。面倒だからたけも起こそう。
パンは好評。というかノノさんとルーが驚いていた。王族でもここまで柔らかいパンを食べれるかどうか分からないと…マジで?
片付けを済ませ身支度を整え再びダンジョンの地へ。今日は地下6階に降りるとこからだ。初めて足を踏み入れるところに若干3人も緊張しているようだ。そういえば身体能力のレベルが2も上がっていた。やっぱり直接狩りをすると上がるのが早いのかもしれないね。
「ここから初めて挑むわけだが…確かまだネズミとスライムは出るはず。後はコウモリとゴブリンだったかな」
「あ、俺ゴブリンなら倒したことあるよ。動きは早くないから油断しなければ大丈夫じゃないかな」
そう見た目通り動きも遅くて考えも足りない子供みたいな魔物だ。弱点は人間と同じだと思う。俺から見るとコウモリの方が怖い。飛んでるんだよな…
「ストップ! そこの角の先に魔物が3体」
初めての階層だと言っていたので練習も兼ねて使っていた索敵魔法に反応があった。重なるようになった2体と少し離れたところにいるのが1体。
「念のため魔法かけておくよぉ~ リィンフォース」
一度にみんなに魔法がかかった。ちょっと効果は分からないが名前から予想するに強化魔法だと思う。何が強化されたかは分からないけどね。そーっと角からたけが覗き込む。
「げっ なんだあれは…」
気になって俺も覗き込むとネズミの上にゴブリンが座っている光景のが目に飛び込んできた。
「ネズミは乗り物なのかよ…あ、気が付かれた!」
「何やってるのよ! フレイムボルト!!」
「あ、雪ちゃん火は・・・っ」
響子の声が間に合わず雪乃の魔法がゴブリンに向かって飛んでいった。そうだよね普通に考えて火の魔法は相手を燃やすよね…まあ素材は手に入らないけど安全を考えるとそれでもいい気がする。
「真っ黒だねぇ…」
3匹とも真っ黒で回収できる素材はない。まあポイントにはなるけどね。一度経験してしまえばもう火は必要な時にしか使わないように気をつけられるようになり、順調に狩り進める。
「ウィンドカッター」
「ほっ と…」
やっぱりゴブリンは大したことがない。ほとんどが相手に攻撃させずに仕留めていける。問題はコウモリの方だね。ネズミみたいに大きくないし空を飛ぶ軌道が不規則だ。天井までそれほど高くはないがなかなか狙えない。
「レイ~」
「ショット! ショット! ショット!」
響子の範囲聖属性魔法とルーの攻撃がよく当たり頑張っている。まあルーが投げてるのはそこらに落ちている小石だけどね。落としさえすれば後は誰でも倒す事ができる。俺…? もちろん仕事してるよ? 回収作業という重要な仕事をね!
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data ───────────
名前:高岡良太 性別:男 歳:16
身体能力:lv5
職業:異世界人lv3 拳士lv11 シーフlv18 ヒーラーlv6 炭鉱夫lv3 行商人lv1 テイマーlv3 農民lv4 薬師lv2 調理師lv2 創造師lv3 (賢者lv3) (精霊魔法士lv1) (木工士lv3) (剣聖lv1)
体力:1600(27)
魔力:1600(41)
力:80(34)
速さ:80(37)
知力:800(30)
器用:80(32)
運:80(44)
防御力:80(7)
魔法防御力:0(3)
SP:49
スキル:ガチャ 空間庫lv4 テレポートlv1 ポイント変換 ラッシュlv1 魔物鑑定 鉱石発見 鑑定 話術 契約 成長促進 土壌改革 調薬lv1 料理 裁縫 メイド 視力増加 送風 ウォッシュ 流星 ネコだまし 創造 (精霊契約 材木加工 建築 急所看破)
魔法:ヒール キュアlv1 契約召喚 索敵 浮遊 隠蔽 結界 (無属性魔法lv1 光魔法 闇魔法 精霊召喚)
ガチャポイント: 28959
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