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北のダンジョン
104. 強さの確認
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レストスペースに入ると結構たくさんの人がいた。その場にテントを貼っている人も多いが壁にも魔道具のテントがいくつも設置されている。
「とりあえず俺たちもテント設置してからだな」
と言うことでまずはテントを設置。相変わらず調理場から順番にだ。中に入りテーブルを設置しとりあえず紅茶でも入れようか。
「で、今からどうするんだたけ?」
「どうせならもう少し狩っておきたかったが人が多いからなー」
「どうせ明日はボス部屋入るんでしょう? 今日早めに休んでおいてもいいんじゃない?」
「私もそう思う~ やすもぉ?」
「良太はどう思う?」
なんで俺に聞くんだよ…一応荷物持ち枠のつもりなんだが。でもボス戦か~ そうだよなボスくらいいるよなダンジョンだし。
「そういえばボスってのは10階おきにいるのか?」
「ああそうらしいぞ。ちなみにここ10階のボスは今まで出てきたやつの上位種がランダムで出てくるんだってよ。一番強いのはやっぱスライムの上位種で、弱いのはネズミだな。まあ10階のボスだし上位種って言ってもそこまで強いやつじゃないと思うぜ?」
何が出るんだろう? まあランダムだって言うしこればかりは運だよなー
「まあそんなわけだし一度みんなのレベルとか確認しておこうか」
「はいはーい。響子は12レベルだよぉ~ 一番高い数値は魔力と知力で2500」
「私は15レベルよ。高い数値は同じく魔力と知力で3200。火と風の魔法がレベル2ね」
やっぱレベル全然高いなー 俺まだ5だしな。
「一応良太たちのレベルも聞いていい?」
「あ、はいっ 私のレベルは12になります。数値は…器用が1800ですね」
「ルーもレベル高いな!」
「そういう良太はいくつなんだよ」
「俺か…? 聞いて驚け…5だっ」
ちょっ そんな微妙な顔するなよ! 聞かれたからちゃんと答えただろうかっ 仕方ないじゃん! ろくに狩りしてなかったんだからさ…
「数値は何が一番あるんだ?」
「えーと…体力と魔力が1600だなってかたけは?」
「俺か? レベルは16で数値は運と防御と魔法防御以外が1500」
「……」
なんか1人だけおかしくない?
「一応勇者なんだから許せ。で、えーとノノさんでしたっけ? 教えてもらえますか??」
「構いませんが基本戦闘に参加はしませんけど…」
「うん、それでも知っておいた方がいいと思うんだよね」
「そうですか…レベルは31。数値は早さが3600」
ノノさん1人だけ強すぎ。と言うか早さが一番高いってどんなタイプなんだろうね。
「強いね…じゃあノノさんに判断してもらおうかな」
「何をでしょうか?」
「今の状態で10階のボスを倒せるかどうか」
「…そうですね、相手にもよりますが…そもそもボスの適正討伐レベルはいかほどで?」
「んーと確か10~15? スライムだと15ないと厳しいって話を聞いたよ」
「そうですか、でしたら大丈夫じゃないでしょうか」
「ねぇねぇ、話終わった? もう立ちっぱなし疲れたんだけどぉ~」
「ああ確かにそうね。椅子がないから仕方ないけど…」
椅子か~ 確かに椅子があれば楽だよね。…そうだ作れないかな? まだ試していない創造スキルで。えーと椅子椅子…こう木で出来た…座るところはクッション材が欲しい…
「な…良太何してんだっ?」
「ん~?」
お? 俺の目の前に何やら光のモヤモヤが…
「創造!」
スキルを発動するとなんかがゴッソリとなくなる感覚がした。ステータスプレートを見ると体力と魔力が両方とも300ずつ減っている。
「椅子~ え~? なんでなんで?」
なるほど…こうやって作るのか。結構体力と魔力を消費するんだな。材料とかあればもっと少なくて済むのかもしれないね。
「とりあえず俺たちもテント設置してからだな」
と言うことでまずはテントを設置。相変わらず調理場から順番にだ。中に入りテーブルを設置しとりあえず紅茶でも入れようか。
「で、今からどうするんだたけ?」
「どうせならもう少し狩っておきたかったが人が多いからなー」
「どうせ明日はボス部屋入るんでしょう? 今日早めに休んでおいてもいいんじゃない?」
「私もそう思う~ やすもぉ?」
「良太はどう思う?」
なんで俺に聞くんだよ…一応荷物持ち枠のつもりなんだが。でもボス戦か~ そうだよなボスくらいいるよなダンジョンだし。
「そういえばボスってのは10階おきにいるのか?」
「ああそうらしいぞ。ちなみにここ10階のボスは今まで出てきたやつの上位種がランダムで出てくるんだってよ。一番強いのはやっぱスライムの上位種で、弱いのはネズミだな。まあ10階のボスだし上位種って言ってもそこまで強いやつじゃないと思うぜ?」
何が出るんだろう? まあランダムだって言うしこればかりは運だよなー
「まあそんなわけだし一度みんなのレベルとか確認しておこうか」
「はいはーい。響子は12レベルだよぉ~ 一番高い数値は魔力と知力で2500」
「私は15レベルよ。高い数値は同じく魔力と知力で3200。火と風の魔法がレベル2ね」
やっぱレベル全然高いなー 俺まだ5だしな。
「一応良太たちのレベルも聞いていい?」
「あ、はいっ 私のレベルは12になります。数値は…器用が1800ですね」
「ルーもレベル高いな!」
「そういう良太はいくつなんだよ」
「俺か…? 聞いて驚け…5だっ」
ちょっ そんな微妙な顔するなよ! 聞かれたからちゃんと答えただろうかっ 仕方ないじゃん! ろくに狩りしてなかったんだからさ…
「数値は何が一番あるんだ?」
「えーと…体力と魔力が1600だなってかたけは?」
「俺か? レベルは16で数値は運と防御と魔法防御以外が1500」
「……」
なんか1人だけおかしくない?
「一応勇者なんだから許せ。で、えーとノノさんでしたっけ? 教えてもらえますか??」
「構いませんが基本戦闘に参加はしませんけど…」
「うん、それでも知っておいた方がいいと思うんだよね」
「そうですか…レベルは31。数値は早さが3600」
ノノさん1人だけ強すぎ。と言うか早さが一番高いってどんなタイプなんだろうね。
「強いね…じゃあノノさんに判断してもらおうかな」
「何をでしょうか?」
「今の状態で10階のボスを倒せるかどうか」
「…そうですね、相手にもよりますが…そもそもボスの適正討伐レベルはいかほどで?」
「んーと確か10~15? スライムだと15ないと厳しいって話を聞いたよ」
「そうですか、でしたら大丈夫じゃないでしょうか」
「ねぇねぇ、話終わった? もう立ちっぱなし疲れたんだけどぉ~」
「ああ確かにそうね。椅子がないから仕方ないけど…」
椅子か~ 確かに椅子があれば楽だよね。…そうだ作れないかな? まだ試していない創造スキルで。えーと椅子椅子…こう木で出来た…座るところはクッション材が欲しい…
「な…良太何してんだっ?」
「ん~?」
お? 俺の目の前に何やら光のモヤモヤが…
「創造!」
スキルを発動するとなんかがゴッソリとなくなる感覚がした。ステータスプレートを見ると体力と魔力が両方とも300ずつ減っている。
「椅子~ え~? なんでなんで?」
なるほど…こうやって作るのか。結構体力と魔力を消費するんだな。材料とかあればもっと少なくて済むのかもしれないね。
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