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港町トリィ
142. 交流者
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朝、身支度を整え箱庭へ。民家の中へ入ると2人はいなかった。地図で確認するとどうやらここにいるらしい。ということは魔道具の中だろうね。まだ寝ているのなら起こすことはないだろう。テーブルの上に朝食を置いて俺は出発しますか。
箱庭から外へ出て宿の部屋も返却。町の外へ出たら後はテレポートを繰り返すだけだ。王都へ行くより距離もないし障害となるものが少ない。各2本ずつ消費するだけでフィレーネへと戻ることが出来た。
ここからは徒歩か馬車での移動になるから一度冒険者ギルドで何か依頼がないか確認をしようか。ちょうどよく港町行きのものがあると助かるんだが…
「ないか」
まあそう都合はよくいかないわけで。
「捕まえたぞリョータ…」
「え、ヨルさん?」
仕事を眺めていたらヨルさんに肩を掴まれた。捕まえたってどういうことだ?? ちゃんと俺ブンナーへ行くって言ったはずだけど。
「とりあえず行くぞ」
半分引きずられるようにヨルさんに連れられヨルさんの家…つまり領主の家へと連れていかれた。
部屋に入ると目の前にはジルベスターさん。俺の横にはヨルさんがいて俺の腕をつかんだままだ。話を聞くまで帰さないスタイルなんだろうか。
「ノノ君から報告が上がって来てね。確認をしたい」
ノノ君? ノノさんのことか?? でもノノさんから報告ってなんだろうか…あれからずっと顔も合わせていないんだが。
「違法奴隷について」
「!」
「ダルシア男爵が色々とやっていたのは知っていたが、もはや奴隷にまで手を広げていたとはね…犯罪奴隷や借金奴隷は自己責任であるので口は出せないが流石に違法奴隷となると黙っているわけにはいかん」
そういえばダルシア男爵について調べていたんだっけ。
「よくはないがこれで仕留めることが出来るかな?」
「リョータお前のこれからの行動は?」
「え? 俺の?? なんで?」
「相手だってバカじゃないきっと先回りしている。まあ…リョータの移動手段の先へ周って行けるとは思えないが…」
「何をするつもりなんだ?」
「罠を張るに決まっているだろう?」
…ダルシア男爵を捕まえるのか? それなら協力してもいいかもしれない。ネコルーを傷つけたかもしれないし、前ルーも泣かされてた。それに今回はジエルを奴隷にしょうとまでしたんだ。
「えっと…港町から島へ渡るつもりだけど」
「はあ…じっとしていられんのかね。まあいい。ところで匿った者たちはどこに?」
「……」
ノノさんに見られてたってことか。どこにいたんだろう全然気がつかなかった。
「隠したがるということは確定かね。鮮やかな緑の髪の色…エルフだね。安心してくれ悪いようにはしない」
「知ってるかリョータ。港町トリィはムコン領なんだぜ? 島に渡って取引をしているのは誰なのか…」
「え、じゃあ…」
つまりここの領主自身がエルフと交流を持っているということだ。そんな人たちがエルフたちを怒らせることはしない。
「違法奴隷というだけでも頭の痛い話なのにエルフがかかわっているとなると、私自ら動かねばならないだろうね」
この時ほど俺はジルベスターさんのことを頼もしいと思ったことはなかった。
「わかりました声をかけてみます」
俺は左耳にある相互通信用のイヤリングに魔力を流しルーを呼び出した。実は箱庭の中にいても会話が出来るようにブンナーでルーたちが買い物中に買ったんだよね。早速役に立っている。まあ金貨10枚とお高いのでいくつも買うことは出来ないが。
(どうかしましたかリョータさん?)
「領主様が2人に会いたがっているんだが会ってくれるかな?」
(…どこの領主様でしょうか?)
「ムコン領の領主様だね」
(ムコン…あっ ちょっとジエル! …え? わかりました会います)
「じゃあ準備よかったら教えて」
(はい、まだ起きたところなので身支度を整えたら連絡します)
…何をしたんだジエル。やっぱりイヤリングはルーに預けて正解だったな。
「身支度を整えたら会ってくれるみたいです」
「迎えは必要かな?」
「いえ大丈夫です。俺のスキルの中にいるので」
「「……」」
なぜかヨルさんとジルベスターさんが微妙な顔をした。おかしいな…こないだ見せたスキルなのに。
箱庭から外へ出て宿の部屋も返却。町の外へ出たら後はテレポートを繰り返すだけだ。王都へ行くより距離もないし障害となるものが少ない。各2本ずつ消費するだけでフィレーネへと戻ることが出来た。
ここからは徒歩か馬車での移動になるから一度冒険者ギルドで何か依頼がないか確認をしようか。ちょうどよく港町行きのものがあると助かるんだが…
「ないか」
まあそう都合はよくいかないわけで。
「捕まえたぞリョータ…」
「え、ヨルさん?」
仕事を眺めていたらヨルさんに肩を掴まれた。捕まえたってどういうことだ?? ちゃんと俺ブンナーへ行くって言ったはずだけど。
「とりあえず行くぞ」
半分引きずられるようにヨルさんに連れられヨルさんの家…つまり領主の家へと連れていかれた。
部屋に入ると目の前にはジルベスターさん。俺の横にはヨルさんがいて俺の腕をつかんだままだ。話を聞くまで帰さないスタイルなんだろうか。
「ノノ君から報告が上がって来てね。確認をしたい」
ノノ君? ノノさんのことか?? でもノノさんから報告ってなんだろうか…あれからずっと顔も合わせていないんだが。
「違法奴隷について」
「!」
「ダルシア男爵が色々とやっていたのは知っていたが、もはや奴隷にまで手を広げていたとはね…犯罪奴隷や借金奴隷は自己責任であるので口は出せないが流石に違法奴隷となると黙っているわけにはいかん」
そういえばダルシア男爵について調べていたんだっけ。
「よくはないがこれで仕留めることが出来るかな?」
「リョータお前のこれからの行動は?」
「え? 俺の?? なんで?」
「相手だってバカじゃないきっと先回りしている。まあ…リョータの移動手段の先へ周って行けるとは思えないが…」
「何をするつもりなんだ?」
「罠を張るに決まっているだろう?」
…ダルシア男爵を捕まえるのか? それなら協力してもいいかもしれない。ネコルーを傷つけたかもしれないし、前ルーも泣かされてた。それに今回はジエルを奴隷にしょうとまでしたんだ。
「えっと…港町から島へ渡るつもりだけど」
「はあ…じっとしていられんのかね。まあいい。ところで匿った者たちはどこに?」
「……」
ノノさんに見られてたってことか。どこにいたんだろう全然気がつかなかった。
「隠したがるということは確定かね。鮮やかな緑の髪の色…エルフだね。安心してくれ悪いようにはしない」
「知ってるかリョータ。港町トリィはムコン領なんだぜ? 島に渡って取引をしているのは誰なのか…」
「え、じゃあ…」
つまりここの領主自身がエルフと交流を持っているということだ。そんな人たちがエルフたちを怒らせることはしない。
「違法奴隷というだけでも頭の痛い話なのにエルフがかかわっているとなると、私自ら動かねばならないだろうね」
この時ほど俺はジルベスターさんのことを頼もしいと思ったことはなかった。
「わかりました声をかけてみます」
俺は左耳にある相互通信用のイヤリングに魔力を流しルーを呼び出した。実は箱庭の中にいても会話が出来るようにブンナーでルーたちが買い物中に買ったんだよね。早速役に立っている。まあ金貨10枚とお高いのでいくつも買うことは出来ないが。
(どうかしましたかリョータさん?)
「領主様が2人に会いたがっているんだが会ってくれるかな?」
(…どこの領主様でしょうか?)
「ムコン領の領主様だね」
(ムコン…あっ ちょっとジエル! …え? わかりました会います)
「じゃあ準備よかったら教えて」
(はい、まだ起きたところなので身支度を整えたら連絡します)
…何をしたんだジエル。やっぱりイヤリングはルーに預けて正解だったな。
「身支度を整えたら会ってくれるみたいです」
「迎えは必要かな?」
「いえ大丈夫です。俺のスキルの中にいるので」
「「……」」
なぜかヨルさんとジルベスターさんが微妙な顔をした。おかしいな…こないだ見せたスキルなのに。
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