自由気ままに異世界を放浪しよう

れのひと

文字の大きさ
5 / 11

きっと5話

しおりを挟む
うん…依頼とかどれも面倒だね。ざっくり見た感じ薬草などの採取、魔獣や魔物の討伐…魔獣と魔物の違いがよくわからないんだけど、まあ書かれている名前の生き物? を倒してくればいいのかな。後は薬などの納品、配達、料理の依頼とかもあったよ。依頼出した人はご飯作れない人なのかな。清掃とか探し人ってのもあったよ。それと護衛。どれもこれも面倒な感じだ。お金に困ったら何かやることにして今はとりあえずいいかな。じゃあなんのためにギルドに登録したのかってなるけどあれだよ。異世界なんだよ。とりあえず登録するよね? まあそれだけなんだけど。

さて、今度こそ宿探そうかな。最悪その辺で布団敷けば寝れるのだけどいろんな人に見られたり警察みたいなの呼ばれたら面倒だからね。宿はちゃんととらなくちゃ。まだここに住むって決めたわけじゃないけどいつかは自分の家も欲しいところだ。

あ、そうじゃんギルドで宿聞いてくればよかったよ。うっかりしてた。ちらりと後ろを見るともうギルドの看板が見えないね。戻るほうが面倒かも。ちょうどそこでお店出してる子供がいるし、彼に聞けばいいでしょう。

「ねえ、宿ってどこにあるかな?」
「宿行きたいの?」
「そう宿」
「教えるからなんか買ってってよ」

む…タダでは教えてくれないのか…しっかりした子供だ。俺がこのくらいの頃はもう少し素直だったきがするんだけどな。やっぱ異世界は違うってことかな。えーと売っているものは主に乾燥果実かな。トトルの実、モコの実、ルーの実の3種類だね。トトルの実は甘いらしい。モコの実は甘味と酸味があると出てるね。ルーの実は…辛いらしい。どういった辛いなのかはよくわからないな。

「じゃあトトルの実1つ頂戴」
「1イエーイだよ」

1イエーイとトトルの実を一つ交換する。折角だからそのまま食べてみると確かに甘かった。あれだプルーンに似ている。見た目もそれっぽいしね。5つばかり買っておくことにしたよ。で、モコの実とルーの実も一つづつ購入して味見…と。なるほど…モコの実はラズベリーに近い。甘酸っぱくて赤くて表面がもこもこしている。これも1イエーイ。ルーの実は3イエーイした。少し高めで緑色で細長い…うん、気が付くべきだったね。これ唐辛子だ…青いから青唐辛子…口の中がやばいことになっている!!

「あーそれはそのまま食べたらだめだよ」
「…宿聞いていいかな」
「ああ、ここ」

ニヤリと笑った男の子が親指を立てクイッと店を出している背後の建物を指す…え、その建物なの?? そんなすぐ傍だったのに俺は乾燥果実買って道聞いたの? ショックだーーーっ 俺の驚いている顔見て少年がげらげら笑っている。この野郎!

「兄ちゃんありがとなー」
「……」

落ち着け~ 別に少年は騙したわけではないだろう。俺はからかわれたってことだろう。乾燥果実は食べてみないとどんなものかわからなかったし、いい経験になったと思おう…辛かったけど。そして10イエーイ使っちゃったけど!!

気を取り直して宿へ行こう。どうやらこっちは裏手側だから看板も入り口もなくてわからなかったみたい。表に周るとちゃんとベッドのマークの看板があった。よかった宿の場所はちゃんと教えてくれたみたいだ。

扉を開けて中へ入るといい香りがしてきた。どうやら食堂もやっている宿屋だったみたいだ。その匂いに思わずお腹の音もなってしまう。そういえばろくな物を食べてなかったよ。干し肉とか干し果実とか…どっちも乾燥しちゃってるよ! 普通に温かいものが食べたいよ!

「あ、いらっしゃーい。食事かな? それとも宿泊??」

忙しそうに動き回っていた宿屋の女将さんが俺に気が付いて声をかけてくれた。少しだけぽっちゃりとしてていかにも安宿の女将って雰囲気を醸し出している。

「両方で」
「あいよっ 1泊2食付き50イエーイだよ」
「とりあえず3日で」
「じゃあ150イエーイね」

金貨を1枚渡してお釣りをもらった。大銀貨9枚と銀貨8枚と銅貨5枚だ。どれも初めて見る種類のお金だ。手持ちが金貨4枚と大銀貨9枚と銀貨8枚と銅貨5枚と鉄貨10枚…枚数が多くてややこしいなこれ。そのうち慣れるといいんだけど…

「とりあえず部屋案内するけど食事はどうする?」
「もらおう」
「あいよっ」

お腹すいてるんだよねまだ朝食べてないし。女将について2階に上がると部屋は上がってすぐのところだった。どうやらそこしか開いていないらしい。まあ贅沢は言えないわな。特に部屋に置いてくる荷物はないけれど一度部屋を見てから食事にしようかな。

部屋の中はベッドが一つと机が一つ後窓があるくらいだった。掃除はされているみたいだけど少しだけ埃っぽくて薄汚れている。まあこのベッドの上にさらに自分の布団を出すので寝るのには問題はないだろう。そのほうが安全だしね…とご飯食べよう。

一階に戻り適当に空いている椅子に座ると女将さんが食事を持ってきてくれた。湯気が出ている野菜が入っているスープとパン、それとなんか肉と野菜を炒めたものだ。温かいものが出てきたよ! テンションがあがるっ

でもそれは最初だけだったよ…確かにスープは温かいのだけど、薄い塩味で野菜のうまみは出ていたけれども、あまりおいしくないかな。パンは硬いし…肉は歯ごたえがあってなんの肉かわからなかった。炒められた野菜はすでに冷めていた。もちろんこれも塩味。宿でこの味ってことはこの世界の料理はあまり期待できないのかもしれないね。そのうち自分で作ってみようかな。料理ろくにしたことないけどさっ

部屋に戻り布団を取り出してとりあえずゴロンと転がる。これからどうするか考えないといけないからね。あーそうだ貰った冊子と板を見てみようかな。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

木を叩いただけでレベルアップ⁉︎生まれついての豪運さんの豪快無敵な冒険譚!

神崎あら
ファンタジー
運動も勉強も特に秀でていないがめっちゃ運が良い、ただそれだけのオルクスは15歳になり冒険者としてクエストに挑む。 そこで彼は予想だにしない出来事に遭遇する。 これは初期ステータスを運だけに全振りしたオルクスの豪運冒険譚である。  

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

処理中です...