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「おまたせしましたーっ 本日のオリジナルです!」
注文してから少しすると噂のオリジナル料理が目の前に置かれた。そのとたん周りの人たちがガタガタと音を立てて席を立ち俺の周りに集まってくる。カウンター席なので正面にお店のお姉さんもいてこちらを眺めているんだが…何これ?? まあ…お腹空いてるんで食べますけども、視線が集まって少し食べにくい。
出された食事は硬めなパンと茹でられた野菜、それと茶色い飲み物とメインの肉料理だった。肉料理も茶色い…そして周りの視線が肉料理に向いているようだ。つまりこれを食べるのを待っているってことだな。
「……っ」
んんっ? この色…香り…そして味! 味噌だっ 味噌で味付けしてある肉だ。なんの肉かはまったくわからないんだが。
「まずい…」
「やっぱり?」
やっぱりって…わかってて出してるのかよ! そもそもこの料理味噌だけで味付けされてやがる…料理が出来ない俺だってこんな作り方間違っているのくらいわかるぞ!!
「ハズレか~」
「新メニューならずか…」
「残念残念」
「次回に期待」
…おい。なんだこの店と客わっ どういうことか誰か教えてくれよ!! それにこの料理はどうすればいい? 食べないとダメ?? やっぱり?
「はぁ~…」
もうねため息しか出ないよ? とりあえず肉は大きくないから気にせず茹で野菜と混ぜちゃうかね…これだけでも少しはましになると思う。味噌そのままとか濃すぎるだろうが…うん、まあぎりぎり食べれるくらいになったかな。まだ少し物足りない味がするけども。んで、パンを開いてその中に突っ込んで…なんちゃって回鍋肉サンドみたいな? うん…すごくおいしいわけじゃないけどまあ問題なく食べれそう。
「…ねぇねぇ」
「…?」
お店のお姉さんはまだ俺の目の前で見ていたらしい。他の人はすでにいなくなってたのに物好きな人だな…
「君さあ、もしかしてその調味料の使い方知ってるんじゃない??」
ん? 何を言っているのかわからないんだが…使い方くらいならわかるぞ? でも知っていたら何だというのだ。この世界に存在しているのなら他の人だって使い方ぐらいわかるだろうに…
「実はさ、新しい調味料だっていうから仕入れてみたんだけど…今のところ使い方がさっぱりわからないんだよね。調味料って言うくらいだから食材と合わせ使ってみてるんだけど中々うまくいかないのよ」
あーうん。味噌だけしか使わないってのはどうかと思うよ? 他のと組み合わせたりしないのかな…
「で、教えてくれたら今日の代金は貰わないし、さらにしばらく無料でいいわっ」
「無料!!」
え、マジで? 特に料理が出来ない俺が教えるだけでしばらく無料でご飯が食べれるの?? 働かなくていいってこと? いや…もちろんお金稼ぐ手段は考えるけど、ご飯だけはしばらく気にしなくていいってことだよね。
…気が付いたらすでに厨房でした。ふらふら~っと無意識についてきちゃったみたいだ。無料って言葉はやばいな。
「えーと…じゃあさっきの料理はどう作ったのかまず教えて?」
とりあえずどうやって作ったのか聞いてみないと解決策がわからないよね。で、今作業を眺めてるんだけど…うん。だめだねこれは。俺でもわかるレベルにだめだったよ。だって網で肉焼いた後味噌を塗っただけだった。しかも大量に!! そんなんじゃおいしくないよっ
「普通に多すぎ…後塗るだけとかどうなの?」
「あーやっぱり? このまま味見してもぼちぼちいけたからいいかと思ったんだけどね~」
「だから言わんこっちゃない…新しいものはもっと試行錯誤してから提供しないとだめだといつも言っているだろうが…」
…このおっさん誰? というかまたおっさんだよ。小さくないおっさん。さっきからこのおっさんが調理してたみたいだからこのおっさんが料理担当なのかな? で、このお姉さんが新しい調味料を仕入れた…と。
「もう怒んないでよっ だからこうして知ってる人捕まえてきたじゃない」
「ああそれは褒めてやるよ。だがな…そもそもまずいと思うものを客に提供するんじゃない」
「このほうが手っ取り早いでしょう? 客の意見入れたほうが絶対おいしくなるよ」
もう帰っていいですか? なんか口論? 続いてるし…なんなの君たち仲悪いの? 仲いいの? いや、もしかしてこれはいちゃいちゃしている…? もしそうだとするのならやってられないよね。何が悲しくて俺はこんなの見せられてるの? いちゃいちゃするなら見えないところでやってくれって話だ。うん…帰ろう。
その辺にいた他の客に代金聞いてカウンターに置いておいた。3イエーイだった。高いのか安いのかわからんね…そうだ服を買いに行こう。それがいい。こんな気分は買い物でもしたらきっと忘れるだろう。この世界はどんな服が売っているのかな…少しだけ楽しみだ。
さて…服はどこで売っているかな。地図を眺めるけどやっぱりよくわからない。所持金は後金貨4枚と大銀貨9枚と銀貨8枚と銅貨1枚と鉄貨7枚…服を買ったら結構減るんじゃないだろうか? そしたらお金を増やすことも考えないとな。さて再び情報少年に教えてもらいに行こうかね。
…あれ? 情報少年がいない。店もないからもう閉めてしまったのだろうか。じゃあ俺の服はどうしたら? …一度宿に戻るか。すぐ傍だし? というか目の前の建物だしね。
注文してから少しすると噂のオリジナル料理が目の前に置かれた。そのとたん周りの人たちがガタガタと音を立てて席を立ち俺の周りに集まってくる。カウンター席なので正面にお店のお姉さんもいてこちらを眺めているんだが…何これ?? まあ…お腹空いてるんで食べますけども、視線が集まって少し食べにくい。
出された食事は硬めなパンと茹でられた野菜、それと茶色い飲み物とメインの肉料理だった。肉料理も茶色い…そして周りの視線が肉料理に向いているようだ。つまりこれを食べるのを待っているってことだな。
「……っ」
んんっ? この色…香り…そして味! 味噌だっ 味噌で味付けしてある肉だ。なんの肉かはまったくわからないんだが。
「まずい…」
「やっぱり?」
やっぱりって…わかってて出してるのかよ! そもそもこの料理味噌だけで味付けされてやがる…料理が出来ない俺だってこんな作り方間違っているのくらいわかるぞ!!
「ハズレか~」
「新メニューならずか…」
「残念残念」
「次回に期待」
…おい。なんだこの店と客わっ どういうことか誰か教えてくれよ!! それにこの料理はどうすればいい? 食べないとダメ?? やっぱり?
「はぁ~…」
もうねため息しか出ないよ? とりあえず肉は大きくないから気にせず茹で野菜と混ぜちゃうかね…これだけでも少しはましになると思う。味噌そのままとか濃すぎるだろうが…うん、まあぎりぎり食べれるくらいになったかな。まだ少し物足りない味がするけども。んで、パンを開いてその中に突っ込んで…なんちゃって回鍋肉サンドみたいな? うん…すごくおいしいわけじゃないけどまあ問題なく食べれそう。
「…ねぇねぇ」
「…?」
お店のお姉さんはまだ俺の目の前で見ていたらしい。他の人はすでにいなくなってたのに物好きな人だな…
「君さあ、もしかしてその調味料の使い方知ってるんじゃない??」
ん? 何を言っているのかわからないんだが…使い方くらいならわかるぞ? でも知っていたら何だというのだ。この世界に存在しているのなら他の人だって使い方ぐらいわかるだろうに…
「実はさ、新しい調味料だっていうから仕入れてみたんだけど…今のところ使い方がさっぱりわからないんだよね。調味料って言うくらいだから食材と合わせ使ってみてるんだけど中々うまくいかないのよ」
あーうん。味噌だけしか使わないってのはどうかと思うよ? 他のと組み合わせたりしないのかな…
「で、教えてくれたら今日の代金は貰わないし、さらにしばらく無料でいいわっ」
「無料!!」
え、マジで? 特に料理が出来ない俺が教えるだけでしばらく無料でご飯が食べれるの?? 働かなくていいってこと? いや…もちろんお金稼ぐ手段は考えるけど、ご飯だけはしばらく気にしなくていいってことだよね。
…気が付いたらすでに厨房でした。ふらふら~っと無意識についてきちゃったみたいだ。無料って言葉はやばいな。
「えーと…じゃあさっきの料理はどう作ったのかまず教えて?」
とりあえずどうやって作ったのか聞いてみないと解決策がわからないよね。で、今作業を眺めてるんだけど…うん。だめだねこれは。俺でもわかるレベルにだめだったよ。だって網で肉焼いた後味噌を塗っただけだった。しかも大量に!! そんなんじゃおいしくないよっ
「普通に多すぎ…後塗るだけとかどうなの?」
「あーやっぱり? このまま味見してもぼちぼちいけたからいいかと思ったんだけどね~」
「だから言わんこっちゃない…新しいものはもっと試行錯誤してから提供しないとだめだといつも言っているだろうが…」
…このおっさん誰? というかまたおっさんだよ。小さくないおっさん。さっきからこのおっさんが調理してたみたいだからこのおっさんが料理担当なのかな? で、このお姉さんが新しい調味料を仕入れた…と。
「もう怒んないでよっ だからこうして知ってる人捕まえてきたじゃない」
「ああそれは褒めてやるよ。だがな…そもそもまずいと思うものを客に提供するんじゃない」
「このほうが手っ取り早いでしょう? 客の意見入れたほうが絶対おいしくなるよ」
もう帰っていいですか? なんか口論? 続いてるし…なんなの君たち仲悪いの? 仲いいの? いや、もしかしてこれはいちゃいちゃしている…? もしそうだとするのならやってられないよね。何が悲しくて俺はこんなの見せられてるの? いちゃいちゃするなら見えないところでやってくれって話だ。うん…帰ろう。
その辺にいた他の客に代金聞いてカウンターに置いておいた。3イエーイだった。高いのか安いのかわからんね…そうだ服を買いに行こう。それがいい。こんな気分は買い物でもしたらきっと忘れるだろう。この世界はどんな服が売っているのかな…少しだけ楽しみだ。
さて…服はどこで売っているかな。地図を眺めるけどやっぱりよくわからない。所持金は後金貨4枚と大銀貨9枚と銀貨8枚と銅貨1枚と鉄貨7枚…服を買ったら結構減るんじゃないだろうか? そしたらお金を増やすことも考えないとな。さて再び情報少年に教えてもらいに行こうかね。
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