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第1話『好感度が見える俺、聖女に出会って死を覚悟する』
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俺、神崎譲(かんざき・じょう)は、目の前に広がるのどかな異世界の草原で、天を仰いで悪態をついた。
ついさっきまで、俺は日本の平凡な高校生だった。通学路でスマホゲーに夢中になってたら、まあ、お約束通りトラックに盛大にフッ飛ばされて、気づけば純白の神殿みたいな場所にいた。
そこにいたのが、銀髪でナイスバディな女神様。
彼女は涙目で俺に謝った。なんでも、俺の魂を回収する際にうっかり足を滑らせ、俺の魂に「余計な祝福」を混ぜ込んじまったらしい。
その名も【万人愛されカリスマ(バグ修正前)】。
効果は二つ。一つは、他人の俺に対する好感度が、頭上に数字でクッキリ見えること。
そしてもう一つが、その好感度が上限の100に達した瞬間、相手の愛情エネルギーが暴走し、物理的に『爆死』することだ。
「え、爆死!?」
「はい、ピンクの綺麗な煙になってポンッ♪と…」
「ポンッ♪じゃねえよ!それ、祝福じゃなくて呪いじゃん!」
「ご、ごめんなさーい! すぐ修正パッチ作りますから! でも、わたくし、こういう作業は初めてでして…納期はちょっと…」
おい、納期未定とか一番言っちゃいけないやつだろ。
半泣きの女神に「お詫びに」と一般的な戦闘スキルと頑丈な体を押し付けられ、俺はこの世界『アストライア』に放り込まれた。
そして、俺はこのスキルの本当の恐ろしさを知る。
森で道に迷っていたら、一匹の野良猫がすり寄ってきた。頭上には【好感度:60/100】の文字。可愛いヤツめ。俺は少しだけパンをちぎってやり、優しく頭を撫でてやった。
すると、猫の頭上の数字がぐんぐん上がっていく。【70…80…90…】
「にゃあ~ん♡」
恍惚の表情を浮かべる猫。そして――【100/100】。
次の瞬間、ポンッ!という気の抜けた音と共に、猫は一瞬でピンク色の煙になって消えた。後には、キラキラした光の粒子が舞うだけ。
「…………マジか」
俺は膝から崩れ落ちた。なんてことだ。俺は、優しさを向けるだけで、愛する対象をこの世から消し去ってしまう、本物の疫病神じゃないか。
もうダメだ。誰とも関わらず、森の奥でひっそり暮らそう。可愛い女の子とイチャイチャするなんて夢のまた夢だ…。
そう決意して、冒険者の街の門をくぐった、その時だった。
「きゃっ!」
「うおっ!?」
角を曲がったところで、誰かとぶつかった。柔らかな感触。甘い匂い。
慌てて体勢を立て直すと、そこにいたのは――
「ご、ごめんなさい! 大丈夫ですか?」
天使がいた。
透き通るようなプラチナブロンドの髪、庇護欲をそそる大きな碧眼、そして、慎ましやかな神官服に包まれてなお主張する、けしからん胸のふくらみ。
完璧だ。パーフェクトだ。俺のドストライク、ど真ん中。まさに聖女様。
俺は一瞬で見惚れた。そして、ハッと我に返って彼女の頭上を見た。
そこには、くっきりと文字が浮かんでいた。
【リリア:好感度 50/100】
ご、ごじゅう!? 出会って数秒、ぶつかっただけで初期値50!? ポテンシャル高すぎだろこの子!
「だ、大丈夫だ。あんたこそ、怪我はないか?」
俺が慌てて手を差し伸べると、聖女様――リリアは、ぽっと頬を赤らめた。
「は、はい! あの、私、リリアと申します。あなた様は…?」
「俺はジョウだ。ただのしがない冒険者だよ」
自己紹介をしただけなのに、彼女の頭上の数字がピコンと動いた。
【リリア:好感度 65/100】
上がった!? しかも一気に15も!?
まずい。これは非常にまずい。この子の純粋な瞳に見つめられているだけで、好感度がリアルタイムに上昇していくのが分かる。
【リリア:好感度 68/100】
やめろ、やめてくれ! 俺にそんなキラキラした目を向けないでくれ! お前が死んじまう!
「ジョウ様、ですね! あの、もしよろしければ、なのですが…わたくし、ちょうどパーティを組んでくださる方を探しておりまして…」
リリアがおずおずと切り出す。その瞬間、俺の脳裏に、ピンクの煙になって消えた猫の姿がフラッシュバックした。
ダメだ。この子とパーティなんて組んだら、一日ももたない。クエストクリアのハイタッチをしただけで、彼女は爆死する。
断らなければ。それも、再起不能なくらい、キッパリと。
俺に嫌われれば、好感度は下がるはずだ。そうだ、それしかない。
俺は心を鬼にした。血の涙を流す覚悟で、最低最悪のクズを演じるんだ。
すまん、リリア。お前を救うためだ。
俺はニヤリと口の端を吊り上げ、できる限りゲスな笑みを浮かべた。そして、彼女の全身を、上から下までいやらしく舐め回すように見た。
「へぇ、お前、聖女様か。なかなかいい体してんじゃねえか」
「えっ…?」
戸惑うリリア。よし、いいぞ。もっとだ。もっと最低なことを言ってやる。
「だが、残念だな。俺は足手まといとパーティを組む趣味はねえんだよ。特に、お前みたいに非力で、祈ることしか能のない女はな」
言った。俺、言ったぞ!
どうだ、幻滅したか? この人間のクズめ、と軽蔑したか?
さあ、下がるがいい、好感度! 50でも40でも、なんならマイナスまで行け!
俺は恐る恐る、リリアの頭上を見た。
彼女は、大きな瞳を潤ませ、唇をきゅっと噛み締めている。
そして、その頭上に浮かぶ数字は――
【リリア:好感度 80/100】
「は?」
思わず、素っ頓狂な声が出た。
なんでだ。なんで上がってんだよ!?
リリアは、潤んだ瞳で俺をじっと見つめ、そして、ふわりと微笑んだ。
その笑みは、まるで全てを包み込むような、慈愛に満ちた聖母の微笑みだった。
「…すごい。あなたは、私が危険な冒険に巻き込まれないように、本当は優しい心をお持ちなのに、わざと悪態をついてくださっているのですね…?」
「…………へ?」
「なんて、不器用で…なんて、お優しい方なのでしょう!」
【リリア:好感度 85/100】
ズコーッ!と、俺は心の中で盛大にずっこけた。
違う、違うんだリリア! 俺は本気でお前を突き放そうとしてるんだ! 勘違い! それは壮大な勘違いなんだ!
残機、15。
リリアの爆死まで、あと、好感度15。
俺は、異世界に来て早々、人生最大のピンチを迎えていた。
(つづく)
ついさっきまで、俺は日本の平凡な高校生だった。通学路でスマホゲーに夢中になってたら、まあ、お約束通りトラックに盛大にフッ飛ばされて、気づけば純白の神殿みたいな場所にいた。
そこにいたのが、銀髪でナイスバディな女神様。
彼女は涙目で俺に謝った。なんでも、俺の魂を回収する際にうっかり足を滑らせ、俺の魂に「余計な祝福」を混ぜ込んじまったらしい。
その名も【万人愛されカリスマ(バグ修正前)】。
効果は二つ。一つは、他人の俺に対する好感度が、頭上に数字でクッキリ見えること。
そしてもう一つが、その好感度が上限の100に達した瞬間、相手の愛情エネルギーが暴走し、物理的に『爆死』することだ。
「え、爆死!?」
「はい、ピンクの綺麗な煙になってポンッ♪と…」
「ポンッ♪じゃねえよ!それ、祝福じゃなくて呪いじゃん!」
「ご、ごめんなさーい! すぐ修正パッチ作りますから! でも、わたくし、こういう作業は初めてでして…納期はちょっと…」
おい、納期未定とか一番言っちゃいけないやつだろ。
半泣きの女神に「お詫びに」と一般的な戦闘スキルと頑丈な体を押し付けられ、俺はこの世界『アストライア』に放り込まれた。
そして、俺はこのスキルの本当の恐ろしさを知る。
森で道に迷っていたら、一匹の野良猫がすり寄ってきた。頭上には【好感度:60/100】の文字。可愛いヤツめ。俺は少しだけパンをちぎってやり、優しく頭を撫でてやった。
すると、猫の頭上の数字がぐんぐん上がっていく。【70…80…90…】
「にゃあ~ん♡」
恍惚の表情を浮かべる猫。そして――【100/100】。
次の瞬間、ポンッ!という気の抜けた音と共に、猫は一瞬でピンク色の煙になって消えた。後には、キラキラした光の粒子が舞うだけ。
「…………マジか」
俺は膝から崩れ落ちた。なんてことだ。俺は、優しさを向けるだけで、愛する対象をこの世から消し去ってしまう、本物の疫病神じゃないか。
もうダメだ。誰とも関わらず、森の奥でひっそり暮らそう。可愛い女の子とイチャイチャするなんて夢のまた夢だ…。
そう決意して、冒険者の街の門をくぐった、その時だった。
「きゃっ!」
「うおっ!?」
角を曲がったところで、誰かとぶつかった。柔らかな感触。甘い匂い。
慌てて体勢を立て直すと、そこにいたのは――
「ご、ごめんなさい! 大丈夫ですか?」
天使がいた。
透き通るようなプラチナブロンドの髪、庇護欲をそそる大きな碧眼、そして、慎ましやかな神官服に包まれてなお主張する、けしからん胸のふくらみ。
完璧だ。パーフェクトだ。俺のドストライク、ど真ん中。まさに聖女様。
俺は一瞬で見惚れた。そして、ハッと我に返って彼女の頭上を見た。
そこには、くっきりと文字が浮かんでいた。
【リリア:好感度 50/100】
ご、ごじゅう!? 出会って数秒、ぶつかっただけで初期値50!? ポテンシャル高すぎだろこの子!
「だ、大丈夫だ。あんたこそ、怪我はないか?」
俺が慌てて手を差し伸べると、聖女様――リリアは、ぽっと頬を赤らめた。
「は、はい! あの、私、リリアと申します。あなた様は…?」
「俺はジョウだ。ただのしがない冒険者だよ」
自己紹介をしただけなのに、彼女の頭上の数字がピコンと動いた。
【リリア:好感度 65/100】
上がった!? しかも一気に15も!?
まずい。これは非常にまずい。この子の純粋な瞳に見つめられているだけで、好感度がリアルタイムに上昇していくのが分かる。
【リリア:好感度 68/100】
やめろ、やめてくれ! 俺にそんなキラキラした目を向けないでくれ! お前が死んじまう!
「ジョウ様、ですね! あの、もしよろしければ、なのですが…わたくし、ちょうどパーティを組んでくださる方を探しておりまして…」
リリアがおずおずと切り出す。その瞬間、俺の脳裏に、ピンクの煙になって消えた猫の姿がフラッシュバックした。
ダメだ。この子とパーティなんて組んだら、一日ももたない。クエストクリアのハイタッチをしただけで、彼女は爆死する。
断らなければ。それも、再起不能なくらい、キッパリと。
俺に嫌われれば、好感度は下がるはずだ。そうだ、それしかない。
俺は心を鬼にした。血の涙を流す覚悟で、最低最悪のクズを演じるんだ。
すまん、リリア。お前を救うためだ。
俺はニヤリと口の端を吊り上げ、できる限りゲスな笑みを浮かべた。そして、彼女の全身を、上から下までいやらしく舐め回すように見た。
「へぇ、お前、聖女様か。なかなかいい体してんじゃねえか」
「えっ…?」
戸惑うリリア。よし、いいぞ。もっとだ。もっと最低なことを言ってやる。
「だが、残念だな。俺は足手まといとパーティを組む趣味はねえんだよ。特に、お前みたいに非力で、祈ることしか能のない女はな」
言った。俺、言ったぞ!
どうだ、幻滅したか? この人間のクズめ、と軽蔑したか?
さあ、下がるがいい、好感度! 50でも40でも、なんならマイナスまで行け!
俺は恐る恐る、リリアの頭上を見た。
彼女は、大きな瞳を潤ませ、唇をきゅっと噛み締めている。
そして、その頭上に浮かぶ数字は――
【リリア:好感度 80/100】
「は?」
思わず、素っ頓狂な声が出た。
なんでだ。なんで上がってんだよ!?
リリアは、潤んだ瞳で俺をじっと見つめ、そして、ふわりと微笑んだ。
その笑みは、まるで全てを包み込むような、慈愛に満ちた聖母の微笑みだった。
「…すごい。あなたは、私が危険な冒険に巻き込まれないように、本当は優しい心をお持ちなのに、わざと悪態をついてくださっているのですね…?」
「…………へ?」
「なんて、不器用で…なんて、お優しい方なのでしょう!」
【リリア:好感度 85/100】
ズコーッ!と、俺は心の中で盛大にずっこけた。
違う、違うんだリリア! 俺は本気でお前を突き放そうとしてるんだ! 勘違い! それは壮大な勘違いなんだ!
残機、15。
リリアの爆死まで、あと、好感度15。
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