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4章
ギルドで尋問 男達の真実
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ギルドの扉を開けると受付嬢が慌ててギルマスを呼びにいった。あっ転んだ。パンツがみえ…と思ったがスズの早業で目を塞がれた。
ギルマスは来てすぐに奥の部屋に案内してくれた。
まずは男達に水魔法『ウォーターボール』を使って
強制的に目覚めさせる。
目を覚ました男達は心を入れ替えたように俺たちに土下座した。
「迷惑をおかけしてすいませんでした。
その上命まで助けてもらって。」
「なんなんだこの変わりようは⁈」
そうおもいながら、ギルマスの方を見ると
ギルマスも首を傾げていた。
「こいつらは名前こそ物騒だが、真面目なやつだったはずだ。そもそもなんでこんなことをしたのかすらよく分からん。良ければ教えてくれないか?」
「それなら私が話します………。
実はこの前受けたクエストの途中、気配を感じ後ろを見ると黒い影が見えました。
その影は、10メートルほどあった私たちとの間を一瞬のうちに詰めて黒い球体を私達の頭に当てました。
それからどのくない時間が経ったのかは分かりませんが、起きるとそいつはいなくて、かわりになぜかイライラして、負の感情が湧き出て来ました。
そして俺たちは魔力のあるものに惹かれるようになり、我慢するほどその思いは、増幅して来ました。
最初は精神力で耐えていたのですが俺たちの体は、欲に飲み込まれ魔道具を取ろうとしてしまいました。
そして今、強い魔力を当てられてその思いが吹き飛んで行きました。
どうもありがとう。それと、すまん…。」
その話でギルマスも俺も眉をひそめた。
「精神操作系?」
「魔力に惹かれるようにするモンスターか…
そういえば鉱山などでもこのようなことが近年報告が増えているな。
お前たち、そいつはどのような姿だった?」
「人のようにも、蜘蛛のようにも見えました。」
「やはりか…
そいつはアラクネと言われるモンスターで間違いない。魔王の側近で100年前の魔王討伐で行方をくらませている1人だ。主に精神操作を得意とする。
モンスター同士やモンスターと人までを合成して
キメラなどを作ってしまう凶悪なモンスターだ。
そいつは合成に必要な魔力を自分だけでなく体外、つまり魔力あるものを食べて補給する。
このようなことが鉱山でも起きているのは話したな。お前たち仕事復帰のチャンスだ。
この2人と鉱山近くのギルドでギルドマスターにアラクネのことを報告するんだ。
お前ら2人もいいな…よろしく頼む。」
仕方ない。ギルドマスターのお願いだ。大人しく聞いておくか。
「俺はいいけど、スズはどう?」
横を見るとスズは目を輝かせている。
多分ついでに取った鉱石で新しい武器を作るつもりなのだろう。
「いいよ。むしろこっちから行きたいところだったんだよ。」
「よーし、じゃあ出発は明後日の朝8時だ。
馬車はギルドで用意してやる。
報酬は先に100000ペル。
成功したら、300000ペルだ。
そうと決まったら準備開始だ。買い物でもしてこい。」
そう言って渡された100000ペルで買い物をしに行くことになった。
あぁー、お祭り満喫したかったな………。
ギルマスは来てすぐに奥の部屋に案内してくれた。
まずは男達に水魔法『ウォーターボール』を使って
強制的に目覚めさせる。
目を覚ました男達は心を入れ替えたように俺たちに土下座した。
「迷惑をおかけしてすいませんでした。
その上命まで助けてもらって。」
「なんなんだこの変わりようは⁈」
そうおもいながら、ギルマスの方を見ると
ギルマスも首を傾げていた。
「こいつらは名前こそ物騒だが、真面目なやつだったはずだ。そもそもなんでこんなことをしたのかすらよく分からん。良ければ教えてくれないか?」
「それなら私が話します………。
実はこの前受けたクエストの途中、気配を感じ後ろを見ると黒い影が見えました。
その影は、10メートルほどあった私たちとの間を一瞬のうちに詰めて黒い球体を私達の頭に当てました。
それからどのくない時間が経ったのかは分かりませんが、起きるとそいつはいなくて、かわりになぜかイライラして、負の感情が湧き出て来ました。
そして俺たちは魔力のあるものに惹かれるようになり、我慢するほどその思いは、増幅して来ました。
最初は精神力で耐えていたのですが俺たちの体は、欲に飲み込まれ魔道具を取ろうとしてしまいました。
そして今、強い魔力を当てられてその思いが吹き飛んで行きました。
どうもありがとう。それと、すまん…。」
その話でギルマスも俺も眉をひそめた。
「精神操作系?」
「魔力に惹かれるようにするモンスターか…
そういえば鉱山などでもこのようなことが近年報告が増えているな。
お前たち、そいつはどのような姿だった?」
「人のようにも、蜘蛛のようにも見えました。」
「やはりか…
そいつはアラクネと言われるモンスターで間違いない。魔王の側近で100年前の魔王討伐で行方をくらませている1人だ。主に精神操作を得意とする。
モンスター同士やモンスターと人までを合成して
キメラなどを作ってしまう凶悪なモンスターだ。
そいつは合成に必要な魔力を自分だけでなく体外、つまり魔力あるものを食べて補給する。
このようなことが鉱山でも起きているのは話したな。お前たち仕事復帰のチャンスだ。
この2人と鉱山近くのギルドでギルドマスターにアラクネのことを報告するんだ。
お前ら2人もいいな…よろしく頼む。」
仕方ない。ギルドマスターのお願いだ。大人しく聞いておくか。
「俺はいいけど、スズはどう?」
横を見るとスズは目を輝かせている。
多分ついでに取った鉱石で新しい武器を作るつもりなのだろう。
「いいよ。むしろこっちから行きたいところだったんだよ。」
「よーし、じゃあ出発は明後日の朝8時だ。
馬車はギルドで用意してやる。
報酬は先に100000ペル。
成功したら、300000ペルだ。
そうと決まったら準備開始だ。買い物でもしてこい。」
そう言って渡された100000ペルで買い物をしに行くことになった。
あぁー、お祭り満喫したかったな………。
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