異世界を最強スキル『スマホ』と『ゲーム』で無双する

4章

鍛冶屋の事実

次の日おかみさんにこれまで泊めてくれた礼を言ったら、明日お弁当を人数分作ってくれると言ってくれた。そのまま武器の点検をしてもらうために鍛冶屋さんに行く。

鍛冶屋さんの扉を開けると熱気に包まれては…いなかった。ぐちゃぐちゃになった部屋の向こう側の椅子で親父さんが頭を抱えて座っている。

「親父さん」


「………。」

「親父さん」

「あっ、すまん。坊主たちか。武器の点検か？」

そう言って振り返った親父さんの目は充血していた。
「親父さん…何かあったのですか？」

「うーん、お前たちなら話してもいいだろうな。
椅子を持ってくるから座ってくれ。」
そう言って、親父さんは、奥の部屋から椅子を持ってきた。娘さんに頼まなかったのはなぜだろうか？

「実はなお前たちがこの前武器を受け取って帰った直後鉱石が足りないと言う話をしていてな。儂が最近腰が悪いから代わりに儂の娘が鉱石をとってくる
と言ってくれたのだ。心配だったが腰が悪いから仕方ない。そしたら、帰ってこないのだ。心配で眠れないんだ…お前たち、なんでも作る。だから、娘のことを助けてくれないか。」

まさかの依頼被ったー。でも目的地が一緒だからいっか。しかも助けてあげたいし。


「わかりました。その依頼受けます。」

多分気難しそうなおやじさんが相談してくれたのは、職業『相談者』のおかげだろう。

鍛冶屋の依頼を受けたので次は食料や水、燃料などを買った。
ちなみにスズは、野菜の肉巻きをこれでもかというほど買っていた。
まぁ100000ペル以内ならいいだろう。

宿屋に帰り夕飯を食べたら、明日のために早く寝た。