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4章
鉱山ダンジョン
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鉱山ダンジョンに入ると不思議と暗くはなかった。
洞窟の魔力のおかげだろう。魔力のおかげで崩れることもない。なので崩れる心配はないが代わりにモンスターがうじゃうじゃいる。
「前方100メートルから3匹のモンスター。足音からして、エレキスパイダーだな。ここは俺に任せろ。実力を見せる。」
そういったのは、鷹の目のサガンだ。
俺達手伝わなくてもいいのかなとレオンを見るが
レオンも静かに頷いた。
あっという間に戦闘が始まった。
1分くらい経つと1匹が…
2分で3匹とも討伐された。
呆然とする俺たちだがサガンの言葉で目が覚めた。
「おう、ただいま。見惚れたか、はっはっはっ。」
「素晴らしかったよサガン。次は俺たち5人で戦うから見ててよ。」
「おう、それはいいがここ洞窟だぞ。2・3人が
ぴったりだ。しかもここは初めてだろ。
次はレオンの戦いを見とけ。それで学ぶんだ。
いいだろレオン。」
「承知」
口数が少ないけど優しい人なんだろう。
しばらく歩いて次に出てきたモンスターは、灯しお化け。
レオンは自慢の宝剣を使って華麗に戦っていく。
灯しお化けの魔法が飛んでくると、
宝剣に埋め込まれた宝石が光を放ち、
同じ爆発系魔法『ショットボム』を繰り出した。
レオンの魔法だろう。
レオンは恐らく魔法剣士の上位職業『魔術剣豪』
だろう。魔法も剣も極めなきゃなれない職業だ。
スキルも20個近くあるのだろう。
なぜ20個もスキルがあるかというと、LVアップと
職業のLVアップに伴うものだ。LVもおそらくかなり高いし技術もすごい。Sランクになるにはここまでなくてはならないんだろう。
1分ちょっとで終わった戦いの後も息を切らすこともなく帰ってきて、
「次はお前だ。」
と言った。
宝箱の中の鉱石などを取って、魔法金属があったら喜ぶ、そして戦う。
そんなことを繰り返していると、真っ暗な空間に出た。物音が聞こえる。
レオンが光魔法『ライト』を使って10分はもつ光を生み出した。
そこには無残な姿になった人や魔物がいた。
その上で魔力を吸い取っている蜘蛛がいる。
アラクネだ……
怒りが湧いてくる。
人や魔物がこんな姿になるまでいたぶって魔力を吸って殺す。
俺が向かおうとするとレオンが止めた。
そのとき俺が石を蹴ってしまいアラクネが気づいた。
女の上半身にでかい蜘蛛の体。15メートルはあるだろう。
そんな奴が上に乗れるほどの人が死んでいたのだから、被害がどれくらいかわかるだろう。
そのアラクネを見上げて俺は絶望を知った。
俺はあらん限りの声で叫んだ。
洞窟の魔力のおかげだろう。魔力のおかげで崩れることもない。なので崩れる心配はないが代わりにモンスターがうじゃうじゃいる。
「前方100メートルから3匹のモンスター。足音からして、エレキスパイダーだな。ここは俺に任せろ。実力を見せる。」
そういったのは、鷹の目のサガンだ。
俺達手伝わなくてもいいのかなとレオンを見るが
レオンも静かに頷いた。
あっという間に戦闘が始まった。
1分くらい経つと1匹が…
2分で3匹とも討伐された。
呆然とする俺たちだがサガンの言葉で目が覚めた。
「おう、ただいま。見惚れたか、はっはっはっ。」
「素晴らしかったよサガン。次は俺たち5人で戦うから見ててよ。」
「おう、それはいいがここ洞窟だぞ。2・3人が
ぴったりだ。しかもここは初めてだろ。
次はレオンの戦いを見とけ。それで学ぶんだ。
いいだろレオン。」
「承知」
口数が少ないけど優しい人なんだろう。
しばらく歩いて次に出てきたモンスターは、灯しお化け。
レオンは自慢の宝剣を使って華麗に戦っていく。
灯しお化けの魔法が飛んでくると、
宝剣に埋め込まれた宝石が光を放ち、
同じ爆発系魔法『ショットボム』を繰り出した。
レオンの魔法だろう。
レオンは恐らく魔法剣士の上位職業『魔術剣豪』
だろう。魔法も剣も極めなきゃなれない職業だ。
スキルも20個近くあるのだろう。
なぜ20個もスキルがあるかというと、LVアップと
職業のLVアップに伴うものだ。LVもおそらくかなり高いし技術もすごい。Sランクになるにはここまでなくてはならないんだろう。
1分ちょっとで終わった戦いの後も息を切らすこともなく帰ってきて、
「次はお前だ。」
と言った。
宝箱の中の鉱石などを取って、魔法金属があったら喜ぶ、そして戦う。
そんなことを繰り返していると、真っ暗な空間に出た。物音が聞こえる。
レオンが光魔法『ライト』を使って10分はもつ光を生み出した。
そこには無残な姿になった人や魔物がいた。
その上で魔力を吸い取っている蜘蛛がいる。
アラクネだ……
怒りが湧いてくる。
人や魔物がこんな姿になるまでいたぶって魔力を吸って殺す。
俺が向かおうとするとレオンが止めた。
そのとき俺が石を蹴ってしまいアラクネが気づいた。
女の上半身にでかい蜘蛛の体。15メートルはあるだろう。
そんな奴が上に乗れるほどの人が死んでいたのだから、被害がどれくらいかわかるだろう。
そのアラクネを見上げて俺は絶望を知った。
俺はあらん限りの声で叫んだ。
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