異世界を最強スキル『スマホ』と『ゲーム』で無双する

5章

くそっなんだこいつら⁈

結果ゴールドホーンラビットがお昼までに見つかることはなかった。

いや…すいません見栄はりました。

本当は見つかってるし、オートマッピングでの敵詮索では結構見つかるのだ。

しかし目視できるとすぐに身の前から搔き消える。

なんなんだこいつら。

これが希少といわれる理由か…

俺は悔しくて刀を一振りした。

魔力を通して木に傷をつけようとしたのだ。

その時ありえないようなことが起きた。

斬撃が遠距離まで飛んで行ったのだ。

木が何本も倒れて轟音がした。

倒れた木のうちの一つにいつのまにかレオンが立っており俺にこのことを説明してくれた。


「これは刀のスキルが覚醒したか…。」

「刀のスキル⁈」

「そうだ。人にスキルがあるように武器にもスキルというのがある。せいぜい一つで多くても三つと言われているがこれがこの刀のスキルの一つか…
すごいと思うしお前にあっている。お前は最初から反則級に強いから目の前の敵に集中する癖がついて
きてしまっていた。
だけどこのスキルは範囲攻撃になるからその癖を補うことができるだろう。
よし、目的達成だ。帰るぞ。」

「…！なんで…まだゴールドホーンラビットを倒せてないけどいいの？」

「はっはっはっ、本気で倒せると思ってるのか？
あいつらは真正面から一人で突っ込んでもダメだ。
集団で逃げ場をなくすことで倒す。
じゃないととてもあいつを倒すことなどできない。
今日の目的は刀のスキルの覚醒をメインとしたんだ。」


「レオンの宝剣にはどんなスキルがあるの？」

「全部は言えないが一つは一定時間の攻撃力5倍
移動速度3倍だ。ムームー救出の時に使った技の一つだぞ。」


「そうなんだ。教えてくれてありがとう。
じゃあ今日は帰ろう。」


今日はこのことを鍛冶屋さんに言いに行こう